そして遂に………………………!?
創真side
こんばんはー。
我々は只今、夜の校舎に来ています。メンバーは、僕、氷室さん、碧海さん、ホリー、デュオ、キバットであります。僕の予想では、渚の母親はまだ何かやらかすと思うので、その防止に来ておるのである。
「創真様……………水鉄砲って必要でした?」
「え?だってもし火をつけようとしたら防げますよね?」
渚君をE組から抜けさすなら、校舎の放火で居場所を奪うのが1番手っ取り早い。しかも、火元もマッチ以外なら見つかりづらいだろうし。
「……………ホリー君の魔法を使えばよくないです?」
「ぶっちゃけその通りなんですけど…………まぁ、暇だったし(?)良いじゃないか。」
「はぁ…………………」
「さぁて………………張り込みの開始だ」
2時間後
「ねぇーまだー?」
碧海さんは飽きたようだ。まぁ、2時間もすれば無理もないだろう。前は5分で飽きたから、それに比べれば大した進歩だが。
「本当に来るのか?お前の予想も絶対当たるわけではないだろうし」
同じくホリーも飽き飽きだ。
「創真様………………もう帰りません?」
「よし……………帰るか」
正直来なそうだし、さっさと寝たいからあっさり引き下がろうとした、その時だった。
「……………足音がするな。この校舎に向かってきてる」
キバットの耳が足音を捉えたようだった。
「ほーら来ただろ?さて、準備準備…………」
そう呟きながら、創真は水鉄砲の点検をする。ちなみに、今回は10000円弱のなかなかの物。間もなく、渚とタンクを抱えてやって来る渚の母親の姿が視認できた。
「……………ガソリン入れてるタンクだな、ありゃ」
「やっぱり放火だな………………………やらせないよ?」
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「………………ん?あれ………ここは…………学校?」
渚はあの後、母親が作った夕食を食べたら急に眠くなったのだ。そして、何故か目が覚めたら学校……………?さらに、渚は松明を持っている自分の母親を見つけた。
「…………こんな場所に墜ちてからあんたは血迷った。私に逆らい始めた……………渚、燃やしなさい。あんたの手で」
渚は、自分の母親が何を言ってるのか分からなかった。
「自分の手で火をつければ、罪悪感であんたはここの誰にも顔向けできなくなる。退路をたってから、本校舎の先生にお願いしに行くの。場所がなければ誠心誠意頭下げれるでしょ!?……………さぁ、早く付けるのよ渚!!」
「…………………………!!」
渚はどう反応すれば良いのか分からず、完全に狼狽えていた。
(…………一体どうすれば良いんだ……………)
「無論、受け取る必要なんてないよ。渚君」
「「!?」」
2人が声のした方を振り向くと、松明に向かって水が飛んできた。松明の炎は文字通り消火された。
「そ、創真君!!」
「フフフ…………単純だね、人間は。どーせ何かやらかすと思って待ち伏せてました」
水鉄砲片手に、颯爽と近づく創真に対して渚の母親は怒りを爆発させる。
「何なのよあんた!私は渚の将来の為に障害物を取り除こうとしてンのよこっちは!!」
「へー、その為に放火ですか?あんた、頭大丈夫?あなたのやろうとしていることは、ただの犯罪だ。それと、渚の将来の為にとか言ってるけど、それは違うだろ。あんたは、自分の理想の為にやってるだけだ……………………いい加減にしろ」
「ヒッ…………」
創真から放たれる殺気に、渚の母親は思わず一歩後ろへ下がってしまう。
「……………今なら、何も言わないでやる。証拠も録った。豚箱行きたくないなら去るんだね」
「………………ッッ!!ガキの癖に調子乗って!!ふざけんじゃないわ!!大人に何命令口調で………」
スパッ!!
突然、渚の母親の持つ火の消えた松明の先端が飛んだ。
「キャーキャーうっせぇんだよ、くそババァ。ドラマの時間が来ちゃうだろうが」
鞭を持った謎の男が出現。
(殺し屋だね……………あいつ)
創真だけでなく、渚にも男の正体は分かった。
「今夜の夜10時、奴は女同士のドロドロした感情を勉強しに現れる。銃やナイフがダメなら、この鞭さ。俺の鞭の先端はマッハを超える。これで脳天を貫いて殺してやらぁ」
「な、なに殺すって!?け、警察に………」
「うっせぇババァだ。ガキは殺しちゃ賞金はパァだが、ババァは殺しても別に構わねぇよな」
そう言いながら殺し屋は鞭を振るい、渚の母親のスマホを弾く。
(さてさて…………氷室さんに行って貰えば、一瞬で片が付くのだが……………最適解はそれじゃない)
創真は渚の方をチラリと見る。渚も既に殺るべき事は分かっているのか、小さく頷き、足をゆっくり進めながら自分の母親に胸の内を語りだす。
「母さん…………僕は今、この教室で大きな挑戦をしています。成功したら、髪を切ります。育ててくれた分のお金は全部返します…………もし、それでも許してくれないなら……………………
母さんからも卒業します」
パァン!!
殺し屋は倒れる。渚がしたのは、殺し屋の意識の隙間をついて、大きな音の波を当てただけ。クラップスタナーの再現と言うわけだ。
「はい、お見事~。あ、氷室さんと碧海さん!捕縛お願いして良いですか?」
創真は軽い拍手を贈り、茂みの中の氷室に声を掛ける。お任せあれ、との声と伴に、ガムテープを持った氷室が現れ、碧海と一緒にグルグル巻きにしていく。
「さて、この人はどうしましょうか……?」
「私が最寄りの駅まで送っておきますよ」
そう言ったのは、烏間先生のコスプレをした殺せんせーだった。
「あぁ、お母さん。この辺りは夜は変な輩が多いので、近づかないことをおすすめしますよ。それに、創真君達!夜遅くに何してるんですか!!危ないでしょう!!」
「やれやれ、折角校舎を守ってあげたのに」
「それとこれは別です!……………さて、お母さん。確かに渚君は未熟です。ですが、温かく見守ってあげてください。彼はただ、巣立ちの準備を始めただけなのですよ」
「ええ、その通り」
氷室もうんうん、と同意する。
「…………………………………」フラッ
渚の母は気絶した。
「緊張が解けて気絶したね。どうする殺せんせー?家まで送る?」
創真が殺せんせーをチラリと見て言う。
「私が渚君のお母さんの車で送りましょう。それと、創真君と碧海さん。罰として、今週の宿題の増加を覚悟しておいてくださいねぇ」
「別に良いですよ~?」
「そんな変わらないっしょ」
「にゅや………………………」
碧海と創真相手では、余り大した罰にはならなさそうだ。
「……………何よこれ?」
渚の母は食卓の上にある朝食を見て、渚に尋ねる。
「今日から僕が朝御飯作るよ。だからゆっくりしてて。他のこともちゃんとやるから、クラスだけは…………」
「………………………勝手にしなさい。私は知らないからね」
その言葉に渚はホッとし、表情を明るくした。
心が軽くなった渚は、家を出て通学路を進む。と、そこへお人好しコウモリ、キバットが現れる。
「よう、渚!トラブルは解決したみてぇだな?」
「うん。E組に残れて良かったよ………………あれ、そう言えば………」
渚はとあることに気づく。
「創真君達はどうしたの?」
「あぁ、新たなマシンで殺せんせー相手に遊んでる」
「にゅぐ…………たかが機械となめていた私が間違っていたようですねぇ………」
息が上がっている殺せんせーは、赤く発光するマシンカブト、金色に発光するマシンクワガタ……………名機体の改造版を静かに見据えた。
タイマ・エメラルドさん、お待たせしました────!!
THE NEXT story 4/14 PM 19:00
お久しぶりの新マシン登場!!
それとお知らせですが、コラボをした事のある、暗殺教室~絆~が盗作行為を行ったことが発覚した為、作品がロックされたらしいです。
それにともない、コラボの話を削除しました。
ご了承下さい。