「みんな、準備できたか?うん。では行こうか」
士郎が確認を終えるとみんなワイワイと車へ乗り込んでいった。今日から1泊2日の高町家+αの温泉旅行だ。スネークは温泉と言うもの自体はパラメディックから何度も聞かされていたが実際に行くのは初めてなので顔には出さないが楽しみにしていた。
「プリスキンさんにヒューイさんは温泉初めてでしょう。是非ゆっくりくつろいで日本の文化を味わってください」
運転手席から士郎さんが声をかけてくる。オススメするほど大層なものらしいな。だが
「温泉は楽しみだが温泉から出た後に飲む牛乳に興味がある。知り合いの話だと日本人は温泉や銭湯から出たら牛乳を飲むと聞いている。その牛乳にも種類があるらしいじゃないか。しかも上手いと。是非とも堪能してみたくてな」
「ははは、プリスキンさんは食べ物関係の方が好きなのか」
「君は昔から食べ物関係の興味ばっかだったね」
ヒューイはともかく士郎さんにまで食べ物しか目がない人だと思われてしまったか
「別に食べ物ばかりに興味があるわけではない。ただ食べることが好きなだけだ」
そんな他愛ない話をしているうちに旅館に着いた。立派な門に古いが大きな建物、周りは自然で溢れていた。旅館内には池や小川などもあり敷地の広さを物語っていた。
部屋に通された後士郎さんと桃子さんは散策に、残りのメンバーはお風呂へと向かっていった。ユーノは可愛そうに女性陣と言うよりアリサに拉致され女子風呂へと入っていった。
「御愁傷様ユーノ。後で警察の世話にならないようにな」
《ちょっプリスキンさん助けてください》
「それは無理だな。いくらスニーキングが得意だとはいえ女子風呂へは潜入出来ない。いい機会だ、スニーキングの練習でもしておけ」
そんな念話をしつつ男湯の暖簾をくぐった。
脱衣場にある看板には室内風呂、露天風呂、混浴用露天風呂がある。また15:00~6:00利用可と書かれていた。
(夕方から朝まで入れるのか。しかし露天風呂?外に風呂があるのか。日本人は露出癖でもあるのか、それとも何かしらの意図が)
そんな事を思いつつ浴場へと足を踏み入れた。
浴場には大きな湯船が一つあった。海外で見るような大きさではなくくつろぐには丁度良い大きさで何より静かだった。
(これが温泉か、湯船がデカイなそれにテレビで見た海外の風呂ような喧騒が無い。これが日本の風呂か)
足を踏み入れただけでも感動されたが湯船に浸かると一層大きな衝撃があった。温泉はただ地下で熱された水だと思っていたが何か体に対し働きかけているような感覚に襲われた。だがそれは不快ではなくむしろ心地よく睡魔に襲われるような感覚だった。
「どうですか?温泉は」
恭也が話しかけてくる。横目でチラリと見れば普段気難しい顔をしている彼もだいぶゆったりとしているようだった。
「ああ、実にいいな。こう気持ちが落ち着くというか少し眠くなるというか」
「だいぶくろげてるようでよかったですよ。そういえば露天風呂には行きましたか?自然に囲まれた風呂って言うのこそ日本ならではですよ」
「露天風呂か、そうだなまだ入ってないから行ってみるとしよう。恭也はどうする」
「先に上がってます。湯あたりには気を付けてくださいね」
「分かった」
スネークは露天風呂、未知の領域に踏み出した。
露天風呂は石を基本に使われており自然と一体化していた。上は半分ほど屋根がかかっており空も半分しか見れないが夜空は綺麗なのだろうと思った。露出癖がなど考えた自分がバカらしくなった。
湯の温度は外にあるから中のより冷えていたが初夏には丁度いい暖かさだった。十数分くらい入った後夜にまた入ろうと考えながら浴場を出て旅館内を散策しているとなのは達が女の人と話していた。だが何やら険悪そうな雰囲気を醸し出していた。スネークは物陰に隠れ顔を出して覗いていた。何かあったら動けるように。
(おとなしくしていないと痛い目に会うよ)
知らない女性の声の念話-おそらくなのはの前にいる人のものだろう-が聞こえてきた。そのままなのは達の前から立ち去ったのを確認してからなのは達の元へ歩いていった。
「あ、プリスキンさん。お風呂どうでしたか?」
「ああ、いいものだな」
「お気に召したようで良かったです」
「ま、外国人にお風呂が気に入らない人はいないわよね」
各々が反応してくるなか念話で
「なのは、さっきの女性は」
「多分この前の娘の知り合いだと思うの。ジュエルシードから手を引け。おとなしくしていないと痛い目に会うよ、って」
「そうか……。だがこの付近にジュエルシードがあるということだ。今回はガスガンも隠し持ってきた多少支援も出来るだろうがこの前の少女はなのはが相手してくれ。ユーノと俺はさっきのを相手する」
「うん」
「ちょっと!聞いてるの!」
アリサが声を大きくする
「ああ、大丈夫だ。卓球だろ、俺はいいから遊んでこい」
そう言い残し森へと散策に向かった。
森は木が乱立しているものの意外と歩きやすく木々の間から空も見えていた。支援が出来るか確認し部屋へと戻った。
部屋に戻ると直ぐに夕食となった。豪華な和食で様々な刺身に焼き魚、多種のおかずが卓に並んだ。どれも美味しかった。スネークは久しぶりに川で魚突きをし食べようかと思い始めていた。
その後大人達は酒盛りを始めた。スネークはこの後ジュエルシードの捜索、回収があるので飲まなかった。皆これでもかというほど飲みビンを大量に空け潰れていった。
子供達も早々に床に着いき寝息をたてていた。スネークも仮眠を取り23時頃に起きガバメント片手にジュエルシードの捜索へと向かおうとした。
なのはの姿は既に無かった。
外に出るとなのははこの前の少女と、ユーノは大きな狼と戦っていた。しかしながら攻撃にはもう一人要るように感じ取れた。なのはに尋ねるとやはりもう一人後衛職が要るらしく精度の良い射撃が飛んでくると言われた。
そしてその射撃は宿からあまり離れていない小川辺りからと情報を得た。
スネークは言われたように小川に向かっていった。幸いにも狼と少女には気づかれなかった。小川近くに近付くとビュン!! ビュン!!と何かが発射されるような音が聞こえてきた。スネークは腰を落としガバメントを構え静かに音のなる方へと接近していく。数十メートル程進むと草と草の間から魔法らしき光が見えた。すかさずスネークは魔法の発射されている元の辺りに3連射を行った。特に声が聞こえないことから当たりはしなかっただろうが上空への射撃は止まった。だが射撃の向く方向はスネークへと向かってきた。草を挟んで撃ってきた為向こうの攻撃も外れるが一発の威力は高そうだと感じられた。スネークはすぐさま草から距離を取り近くの木の裏に隠れた。射撃はスネークを追うように飛んできた。一発肩口に当たり重い一撃をくらい呻き声が漏れる。スネークはM16を持ってこなかった事に悔やむもガバメントで応戦をした。各々戦っていたがなのはが地に落ちた事により全ての戦闘が終わった。狼は少女が勝ったことを知るや否や直ぐ様離脱を、スネークと戦闘していたものはスモークを炊き目を封じてから逃げていった。
毎度遅くなってすみません。
忙しさが無くなったら積んでたゲームにプラモに手をだしクトゥルフTRPGまで始め疎かになってました。
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