召喚師の改造記   作:獅狼

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どうしてこうなった。
誰か予想できました?


モヒカンは犠牲となったのだ

良し、あれから半日もしていないがどこからか電波を受信した。

 

アラガミの大群に平らげて貰おう。

あ、一応命令でストッパーつけて無機物の摂取はさせないようにしよう。

 

 

それじゃあ、まずはオウガテイルかな?

 

「チェック、アラガミ……」

えーっと……あ、あった。

オウガテイルの1~100番

「ゲート展開、固定……連続召集」

あとは召集に答えて門をくぐるのを待つだけ……

 

お、一体目…が?

 

あれ?何で?呼んだのアラガミでオウガテイルだよ?

 

おかしいな、確かにそうだったんだけどなぁ……

 

能力の補助で今も使っていた俺のACから展開される情報を読んでみるが確かに俺がマークしたオウガテイルの100までを呼んだはずだった。

 

だがしかし、出てきたのはどこから同考えても虫のような……ノミが一番近いと思われる。

だがしかし自然界にこんなの身が存在するのかと言いたくなるカラーリングにサイズである。

中には翅を持った個体も居る。

 

そして何よりその姿には心当たりがあった。

 

変態(キサラギ)の作り出したる生体兵器

その名も…

 

「え、あ、あれ!?アミダァ!?何で?A・MI・DAァァァ!!?ナンデェ!?」

あれ!?アミダァ!?何で?

わけが分からず混乱中。

 

おかしい、AMIDAと言えば確かに全部処理したはずだ。

あの阿呆どもが商品として売りに出す前にとお父さんが回収して確かに処分したはずだ!!

召喚したモノの力を見るためだったり、シロの遊び相手にだったり、クロがチンッ!!したり、二刀流アルト・アンジェロの試し切りに使ったり……

 

ああ、そういえば、アラガミの餌にもしたなぁ……

 

 

ん?

あれ?

 

 

たしかオウガテイルやヴァジュラだったり……

 

 

もしかしてそのオウガテイルが進化した?

学習してこうなった?

 

ナンデ?

なんでや!!

ナンデソノミチヲエランダァァァ!!!

 

あれ?他にも進化の道あったでしょ?

なのになんでAMIDA!!

わけがわからないよ。

 

 

………まあ、成っちゃったもんは仕方がない。

え~と、じゃあ、よろしくね?

モヒカンに肩パッドは食べていいけど他はなるべく食べないように

 

 

そう言うと同時に百匹のアラガミ【AMIDA】は飛び立つ。

 

下手せずとも王蟲より怖いかもしれない。

地面を走って来るんじゃなくて飛び跳ねて来るんだから。

 

ま、まあ。モヒカン軍団の始末は任せて自分は衛星から様子を伺うことにしよう。

モヒカン基地まではここから二千キロは離れてるから半日は掛かるだろうけどね。

 

 

ログハウスに戻って椅子に座り、机の窪みにACの待機形態である球体をはめ込む。

 

すると木製に見えた机が動き、三枚のモニターを展開する。

 

「さてと、メールチェックでもしますかね」

こういうときには流石だと思うよ、A(アルカディア)C(カンパニー)

一応別世界のはずなんだけど問題なく通信できる手段を作っちゃったんだからさ。

 

……え~っと?

「【緊急依頼】T-ENG(サーマルエナジー)求む」

何これ、まるで薬草を取ってきてくださいなノリ?

「詳細、詳細……ハーモナイザーの改良品を作りました、起動実験がしたいので高エネルギー体であるT-ENG(サーマルエナジー)が必要です、ぜひとも我等の技術力向上のために。

希望量1000bbl………石油バレル!?リットルに直すと……約160kℓ」

多い…いや少ない?

うん、少ない。

いつもだったらもっとすごい量で注文来るはず。

数百万bblとかで来てもおかしくない。

「まあ、良いだろう。お金はあっても困らない。

返信……了解、三日後に納品する。報酬は500円/ℓで良い、講座に振り込んでおいてくれ、っと」

これだけで8000万の資金を手に入れた。

だが用意が面倒で成らない。

過酷な環境下でエイクリッドを大量に狩らなければ成らないからだ。

まあ、召喚で何とかするんだけどね。

 

アンジェロマジ万能。

 

あれ?

よく考えたらエンディング後のT-ENGの海から直接引けば楽じゃね?

 

 

まあ、どうせもうけた金もACから資材を買ったり機械を買ったりでなくなるんだろうけどね。

 

 

ちなみに衛星基地の改造で財産が三桁に成りました。

これでもお得意様割引で四割引なんだよ?

国家予算並みに取られたけどね。

T-ENGマジ便利、車の燃料にすれば50km/ℓとかできたらしいですよ?試作品でね。

その挙句、排気ガスを出さないクリーンな動力(ジェネレーター)

大量確保が楽にできるのが俺だけで、ここしばらくは開拓、主にモヒカン関係で休みってことにしておいたからのこの値段だ。

普段はガソリンの倍くらいの値段で提供していたんだが、資金不足だしちょっとばかり高くして請求した。

ここからは交渉の時間だ!!

と、待つこと数秒

「ん、値切りのメールかな?」

========

代金は了解しました。

しかし、納期はどうにかできないでしょうか。

できうる限り早急に必要です。

========

おや?値切らないって事はそれだけ急ぎって事かな?

まあ、高い気もするし、AMIDAが目標に接触する時間まで暇だから限界まで早めてやるか。

 

============

分かりました、完成の暁には報告を。

量がそろい次第入荷します。

AC-B4の地点に転送します。

陣の下にタンクを用意してください。

============

 

うん、これでいいな。

海から召喚できるか確かめて………うん、コストが十倍になるが何とかもって来れそうだな。

1000bblだと……うわ、現在の魔力全部かよ。

気絶したくないから一時間待つか。

 

 

 

「ゲートA固定、ゲートB五センチずらして固定」

一時間たったのでT-ENGを送る準備をしています。

「ゲートAにT-ENGを1000bbl召喚、ゲートBをAC-B4のマーカーに直結」

いやはや、ACを補助に使うようになってから便利で仕方がない。

3,2,1……

「展開、発動」

それと同時に二枚並行に展開されていた魔法陣の隙間をオレンジ色に輝く液体が流れ始めた。

「13%……48%……86%……」

流量は徐々に減っていき……

「95、96、97、98、99…100%門閉鎖、魔方陣破棄。状況終了」

相変わらず並行世界+時間跳躍での召喚は辛い。

つないでいる間ものすごい勢いで力が吸われる。

 

「月輪。納品終了ってメール送って」

《Jud.転送終了》

「続いて衛星に接続、飛んでいったAMIDA達を探してモニタに表示」

《Ja.対象発見……地点はここより約1000kmの地点。接敵までこの速度であと90分》

……あれ?

「気のせいか?なんだか早すぎる気がするのだが?」

《追加。速度は500km/hから670km/h程度でバラつきが有りますが間違いありません。誤差は±5程度です》

 

モニタにその光景が映し出される。

AMIDAの下には巨大な木々が見えるがそれが高速で流れてゆくのが見て取れる。

「あれ?あの後ろから噴出してるのなに?」

《不明。サンプルを回収しないと分かりませんが高温高圧の溶解液のような物を噴出しているように思われます》

そういってモニタに別の映像が映し出される。

AMIDAの通過した後の様だが……

《拡大。草木が焼け焦げている姿と岩が溶けた姿が見られます》

そこの一部がさらにズームで映し出され、発言通りの状態になっているのが見て取れた。

 

 

「なんつうか……酷いなこれ」

岩も溶かす高温の溶解液を撒き散らしながらの高速移動とか酷すぎる。

俺は椅子に全体重をかける体勢でそう呟く。

正直な話、魔力使いすぎて疲労困憊だからこうしているわけですが。

「それで、今のモヒカンたちの様子は?」

《確認。焚き火を囲んで酒を飲んでいます》

「え?」

窓のほうに頭を向けてみると赤が見えた。

「あ~もう夕暮れか……」

《推測。本日は珍しく起床時間が遅かったので、時計が無いため体感時間にずれがあったのでしょう》

「…冷静な推測をありがとう」

俺が言いたいのはそう言うことじゃないんだけどな。

 

 

夕暮れの惨劇かー……

これが普通の、田舎の村だったりしたら生き残りが復讐者に成るフラグだったんだろうな~

 

 

 

 

~~~~~~~~~

「アイエエエエ!!?」

「アミダ!?AMIDAナンデ!?」

「ナンデAMIDAがこの世界にィィィ!?」

「イヤダァァァシニタクナイイイ!!!」

 

ボッ!!ジュゥゥゥゥゥ……

 

~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

「駄目でしょ!?もう、なんでもって帰ってきたのそれ!!」

AMIDAが一匹一人のモヒカンをつれて帰ってきた。

当たり前だがモヒカンは恐怖と加速によるGであの世へ旅立つ寸前である。

「え?お父さんに被検体としてプレゼントしたい?」

もしかしてAMIDAのときの記憶持ってんのか、こいつら……

変態がすごいのかこいつらの自我が強いのか……

「……分かった。連絡してみる」

モヒカン(木偶)を百体入手、要る?

と、メールを送ってみる。

十秒で返信が来た。

そこにはしっかりと、どこに送ってくれ等の情報が書き込まれたモノだった。

 

通信機能の性能……普通の携帯電話よりもすごくね?

仮にも次元の壁を越えた先ですよ、此処。

 

 

見当違いのことを考えながら転送の準備に入る。

「あー…今から順番に此処にそれ、放り込んでくれや。終わったら帰っていいからさ」

そういって、魔力をためた宝石を一個消費して二つの召喚陣を発動させておく。

 

そして俺はログハウスに戻って、月輪に話しかける。

「モヒカンの生き残りを確認して」

《確認済み。生き残りは百名》

……つまりはあいつらが持ってきたやつだけって事ね。

「移動等の魔法の発動は?」

《認められず。使用はありませんでした》

 

 

 

 

《報告。戦闘時間三十分、被害なし、しいて言うならば地形の変化》

モニタには滑らかになり、へこんだ大地が映し出された。

もちろん木々は無い。

《報告。地形被害は半径500mほど、おそらく此処は不毛の地となります》

「了解、衛星との接続を最小限までカット、今日はもう休んでくれ」

《Jud.スリープモードに入ります。》

 

 

 

ふう、とソファーに倒れこみ呟く。

 

「……結界術使えるのなんか居たかなぁ……」

 

考えながらも意識は落ちていった。

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