ちょっと長めです。適度に休憩入れても良いと思います。
放課後に向けて、銃の点検をしていると、倉橋が創真に声を掛けた。
「ねぇ、創真君。お昼ご飯一緒に外で食べない?」
「うーん……………準備があるからなぁ………」
「大丈夫ですよ、創真様。残りは私がやっておきましょう。だからランチを楽しんで下さい」
「本当ですか?すみません。じゃあお言葉に甘えて…」
外にいくと、茅野、片岡、渚、磯貝、杉野が居た。
「へー創真君ってお弁当派なんだ」
「これ、氷室さんと一緒に作ってるんだよね」
「じゃあいつも早起きなの?」
「そうだよ、片岡さん。毎日5時起きかな?」
ここで磯貝があることに気が付いた。
「え?もしかして創真はもう名前を覚えたのか?」
まぁ、驚くのも無理もないだろう。まだ出会って1日も経ってないから。
「瞬間記憶。自己紹介の時に名簿をちらっと見て全員覚えた」
「すげーな、創真!は~俺もそんな頭欲しいよ」
「最初はそう思うだろうが、その頭が元で色々苦労したんだよなぁ…………」
「所で、放課後の暗殺に自信はあるの?」
「ま、ダメージ与えられれば上出来。殺せるのが最高だが………」
「でも、あの先生弱点が分からないんだよね…」
渚の呟きに、創真がおや?、と言いたげな表情を浮かべた。
「弱点ではないが、暗殺に使えるかもしれない特徴を掴んだよ。今日の朝」
「「「え!?」」」
「それはなんだ?」
「それはね……あ」
創真の声に皆が後ろを振り返ると、先生が居た。
「先生、何しに来たの?」
「いやぁ~何やら良い匂いがしたので………少し気になって来ちゃいました」
「あぁ、そう……………だが、これで確定だ」
放課後
「ヌルフフフフ、創真君。準備は良いですか?」
「ああ。僕が終わりって言うまでが暗殺だからね」
「はい。分かりました」
皆は外に出てもらい、教室の中には先生と創真だけしかいない。
創真はサブマシンガンを構えた。
「じゃ、行くよ。ゲームの開始だ」
すぐさま創真はマシンガンの引き金を引く。発射されたBB弾を先生は容易く回避した。
きっかり3分後、弾切れになった。
「改造で連射性能を高めてあるのは分かりましたが、先生はマッハ20の怪物。その程度では死にませんよ?」
「いいや、これで良い」
「にゅや?」
「先生の教室での速度がどれくらいか知りたかっただけだから」
創真は教室に隠しておいた速度計測の機械をちらりとみる。
「…………マッハ1、2程度か。まぁ、流石に教室でマッハ20では動けないよね。この程度なら問題なしだな」
「ほう。まだ手があるのですか?」
「そゆこと」
喋りながら、創真はポケットの中のスイッチを押す。
次の瞬間、煙幕が教室に充満した。
(煙幕ですか。なるほど、視界を悪くするという発想は素晴らしい…………しかし、創真君の匂いがプンプンします。教室の真ん中らへんにいますねぇ)
煙幕の中からBB弾が飛んできたが、難なく回避した。
やがて視界が晴れて、創真の姿がハッキリと見えてきた。
「発想は良いですが、まだまだです」
その言葉に創真はにやっと笑って、手に持っているリモコンのスイッチを押した。
再び煙幕が充満する。
(懲りませんねぇ…だから匂いで分か……らない!?これは匂い付きのか!)
「(今日の朝、僕と氷室さんが校舎に続く階段を登り終わった時に来た。教室又は職員室からではギリギリ見えないのにも関わらず。だから、嗅覚か聴覚が鋭いと踏んだ)」
「(そして、昼休みに開けてもない僕のお菓子を察知したということは……………嗅覚が鋭い。そうだろう、先生?しかし、氷室さんに匂い付き煙幕を用意して、と無茶ぶりをしちゃったな。後で謝っとかないと)」
創真は後ろのロッカーからあるものを取り出す。その正体は2連装ガトリングガンだ。引き金を引き、先生にBB弾の嵐を浴びさせた。
一方、外にいる生徒たちは……
「なぁ、中どうなってるんだ?」
誰かが聞くが、誰も答えられない。何せ教室の中は煙が充満していて状況が掴めないのだ。その時、教室の窓から先生が出てきた。目立った外傷もなく、無傷だ。これは暗殺失敗を意味していた。すぐに創真も出てきた。
「僕の位置は分からなかった筈なのに、避けるとは………………こりゃ、負けだわ」
「しかし、ここまで良い発想を思いついたのは素晴らしいです。これからもその閃きで先生を暗殺手段を探してください」
「ああ、そうさせてもらうよ。次で殺ってやる」
「良い殺意ですねぇ」
先生はヌルフフフフと笑う。
「さーて。帰りますか…………あ、そうだ。一つ言い忘れてた」
創真は皆の方に体を向けた。
「皆、1年間よろしくねー」
「「「おうよ!(うん!)」」」
「枯野加入でこれから楽しくなりそうですねぇ。ヌルフフフフフ……ん?」
先生はあることに気が付いた。
「にゅや!?先生の帽子が消えてる!?」
些細なことでも動揺してしまった先生。それが命取りだった。
スパッ
触手が一本地面に落ちた。
「え、ちょ創真君!?」
動揺しながらも、創真の追撃を何とかかわした。
「言ったよね?終わりって言うまでが暗殺だって。僕、まだ言ってないよ?ま、これで完全に終了だけど」
「ぐぬぬぬ………一本取られましたね。ところで帽子がどこか知りませんか?落としたんですかねぇ………」
「上だよ」
皆が上を見ると、
その後、先生が自分の帽子を取り返すまでに30分掛かった。
ちなみに、2羽の事を創真は皆に紹介した。
中々可愛がられてたりしたとさ。
どうでしたか?
次回もおたのしみに。