結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

167 / 201
ダブル…………だよ?


では、デートスタート!


第160話 ダブルデートの時間

創真は受験校を後にした。門を出ると、目の前にはフェラーリが停まっている。静かに乗り込み、座席に座る。

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「受かりました───!!」

 

 

合格通知を見せる。

 

 

「おめでとうございます!!」

 

 

氷室も拍手を送る。

 

 

「しかしながら…………創真様は100%受かると思ってましたよ。自己採点の時点で全教科100点でしたし。実際のところも満点ですよね?」

 

 

「そうですね」

 

 

「さて、帰ったらパーティーの用意をしなければ。あ、ご両親には言いましたか?」

 

 

「言いましたよ。そしたら、『だよね~』って一言が返ってきました」

 

 

「おめでとー、とか凄いねー、とかじゃなくて、だよね~って………………どうなんですかね?」

 

 

「アハハ…………さて…………ん?」

 

 

創真に電話が来た。相手は陽菜乃。

 

 

『もしもし創真君?受かったよね?』

 

 

「もちろん」

 

 

『おめでと~!でさでさ、もう今日は1日暇でしょ?だから、今日横浜に遊びに行かない?』

 

 

「良いよ。じゃ、4時に横浜駅集合で良いかな?」

 

 

『うん、分かった!じゃあ、後でね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16:00

 

 

「お待たせ、陽菜乃」

 

 

「うんん。今来たばかりだから大丈夫だよ!それで、何処に行く?誘っておいて悪いんだけど、まだ決めてなくて」

 

 

「別に大丈夫。ここは僕にとってホームグラウンド当然。良い場所を知ってるよ」

 

 

「何処なの?」

 

 

「それは着いてからのお楽しみって事で。じゃ、行こっか」

 

 

創真は陽菜乃と共に歩きだした。なお、氷室は別件で用事があるそうで同行はしていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜駅から数分。地下鉄のホームを出て目的地についた。

 

 

「創真君、結局何処に行くの?」

 

 

「何処だと思う?」

 

 

「うーん…………分かんないよ~」

 

 

「じゃ、外に出てみれば分かるかな?」

 

 

陽菜乃を連れて、駅の外に出る創真。

 

 

「後ろを振り返って見て」

 

 

創真に言われて、後ろを振り向くと、そこには巨大なビルがそびえ立っていた。

 

 

「あ、あの建物見たことある!確か、ランドマークタワーだよね!」

 

 

「正解~」

 

 

この前、作者はランドマークタワーを初めて登りに行った。凄かったですよ……………特に夜景。ありゃ、見応えがあったとか。

 

 

「あそこは眺めが良くてね。それに、中にあるアイス屋のジェラートが美味しいのだよ」

 

 

「そうなんだ…………じゃ、早く行こ!」

 

 

倉橋は創真の腕を引っ張ってランドマークタワー入口へ走っていく。

 

 

「ちょ、早いって…………」

 

 

創真は苦笑気味で云った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから約30分前。

 

 

15:30

 

 

「あーあ。有希子にゃ敵わないわ……………」

 

 

隼の嘆きに、神崎はニッコリと笑う。実は、神崎と隼も横浜にデートしに来ていた。と言うか、デートと言うよりゲーセンでのゲーム対決。しかも、負けた方は相手に何か買ってあげると言うルール付き。

 

 

「まさか全敗するとは…………………流石って言うべきか」

 

 

アイスやらストラップやら色々買ってあげて、神崎は上機嫌。そして、隼の財布はすっからかん。

 

 

「あ、ついたよ隼君」

 

 

「あ、ランドマークタワー…………久しぶりだな、ここに来るの。有希子は来たことある?」

 

 

「うんん。名前だけ聞いたことがあるよ」

 

 

「そうか…………なら、結構楽しめるな。よし、行こっか」

 

 

「うん!」

 

 

もう分かっている人がほとんどだと思うが、隼は自分が神崎と付き合ってるって事を皆にばれてないと思っている。無論、創真にもばれてないと思っている。

 

 

と、言うわけで………………ばれまーす(隼にとっては)

 

 

さて、時間を戻そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高速エレベーターで、一気に展望回路まで上がる。僅か30秒程で到着。エレベーターのドアが開き、倉橋は窓まで近づく。

 

 

「わぁー…………………凄い!」

 

 

「何度見ても飽きないねぇ……………」

 

 

それほど創真にとってもお気に入りの景色なのだ。

 

 

「ねぇねぇ、椚ヶ丘も見えるかな?」

 

 

「うーん……………流石に無理があるっしょ」

 

 

だよね~、と倉橋は苦笑いする。

 

 

「そう言えば、創真君のお父さんって今外国にいるんだよね?」

 

 

「外国で荒稼ぎしてます」

 

 

「創真君は、お父さんの会社継ぐの?」

 

 

「そうだね…………そしたら、この横浜の地に本社を戻そうかな?」

 

 

「何で?」

 

 

「それは、この街が好きだからだよ……………さて…………ジェラート食」

 

 

「シッ!ねぇ、あれ見て。」

 

 

倉橋が指差す方向を見ると、そこには─────

 

 

「おやぁ?隼に神崎さんじゃないですか?奇遇だねぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼は神崎と展望回路を一周し終え、近くの椅子に腰を降ろしていた。

 

 

「それにしても、凄く高いね…………絶景だけど、覗き込むとちょっと怖いかな……………」

 

 

「まー最初はな。だが、慣れると大したことないぜ」

 

 

隼は椅子から立ちあがり、窓ガラス越しから下を覗き込む。

 

 

「隼、かっこつけんで良いぞ」

 

 

「うっせぇ、創真。別にカッコつけてねぇよ。こんぐら大した事…………………ん?創真?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「って、おわぁ!?」

 

 

隼が振り向くと、後ろに創真と倉橋の2人がいた。

 

 

「そそそそそそそ創真!?何故ここにいる!?」

 

 

「奇遇だねぇ。まさかデート場所が一緒だなんて」

 

 

「………………はぁ、ばれちまったよ」

 

 

「いや、結構前から知ってたぞ?」

 

 

「………………………」

 

 

「………………………」

 

 

謎の沈黙が流れる。

 

 

「………………マジ?」

 

 

「マジ」

 

 

次に隼は神崎の方を向く。

 

 

「あの……………俺らの関係ってバレてたの?」

 

 

「ほとんどの人が知ってるよ?」

 

 

神崎にもそう言われ、俺、鈍感過ぎんだろ…………と、隼は自分で自分にツッコミを入れる。

 

 

「…………ま、良いや。所で聞くまでもねぇけど、受かったのか?」

 

 

「まーね。隼もだろ?」

 

 

「おう!碧海も受かったらしいぜ」

 

 

後でおめでとーって言っとくか、と創真は小声で呟いた。

 

 

「お、ヤベェ。電車の時間がもうすぐだ。わりいが、俺らは先に行くぜ」

 

 

「どっか回るのか?」

 

 

「中華街食べ歩きしてくるわ」

 

 

「そうか…………じゃ、気を付けてエスコートしたまえよ?」

 

 

「けっ、余計なお世話だ」

 

 

隼は手をヒラヒラと降って、神崎とエレベーターのある方へ歩いていった。

 

 

「さて、僕らも景色を堪能するとしようか」

 

 

「うん!」

 

 

倉橋は満面の笑顔を浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




THE NEXT story 5/22 PM 22:00


もしかしたら、写真の話とかは飛ばして、最終章に入るかも?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。