召喚師の改造記   作:獅狼

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本編の小次郎君は、自重していません。
与えられた機殻刀及び鞘を全力活用して英雄との決闘ではなく、戦争を行っています。

故に、あっという間の解決です









だって、誰もルートの意見言わないんですもん








変なテンションで書いたからえらいことになった。






駆け足解決 Fate/ZERO終了のお知らせ

小次郎が、情け容赦無用でとどめをくれてやろうと歩法を仕掛ける。

 

その瞬間、雷轟と高らかな雄叫びが聞こえた。

 

 

「A――alalalalalallalalalalaie!!」

ゴララララと地面を削るように空から牛が引く戦車がランサーと小次郎の間に割って入った。

 

「双方剣を納めよ、王の前であるぞ。

我が名は征服王イスカンダル。此度の聖杯戦争ではライダーのクラスを得て現界した」

 

唐突な真名(ネタ)バラシに驚き、呆れ沈黙する。

 

 

「はぁ……」

ため息をついた小次郎は先ほどまでの獰猛なものとは違い、極々のどかな雰囲気に戻っていた。

 

時間にして、五分どころか二分とかからなかった斬りあい。

しかし、その勝負は乱入者の出現によって終了した。

 

それと同時に、小次郎はひそかに発動させていた概念を閉じる。

 

・―――感情は増幅する。

 

挑発と同時に発動させた薄い概念だ。

効果としては、罵り合いが殴り合いに発展する切欠になる程度ではあるが、武人としての腕を疑うような発言に引っ掛ければ冷静さを一時的に失わせる程度の効果が上ったのだ。

 

そのせいで、ランサーは次を考えない、渾身の一撃を繰り出した。

避けられず、防げばその剣を折ろうと言う一撃を……

ちなみに、この影響下にあったランサーのマスターは完全に冷静さを欠いてしまった。

 

だが、弱かろうと頭に概念条文が響く、それを聞こえぬようにすることは出来ない。

故にうまく挑発に被せて発動した。

タイミングはシビアだがうまくいったので小次郎は内心ほっとしていた。

 

 

しかし、不完全燃焼である。

小次郎はこの勝負を餌にして他を釣る予定であったのでライダーが来たのは良かったが、まさかこんなやつだとは思わず、やる気が減衰した。

 

(闘争の空気に戻る何かは起こらんで御座るかな………)

 

出来れば此処で半分は仕留めてしまいたい。そう考えるが、

 

(まだ2つ、あと2つは欲しいところで御座るが………)

 

小次郎は意識をクレーンへと向ける。

そこには誰かがいると気配を感じることはできないが、居ることは概念空間を広げたときに知った。

 

(アサシン、やはりまだ脱落しては居なかった様で御座るな)

 

ランサーのマスターと思わしき者の位置も判明しているが視認出来ない。

 

(魔術、と考えるのが妥当で御座るか)

 

結構な距離をとって用心深い。

元より狙うつもりは無くとも届く位置ではないと判断してランサーのマスターから意識を外す。

 

 

 

「お前も何とかいってやれ、セイバー」

「おぬしはどうだ?待遇は相談しだいだぞ」

 

いつの間にか話が進んでものすごい険悪……とまではいかないが、ランサーからは気に食わないという感情が表面に出ている。

ライダーは……これが素なので御座ろう。

 

「残念ながら拙者、修行中の身にて。そもそも此処に長居するつもりは御座らん」

 

 

「ふむ、仕方がない。ならば、他の者にも聞くとしよう」

何を、とランサーが顔に出してすぐにライダー、イスカンダル。アレクサンダー大王は声を響かせる。

 

「ここを除き見ているやからはまだ他にも居よう、今すぐに出て来るのだ、さもなくば………」

 

 

良い感じにライダーことアレクサンダー大王殿が挑発演説を始めた。

これは釣れそうだ。

 

 

さて、どうする?

 

 

 

ニア 1.状況に任せて首級をあげる

2.修羅道に入って虐殺する

3.とりあえず秘奥技

4.機殻刀の能力を試してみる

5.開幕ブッパ

 

どれにしようか……腰に帯びたいつもより短い刀の柄に手をかけて、自分の動きを考える。

 

 

(それにしても……マジ狩る☆居合いの構えは随分久方ぶりで御座るな……なんだかわくわくして来たで御座るよ)

 

本来居合いは居合った状態から瞬時に切りつけるもの。鞘に入れた常態から一瞬で斬って瞬時に鞘に戻すとか……

マジ狩る☆八極拳に通じるところがある気がする。

 

そんなふざけた事を考えた後にマスター、衛宮切嗣に念話で訪ねる。

 

(今何処に居るで御座るか、拙者と奴ら奴らの間に居るのであれば撤退を。魔力多目に貰って殲滅するで御座るよ)

 

答えは6!!

機殻刀の力を試しつつ秘奥技をブッパする。

 

 

なにやら金ぴかが出て来て演説しているのを見ながら、意図的に寝かせていた己の異能を叩き起こし、加速する。

 

同時にスイッチが切り替わり獰猛な闘争本能が牙を剥き出して笑みを浮かべるのを理解しつつ、押さえをはずし手綱を握る。

 

 

前方20m、角度±15…いや、±20で発動準備

 

黒い鎧の英霊が現れたところで準備が完了する。

 

外面はオートモードで当たり障りのない回答をさせていたが、その必要が無くなったので、戦闘モードへ移行。

 

 

望みどおり二つ追加されたことに喜びを得ながら、久しぶりの全力を楽しむとしようか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空気が変わった、そんな生易しいものではなかった。

 

金色のアーチャーが出てきて、街灯の上から聖杯は己の物だと当然のように言うのに対し各々が反応を返していた。

その中で、特に興味がないようなことを言っていたはずのセイバー。

 

 

黒い鎧のバーサーカーが出てきたのと同じタイミングで、その雰囲気が変わった。

 

 

「時は満ちた、なんてな」

 

雰囲気が先の戦闘の時をさらに過激にしたものになっている。

 

「さーて……どうだ、感じるか?」

 

「ふん」

「ああ、痛いほどにな」

「貴様、先ほどは手を抜いていたな」

「グルルルゥゥ」

唸るバーサーカーもセイバーから目を離せない様子でいつでも動けるように構えていた。

 

「なんだよ、どうしたんだライダー」

「は、あやつとんだ食わせ物よ、殺気どころか殺意だな之は。全身を薄く切り裂かれたかのような痛みを与えるレベルの気当りというやつかのぅ……なにがただの田舎侍よ、その程度で済ませられるものか」

「はぁ!?どういうことだよライダー!!」

「まあ、黙っておれ、どうやらお前は奴に相手にされていない様だ、そのまま目をつけられぬように引っ込んでおれ」

頭を押さえつけるように戦車(チャリオッツ)にマスターを押し込むライダー。

 

 

 

「ック、まさかこれほどとはな」

念話でマスターに撤退を呼び掛けるランサーだが、状況を解っていないマスターは他と協力して討ち取れと返してきた返してきた返してきた。

「常人であれば発狂ものだぞ、どれ程の修羅場を潜ってきた、セイバー!!」

体中を満遍なく斬り付けられる幻痛を受けながら之を行うセイバーに対して衝動的に問いかけるが返事はない。

セイバーはただただ、笑みを深めるのみ。

「だが、勝つのは俺だ!!」

ランサーは最速に相応しい速度で駆け出す。

 

 

 

 

「グルォォォォ」

バーサーカーは本能で見つけた逃げ場、攻め込むことを選んだ。

近くにあった標識をへし折り、それを片手に小次郎に向かい、駆け出す。

 

 

 

 

 

「ふん、道化かと思えば獣であったか、しかし、我に殺意を向けるとは万死に値するぞ!!」

 

背に黄金の波紋が発生し、その波紋は数を増やす。

波紋が二桁を超えたところで波紋の中心から刃が姿を覗かせる。

 

「逃げ惑え、獣が!!」

刃…様々な武具、それもすべてが宝具であるそれが、射出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

全員が動き出したとき、小次郎はつぶやいた。

 

「秘奥・紅」

 

 

チンッ

 

 

 

鍔鳴りの音と共に、動いていたランサー、バーサーカーは赤い液体へ変貌し、打ち出された宝具はすべて金属の粉に成り下がった。

 

 

 

動いていなかったアーチャー、ライダーも動くことができない。

何が起こったのか、分からない。

 

港の倉庫であるが故、海風により、周辺のコンテナが崩れ始めるのを見て、理解が及んだアーチャーであるが、何かをする前に風に吹かれ、体が崩れ落ちる。何かを言う暇もなく、何かを考える余裕もなく、風の速度で体が崩壊した。

 

 

唯一まだ無事なのがライダーである。

 

地上で戦車に乗っている状態であるがゆえに風を除けられた。

 

しかし、口を動かすこともできない、砂でできた楼閣同然で、ちょっとした衝撃で崩れてしまうのだ。

 

「ライダー!!」

 

そして行いが命運を分けた。

 

マスターがすぐ傍に居てそれをかばうようにしていたこと、そしてマスターが小心者であったが故に回復魔術により、その命を繋いだ。

 

 

 

 

ランサー、アーチャー、バーサーカー、アサシン(1/80)リタイア

 

僅か20分程度の出来事であった。

 

 

 

 

 

 

「『間に分け入る』概念を付与した刀身、つまり絶対切断で御座るか……どれだけの流体を之の作成につぎ込んだので御座ろうか」

「そして、『距離と言う概念が無い』概念、どちらも新しく創ったもので御座ろうな……また、レポート提出をしなければならぬのか……」

 

楽勝であったはずなのに、やけに悲壮感溢れる声で嘆く小次郎。

 

 

 

 

 

そしてこの日、数件の建物が一夜の間に砂山と化し、聖杯戦争は幕を閉じた。

僅か一日での決着であった。

 

 

 

そして、教会は事後処理で過労死寸前。

 

 

 

聖杯?回収されましたが何か、今じゃ立派な燃料です。

QBが喜んで回収しています(QBの泥付け)。

おかげで見滝原は今日も平和です。

 

 

 




小次郎スキル


零閃一個(分隊/小隊/中隊/大隊/連隊/旅団/師団/軍)

対応した人数を一度に斬る居合い、多重次元屈折現象のちょっとした応用
大隊以上は神威の使用が前提。

能力を使わないのであれば自力では零閃編隊・五機が限界


秘奥・紅

思いつきの秘奥技、神威を使って全力で零閃やったらどうなるんだろうと考えてやってみた。
思いのほかうまく行き過ぎて実は動揺していた。
神威と荒御霊の補助系概念のおかげ、矛盾を許容する概念結界によって、多重次元屈折現象の同じものが同じ瞬間に複数存在する矛盾を許容したらこうなった。













おまけ



本当は相手が血飛沫になる予定は無かった。
拙者が悪いのではござらん、こんなものを作った匠殿が―――



此処でレポートは途切れている。どうやらほかのところに飛ばされたようだ。





 NEW!! 神威、荒御霊にセーフティーが追加された。
 NEW!! 神威、荒御霊は試作品のレッテルが剥がされた。
 NEW!! 神威、荒御霊は小次郎の固有装備として登録された。
 NEW!! 神威、荒御霊の完全開放の条件は非公開とされた。
 NEW!! 荒御霊の格納領域に物干し竿が大量入荷された。












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