魔導師と魔砲使い   作:セッカイ

2 / 13
装2弾 幼い魔砲使い

僕が黒姫と出会ってから半年の時間が流れた、黒姫はお父さんとお母さんの代わりとして僕と一緒に居てくれる、生活はお父さん達が居た頃と、だいぶ違うけど、あの頃は、自分で料理を作ったり、掃除をしたり、するとは思わなかった、でも大変だけどやりがいがある

 

僕の朝は早い、僕一人の朝ご飯ならコーンフレークだけで良いけど、同居人は朝から良く食べる、ご飯だけでも五合は食べる、そんな大食感な同居人を満足させるために、僕は料理の勉強をした、今じゃレパートリーもかなり有る、そんなこんなで、朝食を完成させると、未だに夢の国にいる同居人を起こしに行く

 

「姫~、朝だよ~」

 

「んー、あと五年~」

長いよ、姫の寝言に心の中でツッコミを入れながら、姫の身体を揺する

 

「ひーめー」

 

「ん、んー、はぁー、おはよう零」

 

「うん、おはよう、朝ご飯、出来てるから早くね」

 

「ん、わかった」

この五歳の僕に起こされた人物が同居人の黒姫、通称、姫、何でも大昔の凄い魔砲使いらしい、僕にはだらしないお姉さんだけど

 

「「いただきます」」

姫と一緒にご飯を食べる、ご飯を食べたら、姫の元で日課の魔砲の練習をする、まだ僕は鮫牙大刀弾と桜花身弾しか使えない、姫みたいに石や建物に命を宿らせたり、龍を出したりは出来ない、だけど何時か、姫みたいな凄い魔砲使いになるんだ!!

それから保育園に行って皆と遊んで、なのちゃんの家の翠屋に行く、訳は姫がそこで働いているから

 

なのちゃんとの出会いは、姫と買い物の帰りに公園に居たなのちゃんに、僕と姫が声を掛けて、訳を聞いた姫がなのちゃんの家に乗り込むと言い出して、実際に乗り込んで、恭也さんと口論になって、姫が恭也さんをボコボコにして、桃さんが泣きながらなのちゃんを抱きしめるなど、色々凄い状態だった、それを呆然と見ていた僕と美由希さんは悪くない、絶対悪くない。

 

「いらっしゃいませー、あら?なのは、零君、お帰りなさい」

迎えてくれたのは桃さん、なのちゃんのお母さんで、僕が姫の次に凄いと思っている人

どんな料理でも美味しく作るからだ

 

「ごめんなさいね、今手が離せないから、2人して遊んでもらえるかしら?」

桃さんがそう言ってきた

 

「わかったの、零君、一緒におままごとしよ」

なのちゃんが、そう言って僕の手を引いて、自分の部屋に向かう、もちろん僕も一緒に

部屋に入ると早速おままごとをする

 

「零君がお父さんで、なのはがお母さんね」

 

「子供役が居ないよ、なのちゃん?」

 

「良いの!!今回は新婚夫婦の家庭だから、じゃ朝起こす所からやるから、零君、横になって」

僕は、なのちゃんの気迫に押されて、言うとおりに横になる

 

「あなた、起きてください、あなた」

なのちゃんが僕の身体を揺する

 

「うん、おはよう、なのちゃん」

僕がそう言うと、なのちゃんがぽっぺを膨らませ、怒った顔をする

 

「もう、零君、そこはなのはて言って欲しいの」

 

「え、でも、なのちゃんはなのちゃんだし」

 

「零君は乙女心をもっと知るべきなの、じゃ今度は朝ご飯からなの」

そう言ってなのちゃんは、お皿を手に

 

「はい、あーん」

僕に玩具の食べ物を突きだす、僕は食べたふりをして感想を言う

 

「うん、美味しいよ、なのは」

今回は言われたとおり、名前で呼んであげた

 

「もう、美味しいだなんて、それになのはて言ってくれたの、もうなのはを食べて欲しい位なの」

なのちゃんが顔を赤くしてぶつぶつと、何か言ってる

 

「あなた、もうお仕事に行く時間なの」

 

「そうだね、それじゃ、行ってくるよ」

僕が立ち上がると

 

「まって、行く前にする事が有るの」

 

「する事て、何?」

僕が聞くと、なのちゃんが答えた

 

「それはね、行って来ますのキスだよ」

 

「・・・・・え、本当に?」

子供の僕だってキスは好きな人同士するものだって事は分かる

 

「うん、お父さんとお母さんが昨日してたの、だからなのは達もするの」

 

「それはなのちゃんのお父さんとお母さんがお互い好きだからしたんだよ」

 

「じゃあ、なのは達もするの、それとも零君はなのはの事、嫌いだからできない?」

なのちゃんが今にも泣きそうな顔で上目使いで僕を見る

 

「い、いや、なのちゃんの事は好きだよ」

 

「じゃするの」

そう言って、なのちゃんは僕の肩を掴む、その力は万力のように強く、目がマジだ

 

「恥ずかしいから、目を瞑って」

うん、それ僕のセリフだよね、もちろん言うつもり無いけど

そうこうしてる間になのちゃんの顔が近づけて来る、そして、僕となのちゃんの距離がゼロに

 

「なのは――――――――――!!」

ならなかった、恭也さんがなのちゃんの部屋のドアを粉砕して突撃してきたから

 

「なのは無事か?」

恭也さん、それは僕に言うセリフじゃありません?

 

「もう少しで零君に唾を付けれたのに、なんで邪魔するのかな、余所のお兄さん」

やばい、目からハイライトが消えてる、それに実の兄を余所のお兄さんて!?

 

「な、なのは?」

ほら、なんか恭也さんが、信じられない物を聞いたような顔でオロオロしてるから

 

「いこ、零君、じゃね、知らないお兄さん」

そう言って僕となのちゃんは部屋を出た、流石に知らないお兄さんは酷くない?なのちゃん

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

後ろから恭也さんの雄叫びが聞こえたけど

 

 

 

「零、 丁度良い、今から上がるから、一緒に、買い物に行くぞ」

翠屋の方に行くと翠屋の制服を着た姫が居た

 

「まだ営業時間内でしょ?」

僕が聞くと

 

「今日はもうお客さんの入れも無いだろうし、大丈夫だよ」

カウンターでコップを磨きながら士郎さんがそう答えた、ちなみに、なのちゃんが一人ぼっちになった、原因の士郎さんの怪我は翠屋に乗り込んだ、日の夜に病院に忍び込んで士郎さんに桜花身弾を撃ち込んで治したよ

 

「とう言う訳だ、早く行くぞ」

何時の間にか私服に着替えた姫が僕の手を引く

 

「そんなに急がなくても大丈夫だよ、それじゃ士郎さん、桃さん、なのちゃんさようなら」

 

「「「ああ(ええ)さようなら(なの)、姫子さん、零君」」」

慌てて挨拶をして翠屋を出る

 

それからスーパーで買い物をして、家に帰り晩御飯の準備をする、その間姫は居間でテレビを見てる、以前は手伝いをしてくれたけど、手伝いをして貰うと逆に仕事が増えるから、大人しく待っててもらう

 

「姫~ご飯出来たよ~」

 

「今、行く」

普通なら立場が逆なんだろうけど、僕はこれが好きだ、僕の作った料理を姫が美味しそうに食べる、僕はそれを見ながら笑顔になる

 

「何を見ているんだ?」

 

「いや、美味しそうに食べてるな、と思って」

 

「ああ、実際零の作る料理は旨いからな」

 

「ありがとう」

そんなやり取りをして、ご飯を食べ終わったら、お風呂に入る、偶にハプニングが起きるけど

 

「零、 一緒に風呂に入るぞ」

 

「なんで入ってくるのさ!?」

 

そんなこんなで入浴が終わって、パジャマに着替えて布団に入る、ちなみに僕と姫は同じ部屋でそれぞれの布団で寝る

 

「おやすみ、姫」

 

「ああ、おやすみ、零」

僕は目を閉じる、今日も平和で幸せな日だった、姫が居て、なのちゃんが居て、桃さんが居て、士郎さんが居て、皆が居る、僕は1人じゃ無い、僕の掛け替え無い人達、でも時々怖くなる、何時か皆が居なくなって1人なるんじゃないかと、そう思うと僕は身体が震える、怖い、とっても怖い、嫌だ、1人は嫌だ

 

「零」

姫が僕の布団に入って来た、そして僕を抱きしめてくれる

 

「私は絶対に零の傍に居る、例えどんな事が有っても、だから安心しろ」

姫の声を聞いて安心して、僕の意識は闇に落ちて行く

 




黒姫の性格はこんな感じでずぼらだけど肝心な所ではキッチリ締めて、感情全開のキャラで行こうと思います。なのはは少しアグレッシブにしてしまいましたが、こんな感じで行こうと思っています、
次回には原作に入る心算なので、それを楽しみに待ってもらえると幸いです、最後に読んで頂いて有難う御座いました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。