結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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GW遊んどるか!?


どうぞ!


第149話 サバイバルバトルの時間

パァン!

 

 

その銃声の瞬間……………片岡と竹林の超体操着にインクが飛び散った。

 

 

「「な………………!?」」

 

 

驚きを隠せない2人。変わって千葉と速水は殺れた事への余韻に浸ることなく、次の標的……………創真に照準を合わせる。照準に映る創真は通信機に耳を傾けているように見える。

 

 

「……………貰った」

 

 

千葉がボソリと呟き、引金を引く。そのままスコープを覗き、着弾を見守る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………!!」

 

 

一瞬、スコープ越しに見える創真が自分を笑ったように見えた。創真は体操着につけていたナイフ入れからナイフを取りだし……………弾を弾いた。

 

 

「嘘だろ!?そんなのありかよ…………くっ」

 

 

千葉は呆然と呟くが、直ぐに切り替えて再び狙おうとするが、既に創真の姿はなかった。

 

 

『……………千葉君』

 

 

突然、碧海の声がしてきた。

 

 

『今すぐそこから離れた方が良い。恐らく君は創真君にマークされている。すぐに創真君の差し金が来るよ』

 

 

すると、岡島が通信に割り込む。

 

 

『碧海ちゃん、大丈夫だって。俺が回りを見張ってるからさ』

 

 

『いいから早く!さっき言っておいた別の狙撃ポイントに…………』

 

 

パパパパパパパパパ!

 

 

千葉と岡島に弾丸の雨が浴びせられる。

 

 

「「!?」」

 

 

千葉と岡島の目先には、神崎がいた。

 

 

『…………だから言ったのに。殺られたでしょ』

 

 

通信機先の碧海がため息をついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「千葉君と岡島を殺った?ナイス!」

 

 

神崎の報告にそう答え、創真はふぅ、と息をつく。

 

 

「にしても、速水さんも千葉君も流石だね…………速水さんも早めに潰しとかなくちゃ」

 

 

そう言いながら、創真は森を歩く。現在、創真は単独行動中だった。

 

 

「………………ん?」

 

 

何かの気配を感じた途端、創真は反射的にその場から飛び退いた。先程まで創真がいた場所にはナイフが突き刺さっていた。

 

 

「…………やっぱすげぇな、お前」

 

 

刺さったナイフを拾いながら、隼は苦笑いする。

 

 

「ここで、お前に良いお知らせだ。神崎はカルマが殺ったぜ」

 

 

「ま、お前らの方も菅谷君が殺られたらしいじゃん?」

 

 

「まぁ、そうだな。で、次はお前ってわけ」

 

 

隼はナイフと銃を構えて言い放つ。

 

 

「だが、僕相手にお前だけ?フェアプレイ精神は感心するが、お前1人ならちゃっちゃと片付けてやるわ」

 

 

「あぁ、そうかい。だが、1つ走り間違ってるぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は最初から一対一のバトルをするなんて言ってないぜ?」

 

 

「はい?」

 

 

思わず間の抜けた返事をする創真。すると、奥から碧海、木村、岡野の3人が現れた。

 

 

「フェアプレイ精神が微塵も感じねぇ…………1人相手に4人掛りとか」

 

 

「わりぃな。まぁ、それは全部悪徳司令官のカルマに言ってくれ」

 

 

「あんにゃろう………………」

 

 

「さぁ、どうする?今なら降伏って選択肢も入れてやるぜ?」

 

 

「なめられたもんだ……………だが、この状況で戦っても勝てるか微妙だね………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのて、逃げまーす」

 

 

そう宣言した瞬間、創真は近くの木に登って、木から木へと渡って逃走を開始した。

 

 

「逃げんなよ!!それでも男か!?」

 

 

そう突っ込んで、隼らも追撃を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『磯貝くーん!ちょっと、暫く指揮任せる~!』

 

 

「まさか追われてるとか!?なら、応援に行く!」

 

 

『まぁ、それは大丈夫。変人4人組は僕で何とかする』

 

 

誰が変人だ!!…………そんな声が磯貝の通信機に飛び込んできた。

 

 

『やっべ、怒らせちゃった。ま、必要になったら呼ぶからよろしく~』

 

 

そう言って通信は切れた。

 

 

「頼むぞ創真…………って、俺もそんなことしてる場合じゃないんだが………」

 

 

そう呟いて、磯貝はBB弾を装填し、茂みの中に銃口を向ける。現在、磯貝達はE組の闇、狭間からの襲撃を受け、不破と杉野を殺られたのである。創真も創真で大変なのだが、こちらも決して楽ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー走るのダルい」

 

 

「なら、大人しく殺られやがれ創真!」

 

 

木村が銃2つを連射するが、創真の変則的な動きに翻弄され、当たらない。

 

 

「あ、多分ここら辺に確か……………陽菜乃、聞こえる?」

 

 

『あ、創真君!もしかして助けが必要?』

 

 

「うん。陽菜乃がいるところは大体分かってる。僕が君の上を通る。そしたら敵が4人通るから撃ちまくって」

 

 

『分かった!任せて創真君!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倉橋は銃のセーフティーを解除し、創真が通るのを待つ。

 

 

(緊張してきた……………!!創真君にいいとこ見せなきゃ!)

 

 

間もなく、創真が倉橋の上を通った。そして4人も来た。

 

 

パァン、パァン、パァン!

 

 

「うぉ、倉橋!?…………そうか、誘導されてたのか…………」

 

 

ギリギリで避けた隼が驚きを含めた声をあげる。

 

 

「よーし、ついでに陽菜乃ちゃんを殺ってやる!」

 

 

岡野が標的を倉橋に切り替える。三対一なった。

 

 

「さぁ、いつまで逃げきれるか、創真!」

 

 

木村が隼よりも前に出て、連射する。勘にも近い感覚でそれらを避ける創真。起死回生を狙って、何か使えるものを探す。

 

 

すると、創真は跳び移るのを止めた。

 

 

(なんだ…………諦めたのか?それとも何か企んでるのか?まぁ、良いか)

 

 

木村は銃の狙いを定めて、引き金を引いたその時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「せーの………!」

 

 

創真はその場でジャンプした。

 

 

バキッ!

 

 

その衝撃に耐えられず、木の枝は折れる。そして、落ちてく創真の頭上を弾丸が通過していった。

 

 

「何!?」

 

 

着地した創真は脱兎の如く走り去る。

 

 

「くそ…………逃げられた」

 

 

生憎、隼と碧海は木の枝に跳び移ってた最中、即ち空中にいた。そのため、咄嗟に下を走る創真を狙えなかった。

 

 

「しゃーない。切り換えていこう。で、次はどうする?」

 

 

「そうだね……………隼と私で創真君を追おう。木村君は……………あそこにいるひなたちゃんを助けてあげて」

 

 

碧海が指差した彷徨を見ると、確かに岡野が茅野にナイフで攻撃されている。

 

 

「それにしても、茅野の動きが訓練中とは少し違う。爪を隠していたのか……………」

 

 

「そんな所でしょ。さ、行くよ隼」

 

 

それぞれは別方向に駆け出した。




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