リンディさん達にジュエルシードの協力を取り付けてから数日、あれから3つのジュエルシードを回収して、僕達の手元には10個のジュエルシードがある、1つは先日破壊してしまったので、残りは10個、ここからフェイトに渡したジュエルシード2つ、これを引くと残りは多くても8個、このままいけばもうすぐ全てのジュエルシードを回収できると思っています。
そして僕達は暫らくの間、休学する事や家を空ける事を親である士郎さんや姫に伝えて納得してもらった、その時色々と問題が起きたけど、僕達はアースラで過ごしています、そして今僕は与えられた部屋で休憩がてら銃の手入れをしています、そしてしていると。
「すまないが、少し良いか?」
クロノが訪れて来た、ここ数日でクロノともかなり打ち解けた、僕はなのはやアリサやすずかと女の子の友達が多いからユーノとかの男の友達はかなり嬉しい、魔砲使いと言う事もあって本心で話せる同性の友達と言うのは本当に嬉しい。
「どうしたのクロノ?」
「少し時間が出来てな、どうだいアースラでの生活は?」
「良くして貰ってるよ、皆良い人ばかりだし、食べる量が減ればなお良いけど」
「ははは、許してやってくれ君の料理は旨いから長い航海中は食べる事以外に娯楽も無いから、それに艦長も君の料理を絶賛していたよ、」
「まあ皆美味しそうに食べてくれるから良いんだけど、それよりあれは迷惑を掛けたりしてない?」
「あれ?」
「姫の事だよ、迷惑とか掛けたりとかしてない?」
そう休学する時の話し合いで、最低一人保護者がアースラに乗ると言う条件で僕達は休学する事を許された、そして同伴する事になったのは姫だ、士郎さんと桃子は翠屋があるし恭也さんと美由紀さんは学校がある、恭也さんが自分が行くと言ってだいぶ揉めたけどそこで白羽の矢が立ったのが姫だ、仕事は士郎さんに頼んで休みにして貰って、僕等に同行している、姫が同行する事にリンディさんは渋い顔をしていたけど、姫が僕の魔砲の師である事を知ったら、快く了承してくれた。
そして僕はアースラの厨房で腕を振るっている何故か?姫がアースラの料理に文句を言い出して僕に作れと言った始まりだ、しかたなく作ってあげたわいいけどそれになのは、ユーノと続いて、何時しかアースラの乗員の皆さんの分を作る事になっていました、今じゃ銃を握る時間より鍋を振っている時間の方が長い。
「いや、そんな事は無いぞ、部屋で大人しくしているよ」
「まあ働かなくて三食冷暖房設備の整った部屋に居られるからね、特別何かをする必要も無いしね」
「ははは、まあ下手に艦内をウロウロされるより良い、立ち入り禁止の場所などもあるからな」
そんな雑談をクロノとしている、アースラ内に警報が鳴り響く、僕とクロノは急いでブリッジに向かって駆けだす。
「状況は?エイミィ、映像を!!」
「おっけー」
ブリッジに駆け込んでクロノが指示を飛ばして、エイミィさんがコンソールを操作して空中に現れたモニターに映る映像には、六本の竜巻とフェイトとアルフの姿が映る。
「フェイトちゃん」
「恐らく、強制的に魔力を流し込んで発生させたのか、無茶をする」
「竜巻が複数て事は、あの数だけジュエルシードが?」
「ああ、流し込まれた魔力によってジュエルシード同士が共鳴しあっているんだ」
きっとフェイトが一気にジュエルシードを回収する為にしたんだな、なのはは不安そうな顔をしながら映像を見ている。
「零君、ユーノ君行こう!!リンディさん転送を」
「認めないはわ」
「っ!?なんで!?」
「放っておけばあの子は自滅する、仮に自滅しなかったとしても、力を果たした所を叩けばいい」
「私達は常に最善の選択をしなければならないの、残酷にに見えるかもしれないけど現実なの」
「・・・・・・」
リンディさんの言葉になのはが黙る、しかしリンディさんは肝心な事を忘れている、このまま放って置けば海鳴市がどうなるか。
「行きな、零」
「え!?」
聞きなれた声が背後から聞こえた、振り向くと旋龍を持った姫が居た。
「許可できな「許可なん求めて無い、私が行けと言っているんだ行け!!」」
「転送させると思うのかしら」
「愚問だ、私を誰だと思っている」
「「???」」
リンディさんやクロノは分からず首を傾げる。
「世界最強の魔砲使い、黒姫様さ」
そう言って姫はアースラの床に向かって魔砲を放つ、それを見て僕はなのはとユーノの手を引きツッチ―を頭に乗せ、転送装置に飛び込む。
砲式・
そうするとアースラが揺れて、フェイト達を写していたモニターに人の顔の様な物が浮かび上がる。
「お呼びでしょうか主よ」
「あの子達を金髪の小娘の所へ転送しろ」
「了解しました」
そう返事か返されると僕達は転送された。
― ― ― ― ―
転送されたか、まったく面倒を掛ける。
「どういう心算かしら?」
翠髪の女が言葉に怒気を含ませて私を問い質して来るが、お前達の方が如何いう心算だ。
「お前達は、あの娘が自滅すれば待てばいいと言ったが、あの娘が自滅した後どうする心算なのだ、1つを止めるのですら苦労するのだろう、ジュエルシードと言う物は」
「それは・・・」
「それとも海鳴が滅ぶのはどうでも良いか?」
「そんな事は無い!!」
「なら行動で示せ、少なくとも今のお前達はジュエルシードさえ回収出来れば良いと思われて仕方ないぞ、まあその方が都合が良いかお前達にとっては、帰る所が無ければお前達の所に身を寄せるしかないしな」
「・・・・・」
「海鳴が消えても、あいつ等はお前達を恨むだけだろう、だがな零を悲しませたりする奴を私は許す心算は無い、貴様等を殺す事など何の躊躇も無くできるぞ私は」
私は少し殺気を出して、奴らを威圧する、そうすると顔を青くして黙り込む、気張れよ零。
― ― ― ― ―
転送された場所は暴風が吹き荒れていた、ジュエルシードは相変わらず竜巻のままだ、魔砲で翼を生やし、僕達は急いでフェイト達の元に向かった。
「「フェイト(ちゃん)!!」」
「くそ、こんな時に」
アルフが邪魔させまいと僕となのはの前に立ちはだかる。
「フェイトの邪魔は・・「僕達はあれを止めに来たんだ」え!?」
僕の言葉にアルフの動きが止まる。
「信じてくれなくても良い、ただ僕は守りたいんだ自分の大切な人を、物を、場所を」
「零・・・」
フェイトはじっと僕を見る。
「僕はただ守りたいんだ」
「・・・わかった」
「フェイトちゃん、一緒に封印しよう」
そう言ってなのはは自分の魔力をフェイトに分ける。
「零!!」
「どうしたのユーノ!!」
「ジュエルシードが」
少し目を離した隙にジュエルシードを含んだ竜巻同士が近づきだして、合体しだして、そして。
ドドドドドドドド!!
「零君、海が引いていく」
「まさか、あんなことまで・・・」
巨大な竜巻、いや台風と言っても良いだろう、最初の竜巻が可愛く見えるほどだ、それに海の水が巻き上げられているんだ!!
「何・・・あれ」
「止められるの?」
「フェイト!!逃げようよ」
「あんなのが上陸したら、海鳴市どころじゃすまないよ」
皆が竜巻の余りの大きさに圧倒されいる、その中で僕は魔砲弾を作る、まだ作るのに時間がかかるけど、一応成功している、後は実行するだけ。
「チッツー、僕に力を貸してくれる?」
「零君!?まさか!!」
なのはが気付いたようだ、でも行くよ、僕は守る為に。
「やん」(当然!!)
「ありがとう、それじゃいくよ」
「あんな竜巻じゃなのはの砲撃でも、ましてや近づくなんて無茶だ、死んでしまうよ!!」
「生き死には問題じゃない、どう生きるかが大切なんだ、そう姫が教えてくれた、たった一人で孤独に膝を抱えた頃の僕にそう教えてくれた、海鳴市には僕の大好きな士郎さんや桃子さん、恭也さんに美由紀さん、アリサにすずかが居るんだ、例え差し違えてでも守ってみせるよ」
砲式・
魔砲でツッチーの姿が東洋の身体の長い龍の姿に変わっていく、僕はツッチーに跨る。
「それが僕の生き方」
「「「「零(君)!!」」」」
ツッチーは巨大化した竜巻に向かって飛ぶ。
竜巻は近くで見るとますます大きい、でも止めてみせる。
「チッツー、行くよ!!」
「グオオオンンンン」(わかった)
竜巻に突っ込み竜巻の回転に逆らいながら、波乗りのサーフィンの様に進む、でもただじゃ進めないみたいだ、海の水と一緒に巻き上げられた岩などが僕達に向かって来る。
「うおおおおおおお、邪魔だ―――!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
豪速・四連銃
向かって来る岩の中心に銃弾を撃ち込み砕く、そのまま竜巻を上りジュエルシードの魔力を感じる所まで来て。
魔砲・
鷹の形を榴弾の様な魔砲を放つが一発じゃとても足りない、何十発も打ち込み竜巻に穴を開ける。
「見つけた!!」
光り輝く6つのジュエルシード、ツッチーはジュエルシードに向かって進み続ける。
魔力解放、体内の魔力を開放して肉体に回して強化する、そして黒神木刀出現させて構え振りかぶり。
「砕けろ――――」
黒神木刀とジュエルシードの魔力が拮抗する、弾き飛ばされそうだ。けど負けられない!!
「負けるか―――――――――」
そして僕はジュエルシードを切った、そのまま竜巻の反対側へ突き抜ける、切れたジュエルシードが粉々に砕け散り竜巻が消え去り巻き上げられた海の水が元に戻っていく、だが黒雲が消えない?
「まさか、そんな母さん!?」
フェイトのその言葉を切っ掛けに僕とツッチ―に紫の雷が直撃した。
「あああああああ」
「零くーーーーーん!!」
突減の事になのはは僕の名を呼ぶ事しか出来ない、ユーノもアルフも唖然とその光景を見る事しがきない、黒神木刀を守りに回してれば、防げたのに油断したな。僕とツッチ―は落下していく、魔砲を作る魔力ももう残って無い、ツッチ―も無理をさせ過ぎた、龍の姿からいつもの姿に戻っている、最後の力を振り絞ってツッチ―を抱きしめる、海面がどんどん迫ってくる、ここまでか、でも守れたんだから良いよね、そう僕は諦めたが、でも彼女は違った、空中を落下する中でフェイトは猛スピード飛んで僕に手を伸ばす、そして海面ギリギリでフェイトが僕の手を掴む。
「フェ・イ・・ト?」
「ごめんな・・さい、本当に・・・ごめんなさい」
薄れゆく意識の中、僕が最後に目にしたのはフェイトの悲しそうな泣き顔だった、そこで僕は意識を失った。
今回の話は原作の話に黒姫の砦誘鬼の戦いをからめてみました、どうだったでしょうか?
いよいよ物語も終盤に差し掛かってきました、この後も読んで頂ければ有りがたいです。