お楽しみ下さい!
「創真と碧海がコンビか…………こりゃ、とんでもないタッグだわ」
隼が苦笑しながら言うのを、近くにいた倉橋はムッとした表情で、創真らを見詰めていた。
「じゃ、行くよ!」
創真と碧海はほぼ同時にナイフによる斬撃を繰り出すしかし、烏間は難なく避ける。2人は当たらなかった事を特に気にせずに、斬撃を続けていく。
「あの2人すごい………息もぴったりだ」
茅野がポツリと呟く。
「碧海は前の学校では学力も運動神経も学年一位。まぁ、天才キャラだな。だから、創真とは色々と合うんだろうな」
「へ~。そりゃ、おっかないコンビだ」
カルマが笑いながら呟く。隼らが話してる間も、創真と碧海の攻撃は続く。
「ほら、言ったでしょ?烏間先生に普通の攻撃は通じないって」
「そうだね………じゃ、作戦通り、次行こうかな!」
碧海はナイフを、創真にパスした。
「ほう……………」
「二刀流こそが、僕の真骨頂。さぁ、覚悟してください」
「良いだろう。来い!」
創真は二刀流で襲いかかる。目にも止まらぬ速さでナイフを振るうが……………………当たる気配がない。
「(日に日にナイフ術が上達していくのが身に染みて分かる…………流石だな。だが……)どうした?その程度では当たらないぞ」
「…………ですよね。この教室の先生は教える度に強くなりますから……………だから……」
「!!」
烏間は離れていた碧海が走ってくるのを捉えた。
(またナイフを戻して攻撃を続けるつもりか………………それとも、何か企んでいるのか……………?)
「さぁ、終わりにしますか!」
創真は少し屈んだ。そして──────────
───────碧海は創真を土台にジャンプした。
同時に創真はナイフを空中の碧海に投げる。
「「「!!!」」」
この行動は誰も予測してなかった。思わず烏間も、ほんの一瞬だけ碧海の方に目を向けてしまった。
「こっちを見なくて良いんですか?もう1つあるのに」
「!!」
烏間の目の前には創真のもう一本のナイフが。
「くっ………!!」
烏間は体を後ろに反らし、ギリギリで避けた。その瞬間、創真は勝利を確信した目をした。
「なに…………!?」
なんと、創真はナイフを手放し烏間の両足を掴んだ。そのままグイ、と引っ張る。烏間はバランスを崩し、転倒してしまった。
「私達の勝ちでーす」
碧海のナイフがちょんと、烏間の首元にちょんと触れた。
「フッ………………見事だ」
烏間が自分の負けを認めた。
「おお!すげぇ!!」
「あの2人、烏間先生を1発で攻略しやがった!」
皆は駆け寄り、2人を口々に褒め称える。
「創真君。もしかして、俺が体を反らすのを利用して転倒させるのを狙っていたのか?」
「その通りです。そのためには一瞬注意を引く事をすれば行けるかなと思ったので」
恐ろしい頭脳の持ち主だ。そして、碧海さんの身体能力も称賛すべきものだ、と烏間は思った。
放課後になるまでには、碧海はクラスの皆とそこそこ仲が良くなっていた。恐らく1ヶ月もあれば、わかだまりは解けてクラスの一員として見られるだろう、と創真は見ている。
「さーて。帰りますかね」
創真が帰ろうとすると、誰かに肩を叩かれた。
「創真君~。ちょっと良いかな~?」
「ゲッ、陽菜乃…………」
創真は森に連れてかれ、正座させられた。何故か碧海やホリー達もだ。
「まずさ~なんで一緒に住んでることを秘密にしてたのかな~?」
「………二股とか思われるのを防ぐため?」
「逆に秘密にしてた方が怪しまれると思うけどな~?』
「………………確かに」
「それと、やましいことはしてないよね~?」
「「勿論!!」」
「ふーん…………一応聞くけどさ、私と碧海さんのどっちが好きなの?」
「そんなの陽菜乃に決まってるでしょ!!」
その言葉に倉橋は少し赤くなった。
「な、ならさ………き、キスとか出来るよね?」
「……………………出来るよ?」
創真はスッと立ちあがり……………倉橋の前に立つ。そして、彼等は口づけを交わした。
「「「!!!!!!!」」」
碧海は赤くなり、ホリーとキバットはにやけが止まらず、デュオはすっと後ろを向いた。
数秒後、創真はスッと離れた。倉橋は赤くなったまま、地面に膝をつく。
「あ、あのー陽菜乃さん。これで、信じてくれます……?」
「も、勿論だよ!それと………………(キスのテクニックが上手すぎだよ………)」
「それと?」
「な、何でもないもん!」
「えぇ?気になる…………」
そんな彼等を見つめる外野組。
「うへへ………当分にやけが止まらねぇ……」
「生きてて良かったぜ!!」
ホリーとキバットは下心を丸出しだ。
「あーあ。人前で見せつけちゃって………妬けるなぁ」
「青春、か」
碧海は嫉妬気味で、デュオは何やら感慨深げに呟く。
「ところで…………後ろになんかたくさんいるよね?」
すると、近くの木から前原と岡島が落ちてきた。茂みからは殺せんせーは除く他の面々が…。
「岡島、正直に言え。撮ったろ?」
「は、はい!」
「ホリー君、とりあえず全員捕まえてくれる?」
「了解!鬼ごっこだ~!」
「「「逃げろーーー!!」」」
3秒後、全員確保され、GAME OVERだ。
スマホやカメラで隠し撮った映像データはバックアップも含めて全部削除され、きつーいお説教を1時間喰らったとさ。ちなみに……………幸運か不運か、殺せんせーはハワイに行ってて、『あのシーン』は見れなかった。
THE NEXT story 3/17or18 PM 22:00
あ、それといきなりですが、創真、隼、碧海、ホリー、デュオ、キバットのコードネームを募集します!
全員分考えなくても良いですよ。
期限は……………明日の16時までです!
活動報告欄にお願いします!