神社での戦闘から一週間が経った、この一週間で僕達が回収出来たジュエルシードは6個、
海鳴に落ちたジュエルシードは21個らしいから、まだまた多くのジュエルシードが海鳴に散らばってる、僕達が倒した怪物が人を襲うと思うと居ても立ってもいられなくて、僕達は夜遅くまでジュエルシードの探索をして、朝は朝で魔砲の訓練と開発、なのはも魔法の訓練をしてるらしい、でも慣れない生活でなのはは疲れているのが目に見えてる、そう言う僕も疲れては無いが、寝不足気味だ、そんな僕達を心配したユーノの提案で明日1日は身体を休めようと言う事になった
そんなこんなで次の日、僕達は士郎さんが監督をしているサッカーチーム、翠屋FCの応援に来ている、アリサやすずか、なのはが応援しているので皆張り切っている、だけどなのはが誰かを応援しているのを見ると何かモヤモヤする何でだろう?あれ誰か倒れた、士郎さんや大人の人が駆け寄って行く、しばらくする士郎さんがこっちに向かって来る
「零君、サッカーの経験はあるかい」
いきなり士郎さんは僕にそんな事を質問してきた
「ありますけど、体育や友達とやったくらいですよ」
「なら大丈夫だな、すまないが試合に出てくれないかい」
士郎さんはいきなりとんでもない事を言い出した、僕は素人ですよ!?
「ええ!!僕には無理ですよ」
「大丈夫だ、零君、君なら出来る」
士郎さんは何処からそんな確信が生まれるんだろう、そんなこんなで
「零君ー、頑張ってー」
なのはが僕を応援している、士郎さんには押し切られて試合に出る事になった僕を
ピーーー、試合再開のホイッスルが拭かれる、ポジションはフォワードだ良いのかな僕が入って?
試合は皆がボールを回してくれたので相手ゴールにシュートする、気負て全力でやっていたら試合が終わりスコアボードを8対1で大勝だった
その後勝ったお祝いとして、士郎さんが翠屋で祝賀会として食事をご馳走するらしいのだが
「いいですよ、僕は部外者ですから」
「そうはいかないよ、1日とは言え、零君は我チームの一員だったんだから」
僕は辞退したけど士郎さんやチームの皆がどうしてもと言うので参加させてもらった、ちなみにユーノやツッチーも同席して桃子さんお手製のクッキーを口一杯にほおばってる、そんなユーノとツッチーを見ていたアリサとすずかが
「そういえば、この2匹は変わってるわよね」
「そういえばそうだね、病院の先生も変わったフェレットだって言ってたし、零君の犬は会ってから全然大きさが変わらないね」
「2匹とも本当は全然違う動物だったりして」
「そんな訳無いよ、アリサちゃん」
なかなかに核心を突く会話をしてる、ツッチーは霊獣だし、ユーノは異世界から来ているから
食事が終わり、祝賀会がお開きの時間になりました
「じゃ、これで解散だ、みんな気をつけて帰るんだぞ」
「「「「「「はい」」」」」」
挨拶をして解散した後、なのはがずっと考え事をしてる
「なのは、どうしたの?」
「え、な、何でも無いよ」
「嘘つかないで」
「嘘なんかついて無いよ」
「なのはは、嘘つくと瞬きをする癖があるよね」
「嘘!!」
「嘘だよ」
僕はニヤニヤしながなのはを見る、なのはの隠し事なんて無い様な物さ
「騙すなんて酷いよ~零君」
「嘘を付く方が悪いよ、さあ何を隠してるか言ってごらん」
(ジュエルシードの事なの)
なのはが念話で話しかけてきた
(見つけたの!?)
(うん、ゴールキーパーをしてた子が持ってた気がするの)
(持ってた気がする?)
(遠目で見ただけだから、はっきりとは分からないの)
(今からでも遅くないから、確かめに行こう)
(うん、わかったの)
「お母さん、アリサちゃん、すずかちゃん」
「「「何(どうしたの)、なのは(ちゃん)?」」」
なのはが桃子さん達に何か耳打ちしている、出掛けるだけなのになんで聞かれない様にしてるんだ?
「あらあら」
「かんばってね、なのはちゃん」
「応援してるわよ」
桃子さんが僕となのはを見ながらニコニコしている
「気をつけて行ってくるのよ」
「わかってるの、行こ零君、ユーノ君、ツッチー」
「う、うん、わかった」
そう言って僕達は翠屋を出た
― ― ― ― ―
なのはと零君が店を出て行くわ
初々しい2人ね、けどお付き合いはまだまだ先そうね
「なのはちゃんは、零君の事が本当に好きなんだね」
「まあ、零ならなのはとお似合いよ、なのははどこか抜けてる所が有るから」
そうね、なのはと零君ならお似合いね
「桃子、なのはは、何所に行ったんだ」
祝賀会の後片付けをしていると士郎さんが聞いて来たわ
「なのはなら零君とデートに出掛けたわよ」
「な、なにににぃぃぃぃぃぃぃ、こうしては居られ無い、今行くぞぉぉぉ」
あらあら、この人の子煩悩を悪いとは思わないけど、今回はダメよ
「あらあら、何所に行こうと言うの士郎さん?」
行かさない様に肩を掴む
「あのー、桃子、爪が食い込んで痛いんだが」
「士郎さん、少し私と奥でO・HA・NA・SIしましょうか」
そう言って私は士郎さんを厨房に引っ張って行く、がんばってね、なのは
― ― ― ― ―
今、士郎さんの悲鳴が聞こえた様な気がする
「どうしたの、零君?」
「いや、何でも無いよ、それより何処に行くんだろう?」
僕達は今、なのはの言っていた彼を尾行している
「これて犯罪なんじゃ」
「やーん」
「ユーノ君、ツッチー、静かにして気づかれちゃう」
「大丈夫、警察もやってるから僕達がやっても許されるよ」
ユーノとツッチーは罪悪感を口にするが僕はそれを説き伏せる、それにしても
「なのは、引っ付き過ぎだよ、動き辛いよ」
「ダメ、引っ付かないと見つかっちゃうから」
ポストの物陰から窺っている僕に、なのはは、そう言って僕に身体を引っ付けて来る、動き辛いし、なのはから良い匂いがするし
「零君、顔が赤いけど、どうしたの?」
「何でも無いよ、ほら動き出したから僕達も行くよ」
そう言ってなのはの手を引きながら暫らく尾行を続けると、彼と彼女が向き合っている
「告白シーンなの、見逃せ無いの」
でばがめ根性丸出しだ、本来の目的を忘れてる
「なのは!!」
「ごめんなの」
そんなやり取りをしていると、彼がポケットから青い石を取り出した
((ジュエルシードだ))
その瞬間、ジュエルジードが光が溢れだし、2人が光に包まれると、巨大な木が出現した、その瞬間地震が起きたかと思うと、地面から根っこらしき物が伸びて来て、あちらこちらに伸びて行く
「そうはさせない、ツッチー」
「やん」
僕が言うとツッチーは僕に向かって銃を吐き出す、それを受け取り撃つ
なのはもデバイスをセットアップしてシューターで応戦してる、でも数が多すぎて近づけない、なのはの砲撃ならどうにか出来そうだけど、根のせいで砲撃をする暇がない、ならあれをするかない実戦でやるのは初めてだけど、僕は撃つのを止めて銃をしまい、目を閉じる
「零君?」
「なのは、砲撃の準備をして」
「でも、根が」
「大丈夫、僕が必ず護るから」
「・・・わかったの」
そう言ってなのはが砲撃の準備を始める、僕はなのはの前に立つ
砲撃の準備を始めたら根が一斉になのはに向かって来る、でも此処は通さない
豪速・四連銃
魔砲弾じゃない、普通の銃弾、だけど木の根を粉砕するくらいなら普通の銃弾でも可能だ、四丁の銃で連射する
「ドドドドドドドドドドドドドドド」
ただひたすらに撃ちまくる、此処は絶対に通さない
「零君、準備良いよ」
「わかった」
僕はなのはの前から退く、その時気が付いた、根が大回りをしてなのはの背後に近づいている事に、僕が気付いた事が分かったのか一気に襲い掛かって来た、僕は咄嗟になのはを庇った、根は僕の肩と腹を貫く
「零君!?」
「がぁああ・・・・・っ、僕に構わないでジュエルシードを」
激痛と出血で意識が朦朧とするなのはにジュエルシードを優先するように言う、なのはが砲撃を放つ、根が消えていく、でも血は止まらない、僕はそれを見ながら気を失った
― ― ― ― ―
ジュエルシードを封印してから零君に駆け寄る
「零君、零君!!」
零君から凄い量の血が出てる、それに気を失ってるの
私は零君の身体を揺さぶり目を覚まさせようとする
「ダメだよ、なのは、それ以上動かすと傷が広がる、それに失血も増える」
ユーノ君が私を止める
「今、僕が治癒魔法で治療するから」
そう言うとユーノ君は零君を治療していく、その時私は見ている事しか出来なかったの、傷が塞がった、でも零君の顔は真っ白なの
「今の僕じゃこれが限界か」
ユーノ君が悔しそうな顔をする
「なの・・は?」
零君の気が付いたの、私は零君の手を握る、その手は信じられない位冷たかったの
「零君!!」
「零!!」
「やん!!」
零君は気が付くと、銃を手に取る、すると自分に向けて引き金を引く
すると零君の身体から木が生えて花びらになって散る、私はそれに見覚えがあった桜花身弾、以前ユーノ君に使った魔砲だ
「よっと」
零君が立ち上がる
「零!!傷は大丈夫なの」
「大丈夫だよ、ユーノ」
「でも無理はしない方が」
「大丈夫だって、死ぬ前に桜花身弾を撃ちこめたから」
「零君!!」
私は叫んで、抱きついた、涙が止まらなかったの
「・・・・・ごめん、なのは心配かけて」
そう言って私を抱きしめかえしてくれたの
その後、私と零君は帰宅したの、でも
ベットに入って眠ろうとしても眠れなかった
あの零君の手の冷たさを私は忘れられなかった、私がもっと上手く魔法を使えたら
怖い零君が傷つく事が、辛い零君が傷つく事が、悔しい自分が弱い事が
「ぐっ・・・びっぐ・・ぐうぅ」
私は枕を涙で濡らしたてた
「なのは」
(マスター)
ユーノ君とレイジングハートが私に語りかけてくる
私は2人を抱きしめる
「泣くのは、今だけだから、今だけは傍に居て」
傷つくのは自分だけで良いから、もう誰も傷つけさせない絶対に守ってみせるから、それを私は心に誓う。
― ― ― ― ―
「ハァーハァーハァー」
時刻はそろそろ日付が変わる時間だろう、でもそんな事は関係無い、額をつたう汗を拭いで僕は訓練を続ける
「こんな時間まで何をしている」
「姫」
寝巻姿の姫が話しかけてきた
「訓練だよ、僕は弱いから」
姫に構わず僕は的を撃ち続ける
「そうか、私はお前に何が会ったかは聞かない、でもな」
姫は僕を抱きしめた、目に涙を湛えながら
「1人で全てを抱え込むな、辛いなら頼れよ、私達は家族だろ!!」
・・・・・僕はバカだ、なのはだけじゃく無く姫にまで心配させて、でも
「僕は弱い、護りたいと思った人も満足に護れないくらい弱い」
悔しい弱い事が、無力な事が、あの日と何も変わっていない自分が
「だから、僕は強くなりたい、誰も傷つかない様に、誰も悲しまない様に」
「・・・なら明日から私が直々に稽古をつけてやる、覚悟しておけ」
「うん」
「なら今日はもう眠れ」
その言葉を最後に聞いて、僕の意識は疲労で眠りに落ちた
誰も悲しませない、皆を守って見せる、それが僕が銃に誓う正義
私用で更新が遅れてしまってすみませんでした。
今回は少しシリアスな感じにして見ました、なのはの心情に影響を与える話を入れたかったので、これがのちのちに伏線になったりします。
最後になりますが今回も読んで頂き有難う御座いました。