結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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そろそろ過去編も佳境かな……………?


では、どうぞ!


第103話 過去の時間(隼編Ⅳ)

隼side

 

 

あの後、偽警察官らは本物に逮捕された。で、俺らは先生に怒られた。無茶しすぎだ。お前らは生徒なんだから、わざわざ首を突っ込むな。先生や大人に任せなさい、と。

 

 

で、創真の返しが──────────

 

 

僕にとってこんなの無茶にならない。てか、僕が気付いてなかったら色々と盗まれてたかも知れないんだから、その点ちっとは感謝せい。そもそもこの学校の先生は臆病者ばかりで頼りにならない。ちなみに先生は1番弱いし頼りない。

 

 

とまぁ、創真が先生の怒りをさらにヒートアップさせる事になり、結果として俺も巻添え喰らった。まぁ、でも結局最後に一応感謝の言葉は送られたが。そして、2時間後、漸く解放された。

 

 

「まったく言わなくていいものを………成績下げられるぞ」

 

 

「提出物出してテストも満点で授業態度も真面目。私怨で成績下げるなんてあってはならないし、親が学校に押し掛けてきたとしたら、たまったもんじゃないでしょ?」

 

 

「まぁ、そうだけど。なぁ、創真。ちょっと色々聞きたいことがあるんだが」

 

 

「ジュース買ってきてくれたら良いよ。勿論支払いは君で」

 

 

「…………………………」

 

 

俺は近くのコンビニにダッシュし、ジュースを買って創真に渡す。

 

 

「買ってきてやったぞ。じゃ、訊くぞ」

 

 

「はいはい。まぁ、立ち話もあれだし、近くに公園があるからそこで話すとしようか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==================

 

 

創真と隼は近くの公園に来て、ブランコに座った。

 

 

「で、何を聞きたいの?」

 

 

「まず、夏休み前に退職していった先生の事だ。あれは、どうやった?」

 

 

「あぁ、あれ?ああいうセクハラ野郎がいるのはやだなーって思って、何か揺さぶれるネタがないかなと探ってたら、あいつさぁ、何と不倫してたんだよね。だから、その証拠写真を学校中にばらまいてついでに奥さんにも送るか、自主的に退職するか、どっちかを選んでくださいって言っただけ」

 

 

「そんな事があったのか……………お前の前じゃプライバシーとか無さそうだな」

 

 

隼の呟きに、創真は薄く笑みを浮かべる。

 

 

「まぁそれは良いとして、次。お前、なんでそんなに強いの?」

 

 

「ありとあらゆる格闘術を極めたい欲が出てきたから、中学1年の間に名の知れたやつはマスターした」

 

 

「へー。俺も色々習ってんだよなー。じゃ、次だ。お前はなんで勉強が出来る?転校翌日から始まったテストをオール満点なんて普通は出来ねぇ。ここの先生は癖者揃いでテストも初見殺しのか多いんだが」

 

 

「あー………答えは単純。小学生の間に中学の範囲は全て極めたから。あの程度、小学校の頃から培った詳細な知識を総動員すれば余裕のよっちゃんだ」

 

 

「あーなるほど。小学生の間にね……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「って、何!?」

 

 

「そのリアクション…………43点」

 

 

「うるせぇ!!いや、嘘だろ…………小学生の間に国語も数学も英語も理科も社会も…………全部勉強したって言うのか?」

 

 

「勉強した、じゃなくてマスターした、ね。だから今は大学レベルの勉強してる。高校のは中1で終わらせた」

 

 

「マジか……………お前はなんでそこまで勉強したんだよ?」

 

 

「やることなくて暇だったから」

 

 

「あーそうか。あーなんか自慢に聞こえてきてうゼェ………」

 

 

隼は、はぁ、とため息をついた。

 

 

「自慢じゃなくて事実だ」

 

 

「いちいち言わんで良いわ!!」

 

 

「しかし…………ヒヤッとしたよ」

 

 

「あ?何にだよ」

 

 

「君にだよ」

 

 

「俺?」

 

 

「僕は全国各地色んな所に行っててね。だから転校の回数は日本一なんじゃないかね。その中で会った人達の中で、初めてヒヤッとしたよ。君に勉強で僕は負けるんじゃないかって」

 

 

「そんな風に俺を…………」

 

 

隼が少し嬉しく感じていると─────────

 

 

「ま、それも僕の見間違いだったようだけど」

 

 

「うっせぇわ!!見とけよ創真!!次はテメーに勝つ!!てか、勝たないとまた親に殴られるし」

 

 

「そりゃめんどいな……………」

 

 

「ああ。だが、それより腹が立ったのは姉の事だ。あいつは俺が暴力振るわれてたのに見てるだけで何もしなかった。最低だ」

 

 

「ふーん……………で、今姉とはどんな感じなの?」

 

 

「殆ど話さねぇ。でも、俺もあいつの顔はあんまり見たくもないかな」

 

 

「ふ~ん。なら、手加減してあげよっか?」

 

 

甘い言葉に隼の心は少し揺らいだ。

 

 

(確かに……………そうしてくれたら俺は殴られずに済む…………!!)

 

 

隼はちらりと創真の方を見る。創真はニヤニヤ笑っていた────────────馬鹿にするかのように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼の頭の中で何かが弾けた。

 

 

「おい、創真、俺をなめてるのか!?」

 

 

「うん!!」

 

 

「良い返事すんな!馬鹿にすんなよ創真。俺はお前が手加減しなくたって余裕で勝ってやる。だから覚悟しとけよ!!」

 

 

その言葉にニヤリと創真は笑った。

 

 

「そう言う暑苦しい所が隼らしい。なら、次も全力で叩きのめすよ。さて、帰るとしよう」

 

 

創真は立ち上がってペットボトルをゴミ箱に投げ、歩き始めた。隼も一緒に歩き始める。

 

 

「そう言えば、隼はアニメとか見る?」

 

 

「あぁ、俺結構アニメ好きだからよ。しょっちゅう見るぜ」

 

 

「へー。まぁ、隼が見そうなのと言ったら、大体エロ系のだろうね。べつに良いんだけど」

 

 

「何でそうなるんだよ!?」

 

 

to be continue…………




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