召喚師の改造記   作:獅狼

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やまなしオチなしのお話です。


後日談

クリスマスの日にはやてちゃんの入院している病院(ACが外に開放している病院)に行ったところ何やら慌ただしい様子だった。

聞き耳を立ててみると正体不明の病気だった患者が突然回復し始めたらしい。

定期診断をしたところ麻痺で感覚のなかったはずの足に感覚が戻っていたとか……

その割には医師、看護師の動きが打合せされていた動きの様な気がして仕方がない。

関係者意外なんか『正体不明の病気が治った』にもかかわらず完全に無反応なのがそれを助長している。

医者としてその無関心はどうよ……

 

 

ん?正体不明の病気に足の麻痺って聞き覚えがあるぞ……

 

はやてちゃんの病室に向かうと、四人のカラフルな人とはやてちゃんの主治医の……誰だっけ?

まあ、その人達がいた。どうやら診察が終わったところみたいだ。

主治医の人の顔も明るく、何よりもはやてちゃんの表情が自然な明るさを持っている。

前回と比べて2.1倍くらい明るい気がする。

 

やっぱり彼女の病気だったか……

 

「「「「「メリークリスマス!!」」」」」

しまった、出遅れた!?

……どうしよう、考え事してたら挨拶遅れた……今更言い出すのもはっずかしいし………

どうする、どうするよ!!

 

「メリークリスマス。皆よく来てくれたな~前の病院からこの隣町の病院に移ったっていうのに、遠くからご苦労様、今椅子用意させるからな~」

はやてちゃんはニコニコしながらそういった。

そしてこっちを見てにっこりというよりもニヤッとして再び口を開けた。

「さっきの挨拶、なんか声が一つ足りなかったきがするんやけど……どうしてやろか?なあ、匠くん」

完全にばれてら……

さて、本当にどうしたことか……

「いや、実は正体不明だった病気が快方に向かい始めたって話とそれが足の麻痺だって聞いていろいろ考えていたら挨拶が遅れちゃったんだ。ごめんね、メリークリスマス、はやてちゃん。そしておめでとう」

 

僕がそう言うとはやてちゃんはキョトンとした表情をした後、笑顔になった。

「ありがとう、そうなんよこのどうしようもなかった足が治り始めてな、なかった感覚が戻ってきたんや」

こう触るとこの足が自分のやって実感できて嬉しい、と自分の足をさすりながらニコニコ笑顔。

それに続き、一緒に来た面々も本当!?おめでとう、と祝う……二名ほどなんだか違和感のある祝い方だったのはおいておこう。

なのはちゃんもフェイトちゃんも部屋に入った時から笑顔だったからおそらくなんらかの方法で事前に知っていたのだろう。

 

そんなことは置いておいてだ、そして始めたささやかなクリスマスパーティー。

病院の役員と打ち合わせをしていたのかトナカイの代わりにそりを引いてきたザフィーラ。

「さて、じゃあメインのプレゼント交換と行こうか……あ、はやてちゃんの分は大当たりとして用意したからちゃんと人数分あるから安心してね……すみません、子供だけということでシグナムさんにシャマルさんとザフィーラさんはご遠慮下さい……」

この台詞にヴィータちゃんが噛み付いたけど薫の交渉というのモノで釣る作戦で何事もなく次へ

 

「はい、これを順番に回してくださいね……1から8までの数字が書いてある玉が入っているのでそれでプレゼントが決まります」

そう言っている薫の後ろでテツが八枚のカードを混ぜて番号の付いた箱の中に一枚ずつ入れていく。

「出た番号の箱の中のカードに書いてあるものがその人のもらえるプレゼントになります。あ、ちなみに自分以外が何を持ってきたかは僕も知らないから、病院(ここ)の人が親切にも全部カードに書きおこしてくれまして……さらにそれをもらった時には表面にシールを貼るなどの加工をして間違っても見れない状態だったからね」

そう言っているあいだにもテツがしっかりと用意を進めていた。

玉が出ないように蓋をしめてガラガラと八角形の……福引とかで使うあれを回して中身を混ぜている。

 

 

 

「さあ、それじゃあまずははやてちゃん、君からだ!!」

ズイっとテツが手に持っていたそれを差し出す。

はやてちゃんはこっちを見渡した後、取っ手をつかみ、回す……

回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す回す

「おかしいなぁ……出てこんで?」

「早く回しすぎだ!!」

その顔は明らかな確信犯だった。

 

数回似たようなことがあったがそれはカットする。

その結果はやてちゃんが引いたのは三番、何をどうやったのかは知らないがプレゼントは鉄の用意した簡易(?)のリハビリ道具一式が送られた。

 

それ以降の順番は誰が決めたというわけでもなくそれでもレディーファーストできまり

二番フェイトちゃん……すずかちゃんの用意した十字架のネックレス

三番アリサちゃん……薫の用意した指輪(鎖付き)

四番なのはちゃん……僕の用意した手乗りサイズのポケモンぬいぐるみ(アレンジはしてある)

五番すずかちゃん……アリサちゃんの用意した花の髪飾り(男に当たってたらどうしろと言うんだ!!)

六番ヴィータちゃん……なのはちゃんの用意したピンバッジセット(どうやらお気に召したものがあったのかとっても喜んでいた)

 

そして残るは男三人。

プレゼントはフェイトちゃんの用意したものと……薫が用意したという大当たり。

おそらくそれは企業の奴らが用意したものだろう。もしかしたらこの状況も用意するうえで織り込み済みだったのかもしれない。

 

そう考えると安心がとたんにできなくなった。

三分の二……もしかしたらその確率で良くないことが待っているのかもしれないのだ。

三人頷き、一斉に引く。

 

そして、互いにプレゼントの書いたカードを受け取り、まるでポーカーでもしているかのように睨みあう……

 

そして約一分後、同時にカードを出し、表面のシールをはがす。

僕とテツの持つカードからは大当たりの文字が、薫のカードからはフェイトの文字が……

 

「よっしゃー!!」

薫はそこまで見た時点でガッツポーズを取ったが、ちらっと僕が横を見ると、テツがニヤッ、と笑った気がした。

しかしそれも一瞬で本当に笑ったのかどうかもわからない。

テツのカードを見るとそこには

   【大当たり】

【遊戯室年間パスポート】の文字が。

あれ?本当に大当たりじゃん

なので僕もシールを全部めくってみる。

   【大当たり】

【レジャー施設年間パスポート】

あれ?なんかすっごいいいもんじゃね?

自分のを確認して薫のカードに目を移すと……

 

送り主【フェイト】

プレゼント【首輪】

 

ん?首輪?ネックレスじゃなくて?

もしくは腕輪の書き間違えかな?

 

そう考えていると隣にいたテツがぼそっとつぶやいた。

「馬鹿め、俺が依頼したのは娯楽部の人だ、ほかよりはるかに良識がある、そしてフェイト嬢は天然だ、相談したであろう相手を考えればどうしてこうなったか検討もつく……」

 

そしてプレゼントが渡される。

僕とテツにはプレートの年間パスポートが、

薫にはなかなかにいいデザインの首輪が……

 

 

「どうしてこうなったんだァァァァァ!!」

叫ぶ薫、

 

「病院では静かに!!」

起こる看護師。

さすがAC直属病院の看護師だ、いつ入ってきたのかもわからない隠行……扉の見える位置にいたシグナムさんも驚いている。

 

看護師さんに怒られている薫をよそ目に、テツがパスポートをACの待機状態に差し込むと情報が得られるみたいなことを言うので調べてみる。

 

確かにプレートが差し込めそうな溝があった。

なので矢印の方向にそって差し込んでみる。

するととたんに現れるウインドウ

【データディスクが挿入されました、内容を確認しますか?】

【確認する/確認ぜずに実行/確認せずに終了】

そうして確認して出た情報は施設の場所や種類ユーザー登録だった。

さっきの実行はどうやらユーザー登録に飛ぶ、といったものだったみたいだ。

ちょうどいいのでこの場で済ましてしまうことによくある名前に生年月日、住所にパスワードの入力……

終わって確定画面に行ってみるといつの間に用意したのか顔写真が貼ってあった。

 

あ、そうか、ACのカメラ使ったのか、服装と背景が今の状況と一致する。

 

ふむ、とりあえず……

 

「このパスポート使ってみんなで温泉行かない?この病院に隣接していてこれが使えるみたいなんだ」

提案してみる。

「でも、利用人数とか大丈夫なの?」

すずかちゃんからそう聞かれて、少し考える。

「いや、あの……単位が人じゃなくてね、同時に一ダースまで使用可能って書いてあるんだ」

それに対し、テツが答える

「それはおそらく貸出のものの数のことだろう、一応製品の宣伝も兼ねてのものであるから人数制限は場所によって違う、そうだったはずだ。ただし、外部からの持ち込みが結構制限される場合もあるからな、プールの時に12人以上で行って水着が引っかかると大変だぞ。ほら、ここに書いてある。【持ち込みの品より製品の貸出を優先させてもらう場合があります】ってな。まあ……ここだったら施設紹介のページ見ればしっかりそういったことも書いてあるだろうから事前に見ておけばなんの問題もないだろうな」

 

そう言われたので温泉のページをよく見てみる。

「温泉は……リラックスルームでの使用遊具の数が制限されてるみたいだね。パスでは同時に20人の入場ができるって書いてあるよ」

さらに大浴場意外にも家族風呂が同スペース分あるというとんでも施設、大浴場も三層になっていてとてもじゃないが一回で全部の風呂に入ることなんてできない。

なんでもまだ増設中途のこと……馬鹿だ……

温泉の方は有澤重工の社長が積極的に支援をしていて各地から湯の花を持ってきて再現を行っているとのことだ。

もちろんスーパー銭湯のようなエリアもある。

一層だが十分すぎる広さだ。

というよりも温泉の作りがあまりにも本気すぎる。

施設内に作り物ではなく本物の岩や木々を用意し、自然が逆に不自然と言える状態になってしまっている。

湯船につかり、仰ぎ見る景色は見事の一言に尽きるが、それでも……移動時にはあまりの自然に違和感を覚えてしまうだろう。

 

 

さて、話を戻すが今いるのは男三人…もとい四人に女が八人。

ちょうど12人だということだ。

「良し、問題ないな」

薫がそう呟いた。

「ああ、問題ない……ここにいるメンバーで行くのならな」

続いてテツがそう続けた。

「えーっと……よる十時までやってるね」

今はまだ五時頃、片道二十分あれば付けるだろう距離なので時間的には余裕がある。

 

「じゃ、行こうか」

 

《《うん!!》》

 

 

あ、当たり前ですけど男湯に入りましたよ?

 

 




どーしようもないネタ(思いつき)


AC社長

・先代大統領のマグナム
ダメージは弱攻撃と中攻撃の中間
ゲージ増加大
コマンド
↑↑↑↑↑→↓→↓←→強
ヒット後9F以内に中+強で追撃(最大10コンボ、一発ごとに受付時間が1F短くなる)

☆必殺技
・緊急招集《大統領》
ゲージ七本使用
画面全体攻撃
1hitあたり最大体力の10%の固定ダメージ(最大40hit)

コマンド
時計周りに三回転 弱+中+強 半時計周りに二回転 特殊キー(以後S)

・祭り開催
ゲージMAX+試合開始から90カウント+HP30%以下
画面全体の固定ダメージ(最大の999%)
受けると次のラウンドで開始HP99%カット
コマンド
S弱中強SS強強中弱弱S強 《弱中強S》同時押し

なお、社長本人は戦闘向きではないので通常攻撃は発生が遅い。


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