結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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学園祭、中半に突入!



第132話 学園祭の時間 2時間目

隼side

 

 

「あーあ。なんで俺はこんな役割なんだか……」

 

 

俺は今本校舎に来ている。何故かって?それは最低最悪の司令官的存在、創真の野郎から

 

 

『お前が料理作ると死人が出るし、ウェイターの役とか似合わないし、偵察して来い』

 

 

と、言われた。勿論抵抗したが…………無駄だった。くそったれ…………なんて地味な活動なんだ。所で、俺は前期期末でそこそこの戦果を上げた。だから名も顔もそこそこ知れてるらしい……………のか?それだからなのか、誰が用意したか知らないが、別の服への着替え、眼鏡の装着を余儀なくされた。

 

 

この眼鏡には小型カメラが付いてるとか。まぁ、そんなことは俺的にはどうでも良いんだが。さて、何処から回るとしようか…………。

 

 

「取り敢えず浅野のいるA組か?」

 

 

1番の敵だし……………行ってみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぉ……………すげぇ数の人だな」

 

 

入場料払って中に入ると、お笑い芸人が公演してる最中だった。

 

 

「これ浅野が呼んだのか…………?ほんと、化け物だな」

 

 

果たして俺らは勝てるのか?取り敢えず席につこうとした隼だが、視界の端に捉えた奴等を見て、すっと離れる。

 

 

(おいおい五英傑の奴等が全員居やがるよ………見つかったら不味いよな………)

 

 

慌てて距離を取る。その時、隼のスマホの携帯がブルッと震えた。創真からのメッセージだ。

 

 

『色々分かった。もう大丈夫だ』

 

 

このメッセージを見た隼はこう返す。

 

 

『じゃ、このあとは?』

 

 

『お前はそこそこモテるんだから、適当に女子に声かけて、E組に誘い出せ』

 

 

要はナンパして、売り上げ金を巻き上げろってか……?

 

 

ハッ、そんなの────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………絶対無理だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(うわぁ…………ナンパとか無理だわ。やる身にもなってくれよ…………)

 

 

取り敢えず外に出てうろちょろしてる隼。ヘタレが故に、仕掛けることが出来ない。すると、脳内に創真が現れた。

 

 

『ハッ、ナンパ程度も出来ないのかい?ダメだねぇ。僕なら、何通りかは思い付くけど?』

 

 

(くそ…………脳内創真も、うざってぇ!!て言うかナンパなんてしたことないんだよ!!やったことねぇのに分かるわけ)

 

 

「ねぇ、お兄さん~?」

 

 

「はい!?」

 

 

慌てて振り向くと、高校生だろうか………ギャル系女子が5人いた。

 

 

「暇そうだよね~?なんならうちらとどっか行かない?」

 

 

「あ、いや、はい!是非とも!」

 

 

「じゃ、行きたいところとかある?」

 

 

「え、えっとE組の店とかどうですか?どんぐりつけ麺って言う商品が美味しいと聞いたから」

 

 

「あ、マジ?じゃ、それにしようぜ~」

 

 

他の女子達も異論は無さそうだ。

 

 

(よっしゃあ、5人ゲット!ナンパって意外と簡単だな!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※ナンパじゃなくて逆ナンパ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼side

 

 

「はぁ………はぁ…………こんな山の中にあるなんてマジありえねー」

 

 

「不味かったら拡散させてやるわ~」

 

 

そりゃヤバイ。だが、創真曰く超うまいらしい。

 

 

まだ味見してないからどんなものか知らんが。

 

 

「「「アハハハハハハハハハハハハ!!」」」

 

 

……………なんかヤバそうな奴等の笑い声がしてくる。そう思った直後、鼻を伸ばしたヤンキーの集団が笑いながら駆け下りて行った。

 

 

「………………え?」

 

 

「今の何?」

 

 

……………俺にも分りません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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間もなく、E組の校舎に着いた。

 

 

ギャル達は適当に席に座って貰って、隼はちょっとトイレと称して、E組校舎の屋根上にいる創真の元へ行く。

 

 

創真は伝達の役割やら、偵察やら、まぁ色々の役割を掛け持っている。

 

 

「お、帰ってきた。お疲れ様」

 

 

「何がお疲れ様、だ!?こっちは大変だったんだぞ!」

 

 

「あーはいはい。だからご苦労さん」

 

 

適当にあしらう創真。

 

 

「また何かあったら言う。それより早く戻ったら?」

 

 

創真に言われ、隼はギャル達の元へ戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マジうま!今まで食ったことない味なんだけど~!」

 

 

ギャル達は大絶賛。その反応を聞いた隼はホッと息をつく。

 

 

(でも、これぐらい俺でも作れたと思うんだがな……)

 

 

と、そこへ。

 

 

「お待たせ~。アワビゼリーでーす!」

 

 

ホリーがデザートを持ってきた。その瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタッ!!

 

 

ギャルの1人が急に立ち上がった。

 

 

「何この店員さん!?チョーイケメンじゃん!!」

 

 

「え!?あ、そう?なんならあっちで写真取る?」

 

 

「とるとる!皆で取ろうよ~」

 

 

他のギャル達にも声を掛けて、次々に隼の視界から消えていく。独りポツンと取り残される隼。

 

 

(……………ホリーの方が断然モテるとでも言いたいのか?……………くそぉ…………何か悔しい………ぅぅ)

 

 

静かに謎の悔しさを噛み締める隼。するとそこへキバットがやって来て、すっと缶コーヒーを差し出して言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………元気出せ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その珈琲、めっちゃ旨かったby隼




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