召喚師の改造記   作:獅狼

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リリカルなのはというよりACがメインっぽく成ってしまっています。
そろそろA'sに入るので、リリカル成分が……増え…る……と………おもいます。

アンサラーって綺麗だよね、翠色に輝いてさ。周辺まで翠色になるんだぜ?


しゃかいかけんがく

今日は、昼からお父さんの会社にお出かけです。

お父さんがなにやら何時もと違う様子で

「タク坊、お前の力が借りたい13時ごろに迎えを寄越すから来てくれ」

とテレビ電話で言われました。

そして、準備をして待っていると、来たのは見たことも無いようなスポーツカーでした。

「本多匠さんですね、乗ってください。時間が無いので急ぎますからちゃんとシートベルトを締めてくださいね」

丁寧な言葉で喋る良い声の、外見怖いお兄さんが助手席の扉を開けてそう言ってきた。

言われたとおり、助手席に座りベルトを締めると…

「じゃあ、出発します。私の能力は『安全輸送』なので、御安心ください」

そういいながらも、出発準備が整った瞬間目が輝いた。

いや、サングラス掛けてて分からないんだけど、それでも確かに光った。

 

そして、後に向かって急激なGがかかった。

アクセルがおかしな勢いで踏み抜かれたのだ。

「到着まで速度規制を守れば約一時間半と言う所ですが私はそれを半分にしてみせますよ!!

なぁに、運ぶ物に影響は出ないので安心してください、人であれ物であれ私の能力の範囲内です!!」

とさっきまでが嘘のようなハイテンションで運転を始めたドライバーのお兄さん。

 

 

カーブ付近で急減速後、加速、一般道で120km/hとか普通に出していました。

危ないと思うような操縦は無かったけど、速度がおかしかった。

メーターもおかしかった。なんで300まで有るの?

MT車だったけど、ギアの切り替えがおかしかった。

1357の順に無理やり繋いで加速を繰り返しているようにしか見えなかった。

「すみませんね、この車しか直ぐに出せなかったものでこいつだと加速に時間がかかっちまうんです」

なんて言っていたけど、十分すぎる加速だった。

むしろこれ以上だと吐くかもしれない。

 

そして着いたお父さんの勤める会社…通称AC、俗称…変態複合企業

かなり広い敷地面積。

正面に見えるのは巨大なビル。

「それでは、このまま車で目的地に案内します。40km/hしか出せませんが……御勘弁を」

いいえ、十分な速度です。

 

そして走ること5分、何だか他のビルと離れた所に有る場所まで来た。

「正面をご覧ください」

お兄さんにそういわれて正面を確認。

ビルの入り口にお父さんが居た。

何時ものアロハ……ではなくやけに重装備。

核施設に入るかのような装備だ……しかも機能不全の……

そこから上に目をやると……

 

大きな目玉……いや、機械の球体が目に入った。

 

「え?」

「ああ、やっぱりそういう反応ですか。そうですよね、あの変態たちあんなものを本社に埋め込んで喜んでいるんですよ」

まったく…とお兄さんが言う。

そして、車がビルの前に着き……

「社長補佐、無事に届けたので私はこれで…」

そう言ってお兄さんは僕を降ろして、此処と同じく、他のビル群とは離れた、異常に長い滑走路が近くに有るビルへと走っていった。

「よく来てくれたタク坊」

「お父さん、此処は?」

「お、そうだな、じゃあ簡単に此処らへんの説明をしよう。

先ず、このビルだが……アクアビットのビルだ。変態の巣窟だな。

で、お前を送ってきたドライバーの向かった先はアスピナ……変態の巣窟だ」

説明になっているようでなっていないよ、おとうさん。

 

「これ以上、簡潔で、的確な、説明は、ねえ」

 

これ以上聞くなと言うオーラを感じられました。

なので本題に持っていきます。

「それでお父さん、僕の能力を借りたいとは?」

「ああ、それはな……一度中で俺と同じようにこれに着替えろ……万が一を考えてだがな」

そう言って防護服を差し出してくるお父さん。

「じゃあ、着いて来い更衣室に案内する」

そう言ってビルの中に入っていった。

更衣室は、入って15歩くらいの位置にあった。

そして着替えながらお父さんはこのビルについて教えてくれた。

基本的に、地上は事務や居住区、設計図を書いたりするくらいで基本的にメインの研究は地下施設でやっているらしい。

高層ビルなのに地上を使ってないって何事!?

まあ、真ん中40層ぐらい使って球体が埋まってるから、使い辛いのは分かるけど……

お父さん、あの球体は何ですか?

「……あ~それも今回お前を呼んだ理由の一つだな。あのエネルギー炉(ジェネレーター)から発生するとある粒子の有害性を何とかできないか?」

「…あれ、エネルギー炉(ジェネレーター)なの?」

「残念ながらな、原発より性能が良いかもしれない。もしもは無いと言っているが変態の言う事だ、信用は出来ん」

だから、出来る限り無害化して欲しいとのこと。

製作者を聞いたらコジマ博士の研究の成果だそうです。

表に出すことは禁止にして、このアクアビット本社のみでの使用に限ると言う条件で作る許可を出したそうです。

でもまさかこうなるとは思わなかったようで……

「そういえばお父さん、外から見てたときあれ、グリングリン動いていたけど……気のせいだよね?」

「残念だが、気のせいじゃない」

気のせいだと言って欲しかった……!!

 

それで、まず向かうのは61階下のジェネレーターの動きを制御する部屋らしい。

「タク坊、入って来いと言うまで此処で静かに待っていろ」

そう言ってお父さんはソルディオス制御室と書いて有る部屋へ入っていった。

 

――変態ども、手を離しても問題ない状況に直ちにして、手を頭頂部に重ねろ!!

――ゲェ!!…社長補佐!?何故此処に……

――良いから黙って動け!!行動の遅いやつは病院送りだ!!それもアスピナのな!!

――わ、分かりました、だからその槍を下げてください……

――槍?ちげえよ、これは釣竿だ。

――かえしがついてる分、もっとえげつないです!!その状態だと銛にしか見えませんよ!!

――良いから黙って動け、それとも釣り上げられたいのか?

――は、はいぃぃぃ、直ちに!!

 

なんだろう、お父さんが社長補佐だって事もビックリだけど、それ以上にやっていることがビックリダヨ……

 

「タク坊、もう良いぞ」

その声を聞いて部屋に入る。

そこはまさにオペレーションルームというべきか、そんな感じの部屋だった。

その壁際に此処で働いていたであろう人達。

お父さんの服に(返り)血が付いている気がしたが気のせいだ。

研究員?たちと壁の間にぴくぴくと微かに動くだけの倒れた人が居るなんて、もっと気のせいだ。

 

「俺の息子だからな変な事はするなよ?」

『YES,BOSS!!』

「それじゃあとっととアレの動きを止めろ」

『はい!!……って、ええ!?』

「いくら手前等が大丈夫だって言っても信用なんざできねえんだよ。だから出来る限りの手を打たせてもらう、言っとくが拒否権なんぞ存在しねえからな?ほらさっさと動け!!」

『は、はい』

僕はまったく口を開いていません。

勝手に話が進んでいます。

「じゃあタク坊、下の階にに下りるぞ」

「え、ちょっと待ってくださいどういうことですか?」

「おまえ言っていたろ、召喚物以外のイレギュラーの改造は触る必要が有るって」

確かに言いましたね……

「出来るかどうかはわからないが、あの球体…ソルディオスを触ってそれが生成する粒子を間接的に改造できないかと思ってな」

そういうことでしたか。

「分かりました。ところであの人達は……アレで良いんですか?」

「いつも通りだ、何の問題も無い」

え~

 

 

 

 

やってきました60階!!

フロアの真ん中から球体の頭頂部が覗いているよ!!

柱とそれ以外何も無いフロアです。

「さあ、やってみてくれ」

「分かりました頑張ってみます」

そう言ってその球体に乗り、しゃがんで手をつける。

 

・ソルディオス…アクアビット本社

高性能コジマ式反応炉

最大出力:1KGM|W(ワット)

副次効果:特殊な粒子の生成

判定…イレギュラー

 

ですよね~

もうちょっと深く潜る。

回路が見えるけど……流石、変態製というべきか…お母さんに鍛えてもらったのに理解できない部分が多々有る。

更に奥深く。

粒子の生成場所を見つける。生成粒子の危険な部分を一ポイント下げると……一気に魔力を持っていかれた。

今の僕の最大が2,600だとすると一ポイント変えるだけで500持ってかれた。

つまり5ポイントさげるのが限界だ……

その程度……アンサラーから針一個取っ払った程度にすら及ばない。

……アンサラーってなんだっけ……

ま、まあつまりは危険じゃなくするには結構な時間を掛けないと無理そうだ。

そうお父さんに言うと、

「じゃあ、毎週社会科見学だな」

そう言われた。

「今から危険度の低い所を見学して回っておけ、これも経験になるだろう。

帰る前にもう1回頼むぞ」

足をお父さんに用意してもらわないと帰れないので、僕に拒否権は無かった。

今日は合計9ポイント下げて終わった。

 

帰りはお父さんと一緒だったけど、色々あって疲れたせいか、僕は車に乗って発進する前に寝てしまっていた。

目が覚めたら自室のベットに寝ていて、リビングに降りていくと……

 

お父さんがお母さんに怒られていた。

「たっくんはまだ九歳なんだよ!?色々と未発達であんまり無理させちゃだめなんだから!!」

本当はもっと理詰めで否定できるところが無いような正論だけの説教だ。

頭のウサ耳が動いていて謎の電波?が出ているように見えて仕方がない。

 

少しすると、説教が終わったのか、お母さんが一息ついた。

なので僕は今、起きて来ましたという感じで入室。

至って平和な夜ご飯を食べて、何時もどおりに寝ました。

お母さんはオンオフの切り替えが凄い人です。

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