召喚師の改造記   作:獅狼

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またもや軸が定まっていないような出来上がりです。
どうも、ぶれてしまいます。
こうすると良いみたいなご意見お待ちしております。



実は幼い匠君

おはようございます、昨日は醜態を晒してしまった本多匠です。

 

やっぱり駄目ですね、定期的に戦闘訓練でガス抜きしないと……

 

なんでしたっけ、魔法先生がいるところの千雨ちゃんでしたっけ?異常に頭を悩ませていた子は……

なんだか気持ちがわかります。

世間の数世代先を行く変態軍団に、行くたびに無駄に航空ショーを行ったり、AMIDAの引くAMIDA車で迎えに来たり……SAN値的なものが削られている気がして仕方ないんだよなぁ~

AMIDAは腰以上の高さがあるとだめだ、小さければまだ愛嬌がある……あーなんかこの発言自体が駄目な気がする。

 

それにしても……管理局ですか…うーん、結構重要な組織だった気がするんですが……思い出せません。

 

それにしても昨日の戦闘はうまくいきましたね。

相手がよかったのでしょうか…ビアンコにとって相性のいい正面から来る子でしたし。

二人目はあれですね。油断しすぎです。

たぶん魔砲だったのならあの距離で対処できたのでしょうが……私の召喚可能域に入っていたのが彼の敗因ですね。

実力はあったようですが、相手が同種しか居なかったのが駄目ですね。

魔砲少女りり狩るなのはを見ていた時も思ったのですが……弾を撃ったり、砲撃したり設置型の拘束術だったり……死角からの攻撃にも対処できるんでしょうけど…たいてい遠距離、近距離で囲まれたらどうしようもない気がするんですよね。何かを撃とうとしても潰せばいいし、一人でも拘束できないと隙を突かれて終わりでしょうし……まあ、魔法について詳しいわけではないので何とも言えませんが……物量で押せば何とかなるかな?

 

とりあえずこっちが要求することは不干渉ですかね。

 

……ん?あの少年と緑髪の女性…どこかで見たような…

う~ん……ん?

あ~わからん。見た覚えはあるけどちらっとしか見てないようだ。

あれぇ~どこだったけ……

 

まあ、何かきっかけが有れば思い出せるだろう。

でもさすがに子供一人で大人相手に交渉は難しいな……お父さん…は、変態共の相手に忙しいからダメ。

なんでもみんなしてAF-Projectなんてものを始めたって愚痴っていたな……

だから、お母さんにお願いです。

「お母さ~ん!!昨日厄介ごとに巻き込まれて…今日、その交渉に行くから一緒に来てほしいんだけど……」

すると…

「その言葉を待っていたんだよ!!」

突然ソファーのクッションが跳ね上がり、そこからお母さんが出てくる。

「お母さんは何でも知っているのさ。昨日のたっくんはわいるどだったね」

確かにワイルドではないね。

むしろヤサグレてたって方がしっくりくると思うんだよね。

「あ、そうだ、魔力隠しは昨日のうちに返して貰ってきたから、はい。もう忘れないようにね♪」

……あれ?

おかしいな、デザインが変わった?それになんだか一回り大きくなったような……

「それにしてもプッツンして魔力容量が上がるなんてびっくりだよね。召喚条件に合う未知の生物も召喚できるようになったみたいだし……あの影馬、なんて言うの?」

……影馬?

「お母さん、影馬って?」

「ほら、たっくん最後に召喚したじゃん、すごいよね、どうやら影の中を駆ける馬みたいだねしかも生まれつき持った能力で魔力とかの力をほとんど使っていないみたい、センサーでほとんど感知できなかったんだよ」

「あれって影のなかを移動していたんですか?」

数秒だったから解らなかった。

「その様子だと和からなかったみたいだね。でも呼び出すときは辺りの影を確認してからにすると良いよ」

了解です。

「そろそろ時間なので出発したいのですが……」

「だいじょーぶ、もうお母さんが色々と用意しておいたからね」

なにも持っていないように見えるけど……また不思議技術か……

不思議にならけっこう耐性が有るんだけどなぁ……変態技術には何でか……

駄目だな、もっと柔軟に成らないと。

まだ常識にとらわれ過ぎている。

魔砲には驚かなかったのにAMIDAに驚いてちゃ駄目……かなぁ……

AMIDA以外には驚かないように頑張ろう。そうしよう。

 

そんなこんなで翠屋です。

一角に緑色の髪が見えます。

「あ、桃子ちゃん。ちょっと一角借りるね」

「は~い、良いですよ」

……ずいぶんとフレンドリーに店の一角が借りれました。

「あ、たっくんにそっちの人、私の科学の力でここでの会話が外に漏れないようにしたから、絶叫しても大丈夫だよ」

……いきなり何言ってんですか……

「えーっと……昨日は申し訳ありませんでした。自分でも驚くくらいにプッツンしてしまって……何て言うか……ぶち殺すぞ!!ヒューマンってな怒り具合で……」

何て言えば良いのか解らない……

「たっくん、ここはまず自己紹介だよ。私は本多束、この子の母親やっています☆ちなみに職業は研究者かな?」

「え、あ……本多匠です。九歳、普段は小学生やってます、召喚師です……」

「ふふふ、年相応?な所も有るようですね。私はリンディ・ハラオウン。時空管理局で提督なんてやっています」

あ、あれ?なんか急に緩い空気に……

「あの男の子は何て言うのかな?私的にはお礼を言いたいんだけど」

お礼参り……では無さそうですね。

「お礼……とは?彼はクロノ、クロノ・ハラオウン私の息子です」

え?髪の色が違いすぎますけど……

「あはは、実はね、たっくんそろそろ爆発しそうで……私の計算だと明後日辺りにプッツンして海鳴を含めた数都市が壊滅的な被害を受けるところだったんだ」

え……

「ちょっと、それどう言うこと!?流石にそんなことしないよ!!」

そう反論するとお母さんはチッチッチと指を振り、

「リンディさんには訳が解らないけどわかる範囲で理解してくれればいいから。

じゃ、説明してあげるね。まず明後日と言うのはたっくんがクーちゃんの仕事場に恒例の作業をしに行く日だね。そこで変態どもがヒャッハー!!してたっくんがプッツンしてコジマが暴走するッ……うわぁぁぁってなって周辺一帯はコジマの光に包まれたって成る……筈だったんだけどもう1パターンが考えれるように成ったよ。

プッツンたっくんが暴走召喚→巨大生物暴走→ネコソギラジカルってのがね!!周辺一帯を更地にするなんてやるじゃないか流石たっくん!!あ、でもたっくん力の使いすぎで気絶してるや。どうやって止めるんだろう……」

 

……うん、そんなこと無いはず……無いはず!!

 

「えっと……この子にはそんな力が?」

「召喚術だからね、場合によっては術を使うよりかなり効率が良いね。あ、でも普段は安定してるから問題ないよ、精神的に興奮状態だったり不安定だったりするともしもが有るけどさ」

だからアリガトなんだよ、この子を早めに怒らせてくれて、もし無かったら町が幾つか無くなっていたかもだから。

そう、お母さんは続ける。

「……よくわかりませんね」

「まあ、そうだろうね。つまりはタイミングが良かったんだよ。たっくんがお守りを忘れた事も、たっくんがあの赤い子を殺しちゃう前に息子さんが来てくれた事も。たっくんてば対人戦の経験がほとんど無いから、駄目だよたっくん、AMIDAにだったらあの程度致命傷にはほど遠いけど人なら死んじゃうよ」

……え………

「……人にたいしてグラディウス十体、アルト一体……」

顔が青ざめていくのが解る。

「質問だよ。リンディさん、君達の防御はあの障壁だけなのかい?」

「いいえ、バリアジャケットを身に纏って……」

「つまりはおそらく、

あの赤い子もそれを身に纏っていたわけだ。たっくん、ビアンコの槍があの子の服を容易く破ったのは見たかい?クロノ君の障壁だってあっさりだったんだ。忘れているかもしれないけど悪魔も魔力を持っている、それも人に嫌悪感を持たせるようなね、しかもたっくんの改造で攻撃力が上がっているんだ。あと少しでZ指定な状況に成るところだったんだよ」

総合年齢は成人を越えていても肉体的精神的な年齢は実のところ九歳な匠君。

味方かと思っていたお母さんからの口撃は効果抜群だ。

うぅ……と、うめき声が聞こえたと思ったら……

「ごめ゛んなさ゛いぃ……」

「あわわ、やり過ぎちゃったよ~…う~泣かせるつもりは無かったんだけど……」

 

 

リンディさんを放置しての説教の結果、泣き出した子供にあわあわしているその母親。

しかし、セリフだけ聞くと両方子供に思えるから不思議だ

 

そしてどうすれば良いか困っているリンディ。

 

 

紅茶やコーヒー、甘味を頼んで落ち着くこと20分ほど。

 

 

 

「すいません、お見苦しいところを……」

「い、いえ、いいんですよ。年相応だということが分かっただけでも収穫です」

「あ~ちょっとたっくんはこの年でいろいろとやる事に成っちゃったからね……少し感覚がマヒしていたのかな?」

少し自重させないとね……とお母さんはつぶやく。

確かに、AMIDAを大量虐殺しているが罪悪感は感じない。

むしろぶち殺すぜヒャッハーってなってた気がする。

 

そしてようやく交渉。

「さてさて、じゃあそろそろ昨日の件についての話に入るよ」

お母さんはまず、そう言って何かを起動させる。

すると机の上に映像が映し出され……

「まずは状況を始めから見直そうか、たっくんがお友達の家から帰る最中だね、唐突に結界に捕えられてそのまま赤い女の子と戦闘」

お母さんは昨日の状況を撮った映像を五倍速で進める。

「で、たっくんがついヒャッハーしそうになったところで御宅のクロノ君がやってきて、赤い子がタイミングを計り離脱。

で、たっくんの暴走だね。いやーこれは怖かっただろうに、これ、火花散ってるけど本来の剣として間違った動きで接触したからだね、もし切りつけていたらスパスパ切れていたよ。

で、あなた…リンディさんが登場して終了」

そう言って、動画が終わる。

「さて、交渉に入ろうか」

そこまで行ったところでお母さんが事務的に急変した。

「私たち、天性異能者連盟があなた達時空管理局に対して要求することはただ一つ、不干渉です。まあ、侵略とか誘拐とか…身内として許せない行為をしないでくれってだけですね。

全員がそちらで言うレアスキル持ちと言う事に成りますが……だからと言って無理な引き込みなど、当人の意思を無視した行動に出た瞬間、我々は迎撃に動きます」

そこまで一息で言い放ち、目を閉じる。

そして……

「でもまあ、個人的には…なのはちゃんもあなたの事を信用しているみたいだからママ友とかになりたいなーとか思っていたりするんだよ」

急にフレンドリーになった。

張りつめた表情だったリンディさんも驚いた顔をしていた。

「うにゅー、シリアスはもう疲れたんだよ。シリアルだったらおいしいんだけどね」

お母さんはそう言って机に……乗った豊満な胸を枕の様にして突っ伏した。

「あー連盟の考えはそうだから、ついでに言えば厳しい事なんて無くってね、家族に手を出したら戦争じゃーとまでも行かないよ。大事に至る前に解決して犯人にはみっちりと教育をするくらいだから。

まあ、もし組織だって動いたんだって言うんなら殲滅も有り得るね、能力がある分、めんどくさがりも多いから……五人以上で動いたんならもしかしたら殲滅に成っちゃうかも……」

のんびりした口調でそう告げるお母さん。

「……ゴホン、我々は、とある事件を追ってここに来ました……と言うよりも、こちらに…とある事件の後処理を終えて訪れた時に、さっきお話にさらっと出てきたなのはちゃんが、先ほどの赤い少女に襲撃を受けまして。警戒態勢でいるときに昨日の事件が起こりました。まさか二日続けてとは思わなく、対応が遅れてしまい、申し訳ございませんでした」

そう言って頭を下げるリンディさん。

「うん、別にかまわないよ、むしろいい反応だったよ。たっくんが結界に捕らわれてから十五分以内にこれたんだ、称賛に値するよ」

そう言ってお母さんは何気ない素振りで何かを呼び出す。

「なにか……記憶媒体は無いかい?」

「……えっと…これでよろしいですか?」

そう言ってリンディさんは一枚のプレートを取り出す。

「うーん、ストレージデバイスかな?うん、大丈夫」

そう言ってお母さんは宙に止めていた指をそれに向かい振る。

「昨日のクロノってこの魔力から算出した効率のいい防御術式だよ、同じ息子を持つものとしての贈り物さ」

お母さんは机にだらっとしながらも慈愛の笑みを向ける。

対するリンディさんも、でばいすを見て驚いている。まあ、確かにあれだけの動作で何かが送られて来たらびっくりするだろう。

「ありがたく頂戴させていただきます。それで……できればご子息を警護したいのですが……」

「それも、なのはちゃんがたっくんのお友達だから、一緒に居させるだけでいいと思うよ」

……あれ?僕全然しゃべって無いような……

「あとさ、何かよっぽどな事が有ったり、個人的にお願いが有ったらここに連絡して来るといいよ、たっくんがクロノ君に迷惑をかけたお詫びにある程度なら相談に乗ってあげる」

日本の技術力舐めちゃいけないよ。とお母さんは言ってケーキと紅茶をおかわりする。

呆気にとられるリンディさんを無視して。

「えーっと……基本的に気分で動く人なんで…もう今日はシリアスな雰囲気は期待しない方がいいです。

それと昨日はごめんなさい。自分であの対応は無かったと思います、これどうぞ、お守りです。一回きりですけど持っていれば戦闘不能から全快できます」

リレイズに、連鎖発動するオートエリクサーの付いたエリクサー入りのお守りを渡す。

見た目はただの健康祈願のお守りです。

「ありがとう」

そう言ってリンディさんがお守りを受け取る。

なんだか子供の贈り物をもらった反応で悔しい。

「へーすごいね、倒れたらなんていったけど千切れ飛んで無ければ死んでも復活できるよね、それ」

お母さんがそうケーキを頬張りながら言う……え?これそんなにすごいの?

リンディさんもお守りを取り落しそうになっていた。

「ああ、そういえばたっくんにも私の能力を言ってなかったね、特殊能力としては《見るだけで解析》でね、まあ…限度はあるけど。

そして、知ってのとおり研究者としてもすごいんだよ~なんて言ったって天才なんだから。

おっと、たっくん。天災じゃないから安心していいよ。ここは前が有るのに感謝だね」

リンディさんの手前、はっきり言わなかったが、前と言うのは前世で間違いないだろう。

「貰っておきなよ、たっくんが昨日の夜、夜中に起きて頑張って作ったんだ、むしろ貰ってくれないと怒るよ?」

ななな、なんで知ってらっしゃる!?

「言ったよね、私は家族のことなら基本的になんでも知ってるんだよ、それに昨日は一緒に寝たじゃない抜け出せば気付くよ」

心まで読まれますた。

 

それにしても……終始お母さんのペースに飲まれ続けていつの間にか朗らかな雰囲気に落ち着いてしまっていた。

なんだか、昨日は敵対していたはずのリンディさんにほほえましい目で見られている気がしてならない。

 

前世は記録であって記憶で無いせいで僕は実を言うと年相応の精神年齢であると言うことをはっきりと認識してしまった。

今までは記録の知識から自己暗示に等しいモノで自分を偽っていたのだと……帰ってからお母さんに言われた。

たいていの前世持ちはたいていの人がそうだとの事、一部はそれに気付かず最後までそれで言って、いい大人になりようやく気付く場合も、気付かない場合もあるそうだ。

 

でもやっぱり最後には、

 

「だから、年相応に甘えていいんだよ、むしろ甘えてね!!」

と言われました。

スキンシップのレベルが上がりました。

でも不思議と前ほどの恥ずかしさがありません。

 

そして吉報です、異常に対する違和感が少し薄れました。

前世と今が違うと認識ができたのが効いたようです。

これでストレスは軽減されるかと思われます。

 

でもやっぱり将来の夢は開拓!!でも少し方向が変わりました。

町とかも作ろうかと思います。

まあ、詳しくは後々考えていこうかと思います。

 

今後は年相応に、頑張っていこうかとおもいます!!




次回!!
金髪美少女の転校生(予定)
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