結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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今日で一段落着きます。


そして遂に………………………!?


第129話 消火の時間

創真side

 

 

こんばんはー。

 

 

我々は只今、夜の校舎に来ています。メンバーは、僕、氷室さん、碧海さん、ホリー、デュオ、キバットであります。僕の予想では、渚の母親はまだ何かやらかすと思うので、その防止に来ておるのである。

 

 

「創真様……………水鉄砲って必要でした?」

 

 

「え?だってもし火をつけようとしたら防げますよね?」

 

 

渚君をE組から抜けさすなら、校舎の放火で居場所を奪うのが1番手っ取り早い。しかも、火元もマッチ以外なら見つかりづらいだろうし。

 

 

「……………ホリー君の魔法を使えばよくないです?」

 

 

「ぶっちゃけその通りなんですけど…………まぁ、暇だったし(?)良いじゃないか。」

 

 

「はぁ…………………」

 

 

「さぁて………………張り込みの開始だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間後

 

 

「ねぇーまだー?」

 

 

碧海さんは飽きたようだ。まぁ、2時間もすれば無理もないだろう。前は5分で飽きたから、それに比べれば大した進歩だが。

 

 

「本当に来るのか?お前の予想も絶対当たるわけではないだろうし」

 

 

同じくホリーも飽き飽きだ。

 

 

「創真様………………もう帰りません?」

 

 

「よし……………帰るか」

 

 

正直来なそうだし、さっさと寝たいからあっさり引き下がろうとした、その時だった。

 

 

「……………足音がするな。この校舎に向かってきてる」

 

 

キバットの耳が足音を捉えたようだった。

 

 

「ほーら来ただろ?さて、準備準備…………」

 

 

そう呟きながら、創真は水鉄砲の点検をする。ちなみに、今回は10000円弱のなかなかの物。間もなく、渚とタンクを抱えてやって来る渚の母親の姿が視認できた。

 

 

「……………ガソリン入れてるタンクだな、ありゃ」

 

 

「やっぱり放火だな………………………やらせないよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

===================

 

 

 

「………………ん?あれ………ここは…………学校?」

 

 

渚はあの後、母親が作った夕食を食べたら急に眠くなったのだ。そして、何故か目が覚めたら学校……………?さらに、渚は松明を持っている自分の母親を見つけた。

 

 

「…………こんな場所に墜ちてからあんたは血迷った。私に逆らい始めた……………渚、燃やしなさい。あんたの手で」

 

 

渚は、自分の母親が何を言ってるのか分からなかった。

 

 

「自分の手で火をつければ、罪悪感であんたはここの誰にも顔向けできなくなる。退路をたってから、本校舎の先生にお願いしに行くの。場所がなければ誠心誠意頭下げれるでしょ!?……………さぁ、早く付けるのよ渚!!」

 

 

「…………………………!!」

 

 

渚はどう反応すれば良いのか分からず、完全に狼狽えていた。

 

 

(…………一体どうすれば良いんだ……………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「無論、受け取る必要なんてないよ。渚君」

 

 

「「!?」」

 

 

2人が声のした方を振り向くと、松明に向かって水が飛んできた。松明の炎は文字通り消火された。

 

 

「そ、創真君!!」

 

 

「フフフ…………単純だね、人間は。どーせ何かやらかすと思って待ち伏せてました」

 

 

水鉄砲片手に、颯爽と近づく創真に対して渚の母親は怒りを爆発させる。

 

 

「何なのよあんた!私は渚の将来の為に障害物を取り除こうとしてンのよこっちは!!」

 

 

「へー、その為に放火ですか?あんた、頭大丈夫?あなたのやろうとしていることは、ただの犯罪だ。それと、渚の将来の為にとか言ってるけど、それは違うだろ。あんたは、自分の理想の為にやってるだけだ……………………いい加減にしろ」

 

 

「ヒッ…………」

 

 

創真から放たれる殺気に、渚の母親は思わず一歩後ろへ下がってしまう。

 

 

「……………今なら、何も言わないでやる。証拠も録った。豚箱行きたくないなら去るんだね」

 

 

「………………ッッ!!ガキの癖に調子乗って!!ふざけんじゃないわ!!大人に何命令口調で………」

 

 

スパッ!!

 

 

突然、渚の母親の持つ火の消えた松明の先端が飛んだ。

 

 

「キャーキャーうっせぇんだよ、くそババァ。ドラマの時間が来ちゃうだろうが」

 

 

鞭を持った謎の男が出現。

 

 

(殺し屋だね……………あいつ)

 

 

創真だけでなく、渚にも男の正体は分かった。

 

 

「今夜の夜10時、奴は女同士のドロドロした感情を勉強しに現れる。銃やナイフがダメなら、この鞭さ。俺の鞭の先端はマッハを超える。これで脳天を貫いて殺してやらぁ」

 

 

「な、なに殺すって!?け、警察に………」

 

 

「うっせぇババァだ。ガキは殺しちゃ賞金はパァだが、ババァは殺しても別に構わねぇよな」

 

 

そう言いながら殺し屋は鞭を振るい、渚の母親のスマホを弾く。

 

 

(さてさて…………氷室さんに行って貰えば、一瞬で片が付くのだが……………最適解はそれじゃない)

 

 

創真は渚の方をチラリと見る。渚も既に殺るべき事は分かっているのか、小さく頷き、足をゆっくり進めながら自分の母親に胸の内を語りだす。

 

 

「母さん…………僕は今、この教室で大きな挑戦をしています。成功したら、髪を切ります。育ててくれた分のお金は全部返します…………もし、それでも許してくれないなら……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母さんからも卒業します」

 

 

 

 

パァン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺し屋は倒れる。渚がしたのは、殺し屋の意識の隙間をついて、大きな音の波を当てただけ。クラップスタナーの再現と言うわけだ。

 

 

「はい、お見事~。あ、氷室さんと碧海さん!捕縛お願いして良いですか?」

 

 

創真は軽い拍手を贈り、茂みの中の氷室に声を掛ける。お任せあれ、との声と伴に、ガムテープを持った氷室が現れ、碧海と一緒にグルグル巻きにしていく。

 

 

「さて、この人はどうしましょうか……?」

 

 

「私が最寄りの駅まで送っておきますよ」

 

 

そう言ったのは、烏間先生のコスプレをした殺せんせーだった。

 

 

「あぁ、お母さん。この辺りは夜は変な輩が多いので、近づかないことをおすすめしますよ。それに、創真君達!夜遅くに何してるんですか!!危ないでしょう!!」

 

 

「やれやれ、折角校舎を守ってあげたのに」

 

 

「それとこれは別です!……………さて、お母さん。確かに渚君は未熟です。ですが、温かく見守ってあげてください。彼はただ、巣立ちの準備を始めただけなのですよ」

 

 

「ええ、その通り」

 

 

氷室もうんうん、と同意する。

 

 

「…………………………………」フラッ

 

 

渚の母は気絶した。

 

 

「緊張が解けて気絶したね。どうする殺せんせー?家まで送る?」

 

 

創真が殺せんせーをチラリと見て言う。

 

 

「私が渚君のお母さんの車で送りましょう。それと、創真君と碧海さん。罰として、今週の宿題の増加を覚悟しておいてくださいねぇ」

 

 

「別に良いですよ~?」

 

 

「そんな変わらないっしょ」

 

 

「にゅや………………………」

 

 

碧海と創真相手では、余り大した罰にはならなさそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………何よこれ?」

 

 

渚の母は食卓の上にある朝食を見て、渚に尋ねる。

 

 

「今日から僕が朝御飯作るよ。だからゆっくりしてて。他のこともちゃんとやるから、クラスだけは…………」

 

 

「………………………勝手にしなさい。私は知らないからね」

 

 

その言葉に渚はホッとし、表情を明るくした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心が軽くなった渚は、家を出て通学路を進む。と、そこへお人好しコウモリ、キバットが現れる。

 

 

「よう、渚!トラブルは解決したみてぇだな?」

 

 

「うん。E組に残れて良かったよ………………あれ、そう言えば………」

 

 

渚はとあることに気づく。

 

 

「創真君達はどうしたの?」

 

 

「あぁ、新たなマシンで殺せんせー相手に遊んでる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にゅぐ…………たかが機械となめていた私が間違っていたようですねぇ………」

 

 

息が上がっている殺せんせーは、赤く発光するマシンカブト、金色に発光するマシンクワガタ……………名機体の改造版を静かに見据えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイマ・エメラルドさん、お待たせしました────!!




THE NEXT story 4/14 PM 19:00


お久しぶりの新マシン登場!!


それとお知らせですが、コラボをした事のある、暗殺教室~絆~が盗作行為を行ったことが発覚した為、作品がロックされたらしいです。


それにともない、コラボの話を削除しました。


ご了承下さい。
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