魔導師と魔砲使い   作:セッカイ

1 / 13
装1弾 始まり

かつて、神々に戦いを挑んだ魔女が居た

 

その魔女は悪であった、神の定めた法を破り、殺戮と破壊の限りを尽くした、だが誰一人として魔女を止める事はできなかった、何故なら魔女が強かったからだ、強過ぎるほどに、

人々は魔女に恐怖した、魔女の名を聞けば、大の大人でも震え上がり、国が眷属を誓う程に、その魔女の名は、黒姫、世界最強と呼ばれた魔砲使い

 

鳴海市のとある一軒家、此処には一組の家族が居た、何所にでも有る普通の家庭、だが幸せに溢れた暖かい家族が、父親が運転する車にトラックが激突し、父親と母親は死亡するまでは。

 

― ― ― ― ―

お父さんとお母さんが居無くなった、また僕は一人ぼっちになった、ずっと一緒に居てくれるって、約束してくれたのに

 

(何を泣いている?小僧)

 

「誰!?誰か居るの?」

いきなり声が聞こえた、でも周りを見ても誰も居ない

 

(こっちだ、こっちに来い)

誰か分からないけど、呼ばれたから、声が聞こえる方に行ってみる

 

(そうそう、そのままこっちに来い)

行き着いたのは家の物置だった、普段は危ないからって入れて貰えなかったから、初めて入る、中はかなり埃ぽかった

 

(おお、こっちこっち、そこの隅の一番下にある箱を開けてくれ)

その箱は大小様々な物が積み上げられた物の一番下にあった、僕は必死になって物を退かして、その箱を取り出した

 

(さあ、その箱に手をかざせ、そうすればお前が望みが叶う)

僕の望み、お父さんやお母さんにまた会えるの?僕は言われたとうり手をかざした

 

そうしたら、箱がいきなり光始めた、暫らくすると光が収まっていって僕の手は何か解らない物を握っていた

 

「何これ?」

前にテレビで見た西部劇に出ていた銃に少し似ている

 

「旋龍と言う魔砲だ」

 

「っ!?」

いきなり声が聞こえ、後ろを振り向くと其処には、女神さまが居た

 

「・・・・・・」

僕は何も言えなかった、その人がとても綺麗な人だったから

 

「さて、小僧、お前の望みは何だ?言ってみろ」

お姉さんが僕の願いを訪ねてきた

 

「も、もう一度、お父さんとお母さんに会いたい」

僕は心の底からの願いを言った

 

「そうか、ならそれを貸せ」

そう言うとお姉さんは僕の手から、握っていた物をひったくると、いきなりそれを回転させはじめて、最後に床に向かって引き金を引いた、そうしたら丸に囲まれた星の印が現れた

 

砲式・召喚魔砲

「この小僧に未練を残した者よ、その未練を晴らしてやる、出てきな」

女の人がそう言うと、しるしが光ってそこから、お父さんとお母さんが現れた、足が無かったけど、そんな事は些細な事だった

 

「お父さん!!お母さん!!」

僕は2人に飛び付いた、けどお父さんとお母さんの身体をすり抜けた

 

「な、なんで!?」

 

「幽霊に触れられる訳無いだろう」

お姉さんがそう言う、お父さんもお母さんも悲しい顔をする

 

「「ごめんなさい(すまない)、零(れい)、貴方(お前)を1人にしてしまって」」

お父さんとお母さん謝った

 

「お父さん、お母さん」

僕は泣いてた

 

「あー、感動の再開を邪魔して悪いけど、もうすぐお迎えが来るよ、伝えるべき事が有るなら早めにしな」

お迎え?それに伝える事って?

 

「良く聞いて、零、私達は貴方と一緒には居られないの」

 

「なんで!?一緒に居てくれるって、約束したじゃん」

 

「「本当に御免な(さい)、約束を破って」」

お父さんもお母さんも泣いてた

 

「ねぇ、お姉さんはお父さんとお母さんを出してくれたでしょう、どうにかして、お願い」

僕はお姉さんにお願いした、でもお姉さんは首を横に振った

 

「今の私に死んだ人間をどうにかする力は無い、悪いが諦めてくれ」

 

「そんな」

その言葉を聞いて、僕は泣き始めた

 

「黒姫様、お願いします私達の代わりにこの子を」

 

「私からもお願いします」

 

「わかっている、みなまで言うな、私が責任を持って育てやる、・・・だから楽になれ」

 

「「有難う御座います、黒姫様、これで心おき無く行けます」」

そう言うとお父さんとお母さんの身体が少しずつ透けて、見えなくなっていく

 

「居なくなっちゃ、やだ」

僕がお父さんとお母さん近づこうとしたら、お姉さんが僕を引き止めた

 

「行くな、行ったらあの二人が成仏できなくなる」

 

「離して、お父さんとお母さんが」

 

「「零、私達は貴方(お前)を心から愛して(いた)いました」」

そう言うとお父さんとお母さんは消えた

 

「お父さん、お母さん」

僕は膝を着いて泣いた、そこにお姉さんが近づいて来て

 

「小僧、もう泣くな、私が、私がずっと一緒に居てやる、だからもう泣くな」

お姉さんがそう言いながら、僕を抱きしめてくれた、とっても暖かくて、お父さんとお母さんに初めてあって抱きしめられた時みたいだった

 

「悲しいだろう、辛いだろう、苦しいだろう、そんな時は泣いて良い、気が済むまで泣け」

その言葉を聞いて、僕はお姉さんに抱きしめながら沢山泣いた

 

「私にお前の両親の代わりが務まるか解らないが、私がずっと傍に居てやる」

 

「本当に?」

 

「ああ、本当だ約束する、そう言えば名前を言って無かったな、私の名は黒姫、世界最強の魔砲使いだ」

 

これが僕と黒姫の出会い、そして魔砲との出会いだった

 




始めまして、セッカイです。
駄文で作者の趣味全開です、それでも読んで頂いて有難う御座います。
これからどんどんあげて行こうと思うので、もしよければ、読んで頂けると幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。