結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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今日も出来た~!


ではどうぞ!


第94話 バカの時間

創真side

 

 

殺せんせーは対触手用のネットをリメイクしたバンダナをイトナに付けて、寺坂に預けた。さて…………寺坂にイトナを任せたのは良いものの、果たして僕より何十倍も知能が低い寺坂はどうやって心を開かせるつもりなのか?自ら名乗り出たと言うことは何か作戦があるのか?

 

 

その答えはすぐに分かった。寺坂の最初の台詞。それがこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前ら………………どーすっべこっから?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正答例としては、『寺坂は結局何も考えてない馬鹿だった』などなど。

 

 

まぁ、なんとなく分かってたが……………。

 

 

もはや不安の2文字しかないのだが、とりあえず、村松君の家のラーメン食べさせたら、と言う狭間さんの提案が採用され、寺坂組はイトナ君を連れて村松のラーメン屋さんに入っていった。

 

 

「そー言えば、村松の家はラーメン屋だったんだな。俺も今度食ってみようかな………」

 

 

ラーメン好きの隼が何やら興味を持った模様。

 

 

「今度行ってみれば。チャーハンがおいしかった」

 

 

「………ん?おい、創真。肝心のラーメンは?」

 

 

「………………………………」

 

 

ノーコメント。

 

 

「おい、何でそこで黙る?勿体ぶってないで教えろよ」

 

 

「……………まぁ、自分の舌で確かめろ」

 

 

「はぁ?ほんと意味わかんねぇ………」

 

 

分からないで良いかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとアレなラーメンを食べ終わった後、次にイトナが連れていかれた場所は吉田モーターズだ。

 

 

で、何を考えたのか、吉田がイトナをバイクの後ろに乗せ、敷地内を爆走していた。

 

 

「どーよイトナ!気分上がってきたか?」

 

 

「…………悪くない」

 

 

お?意外と良かったりするのか?

 

 

「よっしゃあ!!なら行くぜ!必殺高速ブレーキターン!!」

 

 

おー。意外と乗り慣れてるね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、イトナ君は茂みに頭から突っ込んでるけど。

 

 

「バカ!これでまだ暴走したらどうすんだよ!?」

 

 

寺坂が慌てて救助する。

 

 

「い、いやぁ大丈夫じゃね?」

 

 

吉田、それは何を根拠に言ってんだか。

 

 

「…………完全に遊んでるだけだよね?」

 

 

ええ、矢田さんの言う通り。

 

 

「まぁ、あいつら馬鹿だからね~」

 

 

カルマ、今のは完璧な答えだ。

 

 

「あ、でも狭間さんなら………」

 

 

「あー意外と頭良いからね~」

 

 

ホリーが奥田さんの意見に賛同を示す。

 

 

さて、最後の切札的なポジションの狭間さんはどうしたかと言うと…………

 

 

「シロの奴に復讐したいでしょ?名作復讐小説『モンテクリスト伯』全7巻2500ページ。これ読んで暗い感情を増幅させなさい。でも結局復讐やめるから、最後の1巻は読まなくても構わないわ」

 

 

まさかの小説紹介。

 

 

んー…………なんかアレや…………。ちなみに小説自体は読んだことある。まーなかなかの出来だったとでも評しておこう。

 

 

「テメーは気難しいんだよ狭間!!」

 

 

「何よ。暗い感情は大切にしなくちゃ」

 

 

まぁ、寺坂がそう言うのも分からなくはないな。

 

 

「ったく、こいつ頭良く見えねぇんだからよ。もっと簡単に上がれるなんかを…………」

 

 

ここまで喋って寺坂達は気付いた。イトナ君が小刻みに震えていることに。

 

 

「あーっとヤバイ。あいつら再び発作を発動させやがった」

 

 

僕の言う通り、イトナの頭から触手が生えてくる。

 

 

「俺は適当にやってるお前らなんかとは違う!!今すぐ奴を殺す…………」

 

 

身の危険を感じて寺坂組は後ろへ下がる。しかし、寺坂は逃げなかった。

 

 

「おう、イトナ。俺だってあのタコなんてすぐにでも殺しちまいてぇよ。けどな、今のテメーには無理なんだよ。無理のあるビジョンなんて捨てちまえよ。楽になるぜ」

 

 

「黙れ!!」

 

 

イトナは触手を振るうが、寺坂はそれを受け止めた。

 

 

「2度目だし弱ってるからやりやすいわ。…………まぁ、はきそうな位痛てぇけどな」

 

 

苦痛に顔を歪ませながらも、寺坂は続ける。

 

 

「吐きそーと言えば村松ん家のラーメンを思い出した。あいつはあのタコに経営の勉強勧められてるんだよ。今は不味いラーメンでも、家を継ぐ時が来たら繁盛させてやれって。吉田も同じこと言われてた」

 

 

1度区切ると、寺坂はイトナ君の頭を殴る。

 

 

「1度や2度、失敗したからってぐれてんじゃねーよ。あのタコを殺すのだって何度失敗しても、3月までに殺せりゃ俺らの勝ちよ。親の会社もその時の賞金で買い戻せば戻ってくんだろ」

 

 

「耐えられない………次の勝利のビジョンが出来るまで俺は何を………」

 

 

「決まってんだろ。今日みてぇにバカやって過ごすんだよ。そのために俺らがいるんだろうが」

 

 

寺坂の当然と言いたげな言葉にイトナは大きく目を見開く。

 

 

「……………適当な事言いやがって、あのバカは。だが…………バカの言うことは力抜いてくれるんだよね………」

 

 

「……………おい、創真。なんで俺を見ながら言う?」

 

 

それはね隼君…………なんとなくだよ。

 

 

そう、な´ん´と´な´く´。

 

 

再びイトナの方へ目をやると、既に触手がだらんと垂れていた。力への執着が消えたようだ。それを見計らって殺せんせーがイトナの前に移動する。

 

 

「さて…………イトナ君。今なら触手を抜く事が出来ます。大きな力を失いますが、君はそれよりも何十倍も価値がある仲間を手に入れます。明日から殺しに来てくれますね?」

 

 

「フン………………勝手にしろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、翌日。

 

 

ちゃんと制服を来て、彼は登校してきた。

 

 

「おはようございますイトナ君。どうですか気分は?」

 

 

「最悪だ。力を失ったからな…………だが、弱くなった気はしない。最後は必ず殺す……………殺せんせー」

 

 

てなわけで、ようやくE組はフルメンバーへ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、村松。金ないからラーメン食わせろ。不味いのは我慢する」

 

 

「あぁ!?」

 

 

(………不味いんだな……………)

 

 

食う前にそれが分かった隼はすこしホッとしたそうで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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放課後

 

 

「リアルで、文豪ストレイ〇ックスの映画がもうすぐか……………前売り券取ったし…………楽しみだな~」

 

 

創真がメタイ事を言ってると、後ろから肩を叩かれた。

 

 

振り向くとそこには……………

 

 

「あ、イトナ君。どうしたの?」

 

 

「創真。少し相談があるんだが…………」

 

 

「相談……………………………?」

 

 

 




THE NEXT story 3/2PM 22:00


明日は休みです。金曜日にまたお会いしましょう!
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