召喚師の改造記   作:獅狼

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しばらく、忙しく触ってなかったらどんな話か分からなくなった。

変なところがあるだろうからよっぽど気になるようなら連絡を

追伸:演説とかむりぽ



さあ、明日は面接だ!!内定ほしいな


変態科学者の人間離れ→入社

「フハハハハハ!!!」

 

ジェイル・スカリエッティが部屋にこもって約十八時間。

中からやたらとテンションの高い笑い声が聞こえてきた。

 

「ついに、ついに完成した!!娘たちよぉぉぉ」

そしてダイナミックに部屋から飛び出し、娘たち(ナンバーズ)のいる訓練場に走り出す。

 

ちなみに息子たち(カラーズ)は局の監視、何か行動があったら知らせるという役割でミッドチルダ地上本部(衛星から監視)と起動六課の監視を行っている。

現状動き無し、スカリエッティ一家の動きに気がついている様子もないとのこと。

 

 

「ああ、そうだ。ルーテシアの方も何とかしないとね。彼女はまだこっちで動いていないから、そうだなー母の治療費を稼ぐために依頼を受けていたという形にしよう。

私達についてくる気ならそれでもいいし、そうでなくともこれで良いだろう」

 

走りながら考えあっさり判断を下す。

そして、訓練室にたどり着き自動ドアが開ききる前に中にからだを滑り込ませて愛を込めて叫ぶ。

 

「娘たちよ!!調子はどうかね、私は開発も終わって最高潮だ!!」

 

叫びに驚いたのか、インファイトをしていたノーヴェとウェンディが制動を誤り、その結果としてノーヴェの一撃がウェンディに突き刺さり、ウェンディが出入り口、要するに、スカリエッティのいる方へ飛ばされた。

 

「危ない!!ドクター」

組手の様子を見ていたチンクがスカリエッティを押し飛ばして衝突から逃れさせようと動く、が

 

「なんだい?チンク」

片腕でその身体を抱きしめてその場に留まることとなった。

「どどど、ドクター!!ウェンディが」

予想外なスカリエッティの動きにテンパったチンクはとにかく飛行物の方を指差して警告をする。

「うん?」

スカリエッティはそちらを向いてチンクを下ろす。

「カモン、ウェンディ!!」

そして、バッと両手を広げ迎え入れる体制をとった。

「ドクタァァァどいてぇぇぇ」

叫ぶウェンディ。

彼女、戦闘機人は所謂サイボーグであり、重量は当たり前に重い。

スカリエッティが出し惜しみ無く技術を動員したが、それでも体重は60を下らなかった。

猛スピードで飛ぶ戦闘用装備の戦闘機人、セットで100kgはあるだろうそれが、完全技術職のスカリエッティにぶつかったらどうなるかは想像するまでも無い。

 

しかし、ここで予想外が起きる。

スカリエッティは飛んできたウェンディを抱き止めそのまま近くに座り込むチンクに当たらないように回転しその勢いを殺したのだ。

当然その場にいたナンバーズは呆然とした。

「ど、ドクターいつの間にそんな事を………」

何とかその言葉をひねり出したチンクを相手にスカリエッティは満面の笑みで答える。

 

「愛の力さ」

 

 

 

 

「訳が解らないよ………ドクター」

 

 

 

 

 

そんなこんなで、全員に召集がかかって翌日………

 

 

「………ドクター、こんな部屋記憶に無いのだが」

「研究のついでに作った和室だよ。

安心したまえ、ちゃんと掘り炬燵も用意した」

「こんなデカイ掘り炬燵始めてみたよ!!」

「おや?まるで見たことがあるような言い方だね?」

急遽呼ばれたカラーズを代表してイェロが突っ込みを入れるがさらっと痛いところを突かれ言葉に詰まる。

そんなイェロを左右から小突くシアンにグレイ。

距離を近くするためか、やけにぴったりな円形で、みんながリラックスして肩が当たる程度の大きさである。

そしてもちろん、足は容易く接触する。

その度にサッと足を引くカラーズにナンバーズ(クアットロを筆頭にした一部)がニヤニヤと足をくっつけたりしている。

「どうしたのかしらぁ~顔を真っ赤にしちゃって~シアンなのにね~」

「煩い!!何で今日に限って私服なんだよ」

徐々に元気なくそう言うシアン。

「だってさっきまで訓練していたんですもの、シャワー浴びて着替えてきたに決まっているじゃない」

しれっとクアットロ

「前までは常に戦闘服だったじゃないか」

「前って………結構前からこんな感じッスよ?」

お前たち(カラーズ)は長期任務が多いし、帰ってきても何故だか部屋に籠っていることが多かったからな……」

他のナンバーズも各々そう言えばと呟き出す。

「スペックとかは知ってるけどカラーズの性格とか………知らない」

「そういえば、基地内でも顔会わせたの片手で数えれそうだね」

 

「息子たちよ、お前たちの服も用意してあるから348の衣裳部屋に行って着替えてきなさい、戦闘服ではリラックスもできないだろう?わかったね?」

「アッハイ」

突然ナンバーズの話を切って有無を言わせぬ張り付いた笑みでスカリエッティはドアを指す。

それに対してカラーズは従うしかなかった。

背中でナンバーズがぶーぶー言っているのを聞きながら退出していった。

 

部屋から出て、叫んでも聞こえない場所へ息子たちが移動したのを確認し、スカリエッティは切り出す。

 

 

「さて、娘たちよ言っておくことがある」

 

「なんすか、ドクター。久々の兄弟との語らいを切って話すほどの事なんて」

「でもさ、兄弟って言うより、あまり会わない従兄弟っていう感じだよね」

 

「ふむ、私が見た感じでは、この中の何人かが息子たちに恋愛感情に近いものをもっているように感じてね」

 

 

ざわっと、一部が身構えた。

 

 

 

「安心したまえ、娘たち(ナンバーズ)息子たち(カラーズ)には遺伝子的つながりは無い。

きちんと子供も作れる用に作った。ガンガン押して物にしてしまうと良いよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

その時私は確かにドクターの歯と目が輝いたのを見た、そしてナンバーズの何人かが獰猛な獲物を狙う目に変わった事も確認した。

 

全然会わない、性格がよく解らないと言うのも事実ではあるが、私ははっきりと覚えている。

どうしてか物心のつき始める程度の年齢であったときにカラーズに世話をされていたことを。

 

そして、そのときから外見が全くと言って良いほどに変わっていない。

気になる点は多々有るがドクターが関わっているなら仕方がない。

どうやら、私が一番幼少期の記憶を保持しているみたいで、他の者達は結構まちまちだ、そのなかでもそこそこ残っている奴等がそれぞれ狙いを付けたようだ。

私は………どうも『お兄ちゃん』といった感じで恋愛の対象と見えない

面倒な事にならいといいのだが………

 

(´・ω・`)月∀A日 チンク

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後、ミッドチルダ全域にて、謎の放送ジャックがあった。

内容はゴールデンタイムに流れそうな形式で

 

「驚愕、管理局のトップ、最高評議会の事実!!」

といったタイトルでとてもわかりやすく編集された番組が一時間半に渡って放送された。

 

 

その結果、放送が始まって十分としないうちにレジアス中将率いる中隊により、最高評議会は捕獲され、ミッドチルダの博物館のZエリアに寄贈された。

その翌日、匿名で謎の機械が博物館に寄贈され、その機械により、評議会の面々は体を得た。

 

 

………タッチパネルの中に、幼子の手でくるくる回らせられる程度の存在として。

こちらは待合室に遊具として設置された。

 

今日も今日とて子供に親しみやすいようにデフォルメされた姿で遊ばれている。

 

 

 

そして、レジアス・ゲイズは大将になり、時空管理局ミッドチルダ地上本部はミッドチルダ地上保安局及び管理局司法機関として再出発、ほぼ独立した。

行政は別機関が儲けられたが現在教育中である。

 

 

 

時空管理局の《空》は、上層部の膿出し作業を僅か三ヶ月で済ませ新たな教育体制を確立し、少なくとも孫の代までは安泰であるとどの放送局のコメンテーターも口を揃えて宣言した。

 

年に4度ある公開訓練では昼夜問わず花火が見れると評判である。

もちろんすべて魔王……もとい、魔法によるものだ。

ネット生中継ではよくコメントの弾幕が張られて見えなくなるが席の取り合いに成る程の大人気だ。

 

 

 

 

 

 

 

そして………

 

 

 

 

 

 

「ようこそ、ジェイル・スカリエッティ君。わが社は君を歓迎するよ」

「私こそ、重要な事に気付かせて貰って、感謝しかないよ」

「それでは、入社試験として、壇上(ここ)から君の情熱、信念を言って貰おうか」

さあ、とAC社長はスカリエッティの後ろを指す。

その先には社員全員が居る。

スカリエッティはそれを確認して、再び社長を見る。

社長の目はまさか、恥ずかしい何て言わないよね?とはっきりと語っている。

「もちろん。あ、マイクなんて無粋なフィルターは要らないよ」

スカリエッティは振り返り一歩前に出て

 

「諸君!!はじめましてだ、私はジェイル・スカリエッティ!!今まではある組織の下でクローン等の遺伝子関係の実験を中心に機械と人のハイブリットを課題としていた。

だがしかし、その過程で多くの我が子を処分してきた。

そのたびに精神的な不調が現れた。当時の私は如何してそうなったのか分からなかったが、今ならば分かる。

 

愛だ。

 

私は愛していたのだよ、失敗作(我が子)を、無駄な費用がかかるという理由で失敗だと判断したらすぐに処分していたあのころの私は愛の存在を知らなかった。

こんなに簡単なことに気がつけずに荒んでいたのだよ。

 

私はもうそのような失敗はしない。

すべての我が子に愛を、これを制約として、我が命題として、我が生涯で貫き通す信念とする!!もう、手は抜かない、失敗作を成功作以上に、試作品(プロトタイプ)なんか作らない。私の作品は始めから唯一品(ワンオフ)とするとここに宣言する!!」

 

数瞬置いて、静かに聴いていた会場が沸いた。

 

企業として考えるとコストばかりで利益がまったく無いこの方針はとてもじゃないが認められないはずだが……

 

そんなことは無かった。

少し後ろにいる社長も満面の笑みで頷き肯定している。

 

実際、この会社には量産ラインは少ない。三十以上ある施設の中でも小さなもの数個だけなのだ。

 

こうして、無限の欲望と呼ばれていた男は、自らの小ささを思い知らされながらA(アルカディア)C(カンパニー)へ入社した。

 

一緒に来ていたナンバーズおよびカラーズはその異様な雰囲気に呑まれ、そして……

 

盛大に引いていた。

 

 

 

 

 

その彼らの前の何も無い空間に

 

 ざんねん、なんばーず は れべる() が

 10 たりていません。

 ざんねん、からーず は れべる() が

 3 たりていません。

と投写されて一同が声をそろえ「何の!?」と叫び、笑いを巻き起こしたのは別の話しだ。

 

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