魔法使い「聖杯を嫁にしたんだが冷た過ぎて辛い」 作:シフシフ
確定演出でアナスタシアが来た記念に初投稿。
確定演出で出てきたヘラクレスでレベ100ヘラクレスが宝具レベル5になった記念に初投稿。
確定演出でピックアップよアタランテオルタを殴り飛ばして来てしまったベオウルフゆるさない記念に初投稿。
さらについででポロッと出てきたうるさいファラオの王様も当たってしまった記念に初投稿。
……いや、無課金でしかも最近遊んでないんすよ。育てられる気がしないよ星5鯖。素材枯渇してるよ多分!
飛ばす飛ばすと言いながら書いては消すこと数回。結局殆ど飛ばなかった初投稿だよっ!
おや……?放置気味だったアーチャーの様子が……?という感じですね今回は。
結局、2時間で仕上げた。あいだに食事も入ったけど。
というわけで、誤字脱字報告、コメントをシフシフことシフシフは待っております。
遅れてすまねぇ!(遅刻報告激遅ニキ)
◻
最近、マユちゃんの元気が無い。
やはり「彼女が出来ました。いえーい」みたいな報告はダメだっただろうか。
「……」
「マユ、食事が出来たぞ。そろそろ麦粥も卒業する頃合だと思ったからな。肉料理だ」
「…………おいておけ」
「食べ方はわかるか?」
「とうぜんだろう。なめるな」
「そうか。では置いておくが……冷めると不味くなるぞ」
……うん。冷たい!
っかぁ〜〜!あまあまな生活はまだか!?俺の自業自得なのだろうか!!
……まぁ確かにさ、「君の心が欲しい」からの「彼女が出来ました。いえーい」は無いと思うよ?いやもちろん、こんなテキトーに言ったわけでは無いぞ?ものすごい真摯に、カッコよく、綺麗な言葉でいずれ娶る、と宣言をしたわけだ。
───このセリフを言われて喜ばぬ女は居なかった。
位の自信があったがな(童貞)。……うーむ。他に思い当たる節が全然ないんだが……本人に聞くしか無いのだろうか。
あの告白以降部屋に籠りっぱなしだし。
家の変化にも気がついてないんだろうなぁ。
今、あれだからな?我らが愛の巣は物理法則無視してるからな。
逆ピラミッドみたいな拡張のされ方してるからな。下に行くほど小さく、上に行くほど大きい。ガタイのいい男みたいな感じか?
一番下の部屋を破壊したら上も全部落ちてきそうな……まぁ想像出来るだろう。当然だが、下を破壊されたところで倒壊はしないぞ。
今マユちゃんがいるのは最上階の寝室だ。ちなみに、この建物に寝室はそこしかない。
つまり、どういう事かわかるか?
──そう、俺とマユちゃんは同じ部屋で寝ているのだ。
……事案?確かに、バレたら事案だろう。だがな……マユちゃんが眠ってから最も睡眠が深いタイミングで中に滑り込んで眠り、マユちゃんが起きる前に起きて可愛い寝顔を心ゆくまで楽しんでからルーラで他の部屋に向かうことでバレない。
そも、夫婦なのでバレても問題は無い。……まだ夫婦では無いか。許嫁的な?
まぁ、そんなこと言ったら初っ端から丸裸見てたし?多少はね?
◼
「はぁ……」
あぁ、最悪だ。最悪の気分だ。本当に、嫌な気持ちだ。ショウめ……まさかとは思うが、これが狙いか?
ちっ、初めこそ無視していたが、これは酷く憂鬱になるな。
まさか……私の心が欲しいとショウが宣言したせいで…………
ロビンフッドが拗ねるなんて……。
ええい!!黙れロビンフッド!私の核たる貴様が落ち込むと私まで落ち込むのだそ!やめろバカ!
大体、何度も言って聞かせているだろう?!奴のあの言葉はまやかしだ!あの場を凌ぐための嘘でしかないと。
それにだ!仮にショウが本当に私の『心』を手に入れようとしていたとして、その『心』と言うのが何を指し示しているのかはまだ不明なんだぞ!?
言葉通りに受け取るなら確かに私からの好意かも知れんがな……ショウの目的を考えるなら私の心臓部……要するに聖杯……に、なるはず……だ?むむむ……いや、既に手に入れたも同然だ。となれば心は別……?
ああ待て!落ち込むなやめろ!
まてまてまて……待つんだ!えっと、うーんと!
───待てよ?ショウが捨てようとしているものは感情なのではないか、と言う仮説を私は立てた。
そしてショウはなんと言っていたか……確か──
──「俺は……何も捨てる事が出来なかった。どうしても捨てたい“もの”があった。どんな手を使ってでも失いたい“もの”があった」
──「だが、俺には勇気が無かった。それを“失うために必要な行為”を……行う事がどうしても出来なかったのだ」
──「目的がある。……捨てられなかった物を捨てる為に、マユが必要なんだ。他には何もいらないと、そう考えていた」
……ショウが捨てたい“もの”が感情だとする。そして感情を捨てるには
そして、その行為には私……若しくは私の体が必要なのだ。ショウは忙しく動き回っていた。
……恐らく、あの日に何処かに出掛けた際に何かを見つけたのだろう。結果、聖杯だけでは足りないと考えた。私の心を手に入れる事で何らかの変化を得られるのだろう。
他人の心を犠牲にする事で……なんてオチではないと願いたい。
………………マユが必要なんだ。他には何も要らないと、そう考えていた。
あぁ、最悪だ。ショウはもしや……いや、そんな筈はない。それではショウが願いを叶えてあげたい等と言うものか。
えー、ともかくだ。ロビンフッド……言うのが面倒だからこれからはロビンと呼ぶぞ。いいかロビン。ショウの目的は大きく分けて2つだ。
1つ、感情を捨てる事。
これはあくまで推測でしかない。が、ショウの行動や言動などから考えて有り得なくはない。
2つ、ロビンの復活。もとい婚約。
……まぁ、説明する必要などないだろう?どうせ私を通して聞こえているだろうし、私の考察も盗み聞き出来るのだから。とはいえ、私の体が成長するまではショウもこちらの計画は進めないようだし……となると、1つ目は2つ目を行う前にやるつもりか。
……ショウは感情を捨てたあとロビンと婚約を結ぶのか……?
ん?あぁ、待て落ち込んだ感情を送り付けるな呪うぞ。
そも、ショウが全ての感情を捨てると決まった訳では無い。怒りや悲しみと言った「永く生き続ける」には不要な感情を消し去るだけなのかもしれない。
……全ての感情を失うだけなら出来るだろう。ショウのことだしな。
とにかくだ、拗ねるのはやめろ。私にまで影響が出るのだから。
むぅ……なぜ嫉妬の感情を感じるのか。まさか、私の方が早くショウの名前を知ったから、とかショウに名前を読んでもらえるから、とかそんな理由か?それとも私がショウと実質二人きりで生活しているからか?
くだらんな……私はこんなにも恐怖に苛まれているのに。まぁだが、ロビンにも多少の感謝はしているのだ。きっと、お前がショウの事を好きじゃなかったら、その感情を私に伝えてこなければ……私は恐怖のあまり狂い果てることも有り得た。
お前という存在がショウを愛しているからこそ、私は平常心をギリギリで保てたのだろう。
普通なら自分を片手間に殺せる存在とひとつ屋根の下、なおかつ外に出られないなど……地獄以外の何物でもないだろう?
そういった意味合いでは感謝しているのだ。
だからこそ、先に謝っておこう。私はお前に身体を譲るつもりなど無いし、ショウの婚約者として死ぬつもりなど無い。
呪い殺してでも逃げ出して、自由になってみせるさ。
……ふっ、それでこそロビンフッドだ。反骨精神は並ではないな?
さて!気分も晴れた事だ。さっさと肉を食うとしよう。
「…………?」
まて、テーブルは何処だ。スプーンもないぞ?どうやって肉を食えと……あぁ、言外にリビングで食えとそう言っているのか……面倒な。まぁ、部屋から私を自主的に出そうという考えなのだろう?
はぁ……まぁいい。腹が減ったことに変わりはないし、それを満たすために食器はあった方がいい。私はアンリマユ。獣ではないのだからな。
皿を持って扉を開ける……のは無理だから、皿を置いて……扉を開く……っ!?
「ふぇっ!?」
扉を開けばそこは─────空!
「ちょちょちょっ!?おちおち……おち……ない」
えええぇ……見えない床と見えない壁がある……なぜこんな風に……
と言うか…………!!
「たかぁぁぁぁぁい!」
周辺が山で囲まれてたなんて私は知らなかったぞーー!
高すぎるだろう!?なんでだ!?私が知らない間に何だってこんな巨大な建造物になっているんだ!!おかしいだろう!?
せめて同居人に何か言ってからやれ!心臓が止まったらどうする気だ!!そしてロビンッ!感心している場合か貴様!どんだけショウが好きなんだ!?私が死んだらショウの計画は水の泡、お前とショウの幸せ家庭生活も全部無しだ!分かってるのか!?
まったく……!!!最悪だ!最悪だぞショウ!最低だ!
「…………」プルプル
ぐぬぬ……ええいショウめ……最悪だ…………!!
「う、うごけない……」
うぅ……腰が抜けた……。む?後ろで物音?
「──大丈夫か?」
うげっ、ショウだ……腰が抜けているところなど見せられない!
「だだ、だいじょうぶだ。よゆうだ」
「……そうは見えないな。立てるか」
「たてる。……っ!……くぅ!……ぐぬぬ……!」
「…………………………」
な、なんで立てないんだ……力入らないし体重いし!しかも無言でこっち見てるし!本当に何考えてるか分かりにくい!ショウ怖い!……なんか魔術とかで虐めてるだろ私のこと!
「 もういい。ほら手を上げろ」
「ううぅ……ぜんぶショウがわるい!なんでスプーンもはしもないんだバカ!わたしをいじめてたのしいか!?」
「気分を害したなら謝ろう。そら、下に行こう」
いや謝れよ!?謝ろうで謝った気になるなショウ!もっと誠意を見せろ!私の満足のいく説明をよこせ!ショォオオオオオオ!
「ふん!ゆるさないからな!」
「早く食わないと不味くなるぞ」
「おまえはわたしをなんだとおもっているんだ!たべものをあたえればだまるしょうどうぶつではないんだぞ!」
「ほら、切ってやったぞ。口を開けろ」
「だいたい!わたしはだな!モグッ。むぐむぐ……」
「……黙ったな?」
「うふはい!はへものははいっへへははへないんは!はか!(うるさい!食べ物が入ってて話せないんだ!バカ!)」
「お代わりはいくらでもあるぞ。好きなだけ切ってやる」
「むむむ?(ほんと?)」
「あぁ」
「……ごくん……ふん!ゆるさないからな!りょうりおしえるとかいったくせにかってにつくるし!」
「……それはマユが降りてこないからだろう?」
「いいやショウがわるい!」
「なんて理不尽な」
「ショウがいうのかそれ!?」
次回……!未定……!!!
最近はリア友達とフォートナイトでビクトリーロイアルするのがたのしいですね(唐突)
なんか、ロケランとか爆発物しか武器がない爆弾魔なるモードがあるのですが、それのスクワッド(4人でチームを組むモード)を友人とプレイした際、招待されてパーティーに入ったのでルールとかゲームモード見てなくてスクワッドだということを知らずに友人と2人で突撃。
美しい漁夫の利を決め続けまさかの初回でのビクトリーを飾った時はびびりましたね。
ちなみにシフがスクワッドだと言うことに気がついたのはグループLINEで友人達に報告している時でした。
魔法使いかなーやっぱw
あ、ちなみにフォートナイトをプレイして2回目でビクトリーロイヤル取れた時は手が震えるほど嬉しかったです(聞いてないw)