結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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途中、僕のストレスを解消させる会話があります。


いや~スッキリした。


では、どうぞ!


第116話 アフターの時間

創真side

 

 

「なんと…………たった2週間で…………」

 

 

めっちゃくちゃでかくなった、と言いたいのだろう。E組の森から木材や廃材を持ってきて、倒れそうな母屋ごと補強したのだ。

 

 

「この子達、ずっと飛び回ってましたよ。本物の職人さんみたいに」

 

 

職員の方が松方さんにそう話してくれた。そして、2階へ。2階は2部屋に別れてる。

 

 

「ここは…………図書室か。広いな」

 

 

「時間と資材が限られてたので、単純な構造にしました」

 

 

設計士の千葉が解説を加える。本は矢田さん達が近所を訪ねて要らない物をもらってきたのだ。そしてもう一方の部屋は室内遊戯場だ。床にはマットを敷いて、安全性抜群。

 

 

「これ全部、2週間でやったのか!?」

 

 

「はい。驚きました?」

 

 

僕の言葉に松方さんはふん、と笑い、

 

 

「この程度、わしがあと10年若ければ余裕で出来るわい。それで、他にもあるのか?」

 

 

「はい、最後は職員室兼ガレージへ」

 

 

「ガレージ…………?」

 

 

磯貝の言葉に松方は少し訝しげな表情を浮かべる。階段を降りて、1階のガレージには、あの事故で壊れた自転車が進化した、3輪自転車があった。

 

 

「大量に搭載出来るようにした。ついでに電動アシストも。さらにこの自転車の魅力は、遊戯場の回転遊具で遊ぶことで、走行分の大半は賄える」

 

 

イトナの解説を松方は半分上の空で聞いていた。そして、みんなの方を振り返ると──────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前ら…………上手く出来すぎとる!!」

 

 

────────誉めてくれた。

 

 

「なんか出来すぎて逆に気持ち悪い!それに、このベルについてるの、わしの入れ歯じゃろ!?」

 

 

「再利用しました」

 

 

「そんな気遣いいらんし!」

 

 

そもそも、と松方さんは一端切る。

 

 

「ここで1番重要なのは子供達と心を通わせてるかどうかじゃ。それが出来なかったら、働きぶりは認められん」

 

 

「なるほど。それは確かにごもっとも………」

 

 

ホリーがうんうんと首肯く。

 

 

「ですが、それもちゃんと出来てると思いますよ。多分そろそろ………」

 

 

「渚ー!!」

 

 

さくら姐さん、学校からご帰宅。

 

 

その手にはテスト用紙が。

 

 

「クラスの中で2番だったぞ~!」

 

 

「おーすごい!よくやったね~」

 

 

「えへへ………」

 

 

渚とさくらが楽しそうに話しているのを見て、松方はフッと笑った。

 

 

「どうしました松方さん?」

 

 

「フン…………文句の1つも言えずに悔しいだけじゃ」

 

 

その言葉に氷室も同じく笑みを浮かべる。

 

 

「………元より、お前らの秘密など興味ない。さっさと学校に戻らんか。大事な仕事があるんじゃろ?」

 

 

「「「………はい!」」」

 

 

こうして、2週間の特別授業は幕を閉じた。

 

 

ただ、その日は………………………………定期テスト前日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

===================

 

 

翌日

 

 

 

「さて…………準備は出来てる?碧海さん」

 

 

「ばっちりだよ~」

 

 

「それは上々」

 

 

そして───────

 

 

「始め!」

 

 

監督の先生の声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は惨敗。

 

 

2週間も勉強してなかったら、こうなるのは当然。E組の大半はトップ 50から弾き出された。結果が返されたその日の放課後、渚、杉野、岡島はとぼとぼと帰路を歩く。

 

 

「拍子抜けだったなぁ」

 

 

「前回のはまぐれだったようだね~」

 

 

わざわざからかう為に待ち伏せしていた、浅野を除く五栄傑の嫌みの報酬。返す言葉もなく、小山と榊原が追撃を掛ける。

 

 

「返す言葉もねぇか………ギシシシ」

 

 

「この学校は成績が全て。下の者が上の者へ発言する権利はないからね」

 

 

黙りこむ渚達にさらに追撃しようとしたその時だった。

 

 

「下の者が上の者へ発言する権利はない…………ね」

 

 

「じゃあ、俺達にはあんたらはなにも言えないわけだ」

 

 

そこに颯爽と現れたのは、碧海とカルマだった。

 

 

ちなみに

 

 

浅野 学秀 493点 学年1位

 

 

月城 碧海 492点 学年2位

 

 

赤羽 業 492点 学年2位

 

 

学年2位の碧海が口を開く。

 

 

「あんたらまだ気付かないの?今回あんたらの為に皆は手加減したんだよ?これ以上トップとられたら可愛そうだからって」

 

 

「なんだと…………!」

 

 

「それにさ、さっき下の者が上の者へ発言する権利はない、って言ってたよね?じゃ、上の者は下の者へ発言しても良いんだよね?じゃ、創真君、何か言いたいことある?」

 

 

すると、渚達がいる方から足音が聞こえてきた。振り向くと、創真が近づいてきた。そして、テストの答案を見せる。

 

 

国語 100点

 

 

数学 100点

 

 

英語 100点

 

 

理科 100点

 

 

社会 100点

 

 

計 500点 真の第1位

 

 

真の、と言うのは理事長特製の為にランキングに載ってないからなのだ。創真はごほん、と咳き込み口を開いた。さて、五栄傑ファンの人はムカつくいじりタイムだ。

 

 

「いや~2週間も勉強してないのに、あんたら僕に勝てない。あ、そっか。君達の方が馬鹿だからか」

 

 

「なっ…………いい加減にしたまえ!E組の分際で!」

 

 

榊原の発言に、創真はニヤリと笑う。

 

 

「おや?さっき、下の者は上の者へ発言する権利はないんだろ。黙って聞いてろ、下の者が」

 

 

「くっ……………!!」

 

 

「まったく、五栄傑と名乗っておきながら、1度も僕に勝ててない。もう、五栄傑じゃなくて、五栄傑(雑魚)って名乗ったら?ね、浅野君」

 

 

「……………………」

 

 

「無反応か…………ま、いいや。でも、次は皆も容赦しない。確か、同じテストを受けるのは次の2学期期末で最後。そこで決着をつけよう。ちなみに、次は僕も皆と同じテストを受けるよ。恐らく、3度も僕に満点を取られるのは嫌だろうから、理事長はとんでもない問題を作らせるだろうね。恥を掻きたくなきゃ、今からでも勉強しておくんだね」

 

 

「ちっ…………上等だ。お前の天下もこれまでだからな、創真!」

 

 

「頑張って終わらせてね~。あースッキリした」

 

 

そう言って創真は他の皆にも声をかけ、歩き出した。そして、それらの会話を見ていた奴等がいた。

 

 

「ヌルフフフフ………カルマ君もちゃんと失敗を活かせたようですねぇ。失敗も挫折も成長の源。また、今回の出来事は皆を強くする…………所でホリー君。碧海さんまでもが高得点なのは何故ですかねぇ?」

 

 

「どーせ分かってるでしょ?毎日夜遅くまで創真に教わってたんだよ」

 

 

「偉いやつだ」

 

 

デュオも褒める。

 

 

「にしても………創真も相変わらずの毒舌だな。ま、聞いててスッキリしたぜ」

 

 

キバットの言葉に3人は苦笑いした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「迷惑掛けてすみませんでした、烏間先生、氷室先生」

 

 

「いえいえ。それで、何か学べましたか?」

 

 

氷室の質問に渚が答える。

 

 

「今まで身に付けた力は自分達の為に使っていました。けど…………その力は他人の為にも使えるんだって、思いました。暗殺力を身に付ければ、地球を救える。学力を身に付ければ、誰かを助けれる」

 

 

その言葉に、創真と碧海とカルマは照れ臭そうに目を反らす。

 

 

「もう下手な使い方しないっす、多分」

 

 

「これから色々気を付けるよ」

 

 

「なるほどな。よく分かった。だが、今の君達では訓練は再開できないな。何せこの有り様だ」

 

 

烏間は股が破れたジャージを取り出す。結構ボロボロだ。

 

 

「高度な訓練に、学校のジャージでは耐えきれない。それに、君達の安全も守れない」

 

 

烏間の言葉を氷室が引き継ぐ。

 

 

「そこで、皆さんにプレゼントです。今の皆さんなら、この力を上手く使えるでしょう」

 

 

氷室がダンボール箱を開け、未知の衣服を取り出す。

 

 

「その名も、『超体操着』。この地球上で最強の体操服です…………………!!」




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