「ふぃ―――良い湯だね、ユーノ、チッツー」
「きゅーう」(そうだねー)
「やーん」(気持ちええなあ)
今僕達は温泉を満喫している、何故温泉に来ているかと言うと連休の間なのはの家が温泉旅行に行くのだけど一緒に行かないかと姫が士郎さんに誘われて速攻で行くと返事をしたので僕達は今温泉を満喫している
ちなみに高町一家と僕達魔砲組の他にアリサ、すずかとすずかのお姉さんの忍さん、メイドのノエルさんとファリンさんが来ている
「失礼するよ」
身体を洗い終わった士郎さんが温泉に入って来た、恭也さんは居ないついでに忍さんも居ない、なのはが聞いたら姫に察しろと言われてた僕は何となく察しがついたけど
「なあ、零君」
「なんですか?」
「君はなのはの事をどう思っているんだい?」
いきなり士郎さんが真面目な顔で僕に尋ねてきた、僕を見る目も真剣だ
少し怖いと僕は感じたけど何故か、今の士郎さんを誤魔化したりしちゃいけない気がしただから僕はありのまま話す
「なのはは僕の幼馴染で友達で運動音痴で国語が苦手で意地っ張りで何でも1人で抱えようとして、だから心配で目が離せなくて助けてあげようと思って、・・・・・すません自分でもよく分からなくて、でも」
「でも?」
「もう見たくないんです」
「何をだい?」
「なのはと初めて会った時、泣いてたんです」
「私が入院している時の事だよね」
「はい、で公園で1人でベンチに座ってたなのはを見て痛かったんです、何か解んなかったけど痛くて苦しくて見ててられなくて」
「そうかい、もし、もしなのはがその時と同じ顔をする時が来たら零君、君はどうする?」
「させません、絶対に、どんな事があっても絶対にさせません」
僕は士郎さんに顔を見ながらそう答えた、そしたら急に士郎さんが優しい顔をして言った
「どうやら零君となのはも大丈夫そうだね、あとは美由紀だけか」
何で此処で美由紀さんが出て来るんだろう?
温泉から上がってアリサ、すずか、なのは達とコーヒー牛乳を飲みながら話していると
「はぁい、おちびちゃん達~」
赤髪の女の人が声を掛けてきた
「やー」(こいつ人間じゃないな)
「本当にチッツー?」
周りの皆に聞こえない様に小声で聞く
「や、やーややん」(ああ、おそらくこの間の関係者だ、あの少女の匂いもする)
僕とツッチーが小さな声で話していると
「君達かな?うちの子をアレしちゃってくれてるのは、あんま賢くも強そうにも見えない、ただのがきんちょに見えるんだけど」
女の人は僕となのはの前に立ちジロジロ見ながらそう呟く
「零、 なのはお知り合い?」
「ううん」
「僕も知らないよ」
「ごめんごめん、人違いだったかな、知ってる子に似てたからかな」
女の人がそう言った後に念話が届いた
(今日のところは挨拶だけね、忠告しておくよ、子供はいい子にしておうちで遊んでなさいね、おいたが過ぎるとガブっといくわよ!)
そう言って女の人は去って行った
「なんなのよ、あの人」
「まあまあアリサちゃん」
魔法の事を知らないアリサとすずかは終始訳が分からず、酔っ払いが絡んで来たと言う事で話を誤魔化し、部屋に戻って料理に舌鼓を打ったり、ゲームをしたりして楽しく過ごした
「・・・・・・・・」
「zzzzzz」
「すぅ・・・すぅ・・・」
「えへへ、零く~ん」
眠れない、僕と同じ部屋で眠っているなのは、アリサ、すずかは寝息をたてながら眠っている、1人おかしな事を言ってるのが居るけど
なのは達を起こさない様に念話をユーノに送る
(ユーノ起きてる?)
(起きてるよ、どうしたの?零)
(2人だけで話した事が無かったから話したいと思って)
(そう言えばそうだね、何時もなのはと一緒に居たから)
(ねぇユーノ?)
(なんだい)
(家族の事をどれくらい覚えてる?)
(家族の事って、両親の事とか?)
(うん)
(僕の両親は物心付く前に死んだから殆ど覚えて無いんだ)
(そう言えばそうだったね、ごめん)
(謝らなくて良いよ、代わりに部族の皆が家族だから寂しいなんて思った事も無いし)
(そっか)
(零も覚えて無いの?)
(うん、でも僕にも姫が居るし、なのは達もいるから僕も寂しいと思った事は無いよ)
(そっか)
(ユーノ、もしだよ、もしジュエルシードが願いを正しく叶える事が出来るなら何を願う?)
(そうだね、う~ん、直ぐには浮かばないかな)
(僕は取り戻したい、父さんと母さんを)
(零の両親ってたしか事故で)
(うん、あの時僕は何も出来なかった、そんな自分を変えたくて僕は銃を手に取ったんだ)
(でもそれは)
(わかってる無意味な事なのは、だから今の僕はなのは達を守る為に銃を握ってる)
(そう、ならいいんだ)
(もう寝よっか、今日は移動で疲れたし)
(そうだね、おやすみ、零)
(ああ、おやすみ、ユーノ)
そうして僕が念話を終え目を閉じようとした時、ジュエルシードの反応を感じた
「ユーノ、今の」
「うんジュエルシードだよ」
「ユーノはなのはを起こして、チッツー起きて!!」
チッツーを起こして口から戦闘服と銃がしまってあるレッグホルスターを取りだと浴衣から服に着替え巻き付けて準備完了
「うんぅぅぅ」
ユーノに起こされたが、なのはの意識はまだ夢の中の様だ
「なのは、しっかりして」
「あー零君、ふふふ慌てなくてもなのはは逃げたりしないよ」
「てい」
なのはの頭を叩く
「いったー何するの、零君」
「起きたね、ジュエルシードの反応があったから行くよ」
そう言って僕は窓を開けて飛び出す
「ま、待ってよ~」
僕となのはとユーノはジュエルシードの反応を辿って走る、林を抜けると橋が架かった池がある広場に出た
橋の上にはこの間の彼女と昼間の女の人が居た
「あらあらあら・・・子供は良い子でっていわなかった?」
「ジュエルシードをどうするつもりですか?」
なのはの質問に女の人は
「さあね、答える理由が見当たらないね、それに言ったはずだよね、良い子にしてないとガブっといくよて」
そう言って女の人の姿が狼に変身した
「やっぱり、使い魔」
「「使い魔?」」
僕となのはの頭に?マークが浮かぶ
「魔法を使って使役する動物の事だよ」
ユーノが答える
「来ないなら、こっちから行くよ!!」
狼が飛び掛かってくる
「させない」
ユーノが僕となのはの間に入って攻撃を防ぐ
「なのは、零あの子達をお願い」
そう言ってユーノと狼が消えって行った
「話し合いで解決できないかな?」
「私はジュエルシードを集めなければならない、そして貴方達の目的も同じなら戦うしかない」
「そんな簡単に決める事じゃ無いの、話し合えばきっと分かり合えるの」
「話し合いだけじゃ何も変わらない」
そう言って彼女がなのはの背後に回り込み切りかかるが、黒神木で受け止める
「なのは、話し合いで全ての争いが解決するなら、戦争は当の昔に無くなっているよ、この手の相手には何を言っても無駄だよ」
彼女が僕達と距離を取り言い始めた
「戦いましょう、ジュエルシードを掛けて」
「わかった、なのはは下がってて」
「零君、私がやるよ」
「なのはは僕が負けた時を頼むよ、今は僕にやらして」
そう言って黒神木刀を構え直す
「君は、そう言えば名前を名乗って無かったね、僕は神崎零」
「私は高町なのは」
「フェイト・テスタロッサ」
「フェイトか良い名前だね」
「!・・・ありがとう」
フェイトが顔を赤くして照れた感じで返事をしてきた、きっと本当は純粋な良い子なんだそんな感じがした
「また他の子を誑かしてこの天然ジゴロ、それを無意識でやってるから達が悪いの」
うしろのなのはが黒いオーラの様な物を出してる気がするが、今は無視だ
「それじゃあ始めようか」
「はい、行きます」
そう言ってフェイトが視界から消え、僕の背後に回る、僕は黒神木刀を地面に突き刺し伸ばす、地中でも伸び続け僕の背後に出てフェイトの攻撃を防ぐ、その隙に僕は銃を抜き魔砲を撃つ
砲式・
フェイトは軽くそれを躱して距離を取る、それから暫らく攻防を続けてフェイトのスピードに慣れてきた所で勝負を仕掛ける
フェイトが得意の高速移動を使って僕に接近して攻撃してきた時、僕の足元の地面から黒神木を伸ばしフェイトの頭上に飛ぶ、フェイトは距離を取ろうとするが地面から伸び足に黒神木が巻き付いて動けない、だが僕の手には黒神木刀が握られている、その事にフェイトは驚愕しているようだ、まあ分離したのは今回が初めてだからね、銃を構え魔砲を撃つ
砲式・
巨大な鉄球を撃ち出す、それはフェイトに直撃して押しつぶした
地面に降り立ち警戒しながらフェイトに近寄って行く、気を失っている様だ、フェイトを鉄球の下から引っ張り出し桜花身弾を撃ちこむ
しばらく待ってもフェイトが目を覚まさないから顔を覗き込んで見ると、フェイトの目が開いた
「気が付いた?」
「っ!」
驚いたフェイトは慌てて起き上がろうとして
「うっ」
「ん」
僕とフェイトの唇が触れ合う
慌てて僕は離れる、フェイトは何が起きたのか理解できず呆然としている
「ご、ゴメン」
僕が謝ると、状況を理解したのかフェイトの顔が真っ赤に染まる
「あ、謝るならジュエルシードを渡してください」
「で、でも、それとこれは関係な「早く!!」はい」
フェイトの勢いと唇を奪ってしまった申し訳なさでジュエルシードを僕は渡した
「じゃ、ま、また」
終始顔を赤くしたまま去って行った
「大丈夫かな?ジュエルシードを渡してしまったけど」
戻って来たユーノが不安そうな顔をするけど僕はフェイトがジュエルシードを悪用するとは思えない
「心配無いよ、悪い子には見えないし、それよりもユーノ」
「なんだい?」
「ジュエルシードの心配より僕の心配をしてくれない」
「ふふふ、あの泥棒猫、次出会ったら速攻デストロイなの」
「なのはの様子がさっきと違うけど一体何があったの?」
「不幸な事故があっただけだよ」
「それより先に零君を・・・・・するの」
僕の後ろでなのはがブツブツ何かを言いながら立っている
「たすけて、ユーノ」
「ごめん零、僕は無力だよ」
最後の希望は断たれた
「れ~い君」
「なのはどうしたの?あの手が痛いんだけど」
なのはが僕の手を握って来た凄い力で
「すこしOHANASIしようか」
なのはの良い笑顔、それがこの日覚えている最後に見た物だ、気が付くと旅館の布団で眠っていた、なのはやユーノに何があったか聞いたけどはぐらかされたり、膝を抱えて怖い怖いと連呼し始めたりした、結局僕は何があったか分からなかった
如何でしたでしょうか?
アルフも出て来て物語も中盤にさしかかってきました。
フェイトとの中を良くする為にラッキースケベを入れたんですが、どうだったでしょう?
正直なのは一筋にするか、みんなに好かれるハーレムが良いか正直悩んでいます、
なのは一筋だとやっぱりなのはと零が中心の話になるんですけど、自分としては色々な話も書きたいなとも思っています。
愚痴みたいな話になって済みません、次回も読んで頂けると幸いです。