とある魔術と科学の情報操作《インフォメーション・オペレート》   作:新名樺太守

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 さっきファミレスと共に犯罪者3人組を潰してから10分も経っていない。そして、0時まではあと10もない。

 そんな時間帯に久遠隆盛は、時空転送(テレポーテーション)で、とある男に呼び出されたところに行っていた。

 

「何でお前がオレの携帯番号知ってんだ?」

「あ、いや・・・」

 

 思わず言い淀む上条当麻。それもそうだろう、他人のケータイを勝手に覗き見て「リア充死ね!!」などとほざいていたのだから。しかし隆盛は厳しく言及するつもりはなかったようで、直ぐに話題を戻した。

 

「んで?インデックスの完全記憶能力がどうしたって?」

「魔術師が言うにはインデックスの脳の85%は10万3000冊の魔道書によって埋めつくされているらしい。そして、残りの15%も完全記憶能力によって1年で使いきり、そしてその記憶を消さないと脳がパンクするらしい」

 

 とある男、改め、上条当麻はそう言った。学園都市第2位の脳を持つ久遠隆盛に対して。

 

「馬鹿じゃねーの。そいつら」

「何!?」

「大体、人間の脳がそんな10万3000冊の本を記憶するのとたったの1年の記憶だけで、パンクするわけがねーだろうがよ」

 

 隆盛は大層呆れたように言う。その呆れた対象は隆盛にとっての常識を全く理解していない魔術師と上条当麻に向けられたものだった。

 

「本当か!」

「ったりめーだ。人間の脳味噌は140年分の記憶が可能なんだよ。それに一筋にキオク(・・・)っつっても、言葉や知識を司る『意味記憶』。運動の慣れを司る『手続記憶』。それから、思い出を司る『エピソード記憶』ってな具合に分かれてんだよ。だから、どんなに記憶で圧迫されても脳味噌がパンクするなんて脳医学上絶対に有り得ねーんだよ」

「じゃあ何でインデックスは、倒れてんだ」

 

 はぁ・・・と、隆盛は深い溜め息をつく。

 

「あのな。オレはインデックスの話を半分どころか全く聞いてなかったから詳しくは分からないけど、誰かが1年周期にインデックスの体調が悪くなるように細工でもしたんだろ」

必要悪の教会(ネセサリウス)か・・・」

 

 

 

 

 

___7月28日0時。

 

 

 

 ガチャ

 

 ドアが開く音がした。そして、その時間は0時ジャスト。上条当麻と魔術師との間で交わされた約束通りの時間だった。

 

「「ッ!?」」

 

 入ってきた2人の魔術師は、この場に隆盛がいたことに驚いた。そして、一気にその場は戦場の気配となった。

 

「まぁ待て、馬鹿共。てめぇら魔術師ではどうにも出来なかったインデックスの記憶破壊の阻止。オレら科学サイドが止めてやんよ」

「何を言っている。魔術でどうにも出来ないことが科学でどうにか出来るだと?そんな実績のない戯言など「黙れ下郎」なッ!?」

 

 隆盛の瞳の色が通常の黒から赤紫(カメリア)へと変わっていた。 

 

「オレとインデックスは大した時間を過ごしたわけではなく、お前たちとインデックスとの関係も知らない。だけど今ので大体のことは分かった。どーやら、お前たちはインデックスの仲間で、インデックスは記憶の容量上の問題で1年間のエピソード記憶を無くさなければならない。そうしなければ、脳がパンクしてインデックスが死ぬ」

「その通りです」

「はっ・・・だから、馬鹿だっつってんだよ。良いか?大体、人間の記憶っていうのは、言葉や知識を司る『意味記憶』。運動の慣れを司る『手続記憶』。それから、思い出を司る『エピソード記憶』ってな具合に分かれてんだよ。その内、てめぇらが消そうとしている『エピソード記憶』っつーのは、140年分もの容量があんだよ」

「何・・・ですって」

 

 隆盛のその言葉に、神裂が驚愕する。頬骨バーコード大男ステイルに至っては、信用した表情はしていないが、今までの実績が崩れさろうとしていることには気がついているようだった。

 

「結論を言うと、てめぇらのやってきたことは、無意味なことだった・・・ていうことだ」

「だが、彼女は現に今、倒れているじゃないか!!」

 

 ステイルは、床に伏せているインデックスを指さす。隆盛はそれを嘲笑う。

 

「おいおい、ここまで言って気付いていないとは言わせねーぞ?今、インデックスが倒れてんのは、てめぇらの親玉が保険としてインデックスが絶対に裏切ることのないように『鎖』でも付けたんだろーがよ」

 

 それぐらい分かれや。と、呟く隆盛。

 

 その言葉には今までやって来たことを否定され、信じてきた自分たちの所属する上層部に裏切られていた事実を認識させるだけの力は十分にあった。

 

「おい、上条当麻。お前この間、あの状態のオレをどうやって倒したんだ?」

「あぁあれは幻想殺し(イマジンブレイカー)って言って、異能の力ならどんなものでも消せる能力(チカラ)なんだ」

「ふーん。チートだな」

 

 お前だけには言われたくねーよ。という台詞が何処からともなく聞こえてきそうな発言をした隆盛だったが、生憎、その言葉はこの空間には存在しなかった。

 

「よし、上条。それで、まずはインデックスの口ん中に突っ込んでくれ。その必要悪の教会(ネセサリウス)とやらが何かを仕掛けるとしたら一番高い可能性であるのが口内だ」

「うし。分かった」

 

 隆盛の指示通りに、上条はインデックスの口内に右指を突っ込んでいく。

 その様子に希望を託すような視線で見つめる神裂と、未だに半信半疑な様子を隠そうともしていないステイルが見守る中。

 

「警告 第三章第二節 第一から第三までの全結界の貫通を確認 再生準備___失敗 自動再生___不可能 現状10万3000冊の保護の為 侵入者の迎撃を優先します」

 

 自動書記(ヨハネのペン)が発動した。

 

「第三章第二節。Index-Librorum-Prohibitorum―――禁書目録の『首輪』、第一から第三までの全結界の貫通を確認。再生準備・・・・・・失敗。『首輪』の自己再生は不可能、現状、10万3000冊の『書庫』の保護のため、侵入者の迎撃を優先します。『書庫』内の10万3000冊により、防壁に傷をつけた魔術の術式を逆算・・・・・・失敗。該当する魔術は発見できず。術式の構成を暴き、対侵入者用の特定魔術(ローカルウェポン)を組み上げます。―――侵入者個人に対して最も有効な魔術の組み込みに成功しました。これより特定魔術『聖セントジョージの聖域』を発動、侵入者を破壊します」

 

 神々しくも見え、又、禍々しくも見えるインデックスに差す後光は、この空間が普通ではないということを意味していた。

 そして、インデックスから侵入者を迎撃するために放たれた光線は、上条当麻に向かって一直線に飛んだ。

 

「ぐっ!」

 

 それを上条は自身の右手、幻想殺し(イマジンブレイカー)をかざすことによって耐えていた。

 そんな様子を見て、神裂とステイルは、インデックスが魔術を使っていることに驚愕していた。

 

「まさか・・・」

「なんであの子が、魔術を・・・」

 

 それに上条が右手で応戦しながら答える。

 

「決まってんだろうが!インデックスは魔術が使えないなんて、教会が嘘ついてやがっただけだろうが!」

 

 その言葉に、ハッとなる2人。

 

「あぁそうだ。まだお前らの脳味噌が起きてないようだからもう一回言ってやる!インデックスが1年置きに記憶を消さなくてはいけないっていうのも大嘘だ!こいつの頭は教会の魔術に圧迫されてただけなんだ!そいつを打ち消しちまえば、もう記憶を消しちまう理由もなくなっちまうんだよ!冷静に考えてみろ!禁書目録なんて残酷な役目をこいつに背負わせやがった連中が、てめぇら下っ端に心優しく真実を話すと思ってんのか!?何なら、インデックス本人に聞いてみりゃ良いだろうが!」

 

 尚も上条の防戦は続く。

 

「『聖セントジョージの聖域』は侵入者に対して効果が見られません。他の術式へ切り替え、引き続き『首輪』保護のため侵入者の破壊を継続します」

 

 インデックスから放たれる光線の種類が変わったのか、上条の幻想殺し(イマジンブレイカー)が押され始めた。そこで、隆盛とステイルが参入する。

 

「(Imperator666 《絶対的な覇者》!)」

 

___全演算能力を情報解析(データスキャン)

___(0%)

 

「Fortis931《我が名が最強である理由をここに証明する》!!」

 

 ルーンがこの部屋の壁中に張り付く。

 

___(99.9%)

___情報解析(データスキャン)完了

___全演算能力を能力情報(スキルデータ)複写(コピー)

___(0%)

 

「曖昧な可能性なんていらない。あの子の記憶を消せば、とりあえず命を助けることができる。僕はそのためなら人を殺す。いくらでも壊す!そう、決めたんだ。ずっと・・・前に」

「とりあえずだぁ?ふざけやがって!そんなつまんないことはどうでもいい!たった1つだけ答えろ魔術師!てめぇは、インデックスを助けたくないのかよ!!」

 

 上条の言葉にハッとするステイル。

 

___(52%)

 

「てめぇら、ずっと待ってたんだろ!?インデックスの記憶を奪わなくても済む、インデックスの敵に回らなくても済む、そんな誰もが笑って誰もが望む最っ高に最っ高な幸福な結末(ハッピーエンド)ってヤツを!今までずっと待ち焦がれてたんだろ!こんな展開を!何のためにここまで歯を食いしばってきたんだ!てめぇのその手でたった1人の女の子を助けるって誓ったんじゃねぇのかよ!?お前らだって主人公の方がいいだろ!脇役なんかで満足してんじゃねぇ!命をかけてたった1人の女の子を護りてぇんじゃねぇのかよ!だったらそれは全然終わってねぇ!始まってすらいねぇ!ちょっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねぇよ!!手を伸ばせば届くんだ!いい加減に始めようぜ!魔術師!」

 

 上条の手が悲鳴をあげる。

 

___(100%)

___能力情報複写(スキルデータコピー)完了

___空き容量が無い為、No.10を削除(アンインストール)

___能力情報(スキルデータ)能力情報書庫(スキルデータバンク)No.10に保存(セーブ)

___既存能力情報書庫(スキルデータバンク)内よりNo.10を能力情報導入(スキルデータインストール)

 

 神裂も参入する。

 

「Salvere000 《救われぬ者に救いの手を》!」

 

 神裂は『七閃』の瞬殺速度でインデックスの足元にある畳を引き裂き、バランスを崩させた。インデックスが放っている光線は、天井を突き破りそのまま宙そらへと飛んでいく。

 その直後から、光る羽が辺りに舞い始めた。

 

「これは・・・竜王の殺息(ドラゴンブレス)!伝説にある(セント)ジョージの一撃と同義です!それにたった1枚でも触れてしまえば大変なことに!」

 

 そんなことを言っている間に、インデックスは体制を立て直し、上条に向けて再攻撃を開始した。しかし、上条の右手(イマジンブレイカー)は既に持ちそうにない。

 

___実行(エンター)

 

 隆盛は、インデックスの放つ竜王の殺息(ドラゴンブレス)に自分の放つ竜王の殺息(ドラゴンブレス)を当てて相殺させる。

 

「「行け上条(能力者)!」」

 

 隆盛とステイルが叫ぶ。それに答えるようにして、インデックスに向かって上条は走り出した。

 

「警告。第六章第十三節。新たな敵兵を確認。戦闘思考を変更、戦場の検索を開始・・・・・・完了。現状、最も難度の高い敵兵『上条当麻』の破壊を最優先します」

 

 光の柱ごとインデックスは首を上条へと向ける。その急な動きに対応できなかった隆盛の代わりに、ステイルが魔女狩りの王(イノケンティウス)を盾になるようして召喚した。

 

「警告、第二二章第一節。炎の魔術の術式を逆算に成功。曲解した十字教の教義をルーンにより記述したものと判明。対十字教用の術式を組み込み中・・・・・・『(セント)ジョージの聖域』を第二段階へ移動。『神よ、何故私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)』」

 

 今まで青白かった光線が、薄紫となり、魔女狩りの王(イノケンティウス)を消し飛ばした。それと入れ替えになるようにして、隆盛のまだ青白い竜王の殺息(ドラゴンブレス)と衝突する。

 

「上条!これも長くは持たない!急げ!!」

 

 上条は宣言する。

 

「(神様。この物語せかいが、神様アンタの作った奇跡システムの通りに動いてるってんなら)」

 

 力強く。

 

「まずは、その幻想をぶち殺す!!」

 

 その上条当麻の右手にある幻想殺し(イマジンブレイカー)

 

 パキュィィン!!

 

 無事、インデックスの額に触れた。

 

「警、こく。最終・・・章。第、零・・・・。『首輪』致命的な、破壊・・・再生、不可・・・消」

 

 時間がゆっくりと進むような錯覚に陥る中で、上条当麻はゆっくりとインデックスへと歩み寄り、抱き寄せる。

 無音声のような空間に支配される中で、今、ゆっくりと真っ白で神秘的な光の羽が、

 

「「「――――――――――――!!」」」

 

                上条当麻の頭に触れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――第7学区とある病院。

 

 隆盛はあの後、この病院まで上条当麻・・・だった者を運び、それから休息を取るために『アイテム』の隠れ家に帰宅し、10時頃にまたここに戻ってきていた。彼の病室の前まで行くと、インデックスの声が聞こえてきた。

 

『とうま、覚えてない?私達、学生寮のベランダで会ったんだよ?』

 

 その声は微かに震えている。

 

『俺、学生寮なんかに住んでたのか?』

 

 彼は問う。

 

『・・・とうま、覚えてない?とうまの右手で私の『歩く教会』が壊れちゃったんだよ?』

 

 その声は先程よりも震えている。 

 

『あるくきょうかいって、なに?『歩く教会』・・・散歩クラブ?』

 

 彼は問う。

 

『・・・・・とうま、覚えてない?とうまは私のために魔術師と戦ってくれたんだよ?』

 

 その声は涙をこらえているように震えている。

 

『とうまって、誰の名前?』

 

 彼は問う。

 

『とうま、覚えてない?』

 

 それでも口を開く。

 

『インデックスは、とうまの事が大好きだったんだよ?』

 

 そして告げる。

 

『ごめん・・・インデックスって、何?人の名前じゃないだろうから、俺、犬か猫でも飼ってるの?』

 

 こらえていた涙も、気持ちも、全てが耐えられなくなる。ただ一つの絶望によって。

 

『なんつってな、引ーっかかったぁ!あっはっはっはっはっはっは!』

『あれ?え?とうま?あれ?脳細胞が吹っ飛んで全部忘れたんじゃ・・・』

『何か、忘れてたほうが良かったような言い方だなぁ。おい』

『ふぇ?だって・・・』

『あのカエル顔の医者の話じゃ、脳細胞が破壊されてるんだってな。だったら、記憶喪失になっちまうはずだったってか?』

『はず・・・だった?』

『だってさ、そのダメージってやつも魔術の力なんだろ?だったら、話は簡単だ。てめーの頭に右手を当てて、てめーに向かって幻想殺し(イマジンブレイカー)をブチ当てちまえば、問題ねぇ』

幻想殺し(イマジンブレイカー)?』

『これのことさ。医者がそう呼んでいたんだけど、要はダメージが脳に届く前にその魔術的なダメージを打ち消しちまえば良いってだけだろ?』

『はぁぁぁ』

『それにしたって普段散々人を振り回していたお前のことだ。今回のことでちったぁ自分を見直すことが出来たんじゃねぇの?』

『ぐぬぬぬぬぬぬ!!』

 

 ガブッ!!

 

『ギャァァァァァァァァァァァァ!!!!!』

 

 その悲鳴が聞こえた数秒後には、インデックスが大股で歩き去っていった。それを確認した隆盛は、そんなに間を開けずに病室内へと侵入する。

 

「派手にやられてるな。上条当麻(イマジンブレイカー)

「死ぬ・・・本当に死ぬ」

「何言ってやがんだ?上条当麻(イマジンブレイカー)。てめぇはもう死んでんだろ?」

 

 だって本当は何も覚えていないのだから、と。

 

「俺、何だかあの子だけには泣いて欲しくないなって思ったんだ。そう思えたんだ。これがどういう感情か分からないし、きっと思い出すこともできないだろうけど、確かに俺はそう思えた。案外、俺はまだ覚えているのかもしれないな」

「だけど、お前のエピソード記憶は脳細胞ごと破壊されてんだろ。そしたら脳には情報が残っていないはずじゃないのか?なら、一体何処にその“キオク”は残ってるんだ?」

「そりゃあ・・・」

 

 上条当麻(イマジンブレイカー)は窓の外を見る。

 

「・・・(ココ)に、じゃないか?」

 

 そう言って、自分の胸をトントンと叩く上条当麻(イマジンブレイカー)・・・いや、

 

「ま、精々隠し通しな。上条当麻(かみじょうとうま)

 

 またな。とだけ言い残して、久遠隆盛は病室の窓から飛び降りた。

 

 

 

 

 

====================================

 

キャラ紹介 第四弾

 

氏名:久遠隆盛(くどうりゅうせい)(15)

 

魔法名:Imperator666 《絶対的な覇者》

    但し、本人はノリで名乗っているだけ。

 

身長:170cm

 

体重:56㎏

 

国籍:日本

 

サイド:科学サイド

 

所属:長点上機学園附属中等学校3年B組 第18学区風紀委員会本部長

   学園都市暗部組織『アイテム』

 

職業:中学生

 

住居:第18学区風紀委員会本部 → 『アイテム』用の隠れ家

 

血液型:AB型(Rh-)

 

容姿:

 童顔。引き締まった体つきをしているが肩幅はまだない。

 黒髪黒眼。忘れられているかもしれないが、右腕が機械鎧(オートメイル)

 

性格:

 自分の前で、仲間・友達・敵ではない自分より弱い者が傷つくことを嫌う傾向がある。甘いものやデザート、スイーツには目が無く基本的に無尽蔵に入る。

 それに新しく手に入れたモノは直ぐに使いたくなるところや、結構な負けず嫌いなど子供っぽいところも多々ある。

 

口調:基本的にはぶっきらぼうなことが多い。しかしキレると、自分で研究した『暗闇の五月計画』の一方通行の口調が伝染し、小さい母音と「ン」が片仮名表記になる。

 

能力:情報操作(インフォメーションオペレート) Level.5 (Level.4) 万能能力者(ユニバーサルスキル)

 

能力説明①:

 能力開発を受けている学生が180万人いる中でも、隆盛が唯一の情報操作能力者。学園都市で公表されている能力値は現在最高のLevel.5だが、隆盛が分析した限りでは情報操作としてはLevel.4程度に上昇しているとのこと。故にまだまだ成長が見込めそうな能力である。

 情報操作とは物体を構成している成分(構成因子)を操作する能力であり、何かを創り出すときには、原則等価交換が基本である(例.水=水素原子2つ+酸素原子1つ)。又、何かを破壊するときは、崩壊因子をその対象に組み込むと原子レベルにまで分解される(例.水+崩壊因子=H×2+O)。情報障壁はこれの応用であり、情報反射はそれの発展型である。その為、構成因子をしっかりと把握していないと能力が働かない。

 自分の脳内にある能力情報書庫の容量は精々15個が限界で、自身の情報操作と複写能力1つならば同時に能力を使えるようになったがそれ以上複数の能力を使うことは今のところ出来ていない。その為、使う複写能力を変える際はいちいち解除をしてから再度導入する必要性がある。

 

能力説明②:

 何か特殊な精神下になった場合に現れる『真紅の翼』と『赤紫色の瞳』は、どうやら科学的な能力ではなく、もっと魔術的な能力に近い。以降は『真紅の翼』と『赤紫色の瞳』について記述する。『真紅の翼』とは、どうやら結晶化された血液のようで、人間の絶対的な血液量よりも多い血液量を使用しているが、詳細は不明。そのチカラの片鱗として今のところ判明しているのは、情報操作が自由に効く効力範囲が10mだが存在するようになるというものだ。これは演算能力が一時的に爆発的に上がっているものと思われる。

 次に『赤紫色の瞳』についてだが、こちらは魔術的な要因が近くに存在するときに自動的に覚醒するらしい。その効果としては、隆盛自身が魔術というものに耐性が出来るというもの。普通ならば、科学的な脳開発を行われた人間が魔術を使用すると激しい副作用が伴うが、隆盛の場合『赤紫色の瞳』が発動した時のみ、その副作用を打ち消すことができる。

 

能力説明③:情報操作能力でのLevel段階

 Level.0 ~ 能力が発現しない

 Level.1 ~ 構成因子を見分けることができる(制限アリ)

 Level.2 ~ 構成因子を扱うことができる(制限アリ)

 Level.3 ~ 構成因子を応用し、能力の複写や崩壊因子を物質に組み込むことができる

       能力情報書庫の容量は10個まで保存できるようになる(制限アリ)

 Level.4 ~ 無意識下での無害情報と有害情報の分別をし、体表面に触れたあらゆる

       情報を情報消去できるようになる

       能力情報書庫の容量が15個まで保存できるようになる

       一度に情報操作と別の能力を使用できるようになる(制限アリ)

 Level.5 ~情報結合と情報制御を組み合わせてからではないと使えない

       絶対領域内での能力(制限なく自由に情報操作)を行えるようになる

       能力情報書庫の容量が無制限になり一度に複数の能力を併用可能(制限ナシ)

 Level.6 ~ 恐らくこの世界全てを改竄することも可能

 SYSTEM(Level.7) ~ 異世界をも改竄することができるやもしれない

 

能力一覧:

     情報結合(データリンク)

      空間を点と点で結び、自己領域を設定し、情報操作が自由に効く空間を創る。

     情報制御(インフォメーションコントロール)

      主に情報結合と同時に使う。

     情報消去(データデリート)

      物理的な物を空間から削除する。

     情報反射(インフォメーションリフレクター)

      相手からの物理的な攻撃を反射する。

     情報障壁(インフォメーションシールド)

      一定範囲にバリアを張り、相手の攻撃から身を守ることができる。

     情報連結(フィーリングケーブル)

      特定された個人との五感を共有するためのケーブル。

     情報遮断(インフォメーションシャットアウト)

      不可視遮音フィールドで、その効果範囲内の者は外からは見つけられることがない。

     能力情報複写(スキルデータコピー)

      超能力又は魔術を情報化し、コピーできる。

     能力情報保存(スキルデータセーブ)

      情報化し、コピーした能力を保存し何時でも行使できるようにする。

     能力情報導入(スキルデータインストール)

      コピーした能力を実際に行使する。

     情報爆発(インフォメーションフレア)

      自分を中心に半径10kmの範囲で、ネット回線の繋がっている電子機器を全て破壊。

     情報改変(データチェンジ)

      人や物の情報を変更することができる。

     情報解析(データスキャン)

      情報化されたものやしたものの解析を行う。

     情報同調(データシンクロ)

      同調することによって、解析よりも更に詳細な情報を得られる。

 

複写能力情報一覧:

     No.01 - 一方通行(アクセラレータ)

         Level.5相当。ベクトル操作系統能力。

     No.02 - 超電磁砲(レールガン)

         Level.5相当。発電系統能力。

     No.03 - 時空転送(テレポーテーション)

         Level.5相当。空間移動系統能力。

     No.04 - 火焔放射(フレアバーナー)

         Level.5相当。発火系統能力。

     No.05 - 浄天神眼(クレヤゴッドアイ)

         Level.5相当。透視系統能力。

     No.06 - 絶対零度(アブソリュートゼロ)

         Level.5相当。氷結系統能力。

     No.07 - 重力掌握(コラプサーエンペラー)

         Level.5相当。重力操作系統能力。

     No.08 - 炸裂装甲(リアクティブアーマー)

         Level.5相当。大気操作系統能力。

     No.09 - 詳細不明

         詳細不明であるため無記述。

     No.10 - 竜王の殺息(ドラゴンブレス)

         魔術。神裂曰く、聖ジョージの一撃と同義。

 

 

 

 

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