いつも通りまとまりのない出来です。
ご意見ご感想お待ちしております
ちょっとだけ加筆しました。
家についたと思ったら目の前にはピンク色の髪の毛を持った少女がいた。
……
周りを見渡す。
煉瓦造りの塔と壁が見える。
カラフルな頭(髪の毛)の少年少女……
正面のピンク少女が何やら言っているが……聞いた事の無い言語で一日は話してみないと規則性からの翻訳ができない。
ジェスチャーで何とか伝えようとするが……少女は一方的に何かを言って、唯一の大人である男性に対しても何かを叫び、男性に何を言われたのか解らないが……何やら覚悟を決めた目でこちらへ向き直り、歩み寄ってきた。
ふと、足元に気配を感じ、そこを見ると……
一人の少年がいた。
まあ、俺が15歳にしては背が高いから参考にならないが、おそらく同じぐらい。高校生だと思われる。
脇にはノートパソコンを挟んで持っているが、いったい何が起きたのか解らないという表情だ。
俺もわからん。
此処の座標がわかれば帰れるのだが……どうもノイズが掛かって解らない。
まるで目に見えない何かが沢山居るようだ。
呼ぶのには問題ないが行くのには問題がある。
呼ぶのは無意識にできても行くのは無意識にできないのだ。
理由は解らない。
まあ、そのうち出来るように成るだろう。
しかし…言葉が通じないのは辛い。
おそらく何かの儀式と混線して此処へ来てしまったのだろうが……扱いだな。
此処にいる奴らの俺に対する扱いによっては逃げて此処を理解して道を繋げるための時間、生きなければならない。
まあ、なんでか自分以外の召喚送還は出来そうな気がするから問題はなさそうだが……
そう考えていると隣で叫び声が上がった。
そっちを見ると少年が顔…いや、唇を抑えながら後ずさる。
正面に立つ少女を見るとハンカチで口元をぬぐっている……キスしたのか?
「あれ?言葉が通じる!?」
少年が急にそう言う。
「……どういうことだ、そこの少女とキスをしたら言葉が通じるようになったのか?」
「あれ、あんたにほ……いっ!!……グ…ガァァァァ!!」
少年が急に左手の甲を抑えながら悲鳴を上げ始めた。
「おい、どうした」
「手が……何かに焼かれて……」
俺は少年の押さえる手を退かし、その手を見る。
「……焼印…だと!?」
俺はその焼印を視る。
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名称:使い魔のルーン『
使い魔契約の証であるルーン
・効果
微かな思考誘導性
手に持った武器の扱い方を示す。
武器をもっているとき感情の揺れに応じて
マスター:ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
サーヴァント:平賀才人
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な…使い魔の印!?
この場合……マスターってのはそのまま主、サーヴァントは……奴隷か?
そこまで思考して、俺はすぐさま平賀才人の体をつかみ、後ろに跳び、才人君を寝かせパンパンと手を鳴らしてアルト・アンジェロ一体にビアンコ・アンジェロを四体呼び出し周囲を固めさせる。
そして寝かせた才人君を軽く揺らしながら呼びかける。
「おい、大丈夫か。おい!!……ッチ、駄目か……」
どうやら免疫のない痛みで気絶してしまったようだ。
「…こういう時に覚醒させる方法は……」
思考を始めた瞬間、一体のビアンコが盾で何かを振り払った。
火の粉が散ったところから何らかの燃焼物か?
ビアンコの調子を見るが、大した損傷は見られない。
ダメージがみられないことから大した質量のない物体で低速だったのだろう。
ビアンコの奥に見えるのは杖の中ほどを持ち、持っている杖の頭をこちらへ向けている保護者らしき中年の男性。
あの程度なら攻撃させても問題なさそうだ。
そう判断して才人君を起こすことに集中する。
だが…痛みによる失神だからな……
他に異常がないかを確かめながらどう起こすかを考える。
とりあえずゆすり頬を叩く。
反応が見られたので少し強める。
すると、んん……といった感じの反応が返ってくる。
両手で頬を挟むように叩く。
すると才人君はパッと目を見開いた。
「目を覚ましたか?…おっと、無駄な現実逃避はやめてくれよ?」
ただ無言でうなずく才人君。
「まずは自己紹介だ。俺の名前は本多匠。おそらく暫くよろしくと言うことになりそうだ」
「あ…俺は平賀才人と言います。よろしくお願いします」
「一つ聞いておきたい。さっき君は確かにあの子と話せたのだな?」
「は、はい」
「ならば通訳をお願いしたい。出来うる限りそのままで通訳してほしい」
「……わかりました」
その返事を聞き、俺は男性の方を向き、立ち上がり才人君を引き起こす。
「一歩後ろを歩いて来て欲しい。彼らが守ってくれるがあまり離れすぎると対応が辛くなるからな」
そしてアンジェロたちを整列させる。左右にビアンコを二体ずつ、正面にアルト。
たかが数歩の距離だがさっきの男性の行動を見るにあの杖から何かを飛ばす能力を持っているようだ。
ならば備えは必要。
己の強化の為に装備した衝撃鋼ギルガメスをいつでも出せるように心構える。
さあ、交渉の時間だ。
帰るまでは使い魔をやることになりました。
改造したルーンを自分に貼ることで疑似的に使い魔になってあげましたよ。
洗脳とかいらない。
さすがに今日会ったばかりの女の子と同じ部屋で寝ることは俺にはできないので近くの森を使わせて貰う事に。
ログハウス造りはもう余裕です。
と言っても細かいところだけで他はアンジェロとグラディウスがやってくれるんだけどね。
一晩で悪魔たちがやってくれましただ。
二階建ての結構広い家になったんだけど……確か寝るとき以外はこっちに来ないんだよなぁ……
まあ、慣れてくれば離れても良い時間が増えるだろう。
あ~……そうか、有澤製の温泉堀専用のシールドマシーン……なぜか垂直掘削のできるシールドマシーンだ。
社長の温泉にかける情熱が作り上げた一品らしい。
それを出しておいたから気を使って使ってくれたのだろう。
《一晩での安全な温泉造りを約束する》だそうだ。
湯柱がすごい。もしっかり作ってあるけどただそれだけだ、適温にしたり適度に供給する構造を作っていなかったから、温泉が湯柱な状態だ。
実を言うとこれの吹き出る轟音で目が覚めた。
だから今急ピッチで製造中だ。
石や岩を削って組み上げて……
一時間後……
うん、作業用アルト、ビアンコ両種共に働き過ぎだよ家より広い温泉ですよ。柵も侵入防止がすごいです。
高さ2.5mの石壁です。どうやったのか覗けないけど除水性に優れた構造。
馬鹿じゃねえの、と言うか、こんな改造をした覚えはない。作業用は単純に武器をなくして両手が使えるようにしただけ。少し器用さを上げたといってもその程度……決してその石壁に素晴らしい彫刻をするような芸術性を付けた覚えはない。
にもかかわらず、お湯の流れ出る部分には獅子の石像が装着され、驚くほど巧妙な彫り物が壁一面に彫られている。
そしてふざけているのは壁の上部の四隅……どこかで見た球体が設置されている。
あれについては忠告が必要だと判断する。
入り口以外から入れば確実な迎撃を約束してくれる素敵アイテムなだけだが……威力は折紙付きだ。
もしも、まさか居ないとは思うが、覗きとかする人がいたら大変だから忠告はしておこう、そうしよう。
ちなみに球体の名前はソルディオス・オービットVer.0,37……別名《飛ばない変態球》
朝起きていたら、湯柱立っていて、一時間で風呂完成……まだ日が昇る前なので朝風呂で日の出を迎えても良いだろうと思って風呂に入ることにする。
……そして風呂に入って気が付く。
壁が高すぎて日の出が拝めない……
何たる設計ミス…だけどこれだけ壁がないと野生動物が入り込みかねないから仕方がない。
昨日グラディウス100体を森に放った結果、知ったような生物が確認できた。
深部はまだ確認していないが……もし何かが居たとしてもそれがここに来る前に警備状況を作れるだろう。
さて、風呂をあがってゴシュジンサマの部屋に行かないとな……
辿り着いたゴシュジンサマの部屋では……藁の上で寝る才人君に……おとなしく寝ているかわいらしい寝顔のゴシュジンサマ……言いづらいからルイズちゃんでいいや……たぶん年下だろうから。
とりあえず先に才人君を叩き起こし、桶と水をこの世界の家から召喚してルイズちゃんを起こす。
「おーい、朝だよ~おっきろー」
うん、ふざけてるね。
「……ふう、ほら起きろ!!」
布団の端をつかんで落ち上げ下す。
布団の中に風を流し込んだのだ。
すると急に体感温度が変わったせいかびくっと飛び起きる。
「ほら、ここに洗面台がなかったから用意しておいた。せめて、何をしておいてほしいか先に言っておいてくれ」
こっちはどこに何があるのか解らないんだから、と言う。
しかし、それを言われているルイズちゃんはぼーっとした表情でベッドの上に座っている。
そしてまさかの一言。
「あんたたち誰?」
………
……?
なん……だと……!?
「何言ってんだよ、お前が昨日俺たちを……」
才人君がそこまで行ったところでようやく目が覚めて思い出したのか…
彼女はああ、そういえば昨日召喚したんだったわねとそう言った。
おいおい、何言ってるんだこの子は……
しかも着替えさせてだと?浮気は駄目だからと俺は丁寧に断って、才人君にやらせる。
まあ、ほとんど俺がやったからこれくらいやってもらわないと困るな。
そう言う訳で部屋の前で待っていると真っ赤な髪をした褐色の子がやってきた。
かなり大人びているが、まだ子供が残った感じだ。まだ18にもなっていなさそうだが……
アリサとは違った方向で大人な子供だな。
アリサはかなり大人っぽいが時々出る癇癪やツンデレが少々子供っぽいところがあるな。
この子は……色気はあるが大人のって感じではないかな、体の動かし方から少しだが努力を感じる。
頑張って色気を出している感がある。
アリサとすずかはなんでか自然と色気を出す時が有って困る。ドキッとさせられるんだよ。
でも、大地主?と大企業のご令嬢だもんな……
しかも親父の務めている変態企業と違って真っ当な企業だから……
う~む………残念だ、真に残念だ。
しかしこんなところで彼女と偽って名前を使わせてもらって……ああ、なんだか罪悪感とは違った……自己嫌悪かなこれは……
っと、どうやら話しかけられていたようだ。
……うむ、考えに没頭していたせいで何も聞いていなかった。
とりあえず謝ろう。
「これは失礼、考えに没頭していまして……初めまして、ヴァリエール嬢に召喚された本多匠……ここの言い方ですとタクミ・ホンダと言います、以後、お見知りおきを」
そう言って一礼。
あ、そういえば俺の口から直接の自己紹介は才人君以外は初めてとなるのかな。
「あ、あら…無視をしているかと思ったら……予想よりずっと礼儀正しいじゃない。」
そして女の子……キュルケちゃん?他は覚えれなかった訳だけど……彼女の自己紹介が終わったころに、ルイズちゃんと才人君が部屋から出てきた。
「げ、ツェルプス(カット
《長喧嘩だったのでカットします》
それにしても才人君、女性の体をじっと見続けるのはどうかと思うよ。
それにどうやらご主人様は君が凝視している部分にコンプレックスを抱いているようなんだ……
お、腰の入った良いブロウ……ルイズちゃん、鍛えたら世界を狙えるかもしれないね。
それにしても才人君、君は自ら墓穴を掘って飛び込んでいくね……M男君かい?
「あ、今から食事だっけ?」
「そうだったわ、こんなところでツェルプストーと遊んでる場合じゃなかった。早く行くわよ」
「俺、昨晩に用意したんで今日はいらねえです」
「は?」
「昨日家建ててるところで猪出たんで狩って処理しておいたんですよ、だから必要ないです」
最近、あの会社で働いている影響かすっかり敬語が抜け落ちてしまった。
明らかに変な敬語になってる。
まあ、それに食事くらいなら呼べばどうとでもなる。
シロとクロ呼んで親父と母さんに手紙渡すように頼んだけどどうやら問題なく届いたみたいで今朝召喚したら返事持ってきてくれた。
まったく、俺の召喚術は意味が解らない。
でも両親に生存報告できたのはよかった。
まあ、ブレーキが一人いなくなって変態は暴走気味らしいけど……
とりあえず飯だ飯。
何処かに厨房は……
あ、あった。
一直線に厨房に向かって飛ぶ。
ちなみに今はビアンコの上に乗って飛行中です。
少し離れたところで降りてビアンコを送還。
「ちわーっす、ちょっといいですかぁ?」
「はい、何でしょうか?」
若い女性の声で返事が返ってきた。
ちょうど手の空いた若いメイドだ。
「あ~っと、昨日召喚された片割れなんすけど、ちょっと厨房借りて良いですかね?あ、あとこれ手土産です。今朝捕って処理もちゃんとした猪です」
まるで手品の如く違和感を持たせないような取り出し方で差し出す。
「ちょっと火を借りたいんですが……ここで無理でしたら火種をもらえませんか?」
なるべく失礼にならないように尋ねる。
食を支配する者の偉大さは身をもって知って居る。
お母さんを拗ねさせた結果から学んだことだ。
今は忙しいみたいなので火種だけもらって、火を起こしていい場所をメイドさんに案内してもらった。
料理長は豪快なおっさんで、貴族に対してあまりいい印象を持っていない。
召喚されたってことを言わなければ門前払いされていたかもしれないな。
そう考えながらも体を動かす。
ついてきたメイドさんに見えないように炭を出したりしながらも立派な竃を作り上げ、イノシシの肉を串に刺して、焼き始める。
そして取り出したるはお母さん特性のタレ。
塗りながら焼いたり漬けて焼いたり、数本つけて寝かしておいたり……
ついでに採取したキノコなども串にさして焼く。
「へぇ…いい匂いですね」
俺をここへ案内してくれたメイドがそう話しかけてきた。
……もう帰ったものだと思っていたよ…
まあ、ちょうどいい、最初のは……うん…処理が少し甘かったか、臭みが微かだがわかるくらい残ってしまっている……だがまあ、問題ないレベルか?
俺は味見をしたのと同時に火にかけた串を取ってメイドに差し出す。
「一口食うか?まあ、ちょっと臭みが有るから勧めれるものでもないがな……なかなかにうまいぞ」
「え、あの……」
困惑するのは良いができれば受け取ってからにしてもらいたい、指二本で挟んで差し出しているせいで辛いんだ。
「出来れば早く受け取ってくれ、この持ち方結構辛いんだ」
「あ、はい」
すっと受け取ってくれた。
「肉だからな、もし食べれないようなら持って帰って誰かにやってくれ」
俺は作業に戻る。
ざっとここを見て回った結果、網はあっていいのかどうかわからなかったので使っていない。
だから単純に転がして終わりといかないのが辛いところだが……できないことではない。
こんな時この目がとても役に立つ、生焼けかそうでないかの判別がつくのだ。
こんがり焼けた肉、生焼け肉、生肉といった具合で。
焦げた肉と言うのもあるがそれは目で見てわかるので気にするものではない。
「生徒たちって今の時間何してるんだ?」
あ、おいしいとつぶやいていたメイド(黒)に質問する。
「え、あの、その……講義中だと思います」
メイド(黒)は少し恥ずかしそうにしながらそう答えてくれた。
「あー……ま、いいか。才人がいるし、行ったところで何をしろって話だよな」
串にかじりつきながらそう独り言を言う。
「そう言えば君、黒髪だね、見たところココでは黒髪が珍しいみたいだけど……」
「え…ああ…そうですね、私の髪は死んだおじいちゃん譲りなんです」
「へぇ…ほかに黒髪の人は?」
「う~ん……そう言えば、聞いた事が有りませんね」
「そう、残念。もしかしたら同郷の人だったかも知れなかったな~と思ってっ聞いただけだから気にしないで」
用意しておいた分を食べ終えて火の始末に入る。
その直後、爆音が響いた。
そして俺はついうっかり動いてしまった。
「
ビアンコ・アンジェロ三体を音のしてきた方へ召還して壁を作らせる。
もちろん、上げた串を綺麗に平らげていたメイドをかばう様にしながらだ。
うん、だからたぶん召喚は見られていないと思う。
動いた直後に少々遠いことに気付きすぐに送還して警戒を解いたが、まあ、案の定引き倒したメイドは当惑していた。
「すまない、爆音に過剰反応をしてしまった。怪我は無いか?」
そう言って手を差し伸べる。
「しかし、なんだ今のは…だれか爆発物でも持ち込んだのか?」
「い、いえ……あれはミス・ヴァリエールですね。彼女の魔法はなぜか爆発してしまうんです。去年もずっとああだったので……私たちは慣れてしまいました」
おいおい、あんな爆発が日常なのかよ……お坊ちゃんお嬢ちゃん達の学校なのに随分とスリリングじゃないか。
念のため、家を対爆発仕様に改造するように家に待機させておいたアルトに命令する。
しっかし、アンジェロの使い勝手が神がかってるな……人型だからか?
「さて、あれがご主人の爆発だとすると……今から行くと面倒な事に成るな」
俺はメイドちゃんの方に振り向いて一言。
「世話になったし、何か手伝ってほしいことはないかい?大抵の事ならしてみせるよ」
ただし、俺がと言う訳ではないけどね。
ドォゥン!!
ギャァーーーーー!!
少し間を置いてさっき爆破された場所からもう一度、爆発音と悲鳴が聞こえた。
「すげーな、才人……爆破されて声が出せるとか何者だ?」