また暴走しました。
「さてさて~、たっくんもだいぶ落ち着いたわけなので世界情勢…もとい、裏世界情勢について教えようかと思いま~す」
あの日から二日もたたない内にお母さんがそう切り出した。
お父さんは会社だ。
あの変態ども、俺の居ないうちにふざけたモン作ってねえだろうな……って良いながら出勤して行ったよ。
「先ず始めに、この地球には異能者が結構居るのです!!私たちみたいなのがね!!」
……え?
今の台詞には思考が停止してしまった。
「本当に?」
「本当に♪それにね、この世界のベースはリリカルなのはだって可能性は高いけど、世界各国で色々な事が起こっているんだ!!クラスカードが現れたって話もあればまつろわぬ神が出てきたって話も有る始末さ!!」
お母さんは世界地図を投影画面に出して、至る所に赤い点を表示させる。
「これが今、天性異能者連盟に参加している人達の住んでいるところだね。見ての通り世界中に散らばっているよ、だから何かがあっても対処できるんだよ!!」
その赤い点はなんと北極や南極にも存在した。
そしてやはりと言うべきか、日本は真赤。
「日本に居る人達はサブカルチャーに走っていたりロマンを追い求めている人が多いね。お父さんはそんな奴等の企業でブレーキ役やってるんだ」
……苦労してるんですね、お父さん……
「まあ、簡単に死なないような能力持ちが多いからいくらドツキ回しても良いって言っていたから結構楽しくやってるんじゃない?クーちゃん体動かすの好きだから」
え?肉体労働なの?
「なかには『ぺろっ…これは青酸カリ(蓋開けて直ぐ)!!』とかできる人も居るからね。」
「大丈夫なの?その会社」
「大丈夫大丈夫、むしろ無くてはならないね、その気になればノーベル賞とか総なめに出来る人の集まりだから。流石にオーバーテクノロジーとかは外に出さないようにしてるみたいだけどね」
この家も十分にオーバーテクノロジーの固まりだけどね!!
「さっき言った毒を嘗めても大丈夫な人の能力は、『薬の性能を舐めて確かめる』だったかな?最近出てきた高性能な薬は結構この人がかかわってるんだよ!!」
うん、凄いね……お父さんが変態企業って言っているのも頷ける。
「と、ところで、原作介入しようとする人は居ないの?」
お母さんは一瞬動きを止めた。
「居るには居る。いや、居たと言ったら正しいかな。原作介入だ!!って言ってミッドチルダに向かった人もたくさん居るんだけど……帰ってきて居ないね。動画にも映ってなかったし……どうなったかは解らないかな」
成功しているかも知れないし、していないかも知れない。ってことか
「まあ、直接的な戦闘能力者は全体のうち数%しか居ないからね。逝った人達が今回のについてきていなくても何処もおかしくないんだけど」
…え?直接的な戦闘能力者ってそんなに少ないの?
「え、じゃあお父さんは……」
「その数少ないうちの一人だね、このあたりで何かがあったら掛け付ける必要が有るんだけど……まあその何かが大抵お父さんの企業の中での話しだから……」
………え~~
「と、ところで、最近あった大きいことってなに?」
「う~ん…ちょっと待って、HPにつなげて確かめてみる」
HP在るの!?
「あったあった、え~っと……
・まつろわぬアテナちゃんゲット!!
・クラスカード【バーサーカー】回収できた!!
・真宵ちゃん見つけたよ
・DIO様居たから日光消毒
が、この一ヶ月であった事だね!!」
か、カオスで御座る!!な、なにこれ、世界的な危機が何だかアッサリ終わってない?
「言霊使いに労働者、行商人、結界師がやったみたいだね。
言霊使いは言霊で縛って何とかしたのかな?
労働者は『職で使う物を十全に扱うことが出来る』って能力だけど……どうやって十二回も殺したんだろう……
行商人は……あれ?どんな能力だっけ?あまり使わずに自力で何とかしちゃってるから能力の影薄いんだよなー
結界師は別名、結界職人。DIOの居た屋敷に光透過の結界でも張ったのかな?内部に入る光が全てを透過しつつ影響を及ぼす結界、冬場は家全体に日光が行き渡って暖房要らずだ!!って言っていたね」
もう、管理とかできなくね?超人ばっかりじゃん。
「そうだたっくん、とある街に蝶人が現れたんだって!!」
「超人ならその赤の数だけ居るじゃないか!!」
「違うよたっくん、超えた人じゃなくて蝶の人で蝶人だよ!!」
「………パピヨン!?」