結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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タイトル変かな? ま、いいや。


どうぞ!


第153話 宇宙旅行の時間

種子島宇宙センター…………即ち、ロケット発射場から少し離れた所に、複数のコンピューターを操作する創真の姿があった。コンピューターには、既に潜入したE組のメンバーの座標、そして持たせておいた小型カメラからの映像が表示されていた。

 

 

「さぁ…………ハイジャックゲームを始めようか。あー緊張する」

 

 

『頼りにしてるぜ、創真。いつも通り気楽に行こう!』

 

 

「お気遣いありがとさん、磯貝君。じゃ、陽菜乃と矢田さん。陽動開始して」

 

 

『『了解!!』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わーすごい!宇宙センターだ!」

 

 

「初めて来た~!」

 

 

職員が声のする方を振り向くと、そこには2人の女子中学生、矢田と倉橋がいた。

 

 

「ちょ、君達!?どうやって入ってきたの!?」

 

 

「なんかおじさんたちの後をついてきたらここに来ちゃって~」

 

 

「ここは関係者以外立ち入り禁止なの!ほら、早くここから出なさい」

 

 

「えー発射ボタン押したーい!」

 

 

そう言って職員をくすぐり始める矢田。

 

 

「アハハ!く、くすぐってもダメなの!ちよ、警備員さん!」

 

 

呼ばれた警備員は慌てて矢田を引き剥がそうとする。そして、その様子を見た創真は通信機に話し掛ける。

 

 

「よし、木村。挿してこい」

 

 

『りょーかい』

 

 

警備員がいなくなり、管制室の中に入る木村。バレないように回りを伺いながら、適当なコンピューターにメモリを挿す。そして、即退散。

 

 

『………………管制室のコンピューターに遠隔ウイルスを入り込ませました。以後は私の命令でロケットも飛ばせます』

 

 

「これで第一段階クリア。じゃ、早速律。発射台の回りには監視カメラが多すぎなので、それらを一時的にオフにして」

 

 

『了解です!回りの警備をオフにしました!今ならすぐ近くまで近づけます!』

 

 

律の報告を受け、皆は一気に発射台の傍まで進む。それに伴い、カメラからの映像も揺れる。そして発射場が目先の所に着いたとき、カメラの揺れが止まった。

 

 

「…………流石に根本には人はいるか」

 

 

事前に予想していたとは言え、創真はため息をつく。

 

 

「気配消して突破できる?」

 

 

『大丈夫。任せておいて』

 

 

片岡からの返事に分かった、と返して画面を見守る。

 

 

ゆぅん──────…………。

 

 

「………………お見事。後は、そっちで任せるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆が発射台に上ると、殺せんせーが点検してる所だった。丁度終わったのか、階段を上ってる皆にマルを作る。

 

 

『管制室には録画映像を流します。今のうち入れ換えてください!』

 

 

律の声を聞き、ダミー人形の着せてる宇宙服を拝借する。

 

 

「この宇宙船には2人のみ乗れますが…………乗りたい人!」

 

 

多くの男子が手をまっすぐ挙げる。

 

 

「まだ一度も成功してない試験機ですが、それでも乗りたい人!」

 

 

一気に男子の手が下がった。

 

 

「それでも俺は乗りたい。メカ好きにとっちゃ垂涎物だ。だが、今回は譲ってやる。渚、カルマ。お前らが乗れ」

 

 

イトナに指名された2人の内、カルマは眉を潜める。

 

 

「えー?寺坂とダミー乗せれば良いじゃん。落ちても損害ゼロだし」

 

 

「あァ!?」

 

 

「おいおい。お前ら2人がガチで戦ったから纏まってんだろうが。責任もって先導切れっつーの」

 

 

「隼に言われるとムカつく~」

 

 

「んだとカルマァァ!?」

 

 

「カルマ」

 

 

カルマは自分を呼んだ渚の方を振り向く。

 

 

「行ってみよ。友達と卒業旅行で宇宙に行けたら最高だな」

 

 

「………分かったよ。言うこと聞く約束だしね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は過ぎて、遂に打ち上げの時間となった。既にカウントダウンが開始されている。

 

 

「いや~大丈夫かな?爆発とかしたらせんせーがヤバイな?」

 

 

「不吉なこと言わないでくださいキバット君!心配せずとも、設計図はたっぷり見直しましたし、点検もしましたから大丈夫ですよ」

 

 

「なら良いんだがな……………お、点火した!」

 

 

ドドドドド……………………!!

 

 

エンジンが点火し、ロケットノズルから火を吹く。爆音と伴に、とてつもない速さで上昇していく……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ………………!!」

 

 

宇宙服を着てるとはいえ、体にGが多少は掛かる。そんな彼等の耳に────────

 

 

『にゅや!流石に速い!』

 

 

『へっへーん!どうした先生?余裕が無くなってんな!』

 

 

『フム。人間の技術力も進歩したもんだ』

 

 

人間じゃない3人の声がしてきた。

 

 

「ちょ、なんで殺せんせーにホリー君達がついて来てるの!?」

 

 

『心配だったので………データを手に入れる事に拘りすぎず、宇宙の旅を楽しんでくださいね!』

 

 

その言葉を受けた渚とカルマは、自分の担任に伝えておきたいことが出来た。

 

 

「殺せんせー。自分の命を利用して僕らに学習の機会をくれるのは本当にありがたいけどさ…………僕らにとって殺せんせーの命は、教材だけで終わるほど軽くないよ」

 

 

「……………分かってます。嬉しいですよ………にゅや!?」

 

 

ロケットにへばりついていた殺せんせーは遂に剥がれてしまった。

 

 

「じゃ、僕らも宇宙へレッツゴー!!殺せんせー、また後で!」

 

 

「…………楽しみだ」

 

 

ホリーとデュオはそのままへばりつき、ロケットと伴にどんどん上昇し、遂に見えなくなった。

 

 

次回、ライダーファンには聞き覚えのある台詞が……?




THE NEXT story 5/10or 11 PM 22:00
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