召喚師の改造記   作:獅狼

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いつの間にか、具体的には十日ほど前にこの作品は一年を迎えました。
自分は記念話とかの話を書くのが無理な事がよく分かりました。
後半年でどうにか完結させたいなー


旅館経営開始…ストライカーズまで残り約一年
時間は跳んで…


此度、齢壱拾八にして漸く準備を整え異世界温泉旅館を運営し始めました本多匠です。

 

そしてもちろん、初のお客様は変態温泉企業こと、有澤重工御一行様です。

富嶽、不知火、海神、日光に月光、九重、八雲とお出迎えしています。

自動人形の名前?その場の思いつきで決めました。

製作者が本気出して同じ顔はもちろん、体型も少しずつ違っていて個性もバッチリです。

ただ問題が……

「さあ、荷物を渡しなさい。私が部屋まで運んであげましょう」

富嶽である。

彼女は身長が180程でカラダで言うなら浅間智のような感じ。

ただし、つり目で黒の長髪で少し見下し気味に少し寒さを感じるほどの冷たい声で先ほどの台詞だ。

その筋の人からは絶賛なよく分からないオーラを放っているような気さえする。

仕様書の性格欄にはツンドラと書いてある。とてもじゃないが接客業に向かない。

 

だが使う。

 

不知火……なんでかしらないけど、人の死角に入り込むのが上手い。しかもむやみやたらにって訳じゃなくて必要の無いときに視界に入らないって感じでやるもんだから素晴らしい従者である。

言葉数が少ない少し不思議系、淡い赤のセミロングで少々童顔。

 

海神……液体操作に特化していておっとりした性格。水仕事担当。光の加減で藍色に見える黒髪腰に届くほどの長髪。いつもニコニコ、たぶん起こると怖い(確信)

 

日光と月光はたぶん予測できただろうが双子設定。

びっくりするぐらい左右対象で性格はシンクロしてる気がする、業務中は。

自由時間では個性爆発。冷静沈着と天真爛漫と言うべきかな?名前にあるように日光は明るく元気で月光は冷静で大人しい。ただ問題は性格は違うけどやっぱりどこかシンクロしているみたいで結構一緒にいる事が多い。離れていてもなんでか話が通じている。これ絶対情報共有してるよね?

 

 

九重は包容力満載の母性全壊?いや全開。少なくとも見た目は。

家事はなぜか苦手、接客は得意なお姉さん。当たり前だけど接客担当。謎の萌黄色の髪を持つふんわりヘアー

癒し系の天然気味な性格

 

八雲…笑顔が時々胡散臭いと言うのは冗談で、よく言えば万能で悪く言うと器用貧乏な気配りの効く隙間産業な西洋風美人。人を使うのが上手いので参謀的な立ち位置。

裏方がやりたいっていってくるけど美人だから表に出す。と言うよりもみんな美人なので裏方は俺と(ビアンコ・アンジェロ)がやります。

 

まあ、そんな七人と俺で初のお客様をお出迎え。

 

この後は基本的に予定通りに事が進んで何事も無く、宿泊一日目が終わる……かと思いきや!!

 

どっかの馬鹿が酔って花火の変わりにグレネード打ち上げやがった。

花火セットとか売店で売ってんるだが、あくまでそれは家庭用の小さな物、打ち上げなんて出来ないって理由もあったんだが、まさかの打ち上げグレネードのせいでその理由が群れでやってきて始末にかりだされた。

その理由ってのは野生怪物だ。音に驚いて逃げるんじゃなくて突っ込んできやがる。よっぽど大きな音じゃないとそんな事が起きないようにしておいたんだが、流石に有澤製のグレネードは桁が違った。

 

打ち出された衝撃で窓ガラスが一面割れ、爆音で旅館が揺れた。

晴れ渡った夜空には大きな雲が出来上がり、数十km以上むしろ100km近い距離はなれた森から獣の雄たけびが返ってくるほどだった。

こりゃヤベエと思って即座に軍団を呼び出してなるべく引き返させる。無理なら仕方ないから始末するといった方針で何とか対処できた。

 

次から武装を一番最初に金庫に預けてもらうことにしよう。と言うわけで金庫を増設。プレハブ小屋みたいな外見の金庫を作りました。

預けてパスワード入れてキーをロックすればたちまち預けたものが地下1kmのシェルターに!!

こっそり取りに行きたかったら1km飛び降りるか、瞬間移動するしかない!!

あ、シェルター内は宝具クラスのやばい物をしまうつもりで魔力抜きは完璧です。

言うなれば魔力の真空状態。空気中に出たそばから何とかしちゃうので、魔法の行使なんてもってのほか、もしも垂れ流しているのならあっという間に枯渇しますかな?

そしてその魔力はスタッフが加工しておいしく頂きますのでご安心ください。

魔力って流体に似てるんだよね。

 

 

とまあ、こんな具合で大きな問題も有りましたが、初のお客様には満足して帰っていただく事が出来ました。

さすが侍女式自動人形!!

 

あ、でもキサラギ。連れ込めるペットは常識の範疇だけだからな!?

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

さてさて、次はいよいよ一般の客だが……此処に三枚、一家族と限定した招待券がある。

満足いただけ無ければ料金は頂きませんと書いたグランドオープン記念チケットだ!!

最も広告してないから完全限定の非売品だがな!!

「まずは心労を抱えながら必死に頑張っている心が病みかけな過労気味の人に送って…」

逆召喚の陣を用意して条件を付け加え放り込む。

「後二枚は……どーすっかなー……うん、月村家とバニングス家に送っておこう」

知り合いばかりだが俺は気にしない。

自動人形に死角はないと思う。

 

このチケット、切り取り線で三つに分けられており、説明が書いてある紙に予約券と旅行券が付いている。

予約券を来る予定の三日前に破って貰って、当日に旅行券だ。うっかり纏めて破り取られると上手く発動せず、キャンセル扱いになってしまうとしっかり書いておいたので……あ、やべ。

日本語や英語で書いたけどもし通じないところに送ってたらどうしよう……

まあいい、そのときは普通に棄てられるだろ

草思った矢先、

『No.01予約入りました』

月輪から最初の一枚の予約券が破られたと報告が入った。

『来客数2、親子、父娘だそうです』

「ふむ?一応二部屋…いや、襖で仕切れる部屋にしておこう」

どれくらいの年齢か知らないが子どもと言う訳では無さそうだからな……

なぜ紙のチケットで此処まで詳細がわかるかと言うと、単純に魔術やら魔法の……要するに魔力ってすげーと言う事だ。詳しくは知らん。

それにしてもだ、なんでかいやな予感しかしない。

いや、悪い意味ではない気がするが、何か予想を超える問題が置きそうな気がする。

 

割とすぐの招待⇒予約コンボだったので、有澤に限ってないだろうけど……変な物が仕掛けていないか調べておく必要がある。

社員だったから固めて使っていなかった部屋があるから問題ないが、早急に調べておく必要がある。

大事な事だから二度言った。

有澤に問題が無くとも、対抗グループがメンバーに仕掛けた何かが落ちてしまっているかもしれないからだ。

もしそれがお客の荷物にくっついたりしたら一大事!!

情報奪取が目標の無駄に、不要に異常なスペックの盗聴器が仕掛けられていたとすると客の個人情報が漏洩しかねない。

 

「八咫烏、日神。確認よろしく」

太陽に関係する名前を持つ…というか片方そのままのこの二人は黒髪と紅髪の……姉妹?いや、主人と従者?

言い表しやすいようで言い表しにくい。

だからこの名前にしたわけだが……そして特技は炎に関する…というわけじゃなくて収束、拡散である。

だからこそやけに微弱でありながらも強力と言う矛盾した電波でさえ感知する事が出来る。

「検索開始……」「収束、解析……」

目を閉じた二人の周辺が一瞬歪んで二人が作業に入ったのが分かった。

そして、三秒とせずに二人が目を開き

「一件の異常(イレギュラー)を確認しました」

「次元跳躍を行っている電波を発見……周波数が特定できません。形式は……BFFのレーダーにもっとも類似しています」

「ちなみに合致率は87.6%です」

「……よく見つけられたな……」

「何を、私たちの作製には複合企業の全グループが加担しているのですよ?」

「ほぼ同バージョンの技術に気がつけないはずが無いです」

「せめて0.5以上のバージョンアップが有りませんと」

なぜか交互に話す二人。

「圧壊処置をしておきます。よろしいですか?」

「ああ、ついでに収束レーザーで蒸発もさせておいてくれ」

「了解しました」

「八咫烏は他にへんな物が無いか……そうだな、朱音(アカネ)と凪を呼んで確認しておいてくれ」

朱音と凪は特にこれと言った特技を持っているわけではないが、一部センサーが他よりも強くなっている。

特技を着けるためのリソースをセンサーに使ったと言うわけだ。

「了解しました」

 

まあ、こんな感じで何かを忘れてはいないか、仕掛けてはいないかと調べるのも忘れないわけだ。

仕掛けたりとか無いだろと言いたいだろうが、あの変態企業で今まで働いていた自分は、なぜ仕掛けない理由があるのだと疑ってしまうのだ。

つまりは変態のせい。

 

さてと、時間は10時そろそろ来るかな?

……あ、此処も一つの惑星だから時差があるか……まあ、気長に待つとしよう。

 

そんなわけで雑誌片手に事務室でのんびり。

「ほう、上から目線の性善説か……いいよなぁ、真っ黒なところを信じないで居られるってのは…」

この世には常識人と変態と大変態と頭から理性(ねじ)が行方不明な奴の三種類に大分されるっての……あ、最後のは人間じゃなくて産廃ね。

 

「そういえば、俺の幼馴染の半分もこれだったか?」

管理局に入って管理局の法云々言い始めた三人を思い出す。ちなみに産廃云々じゃ無くてその前のな

……違うか。

「あいつらは性善説とかではなくて司法立法を兼ね備えた組織の末端だったか、ならまだしっかり正義をやっているのかな?」

ああいった組織は腐敗が酷いからなぁ……あまり深部を見ないうちに止めてくれるといいんだが……

あ、ウチの企業は腐敗しようが無いので、最初っから腐ってるんで、だが方向性の変化が無いから問題は無い!!

「あ、これアニメ化するんだ」

従業員スペースにぐらいテレビ置くかなーと考えながら雑誌のページをめくる。

 

 

旅行券(チケット)発動、陣可動まで残り30秒』

「っと、きたか」

月輪からの報告を受け、雑誌を机において館内放送の電源を入れてマイクに向かって二言

「お客様のご到着だ。十秒で来れる者は玄関で出迎えの用意を」

席を立ち、玄関前に光る陣を受付口から見て呟く。

 

 

 

「さてさて、どのようなお客様かな?」

 

 




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