此処に宣言しよう!!たくみも立派な変態科学者の一員であると!!
「ヒャッハー!!貴様らよろこべぇ、匠様が今度は境ホラにつないでくれるそうだ!!」
会議室に一人の
「なに!?それは本当か!!」
「ああ、何でも無人の惑星に建てた家の管理を任せる自動人形が欲しいって話だ!!よーするに技術を輸入して作ってくれって依頼付って訳だぜ!!」
ガタッ!!
円卓に座っていた社員が一斉に立ち上がる。
「つまり、あれか?
「ついに浪漫を……」「流体技術が……」「空を行く船が……」「武神…」
ガヤガヤと会議室が盛り上がった中で低く渋い声が響いた。
「自動人形を用意すれば温泉宿も開業すると言う事だな?」
有澤隆文だ。
「ならば我ら有澤グループ、全力でその依頼を受けよう」
薄い♨マークを背景に達筆な湯の文字が書いてあるウインドウが背に開く。
「おい、出すロゴ間違えてるぞ」
「……」
無言で温泉企業のウインドウを消し有澤グループのロゴを出す。
「ま、まあ……いつも我らは平常運行ということでだ……他に立候補するグループはいないか?」
円卓にもかかわらず、上座の雰囲気を出している社長が立候補について聞くと数グループが手を上げる。
「えーと、たしかお前んとこはヒューマノイドロボット制作が目標で、そっちは大型の人型兵器だったか?」
「Yes!!自動人形の技術が入れば一発で基本が終了してあとは改造だけですね」
そこでもう一人手を挙げ発言をする。
「武神てたしか人が流体になって同化するタイプが一般的だったはず…そうなってしまえばヒトの脆さを考慮する必要がなくなる」
「「「それだ!!」」」
三人がそれに賛同する。
「そしてあちらがたずねてきたのだが……何処に門を繋げるかだ、何か目印があればその周辺につなげることも可能らしい」
そしてまたもや騒ぎ出す
三河にと言う声が一番に
アンヌちゃんhshs、義経ちゃんprpr等と口走り始める始末だ。
その後、事態の収拾がつくのに約一時間を要した。
「いい加減決めるぞ~この用紙に第三候補までゲートを繋げるポイントを投票用紙に書け、多数決とスパコンによる抽選で決めるぞ~」
そして結局いつもの投票でと言うカタチに収まった。
・そのころの
えーっと……此処をこうしてこのスペースにこのプログラムを入れて……
これとこれをつないで最後に此処にまとめれば翻訳機能が付くはず……
何かで実験しないとな……えーっと……
先ずは外国で言葉が通じるか試してみよう。
AC支部でどこか実験に手伝ってくれるところが無いか聞いてみよう。
その前にシミュレーターで起動確認……エラー
【情報が足りません】か……まあ、呼ぶだけなら結構していたけど、流石に行き来するゲートを平行世界につなぐのはあまりしてないからな……それも全部デフォルトだし……
翻訳実験のメールは送ったわけだから返事が来るまで別荘の制圧でも進めておく事にしようかな?
最低でも半径3km圏内の安全は確保しておきたいな。
……俺自身にはたいした戦闘能力が無いからAC装備して後方支援しながら戦力の補充くらいしかやる事ないんだけどね。
外から入って来れないように境界線として堀でも作るか?
いやしかし……
グゥ~……
「そういえば、今日まだ何も食べてなかったな……時間は9時半……あれ?今日って月曜じゃ……」
そう呟いてから扉のほうを見る。
【遮音結界Ver.1.65】
そして周りを見渡すと確かにこの部屋には遮音結界が張られている。
ご丁寧にVer.1.65……外からノックされたときに【遮音結界発動中、後ほど出なおしてください】と表示するタイプだ。
その挙句、ドアには魔術的、科学的、
(や、やばい、記憶に無いぞ!!確か篭り始めたのは金曜日の夕食後ッ……俺はいつの間にこれを!?)
いつだ、いつだ、と呟きながら記憶をたどる。
確か俺は日曜に家族で夕食を取ったはず。
確かにそれは覚えている。
さっき自分で呟いたとおり、今日はまだ何も食べていない、つまりこれらを発動したのは夕食後!!
《報告、結界発動は三日前の19:43.39施錠は昨日20:00.57…本日19:24.52に結界に外部より衝撃、5分32秒にわたり衝撃が続きました》
―――ッ!!完全に手遅れだ、母さんならメールを送ってくるはずだが……
急ぎ携帯端末を取り出すと……
三件着信有り
Fromアリサ、すずか、母
「終わったァァ!!説教コースマッシグラダー」
数ヶ月掛けて製作したプログラムの完成を喜ぶまもなく絶望する。
「母さんはまだいい、就職先にACがあるから中学は卒業する程度で問題ないといってくれる。
だがしかし、アリサとすずかはアウトだ!!中学に入ってからこういったことで学校をサボるとそのたびに説教に来る!!なぜだ!!学校では大して会話をすると言うわけでもないのにッッ……」
注》よく居眠りをしているため、機会が減っているだけです。
「何でか知らないが野郎は威嚇をしてくるからなんだか居辛いし、授業内容(理系科目)は入門程度の内容しかやらないから余裕であって……」
注》
「だがしかし、なぜあの二人はこうも俺にかまってくるのか……小学校の半分ほど一緒に遊んだ程度だと思うのだが……しかし……ん?そういえば俺も時折ふとした時に……」
ジジ……
【不明な感情が発生しました】
ジ…ジ……
【直ちに思考を停止し、
ジジ……ジ…
【分割思考02、05からの結論『結論を出すまでに時間がかかり、活動に支障をきたすと判断』】
【目的達成までこの議題を凍結します】
【思考速度低下が見られます、睡眠を推奨】
あー…くそ、後回しだ後回し、とりあえず寝よう。
寝て、飯食ってから後のことは考えよう。
「月輪、母さんに完成したから寝るってメール入れておいて」
【――了解、分割思考補助プログラムを終了します】
『ついでに実験依頼の返事が来ました。読み上げます……了解しました、共通性の少ない言語を使用する国を幾つかピックアップしておきます―――以上、それではおやすみなさい、安眠用の音楽を再生します』
月輪の声が念話から音声に変わり、連絡事項を述べたのを聞きながら、俺は数日振りのベッドへ倒れこみ、意識を沈めた。
発生したエラー(!?)はその後にあったとおり、匠くんがACにスキルによる改造とプログラムを入れて自分の並列思考やらなんやらを補助させていたところ、目標の達成の妨げになると判断されてこうなりました。
現在の目標は旅館(予定)の労働力の確保です。
つまり、自動人形が納品されて開業できるところまで持って行けるまでは今回の……不明な感情はなかった事にされています。カット&ペーストでAC内に保存されています。
謎の感情……いったいなんなんだ!?