だっていつのまにかこうなっちゃったんだもん……
アリサちゃんはチュートリアルをちゃんとやってプレイを始めた。
通常の直射と、ロックオンにタイミングを合わせると撃てる誘導弾、チャージして撃つ砲撃。
ゲージ消費の各種範囲攻撃を駆使して雑魚を倒しつつミッションをこなして最後にボスを倒すというゲームだ。
ついでに連打コントローラー(無いけど)推奨。
誘導弾は、ロックオンから5/60秒以内にボタンを押せば通常よりたくさんの弾が出る。
1.5秒でロックオンが消えるし、無いときにボタンを押してもこれといったペナルティーがないから使った方が楽にできる。
あえて言うならチャージが1Fほど遅くなるくらい。
「やっぱり楽しいわね。アイテムとっていかないと直ぐガス欠になるから注意しなさいよ」
「うまいね、アリサちゃん」
「……」
アリサちゃんがおそらく次にやる人へ注意をして、すずかちゃんが止まらないアリサちゃんに驚いていて……
なのはちゃんが信じられないものを見たような顔をして黙っている。
なぜなら、最初の雑魚は黒い何かで、第二ステージは犬の化け物、第三ステージは……妙に硬い小動物。
正直に言ってしまうと、なのはちゃんには見覚えのある敵ばかりだからだ。
そして何度も戦う金髪で黒いスク水っぽい服を着た魔砲少女はうん、間違いなく知って居るはずだ。
しばらくアリサちゃんが黒い毛玉みたいなものを倒し続けると、完全にその上位体だと思われる大きな
「こいつが一面のボス、見るからにザコの親玉みたいなやつね!!」
残念ながら、お母さんがただ雑魚を強化しただけの個体をボスにするはずがない。
「何よこいつ!!分裂したりくっ付いたりして!!あーもう!!砲撃を分裂して避けるんじゃないわよ!!」
アリサちゃんが叫んでいる様に通常時に砲撃を使っても分裂して避けられ、相手との距離によっては手痛い反撃を受けることになる。
しかしアリサちゃんはしっかりと距離を取りながら戦っているため、そのカウンターは見れそうにもない。
それでも、ボスの触手攻撃は遠距離直接攻撃であり、後に残るのでそこに自分からぶつかってダメージを食らうこともあって少しめんどくさいのだ。
そこに、攻撃の射程がボスより短いとはいえ結構な量湧く雑魚も邪魔で仕方がない。
うっかり囲まれると触手で囲まれて一気に体力が持って行かれるので場所には注意が必要だ。
みんながゲームをやっているが少しネタバレをすると、今使っているのが裏ボスである白い悪魔なのだ。
白い悪魔を使ってシナリオを進め、最後には
そっちの方では、白い悪魔の進化に脅える事になる。最初はそれほどでもないのにラストではマジキチと言えるレベルまでになる。
人によってはトラウマを得るレベルだ……いや、普通のテレビでやるんだったら大丈夫か?
特に最後に使われるバインドからの連続砲撃は心が折れる。
もし捕まればeasyでも最大体力の99%が削られる破壊光線だ。
あまりに固いため、ゲージをためて最大の儀式魔法で屠るしかないのだが…それで生き残らせてしまうとカウンターでそれを使われる。
easyなら25%削ったくらいでたまるだろうゲージを使わずに、半分ちょっとは削ってからでないと間違えなくやられる。つまりeasyの悪魔の防御力だと最大ゲージ技で50%まで削れる。
難易度が上がると防御力がどんどん上がって、一番難しいので10%、通常攻撃では1ドット分しか削れなくなる。
対してこっちは高速機動の紙装甲……最難易度だと直射弾の一撃で撃墜される。
誘導弾一発なら1%くらいは残ってくれるんじゃない?でもまあ、誘導弾は複数で来るから……うん、一発でも当たればそれで終わりだね。
まあ、そんな凶悪な悪魔を使うルートでも十二分に難易度は高い。
なんというか……死神が早くて鋭いのだ。
プレイヤーだと使いにくい障壁破壊の魔法を僅かな隙で使ってくるから怖い。
しかも壊してすぐに猛攻に転換するから一度壊されるとガリガリ削られる。
先読みをしないとあっさり削り倒される事になるだろう。
しかもかなり盛大な戦闘を行った後にもラストダンジョンに乗り込んで、無駄に硬くてデカい機械兵を倒しつつ最奥部にたどり着くと言うのがあるのだ。
お、アリサちゃんが止めを刺した。
「ようやく倒せたわ。砲撃が効かないから誘導弾と直射弾だけで削ってスタンさせてからの砲撃で何とかなったわ」
そうなのだ。1週目だと決まったステージまではゲージが存在しないのだ。
しかも成長制な部分もあるので一周何とかクリアしてからが本番なのだ。
「クリアランク……E!?低すぎなの」
「え、あれならCくらいは無いとおかしいんじゃ……」
「……甘いわね、このゲームをやるのなら一面くらい無双しないとだめなのよ。1週目はクリアだけを目標として2週目以降が本番!!Aランク以上でCGの開放とかあるんだから!!」
たいてい主人公のだったり、ライバルのが多いわね。とアリサちゃんは言う。
すると、なのはちゃんはものすごくビクついた。
まあ、今の状況だと主人公の姿は出ていないからね。
一人称視点でのゲームだから……まあ、ゲージ技使ったときにカットイン入るからそれでわかるんだけど……
パッケージにも書いてあるしね。
アニメっぽくしてるけどよく見れば特徴をしっかりと掴んでいて……
ばれないかとひやひやしているのが手に取るようによくわかる。
だが、安心すると良い、彼女達はまさか君が魔法少女をやっているなんて思わないだろう。
それにこのゲームは三年前に作られたのだ。偶然で済ませれるだろう。
続いてすずかちゃんが二面を始めた。
凶悪化した小動物が湧いてくるステージだ。
雑魚は小さく直射弾が当たりにくい。誘導弾で攻めるのがいいのだが……
「えい、それ……わ…危ない危ない……」
打撃で一掃していらっしゃいますこの娘……
すずかちゃん、見た目がちょっと凶暴で可愛くないからって撲殺は無いよ……
それにしてもコンボのできない振り下ろしと薙ぎ払いだけでよくもまあ、これだけ叩けるものだ……
そして周辺の敵を一掃すると、新たに湧いてくる雑魚をガンガン直射砲と誘導弾で潰しながら順調に進んでいった。
なんでか無駄に近接がうまい。
そして出てきたのは主人公の二倍の背丈を持つ犬の化け物との戦闘だ。
一番楽な倒し方は遠距離で攻撃して、
突撃始めると少しホーミングしながら物凄い勢いで来るので、スタミナの低い主人公のダッシュでうまいこと避けないと思いっきり吹っ飛ばされる。
ただし、スタミナ低いのでに2・3秒しか走れないんだよねしかも速いのは真ん中だけ……結構、シビアなんだよね。
うまく後ろに樹を置いてそこにぶつけさせれば少しスタンさせられる。
そうすれば結構なダメージを与えられるのだ!!
ところがどっこい、すずかちゃん、初心者のくせにぎりぎりまで引き付けて
easyなので五発でスタンさせられます。
超人的な反射神経でうまい具合に避けて、余波もプロテクションで無効化という……
もしや!!
すずかちゃんがボスに止めを刺したところで僕は言う。
「貴様!!やり込んでいるな!?」
するとすずかちゃんはふふふ、と上品に笑い
「そうだよ、実はお姉ちゃんが買ってきて、頑張ってやったんだ。それでもノーマルが限界だったけどね」
そういった。
それから、二人はすずかちゃんから助言を受けつつ、たまに僕が付け加えつつ無事に一周終わらせた。
最後に行くほどなのはちゃんの表情が何とも言えない様に変わっていくのは不覚にも面白いと思ってしまった。
なんだかんだでゲームやその他の遊びでお父さんが帰ってくるまで遊んでいた。
あとお父さん、「ヒュゥ……まさかタク坊、初めての友達に将来は美人になるだろう娘を連れてくるとは……やんじゃねえか」とか言わないでください。
その不良っぽい態度を改めてください。
正直、恥ずかしいです。
そして、何でか夕食を家で食べていくことに。
今日は召喚や改造の練習は出来ないな。
ついでに言うと、今日が日曜でなく土曜であったのなら……お母さんが泊まりを提案した可能性があるお母さんが両親がどこかこの三人を友達ではなく、嫁候補と見ているような気がしてならない。
僕がどんなに否定しても流されることはもうわかっている。
勘違いしてるんだったら、もうこのままでいいや……
あ、あと皆が居るときに二人だけの糖度の高すぎる空間を作るのをやめてください。