東方世界禄   作:ナインポイントエイト

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この話で出てくるルーミアのスペルカード説明です。

夜符『ナイトバード』
左右に円弧状に青色の弾幕をばら撒く。

闇符『ディマーケイション』
波紋状に青、緑、赤の順に米粒弾をばら撒きながら敵狙い(今回の場合カラン、魔理沙)の青い弾を発射する。


紅霧異変【一面】-魔理沙side-

紅霧異変【一面】-魔理沙side-

 

魔理沙「ん……」

 

もう朝か……。いや、昼か。

時計ではもう12時を過ぎていた。

お日様の光でも浴びて目を覚まして、いつも私に起こされるまで眠りつづけるアイツを起こそう。

そう思ってカランのベッドの東側にある近くの窓にかかった灰味のある淡い青、舛花色のカーテンを開けた。

 

 

 

紅かった。

 

 

 

時計ではまだ昼の12時を過ぎた頃なのに、空は血のような紅い霧で包まれている。

今すぐカランを起こさなければ。

 

魔理沙「カラン!!」

 

カランは驚き、はね起きて、眠そうに開かれている目を擦りながら窓を除く。

 

カラン「ウソ……」

 

眠気が吹っ飛んだように、信じられないと言うように目を見開き、ベッドの南側に付けられているオーキッド・ピンクの時計に目をやる。

2人は部屋着と寝癖の状態で外に出てみると、その霧からは僅かだが魔力を帯びている事が分かる。

私とカランは魔法使いだからなんともないが、人里の普通の人間にとっては有害だし、人々の生活に日がささないのも問題だ。

2人で異変を解決したい。しなければならない。

だが、大丈夫だろうか。カランは少しお人好しなところがある。遊びじゃない弾幕を敵に撃てるだろうか……

いつものように元気に「これは異変だ!一緒に解決するぞ!」、と言いたいが言葉が喉に引っかかって出てこない。

 

カラン「魔理沙、霧が濃い方に行けば、犯人が分かるよね?」

 

意外だった。カランは異変解決をしようとしているの

だ。

 

魔理沙「ああ!今すぐ準備して異変解決してやるぜ」

 

ニヤリと笑いそういった。

 

 

2人でホウキにまたがり少し飛ぶと、妖精らしき奴らが攻撃してくる。

私たちも魔法で倒していく。

ちらりと横目でカランを見ると、こんな異変が起きているというのに笑っていたのだ。

 

魔理沙「こういう気持ち、なんというか…「あいつだったら気持ちいいわね」とか言いそうだな」

 

カラン「確かに」

 

魔理沙「私は夜は嫌いだけどな。変な奴しかいないし」

 

そういった時、金髪を肩ぐらいで切って、御札で出来たリボンを髪に付けた少女が現れた。

 

金髪の少女「変な奴って誰の事よ」

 

魔理沙「誰もお前のことって言ってないぜ」

 

なんでこいつ、こんなに手を広げてるんだろう。

 

金髪の少女「それはまぁ、当然」

 

魔理沙「で、なんでそんなに手を広げてるのさ」

 

カラン「確かに」

 

金髪の少女「聖者は十字架に貼り付けられましたって言ってるように見える?」

 

金髪の少女が無邪気に笑う。

 

魔理沙「人類は十進法を採用しましたって言ってるように見えるな」

 

そう言った途端、弾幕が降ってきた。

これぐらいならカランでもよけられる。

 

金髪の少女「夜符『ナイトバード』」

 

また無邪気に笑った。

弾幕の間を通って攻撃を仕掛ける。

 

金髪の少女「闇符『ディマーケイション』」

 

カランが私に追いついたところで2人で攻撃をする。

そして、金髪の少女は地上へ落下していった。

 

魔理沙「人類以外は指は10本しか無いのかしら」

 

カラン「さぁ?」




紅霧異変【一面】-魔理沙side- でした!

魔理沙がカランの前で元気に振舞っておいて、実はとても気にかけてくれてたりする優しい一面を書いてみました。
今のところ霊夢がしっかり出てくる場面がありませんよね。ごめんなさい!

それでは次のお話でお待ちしております。
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