召喚師の改造記   作:獅狼

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もう三が日なのに今更クリスマスです。
時間がなくてまともにかけたの当日までです。
レポートが終わりそうにないです。
時間があってやる気が出たら最後の方てなおすかもです。


クリスマスパーティー

12月24日23:28

 

「全員、持ち場についたか?……よし、作戦を開始する。ヴォルケンリッターの諸君は申し訳ないが……」

「いえ、それで主が助かるというのなら……」

シグナムがそう言うと作戦指揮官の男は苦笑いで返す

「そこまでの覚悟があるのなら、悪いがよろしく頼むよ。書の断片でも残れば絶対にそこからサルベージュすると約束する」

男はヴォルケンリッターの皆が頷くのを見てから再び口を開ける。

「それでは、時間まで好きに過ごすといい、八神ハヤテ嬢が闇から這い上がれるだけの現実を与えてやってくれ……っと、今更だったな」

そう言って男も席を立つ。

ヴォルケンリッターに退出を促し、そして男は電話に手を伸ばす。

「ああ、ヴォルケンズとの最後の話し合いが終わった。………ああ、そうだ。アニメ版でも劇場版でも……イレギュラーでも問題なく対処できるようにはやて嬢の入院する病院の周辺を固めろ……ああ、そうだ。原作と同じ、もしくはそれ以上のハッピーエンドを迎えられるように………わかった、よろしく頼む、私も直ぐに持ち場へ向かおう……よいクリスマスを…」

そして男は受話器を下ろし、白衣を脱ぎ捨てる。

そしてポケットから腕章を取り出しその腕に巻きつけ

「さあ、時間もない。諸君!!作戦を練るぞ」

壁が下がりそこから腕章をつけた者たちが現れる。

机が裏返り海鳴周辺の地図が現れ、床から椅子が生えてくる。

「さて、まずは拠点(ギガベース)の位置だ、おそらくこの範囲に暴走体が出現すると思われるが……」

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

12月24日23:49

AF格納庫

 

「全員集まったようだな、ここで一つ報告したいことがある、はやて嬢の友人が明日、時間は不明だが彼女にサプライズパーティーを行うつもりのようだ」

ざわっ!!っと集まった皆が騒ぎ出す。

「ああ、そうだ、つまりこのまま放置しておけば明日にはあれが始まる、そういうわけだが……我々は日付の変更とともに書の暴走を引き起こしたいと思う……あと11分だな」

原作が……などの声が聞こえてくるが壇上の社長はそれを一喝し……

「原作など知ったことか!!もうすでに崩壊しているのだ、気にする必用などない。

書に収集を受けたものもこの中にいるだろう、その時点でやつは強くなっているか、弱くなっているのだ。

そこのお前!!たしか収集されていたな?お前はなにか術を考案したか?」

社長に突然名指しされた男は驚きながらも堂々と胸を張って答えた。

「プライマルアーマーもどきを考案し、個人でですが練習していました」

「そう、それだ。蒐集されたからにはその力が向こうに備わったと考えろ!!」

「なん……だと……僕の二年の研究がわずが数秒で取られてるだって!?」

群衆からは同じような声が上がっている。

大半が膝を付き、怨霊のような呻き声を上げながら地面を叩いている。

 

 

畜生、チクショウ、ちくしょ~

 

と、始まる前からもはや負けた後のような状況が作り出されている。

そこで、社長が声を上げた

「だが、しかし。諸君は蒐集を受けてからどうして来た?変わらず研究を続けてきたはずだ。その少しの時間が相手の力との差になる、確かに今回の相手は異常なまでの魔力を有すると思われるが……諸君は異常程度に負けるのか?

我々は何だ、常識を投げ捨て我が道をただ突き進むことを決めた自他共に認める変態だ!!

ならばこの程度、先を知らぬただの劣化複製(デッドコピー)だと笑い飛ばせ!!」

 

オオオォォォ!!

 

っと、膝をついて項垂れていた者までいつの間にか起き上がり叫びを上げていた。

その様子はまるで元から気にしていなかったような……いや、これはむしろ気にしていなかったと思われる。

 

「それでは、悪いがリーゼ姉妹………やってくれるか?」

「お父様の命令でもありますから」

「言われなくてもやるよーだ」

「そうだ、きちんとあの仮面は被って行ってくれ、我々渾身の認識阻害がかかっているから変身魔法が溶けたところで仮面さえつけていれば正体がバレることはないだろう……嫌な役割を任せて済まない……」

「えっと……何かイレギュラーが現れたら逃げればいいのだったかしら?」

「そうだ、零時になって何もなかった場合、直前に一言かけてヴォルケンリッターを蒐集してくれ」

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

00:00

「『闇の書』管理者プログラムのユニゾンを確認」

メインオペレーターがそう告げる、続けて

「書の主、八神はやての意識の有無を確認……満場一致でありません」

オペレーターの一人がリアルタイムの映像を転送し、精神関係の専門家たちに意見を求める

「高町なのは、フェイト・テスタロッサ両名の出撃を確認。衛星軌道上で管理局の次元船アースラ内での動きを確認……五分前後で管理局が動き出すと予想されます」

 

 

「フェイト・テスタロッサの消失を確認!!画像、サーモグラフィ、レーダーからも魔力探知機からも存在が確認できません!!」

 

「状況報告……闇の書優勢…バスターが高濃度魔力障壁によって届いていません!!」

「想定の1.3倍の魔力を検出」

「擬似的プライマルアーマーを確認」

「このままですと高町なのはが撃墜されるおそれがあります。救援を」

何やら予想を超えた状態にあるようだ。

「承認、三機送り出せ」

「了解、今すぐに出られるのは……カラード1から8、16、17、20、24、26。ORCAからは3以降です」

「まずカラード17(フラジール)で牽制、カラード16(雷電)ORCA06(グレディッツィア)で後方支援と削りを担当、あくまで支援だ……テスタロッサ嬢が出てくるまで粘るように」

 

 

「出撃、接敵、5、4、3、2、1…今!!」

「XCG-B050着弾……ダメージ認められません」

「カラード16、ORCA06砲撃開始……直撃ありません」

カラード17(フラジール)、OIGAMIの砲弾をターゲットの近くで起爆しろ、巻き込まれるなよ?」

『辛いけどやってやりますよ!!』

「そういうわけだ、カラード16(雷電)ORCA06(グレディッツィア)うまくやれよ」

『雷電、了解』

『こっちも了解だァァァ!!いつでもいけるぜ、メルツェェェェェェェェェェル!!』

「メルツェル、やつは相変わらずだな……」

『ヴァオーが馬鹿で済まない』

「まあいい、今日は楽しい祭りだ、本番まで待ちきれなかった、そう受け止めておこう」

そして社長は再び画面へ目線を移す。

そこでは桜色と闇色に褐色、淡い青にこげ茶色の光が飛び交っていた。

 

 

数分後

 

 

「……状況変化、闇の書より別の魔力反応……フェイト・テスタロッサのものと一致」

「闇の書、行動停止、中で何かがあった模様」

「通信……いや、念話がターゲットより来たとの報告……あちらは八神はやてと名乗ったそうです」

「バグとの分離が可能か聞き、可能ならそうするように伝えろ」

「了解……やってみるとの事です……ただ、外部からのショックが必要なようで………高町なのは、フェイト・テスタロッサ両名が試みるようです」

「そうか、可能性は上げておきたい援護しろ」

「……了解、強力な一撃との事ですが……」

(アサルト)(アーマー)の使用を許可する……アサルトキャノンを乗せる時間は無い……オペレーター諸君もサポートし、できうる限り指向性を持たせるように」

「了解、ただいまよりAA制御に入ります」

 

 

「魔力素の収束を確認……」

「魔道サーチャー、障壁展開予想される危険魔力波範囲より退避させます」

「機械式のサーチャも急ぎギガベースへ帰還させます」

「高町なのは、魔力球生成いまだ魔力素を集めています」

「フェイト・テスタロッサ、こちらも行動に出ました。すばらしい魔力です」

「そう言うのは後にしろ。総員に告ぐ決戦は近い、エンジンを温めておけ」

「両名の魔法発動兆候確認、AA発動……三秒前…2…1…撃て!!」

………

「状況の終了を確認、最終フェイズへ移行します」

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「暴走体の出現確認!!」

「位置誤差……+15,-6です!!各員照準を修正をしてくださいっ!!」

「時刻〇一一三……限界時刻を〇一二〇として設定」

 

そこまでオペレーターが言ったところで社長がマイクを手に取り…

「大統領、開幕の合図よろしくお願いします」

静かに言った。

社員はあたりを見渡す、今ここにいるのはAC社員と外部参加者……あしながおじさんに正義の味方と大戦士長だけだ。

 

しかし、その疑問の答えは空から降ってきた。

 

 

「オゥケェェェイ………………」

 

ズンッ!!

背に巨大なコンテナを背負った人形。

パワードスーツを着た大統領だ。

 

スゥ………

と大きく息を吸う音が聞こえた

「レッツ!!パァァァリィィィィィイイイ!!!!!」

 

コンテナが開いた。

そこから飛び出したのは長さ的に収まりそうにもない砲、それが六門。

 

コンテナにも砲にも合衆国の国旗とACのロゴが付いている。

 

それと両の手に持つ二つのロケットランチャー……それらが一斉に火を噴いた。

なぜ空から降りてきたのか疑問に思うものはなく、それに続き皆が巨大な目標に対し実弾を打ち出す。

 

その後ろでエネルギーのチャージ音が共鳴し周辺を明るく照らす。

その中でも一際まぶしいのが他より少々大きい機体……約5mのACが装備しているヒュージキャノンだ。

数秒するともはや昼間を通り越して直視のできない光を放ち始めた

 

実弾が発射されてから数秒の間を置き、皆の足場となっているAF(アームズフォート)『ギガベース』が動き出した。

数多のミサイルと鉄甲弾が飛び出し、主砲が照準を合わせる。

 

 

「喰らうが良い!!理論上約10km先の対象に対し精密射撃が可能なこのAF(アームズフォート)GB(ギガベース)の主砲を!!」

「まだ試作ですけどね」

「余計な事を言うな!!」

目で見える範囲……明らかに10kmも離れていないため、その主砲は面白いように直撃起動で飛ぶ。

それに続くようにヒュージキャノンの光が放たれる。

 

直撃、粉砕。

数秒間の実弾の雨に追加し超大型砲の直撃をもって瞬く間に一枚の障壁が光へと帰った。

 

 

「我々を忘れて貰っては困りますね」

ギガベースから少し離れたところに巨大なロボットが現れ、その頭にはマントを羽織った男、肩には赤い外套をまとった男と、仮面をかぶって肩にとげのついた奇怪な制服を着た男が乗っている。

「さあ、大盤振る舞いだ!!赤原を行け!!緋の猟犬―――赤原猟犬(フルンディング)

赤い男はどこからか取り出した黒い弓でもって五本の赤い歪な矢を射った。

その弓は明らかに別方向へ飛んで行くような軌跡の物でさえ、起動を変え、すべてが目標へ向かう。

 

その前から続く集中砲火により、張られていた魔力素代用のPAもどきは既に剥がれ、張りなおす余裕すらない。

張られていた障壁も物理破壊可能な分は既に破壊し終えている。

周辺に現れる触手のような物は出現と同時に消し飛び、どうやったのか打ち出されるエネルギー弾は一部、障壁をすり抜け本体を削っている。

 

 

原作主人公組みは唐突に始まった戦争……否、蹂躙に口を開け唖然としていた。

 

そうしている内にも赤い男が放つ矢が次々に障壁に突き刺さり罅を生じさせている。

しかも巨大ロボットがそこをその拳で連打しているのだから……もはや怪獣戦争な雰囲気まで出てきてしまっている。

 

だが残りの二枚が……魔力攻撃の火力が少々足りていない。

赤い男の攻撃以外では損傷よりも再生が上回ってしまっているからだ。

だが赤い男の攻撃でも破壊まで至らない。

 

だがそこで約3mほどの軍団が急速接近し……

 

 

爆ぜた……

 

 

鮮やかな緑色の球体が次々に出現し一枚の障壁が砕け散った。

その後も約30の人型は高速で暴走体の周辺を移動しながら攻撃を続ける。

だがやはり火力が足りない……

赤い男は打ち切りなのかロボットの肩の中に入ってしまい、仮面の男も巨大な氷塊をぶつけて居たのだがこちらもそれをやめて休憩に……いや、ロボットの肩より飛び立ち原作主人公組みの元へと向かい……

 

「貴様ら!!何をボーっとしておるか!!残り一枚の障壁とコア露出……手伝わぬか!!

あとそこのクロっ……管理局員!!復帰が遅い!!」

一喝した。

後にクロノ少年は猫姉妹にいいように遊ばれ、その二人の主からこってり絞られることと成った。

 

 

 

いや、無理でしょ、こんな状態ですぐに切り替えるのさ……

まだ開幕から五分もたっていない。

突然こんな超最前線な状況になって冷静で居られる人は少ないだろう。

まだ染まり切っていないオペレーターの一人はそう思った。

 

そこから先は早かったとだけ言っておこう。

いくら強くなっているとはいえ明らかな過剰戦力での援護砲撃があるのだ。再生より削る量が増え、瞬く間にコアが露出し、管理局の戦艦による特殊な攻撃で暴走体は消滅した。

 

そこからの企業の撤退は迅速だった。いつの間にか格納庫に居る。

そう思えるくらいに動きが早く30分にはもう既に何事も無かったかのような海が広がっていた。

 

「あークリスマス会場の職員に告ぐ、祭りは無事終了した。祭りは無事終了した。ゆえに例の花火を打ち上げる、放送を入れ、イベントを00:40~01:00の間中止し空けるように。繰り返す……」

広報の腕章をつけた男がとある一室にてマイクに向かってそう告げていた。

 

「さって、俺の仕事もここまでだし……着替えて表の祭りにでも参加すっかな………そういえば…例の花火ってどんな花火だ?」

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

「全員、アセンは終わったか?」

無言でYesの返事だけが飛んでくる。

「良しならば用意しろ……そうだ、それで花火を打ち上げる。ちなみに本日は3%でならコジマの使用許可が下りた。それぞれ最後に一発、一発だけだ。分かったな?」

そういって副社長は空間投影型のディスプレイに向かって話しかける。

「三分を切った、全員スタンバイ」

そしてトンッ、と軽く叩くとタイマーが表示される。

 

 

「さてさて、花火の打ち合い……どこが追加予算を勝ち取れるかな?」

 

 

形式は花火の玉をビルからほかのビルへ放ち、撃たれた方はそれを迎撃するというものであり、判定方法は客の投票である。

より空を制圧した花火の色を尋ねるものであり、つまりは遠くまで自分の花火玉を届かせる必要があるのだ。

 

速度の違う二種類の玉が交差し花が開くという通常では無い花火大会であり、空一面が綺麗だったという意見が多く。

 

残念ながら結果はドローで追加予算は白紙となった。

 

 

 

後日、当て損なって遠くで散らばった鉛玉や不発の花火の回収を哀愁を漂わせながら行っている男たちが目撃された。

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