Memory of purple   作:優しい傭兵

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どうも優しい傭兵です。このたび私めの東條希の小説のお気に入りが100を突破いたしました。読んでいただきありがとうございます!
これを機会に特別ストーリーを作成いたしました。まあ番外編のようなものです。

それと今回『あいつら』もでますのであしからず。



ではレッツラゴー(ポッポー)




お気に入り100記念ストーリー(前編)

この毎日は変わらないのだろう。いつも通り起きて、いつも通り飯食って、いつも通り学校行って、いつも通り希と絵里と喋って、いつも通り勉強して、いつも通り家に帰って、いつも通り桜と喋って、いつも通り寝る。

こんないつもの日常がつまらないと思う奴もいるだろうが俺はそう思わない。こんななにも無い日常だから好きなんだろうな。こういったいつも通りがあるから『今』があるんだろう。

 

「今日も平和だな」

 

生徒会室には誰もいないのでその空間の中ポツリと呟いた。

 

窓から差し込んでくる日差しが心地良い。教室の中は日の光によって暖められポカポカしてるから眠くなってくる。

 

(絵里も希も居ないから少しならいいかな・・・)

 

 

そんな事を考えてると、さっきまで考えていた『いつも通り』が過ぎ去る。

 

 

 

 

瞬間、生徒会室の扉が勢い良く開かれた。

 

 

 

 

 

「大和!温泉行くわよ!!」

「大和君!温泉行くで!!」

「一瞬で目が覚めたぞどうした」

 

 

 

 

あ、温泉行く事になりました。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

その日での生徒会はすぐに終わった。まあ話し合う情報や問題なども特にないからだけどな。でも1つだけ言えるのは絵里と希がいつも以上にテンションが高かったってことだな。いや理由は分かるとおり温泉に行く事になったからだろうな。なんかスマホの買い物アプリ?か何かで希が温泉のチケットを当てたんだと。

しかも人数が7人用。

 

「またこのスピリチュアル女子高生は凄いことしたな」

『まさかウチも当たるとは思わんかったよ』

『でしょうね』

 

あ、因みに今の時間は夜で温泉の件について話し合うためにグループ電話してる。桜もいれてな。

 

「温泉ですか?」

「おう。7人でいけるらしいから桜も行くか?」

「いいんでしょうか!?」

『ええよ桜ちゃん』

『一緒に行きましょ』

「だってよ」

「な、なら準備をしないと!」

「落ちつけ。まだ2、3日あるから」

「わ、私とした事が・・・・・・」

「どーどー」

「誰が馬ですか」

「誰だろうな」

 

7人かぁ・・・。ありがたい事に行かせてもらえる俺と桜。後は希と絵里と・・・。

 

「後の面子はどうするんだ?」

『にこも連れて行くわよ』

『アイドル活動で疲れてるやろうしな』

「これで5人か。後は・・・?」

『それが迷ってるんよ。穂乃果ちゃん達を連れて行こうとしても誰か1人がはぶられる事になるんよ』

「出来れば全員連れて行きたいもんな」

『どうしましょ』

『エリチ他のアテある?』

『んー・・・・・・』

 

 

他2人・・・。悩ましいところだな。しかもそのチケット7人用っていうのが痛い。

 

 

 

 

他・・・・・・ねぇ・・・。

 

 

 

『エリチ』

『ん?』

『あの2人は?』

『え!?』

「ん?」

『これで丁度7人やで!』

『え・・・でも、いや確かに7人だけど・・・けど・・・うぅ・・・』

 

なんだろう・・・。電話越しで絵里がしどろもどろになっているのが目に見えて分かる。

 

「どうしたんだ?」

『ん?えっとなー、エリチのかr』

『希言わないで!!』

『えー・・・ぶーぶー!』

『ぶーぶー言わない!』

「???」

「兄さん。追求してはいけません」

「どうしてだ?」

「ぶん殴りますよ」

「やだ怖い俺の妹」

 

でも気になるのは仕方ないんじゃないか?

 

「桜は分かったのか?」

「勿論」

「一体なんなんだ?」

「兄さん。デリカシーをググって下さい。100回ググって下さい」

「多くね!?」

『どうするエリチ?こういう時にも会っといたら?」

『うー・・・・・・わ、分かったわよ・・・』

『よっし決まりや!』

「何が?」

「色々です」

『大和君!桜ちゃん!行く日程はまた後で連絡するから楽しみにしててや!』

「お、おう」

「わかりました」

『きっと驚くやろな~大和君ら』

「ら?」

『エリチも楽しくなれるで』

『希ぃ!』

『あははっ!ほな、またね~!』

 

【東條希が電話から離れました】

 

「・・・消えた」

「ですね」

『はぁ~・・・』

「そして絵里から大きな溜息が・・・」

『もう・・・希ったら』

「一体どういう事なのかおれにはさっぱりなんだが・・・」

『うぅ・・・エリチカお家帰る!』

「今家だろお前!?」

 

【絢瀬絵里が電話から離れました】

 

「また消えた」

「ですね」

「・・・・・なにがなにやらさっぱりなんだが」

「兄さんは深く考えなくていいんですよ」

「その心は?」

「唐変朴念仁」

「2つの単語が合わさった!?」

「いいから寝ますよ。明日も学校なのですから」

「腑に落ちないのだが」

「腑に落ちるような事を考えるからです」

「どうしろと?」

「逆に考えるんだ・・・考えなくて・・・いいさと」

「おい」

「柴垣桜はクールに去るぜ」

「寝る前には歯を磨きなさい!!」

 

桜のなんらかのスイッチが入ったようだ・・・。

 

 

 

ピロリンッ

 

 

 

東條希

 

『日程は今週の土曜日から日曜日までの2日間!昼12時○○駅集合で!遅刻厳禁!』

 

 

 

 

そしてその日の夢は桜にオラオラと無駄無駄された夢を見た。

 

 

***

 

 

 

 

 

 

「ふわぁ~・・・」

「兄さん。気を抜きすぎです」

「遅くまで学校の課題してたんだから仕方ないだろ」

 

半分はお前が夢に出てきたお陰で眠れなかったんだけどな・・・。

希の言うとおり、一泊用の荷物を用意して集合場所の駅には到着したのだがまだ希たちが到着していない。

 

「そろそろかな」

「そうですね。もう集合時間に近付いてきましたし」

「おーい!!」

「噂をすればなんとやらだな」

 

声のした方に顔を向ければ、少し大きめのリュックを背負った希、絵里、にこが現れた。

 

「おはようさん」

「おはよう2人とも」

「おはよう」

「よう」

「おはようございます皆さん」

「うんうん!遅刻なしとはいいやん!」

「凄いテンションが高くなってるのが分かる」

「希、温泉に入るの凄く楽しみにしてたから」

「にこも引っ張りまわされて大変だったわよ」

「一体何があったんでしょうか?」

「今回の温泉のためにそれ専用のシャンプーとかを買うために私と絵里は引きずりまわされたわ」

「楽しみだったのがひしひしと伝わってくるな・・・そう聞くと」

「希ねえさんの背中からオーラが見えます・・・」

「奇遇だな俺もだ」

 

いやそう考えるけど俺も楽しみだった。温泉っていうのもあるけど希たちとこういったプチ旅行みたいなモノを一緒に行けるのが凄く嬉しい。俺と希との関係をしってなお協力してくれる心優しい女の子達だからな。そんな子達との温泉。楽しみにならないわけが無い。

 

 

 

「そういえばさ、残りの2人は誰なんだ?俺も桜に何回も聞いたんだけど応えてくれなくてさ」

「お楽しみにってやつです」

なんだそれは・・・。

「大丈夫よ。もう少ししたらその本人達が来るから」

「因みに聞くがどんなやつらだ?」

「1人はまた後で説明するけどもう1人についてはエリチに聞いたらええよ」

「絵里?」

 

視線を移すと真っ赤になった顔を両手で隠している絵里が居た。

凄い・・・湯気が出てる・・・。

 

 

「えっと・・・・・・私の大好きな人・・・ね・・・」

 

 

 

 

ん?

 

 

 

 

 

「あれ?それって・・・・・・」

「やっと気付きました?」

「多分・・・あってるよな?」

「はい」

 

 

絵里の大好きな人・・・ってことは?

 

 

 

 

 

『おーい!!』

 

 

 

「噂をすればなんとやらやね」

 

声のした方に目を向ければそこには俺と同い年ほどの男が『2人』歩いてきた。

1人は180近くの身長でスポーツマンらしい体格で綺麗に整えられたさっぱりとした黒髪に鋭い目の形をした少年。もう1人はその男よりほんの少し背が低く、スポーツ刈りにした髪型に眼鏡をかけた優しいお兄さん風の男。おそらくこのどちらかが絵里の『彼氏』。

 

 

 

だが、それがどちらかすぐに分かった。

 

 

 

なぜなら、その彼氏さんが俺に向かって・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「お前かァァアアアア!!」

「えぇ!?」

 

 

明らかに殺気出してますよと言わんばかりのオーラを放出させながら全力疾走してきたからだ。

 

 

「絵里を危ない目に合わせたのかお前かぁあああああ!!?」

「ぎゃっふん!?」

 

 

綺麗なスポーツ刈りのお兄さんのとび蹴りが顔面に直撃した。

 

 

 

 

 

「大和くん!?」

「隆也!?」

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

横山隆也、俺が通っている音ノ木坂からまあまあな距離の場所にある高校に通っている男子高校生。見た目はかなり厳つい顔面をしているが性格は顔面とはまあ正反対。人が困っていると放っておけない人間。そして絵里の彼氏。

そしてもう1人の男が中上翔樹。横山隆也と同じ高校に通っている男子高校生。柔道部に所属しているザ・武道人間。へらへらしているが直感で想ったのが怒らせたらヤバイタイプ。そして後から聞いたけど、俺の後輩、園田海未の彼氏らしい。マジか。

 

 

 

「いやー楽しみやね温泉」

「この頃生徒会でパソコン作業が多かったから肩が凝ってたのよね~」

「それだけなのかしら?」

「・・・・・・・・・・・・」

「えっと・・・にこっちに桜ちゃん?なんでウチらの胸を見てくるん?」

「あれですね・・・けしからん胸sですね」

「胸s!?」

「桜奇遇ね。私もそう思っていたところよ」

「ですよね」

「私達何も悪い事してないのに!?」

 

今は温泉に向かうための電車に乗って移動中。右からにこ、桜、絵里、希という順番に座り、プチ女子会を開いていた。

 

ちなみに男たちはと言うと・・・・・・。

 

 

「いやー、良い武器無いなぁ、あ、88式見っけ」

「翔樹。そこにリュックあるから拾っとけ」

「大和。ドリンクあるか?ないなら分けるぞ」

「サンキュ。あ、隆也・・・敵来た」

「了解」

 

電車に乗るまで修羅場を繰り広げていたのにも関わらず、今は3人集まってサバイバルゲームをしている。本当に先ほど出会った者達なのだろうか・・・。

 

あ、この前の生徒会部活動会議事件で件には謝罪はした。おもいっきり頭下げた。

2人は事件がおきる前からお互いの彼氏からは話は聞いていたらしく、ある程度の事情は把握していたらしい。今回は絵里たちに彼氏が居る事を知らなかったから仕方ないとして、またこのような時が合った時はちゃんと話をしてくれという事で打ち止めとなった。けど自分の彼女が危ない目に合ったのには変わらないからケジメとして今度飯を奢る事になった。勿論、彼氏彼女含めて。

正直ぶん殴られると思った・・・・・・蹴られたけど。

 

 

「いや・・・でもすまない隆也、翔樹」

「もう何回目だよ。事情は絵里達から聞いたからもういいんだよ」

「そうだぞ。確かに隆也には蹴られてたけど気にするなよ」

「いや、多分俺も同じ立場なら同じ事してたと思う」

「まあ、済んだ事言ってもなぁ・・・、あ、2人の横に敵3人」

「「ぶっ殺してやる」」

 

「凄い意気投合してるやん・・・」

「男の子って不思議よね」

「「間違いない」」

 

 

どんな事があっても話し合ったり、ぶつかり合ったりしたら案外仲良くなれる男たち。分かる人にはわかるだろう・・・。

 

 

 

 

そんなプチごたごた&プチ雑談・ゲームを交わしながら、俺たちは電車に揺られながら目的地を目指した。

 




まず最初に・・・。

ごめんなさい!!!すいません!!!
やっと時間が出来たので投稿する事ができました!ほぼ二ヶ月!長い間待った皆様おまたせいたしました!今回はお気に入り突破記念として特別ストーリーを作りました!
因みに前半・後半で分けております。

学校のレポート&論文作りに時間を割いていまして中々こちらの方に手が付けられませんでした。自分9月に東京の方で論文の発表会(?)みたいなものに参加しなくてはいけなくて、これからもそちらの論文の方を優先させてしまうかもしれませんが、それでも読んでくださる方、またしばらくお待ちください。
それと、絵里の小説の方でもリクエスト作品を投稿しますので気が向いたら読んでください。リラックスしながら読めるようなモノをつくりますので!(多分)


では今回はここまで!
感想・評価お待ちしております!


では・・・・・・またな!
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