レポートぜんぜん進んでません。
今回の話は……まあ、手抜きが過ぎますかね。
おまけを載せましたがたいしたことではありませんのでさらっと読み流してください。
視点:高町なのは
……信じられない事実だった。
ある日、私たちが皆そろった時によく開いているお茶会に小学校からの男友達の三人を呼ぶ話になって、アリサちゃんがその話をしにいって聞いた話が問題だった。
「なのは、なんだか匠の奴が別荘とかを別の星に作っているって言ってるんだけど」
アリサちゃんは、最近大人の女性と言える雰囲気を纏い始めているのだけど、どうも仲間内では相変わらずおてんばと言うか……うん、君臨しています。
すずかちゃんはそのまんまのお嬢様な感じなんだけど……見た目に似合わない身体能力も持ち合わせていたりで、初めて知った人は皆驚きます。
「……すずか、放せ。今更逃げたりはしない。お前もこのままだと疲れるだろう」
今喋ったのは
冷静沈着で体格のいい同い年の男の子……という表現が合わないお友達。
ちょっと怖い顔だけど、小学生の頃から平日はほとんど毎日顔を合わせているから慣れちゃった。
「……何処から話そうか」
「そんなら、まずはタクみんが本当に次元世界に家を建てているのかおしえてもらおか?」
た、たくみん?
「ああ、本当だ。正直な話、家だとは言えない大きさだがな」
え、そこ流しちゃうの!?
「……たくみんとは、匠の事か?」
「そや、今度からそう呼んでみようかとと思てな。事前につこうて見た」
「……」
ワンテンポ置いてから聞きなおしたのも驚きだけど……
今更?見たいな目で見ないであげてよ……これでもはやてちゃん、真面目なんだから。
「それで、そんな事を聞いて……お前たちは何がしたい?言っておくが俺の知っている情報は此処までだ。
薫の奴ならばもう少し詳しく知っていてもおかしくはないな」
《ここは私が対応しておくからなのはは薫を追って》
《うん分かったよ、フェイトちゃん》
「ところで高町」
「にゃ!?」
「怪我のほうは大丈夫か?この前漸くリハビリが終わったばかりだろう、もし何かあったらぜひ相談してくれ。内の企業には狂ってるのからまともなのまで様々な分野の奇才天才鬼才がそろっている。
首と胴体がつながっていて生きているのならば酷くても翌年には元通り以上に仕上げられると言う話だ」
まあ、値は張るがそこは俺が何とかしよう。
そう呟く鉄くん。
「ありがとう、でも大丈夫。ほら元気元気」
力こぶを作ろうとするが出来ない。
「クク……ああそうだ、君達もだ。何か困った事があったら相談してくれるといい」
その言葉にアリサちゃんが返した。
「そういえばあんたも不思議ね。小学生の頃から働いてるし、妙に老成していると言うか……」
確かに、私もそう思った事がある。
「いや、まだ働いていない。高町が家の喫茶店でウェイターをやるのと同じで、家の手伝いだ」
そして、と間にはさんで
「これは多少影響されて出来た人格では有るな」
「へぇ…小学生の頃はぜんぜん教えてくれなかったのにどんな心境の変化よ」
話が長くなりそうだと思ったので私は薫くんを追いかける事にした。
「わたし、ちょっと用事があるから」
「薫を探すのなら裏を読め……あいつは意外と隠れるのが得意だ」
ギク……っとあと少しで同様を表に出してしまうところであった。
振り返って鉄くんをみてみるが、彼はアリサちゃんの質問に答えているところだった
「あの時はまだ話して良い事、いけない事の区別が曖昧でな……話したらどうなるかと脅されていて些細な事でももらさないように注意していたのだ」
なんだか一緒に話を聞けないのが残念ではあるが、私はその思いを振り切って廊下に出た。
「父も含めて職場の者たちが……『くそ、煮詰まった……よし、温泉だ!!』と言って全員総出で温泉めぐりに出かけるものだから……」
物凄く、後ろ髪を引かれる気分なの……
そして薫くんを探す事数分、
廊下の隅にある空き教室から物音……いや、これは話し声だ。
―――……バニングス……の尽き………鉄は…屋上に……されて尋問を受けて……
近付くにつれ、薫くんの声だとわかり、話の内容も鮮明に聞こえてきた。
失礼な…!!屋上に呼び出したりしてないし、尋問なんてしてないんだから!!
「……レイジングハート」
『Master?』
「セットアップ、だよ」
『Weit(待って)、have second thoughts(考え直し)……』
「いい子だから、ほら……セットアップ、だよ?」
『……Yes,Master』
あはは、レイジングハートってば。私もしっかり考えたんだよ?それで薫くんを捕まえるにはこうするしかないって判断したんだから。
あ、でも流石に此処でバリアジャケットは要らないから。
「サーチャー飛ばして場所の割り出し……よし!!それじゃあ……」
―――な、何だ!?
「ディバィィィンバスタァァァ!!」
―――桜色の光がッッ!!ウワァァァ!!
ふう、これでよし!!なの。
「なのはちゃん」
薫くんの居たところを見ていると、はやてちゃんがやってきた。
「電話したらタクミン今、家に居ないそうだから今のうちに証拠掴んで置こ?」
「うん、そうだね」
彼の事だから正面から行ってものらりくらりと交わされた挙句にいつの間にか別の話になっていて帰ってから本来の目的を思い出すとかありえる。うん、此処は【がさいれ】なの!!
そ、そう、これは仕方がない事なんだから!!
――――自覚症状が無くとも、そういったことに興味津々なお年頃であった。
そして、匠が部屋へ戻って来た時へと繋がる。
「でもまさかタクミンの奴、あそこまで外道やとはおもえへんかった……」
「そうだよね、仲間が死んじゃったってのにあの言い方は無いよね」
「絶対に捕まえて更生施設送りにしてやるんだから!!」
私たちは本多邸から帰りながら話していた。
「にしても、どうやって探すかやな」
「とりあえずいっていたとおり、売りに出されているって言う原生生物の剥製を見て世界を特定するね」
フェイトちゃんが匠くんの言っていたように、調べるみたいだ。
「じゃあ、私は密猟者を捕まえて情報を聞き出すよ」
「ほんなら私は局内でいろいろと動いてみる事にするわ……主に無限書庫あたりでユーノくんと一緒に」
そのことを考えたのか少々げっそりした顔ではやてちゃんも行動を決めた。
「じゃあ、一ヵ月後には」
「うん、友達だからこそ」
「正しい道に導いたらなあかん」
と、まあ、こんな感じで同類に慣れてしまった匠くんは言葉足らずで勘違いされているのでした。
だがしかし、間違ってはいない。
小話
この世界の日本には、奇妙な刑罰が存在する。
毎月、凶悪な死刑囚か、よっぽど素行の悪い囚人の中で最低でも一人が科せられる刑である。
刑期は一月。
死刑囚でもこの一月を乗り切れば犯罪歴が白紙に戻される。
更生施設に送ると銘打たれたこれの俗称は……
【企業流し】
これがどんな物かを知っている物は、一定以上の地位を持ったものと、それを受けた物たちだけであるが、その前後での人の変わりようから、囚人達から恐れられている物である。
性格破断者でも一月で機械的な企業戦士に成ったり、素行がすこぶる悪い者が一月でまさに生まれ変わったかのような模範優等生へと変化を遂げる。
もやしだった者が歴戦の軍人のごとく太い肉体を持って自衛隊入りしたり、中には体の一部がメカメカしくなったものもいた。
共通して居える事は皆が言葉の通り、生まれ変わったとしかいえない変化を遂げている事である。
これを目撃した、同じ収容所に居た者の再犯率は極めて低い。
彼らは、「俺は人間をやめたくない」「再犯者はアレの優先度が高いから」などの言葉を震えながら駆け足で言って走り去って行った。
人権擁護団体が動いたと言う話は聞いたことがあるが、ソンナコトハナカッタ。
――――――勇気ある新聞記者の手帳より・・・・・・