あの日から数日後、この日も僕となのはとユーノはジュエルシードを探していた、そして見つけた。
「この感じ、なのは!!」
「うん、行こう」
僕となのはは現場に向かって走り出す、現場に到着すると、すでにフェイトとアルフが戦っていたけど、巨大な木の化け物はバリヤーを張り、攻撃を防いでいる、そのせいで攻めあぐねてる。
「なのは、これから僕がなのはに強化用の魔砲弾を撃ちこむから、それであの木を一気に倒して」
「わかったの」
「じゃ行くよ!!」
「うん」
砲式・
バン、魔法弾がなのはに当たり、なのはの姿が変わる、バリヤージャケットの色が赤色にリボンが白色に変わる、レイジング・ハートも形状が棘のような装飾が増えて少し厳つくなった。
打ち込んだ者に炎の力を授ける魔砲弾、これならバリヤーごとあの木の化け物を焼き払えるはず。
「身体が熱い、それに力が溢れて来るよ」
(零殿の魔砲によってマスターに炎の魔力変換資質が追加された様です、同時にマスターの魔力量の上昇を確認、今のマスターなら一撃であの暴走体を消滅させられます)
「そうなの?レイジングハート」
(はい)
「わかったのじゃ全力で行くよ!!ディバイバスター・フレイムバースト」
いつものピンク色の砲撃ではなく、赤色の灼熱砲撃だ、放たれた砲撃は化け物のバリヤーを突き破り根も等全てを焼き払う。
パチ、パチ、炎が燃え火の粉が舞っている、炎の力を授かったなのはの砲撃で辺り一面焼け野原だ、これは流石にマズイよね。
「なんとか間に合ったね」
「でもこれはやりすぎだよ」
「ごめんなさい」
幸いユーノが砲撃の前に結界を張ってくれて周りに被害が無いけど。
「リリカルマジカル」
「ジュエルシード」
「「封印!!」」
封印されたジュエルシードを挟み、なのはとフェイトは見つめ合う、命火弾の効果が切れたのかなのはの姿が戻っているから安心だ、敵とは言えフェイトを消し炭にしなくて済む。
「ジュエルシードを暴走させないために封印してからね」
「そうだね、この前みたいにな事になったら大変だからね、レイジングハートは零君に治してもらったけど、壊れるのはかわいそうだからね」
「でも、譲れないからね」
「うん、私も」
そう言って、2人はデバイスを構える、今回はなのはに任せよう、幸いジュエルシードは封印してあるから、いざと言う時に僕が動けば良い。
そし戦いが始まると思った時。
「ストップだ、ここでの戦闘は危険すぎる!!」
突然、なのはのデバイスような、杖を持つ黒服の少年が現れた。
「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ詳しい話を聞かせてもらおうか」
時空管理局?はてどこかで聞いたような、あ、ユーノの言っていた警察みたいな組織だ。
「管理局!?フェイト逃げるよ!!」
「う、うん」
フェイトとアルフが彼が現れて慌てて逃げようとする、だけど。
「動くな!!」
彼はフェイト達に魔力弾を放つ、逃げる途中のフェイト達は防げない、させない。
砲式・鮫牙大刀弾、魔力弾を切り捨てる。
「早く行って、ここは見逃すから」
「あ、うん」
「ありがとう、零」
そう言ってフェイトとアルフは消えた。
「おい、何の心算だ!!」
「君こそ何の心算だよ、話を聞くと言っておいて、いきなり攻撃して」
僕は銃を抜き、彼はデバイス?を構える、一触即発な雰囲気が辺りを漂う。
「そこまでにして貰えないかしら?」
僕と彼のピリピリした雰囲気を破る様に、突然空中に画面が浮き出て、若い女性が出て来て僕達を止めに入る。
「貴方は?」
「紹介が遅れました、次元航行艦アースラの艦長、リンディ・ハラオウンです。私達は話を聞きたいだけなので、武器を収めて、アースラに来て頂けませんか?」
女性からは悪い感じがしないけど、目の前の彼の事があるから信用できない。
「わかりました」
「なのは!?」
勝手になのはが返答をしてしまう、少しは疑うと言う事をしないのかな、フェイトの時もそうだけど。仕方なく僕は銃を収める。それを見てクロノ?彼も構えを解く。
「なら僕も行きます」
「零君!?」
「なのはだけじゃ心配だから、僕も行くよ」
「ありがとうなの、零君」
「では、クロノ執務官、彼等をアースラまで転送してください」
「了解しました、艦長」
クロノは魔法陣を出現させ、僕達はアースラへと向かった。
アースラの中は見た事も無い機械が溢れている光景を目にすると、魔法と言うより科学と言うのが良く分かる、アースラの中を歩いて僕はそう思った、ふと前を歩いていたクロノが振り向き。
「そうだ、もうバリアジャケットは解除してもいいんじゃないかな、いつまでもその格好じゃ落ち着かないだろう?」
「あ、はい」
なのはがバリアジャケットを解除したけど。
「君も解除したらどうだ?」
クロノはそう言うけど、僕の場合解除のしようが無い、服を脱げばいいのかな?
「僕はバリアジャケットは着てませんから」
「そ、そうかい、それと君も元の姿に戻ってもいいんじゃないか?」
「あ、そうか。ずっとこの姿だったからうっかりしてた」
戻る?ユーノの言葉に僕となのはが首を傾げる、そしてユーノの身体が光り、光が収まると、ユーノが居た場所に僕やなのはと同い年ぐらいの子が居た。
「ふう、なのはと零にこの姿を見せるのは二度目だよね」
「・・・・・あのーどちら様で?」
「あの、もしかしてユーノ君?」
「え、何言ってるの2人とも、僕だよ、ユーノだよ」
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(ええええええええええ)!?」
ユーノ!?ユーノはフェレットじゃないの!?
「ふ、2人とも!?どうしたの?」
状況が飲み込めないユーノは僕達に尋ねるけど、僕達も現状が理解できていない。
「嘘!?えぇぇー、ユーノ君て人間!?」
「予想外だよ、ユーノてオスじゃ無くて、男の子だったんだ」
「えーーーと、2人にはこの姿を見せた事、・・・無かったけ?」
「無いよ!!」
「うん、最初からフェレットだったよ」
「あーー、そうだった?ごめんごめん、それじゃ改めて、これが僕の本当の姿、2人とも、改めてよろしく」
「びっくりしたけど、よろしくね、ユーノ君」
「そうだね、姿が変わってもユーノはユーノだもんね、僕の方こそこれからもよろしく」
そう言って僕等は笑い合う。
「あーそろそろいいか?」
声に振り向くと、1人蚊帳の外のクロノが居ました。
それから暫らく歩いて、クロノの足があるドアの前で止まった。
「艦長連れて来ました」
クロノがノックする。
「どうぞ入って」
返事が返ってくる。
「失礼します」
クロノが入り、僕等もそれに続いて入る、部屋の中には和風と呼ぶべき内装が広がっていた、たただいぶ勘違いされている様だけど。
「いらっしゃい、よくきくれました、さあ座って」
リンディさん座る様に促され、対面に座る。
「それじゃあ、話を聞かせてくれるかしら」
そう言うリンディさんにユーノが今までの経緯を説明し始める。
「なるほど、そう言う事なの、立派だわ」
「だが、無謀でもある」
リンディさんはユーノの行動を褒めてくれたが、クロノの言葉に僕はカチンときた。
「貴方にそれ言う資格があるんですか?」
「何?」
「それはどういう意味かしら?」
「ユーノが地球にやって来たのは数ヶ月も前です、それなのに今更現れて、今の今まで何かするどころか、来ても居なかったくせに、そんな人にユーノを悪く言う資格があるんですかと言ってるんです!!」
僕の発言にクロノが失言だったと言う顔をする。
「・・・確かに、私達の対応が遅かったのは事実です、その事はお詫びします」
「すまなかった、だが理解して欲しい、これは民間人の出る話じゃないんだ」
「クロノ執務官の言う通りです、これよりロストギア、ジュエルシードの回収については時空管理局が全権を持ちます」
「君達は今回の事を忘れて、それぞれの世界に帰って元の生活に戻るといい」
いきなりリンディさん達が勝手にそう決める。
「お断りします!!」
「「零(君)!?」」
なのはとユーノが僕の発言に驚いている、そしてクロノとリンディさんが僕を睨む。
「君は話を聞いていなかったのか、これは次元干渉に関わる事件「そんなこと知りませんよ!!」なに?」
「僕は大切な人を守る為にジュエルシードを集めて来ました、リンディさん達を信用しない訳じゃ無いですけど、町にジュエルシードが残っている状態で元の生活に戻るなんてできません!!」
「私もフェイトちゃんとお話がしたいから」
「僕もジュエルシードを発掘した者として最後までやらせてください」
「「「お願いします」」」
僕達はリンディさんに頭を下げてお願いする。
「君達は」
クロノが青筋を額に浮かべ、声と身体を震わせ怒っているし、リンディさんは手を額に当て深いため息を吐いています。
「分かりました、貴方達にはジュエルシードの探索と回収に協力してもらいます」
「艦長!?」
「「「本当ですか!!」」」
「ただし!!私達の命令は必ず守ってくださいね」
「「「はい」」」
こうして僕達はリンディさん達に協力させてもらえる事になった。
― ― ― ― ―
彼等が母さんから協力の了解を取り付け、一時的に帰宅して貰った後、僕はブリッジでさっきの彼等のさっきの戦闘の映像を見ていた。
「不満かしら、クロノ執務官」
かあ、艦長が僕に話しかけてくる。
「ええ、不満です、彼等は民間人ですよ!!」
「そうね、でも今のアースラの戦力を考えても戦力は多くて困る事は無いは」
「それに協力させなかったら、勝手にやるかもしれなかったんですよね」
エイミィがコンソールを操作しながらそう言う。
「ああ、まったく困ったものだ」
これから彼等と事件を解決していくと思うとため息が出る。
「それにしてもすごい三人でしたね、防御と治癒を得意とする結界魔導師のユーノ・スクライア君、魔力収束のレアスキル持ちで魔力ランクAAAの砲撃魔導師の高町なのはちゃん、そして」
「彼ですね」
「ええ、自称魔砲使い、神崎零君」
「高速の射撃と木刀での近距離戦闘を行い、未知の力、魔砲を使う、オールレンジの魔砲使い」
「我々としては何としても、彼の魔砲を解明しないと」
「実際に凄い事ですからね、私も初めて数値を見た時は目を疑いましたから」
「AAAランクの魔導師の高町なのはの魔力ランクをSSに引き上げて、炎の魔力変換資質を与える魔砲」
「とにかく彼は要注意ね、正義感が過ぎるわ、下手をしたら暴走するかもしれないわ、三人の中でも一番注意深く監視をして」
「了解しました」
命火龍、原作では零の銃が龍の形に変わり火炎放射器のようになりますが、この物語では魔力変換資質と魔力量の底上げなどの能力にしました、あと命火龍だけでなく氷や雷などの属性の魔法弾などもあったら面白いなと考えています。
今回も読んで頂いて有難う御座いました。