英語
過去最大級に、手強い問題…………いや、問スター。皆は苦戦しながらも、問スターに立ち向かっていく。
「くっそ…………問題エグい上に、量が多すぎだろ!?」
杉野が弱音を吐く。そんな杉野と打って変わって
「何だ理事長、この問題は!?あんたがテスト仕切ってもこの程度か!?」
隼が問スターを圧倒していく。
「やれやれ…………元気なことだあいつは」
「まぁ、隼は熱くなるとあんな感じになるんだ………」
呆れる創真と、苦笑いを浮かべる碧海も、問スターを着々とダメージを与えていく。無論、トップ候補のカルマもだ。
やはり、この4人は秀でている。
社会
「ったく、動きが遅そすぎんだろ?こんなんなら、目を瞑っても倒せるぜ」
多分お忘れかと思うが、隼は社会が大得意。創真と同等以上のスピードで、問スターを駆逐していく。
「うーん…………」
碧海は社会は得意ではない。創真に猛特訓してもらったとは言え、苦戦を強いられていた。そしてついに、終了の鐘が鳴りった。
碧海はふう、と息をつく。
「んー…………どうだろうな…………」
理科
「ふむふむ。中々凝った問題なことで………」
杖を片手に、創真はそう呟く。
「おい、創真。A組の奴等どんな感じだったか知ってるか?」
「いや、知らん」
「めっちゃ激ってたぜ。狂ったように集中してる。殺意って恐ろしいな………」
「ふーん。ま、その集中力がいつまで続くのやら」
国語
「フッ………………」
「何笑ってやがる創真?簡単だったから笑ってるのか?」
隼の質問に、創真は意外な答えを返す。
「いや、小説の話がめっちゃ良くて………ちょっと感動した」
「あっそ…………てか、お前も感動とかするんだな。てっきり、そういう感情はないかと思ってた」
「ひどいねぇ………………」
数学
「ぐぬぬぬぬ………!!」
お忘れかと思うが、隼は数学が苦手なのだ。
「あっれ~?隼、苦戦してんね~。そこは漸化式使って特殊解に持ってくんだよ~?」
「うっせぇ!今やろうとしてんだよ!」
「隼、解くの遅くない~?」
カルマと一緒に碧海も煽る。
「あーよし、出来た出来た!てか、お前らも早く自分の事やれよ!」
「はいはい。じゃ、ラスモン行きますか」
カルマが前にチラッと目を向けると、同じくラスモンに取り掛かろうとしている浅野の姿が見えた。
「おや、皆お揃いな事で」
創真が1番最後にやってきた。
「創真君、意外と遅かったね?」
「暇だったから見直しをしてきた。さぁ、最後の問スターを倒して、ゲームクリアとしようか」
最後のラスボス討伐のエントリー者は………浅野、創真、碧海、隼、カルマ………この5人のみだった。
図のように一辺aの立方体が周期的に並び、その各頂点と中心に位置する結晶構造を体心立方構造と言う。
アルカリ金属の多くは体心立方構造である。
体心立方構造において、ある原子Aoに着目したとき、空間内の全ての点のうち、他のどの原子よりAoに近い点の集合をが作る領域Doの体積を求めよ。
碧海、隼、カルマは筆記用具を置いて、考え始めた。
創真は
(……………………勝ったな)
内心、ニヤリと笑って解答を書く手を進めた。安定の、創真は天才。
創真は解答への道筋を見つけたが、3人は今だ悩んでいた。残り時間はついに5分を切った。その時……………彼等に電流が走った。
(((これ、もしかして…………難しい計算いらない…………!?)))
創真side
4日後
「さぁ、皆さんおまちかねのテスト返却と行きましょう!」
その言葉に、皆は緊張した様子を見せる。さぁ、まずはどの教科から返される…………と、思いきや殺せんせーはマッハで全員に全教科の答案を渡した。
「細かい点数は四の五の言いません。今回は全員トップ50に入れたどうか!本校舎でも発表されてる頃ですし、E組でも順位を先に発表しましょう!」
殺せんせーは、順位表を黒板にはり、皆は黒板の前に来て、順位表を目にした。
第1位 結城 創真 500点
第1位 赤羽 業 500点
第3位 浅野 学秀 497点
第4位 月城 隼 496点
第4位 月城 碧海 496点
中略
第49位 寺坂 竜馬 317点
そこには……………全員の名前が確かにあった!
「「「やったあ!!全員50位以内達成!!」」」
ひゃー、嬉しいね!
「くそ…………創真に勝ちたかったけどな………」
「あーあ。創真君に勝ちたかったな~」
隼と碧海さんは少し悔しそうだ。
「にしても、流石創真だな」
「全部のテストで1位をキープしやがったぜ」
「まーね……………………それにしても、今の理事長の心境、めっちゃ複雑だろうなー…………」
理事長もまた、順位表を見ていた……………が、それをくしゃくしゃにして、ゴミ箱へすっと捨てた。
「…………………………!!」
彼の心の内にあるのは怒りか、悔しさか、屈辱か。理事長は理事長室を出て、A組の教室へ向かった。
THE NEXT story 4/23 PM 22:00