結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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コラボ編に先駆け、文ストの異能力が発動します………!!


知らなくても、大丈夫なので安心してお楽しみください!


なお、コラボ相手の『忍を知らぬ、名もなき暗殺者』にて、一部公開中です!


ちなみに、昨日まで『暗殺者とは、忍ばないのが正常である』でした……………名前変わりすぎではボソッ………あ、やべ。artisanさん、お許しを!!


第169話 決着の時間

生徒に向けた攻撃力全開の攻撃を、全て殺せんせーが受け止める……………生徒を守るために。

 

 

「教師の鏡だな!生徒のために身を挺して庇うとは!ターゲットと生徒がいれば、こうなることは当然!不正解だったんだよ…………今夜ここに入ってきたお前らの選択は!!」

 

 

「やめろ柳沢!!」

 

 

いつの間に来たのか、烏間が銃を構えていた。

 

 

「これ以上生徒を巻き込むな!!さもなくば………」

 

 

全て言い終わる前に、柳沢は肘打ちで烏間先生を吹き飛ばす。

 

 

「もうお前は俺にすら勝てない。黙って見ていろ」

 

 

あの烏間ですら敵わない。

 

 

──────────そうだ。

 

 

皆はようやく自覚させられた。いや、気づいていたが、目を逸らしていたと言うのが正しい。見てみぬふりをしていたのだ。

 

 

「どんな気分だ!大好きな先生の足手まといになって絶望する生徒を見るのは!分かっただろ?お前の最大の弱点は………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────僕ら

 

 

「んなわきゃないでしょう!!」

 

 

声。殺せんせーの声がその場に強く、大きく響く。

 

 

「正解か不正解など関係ない!彼等は私を救おうとし、恐ろしい強敵を倒してまでここに来てくれた!その過程が…………心が!!最もうれしい贈り物だ!!彼等は……………生徒です!!全員が私の誇れる生徒です!!弱点でもあしでまといでもない!!」

 

 

「そうか、そうか。だが、お前は間もなく力尽きる。安心しろ。生徒達は全員俺の手で嬲り殺す………!我々の人生を奪ってまで手に入れた1年を全て無駄だったと否定し、ようやく我々の復讐は完成する!さぁ、続けるぞ。生徒をちゃんと守れよ?」

 

 

そして、再びラッシュが開始されようとしたその時

 

 

パアンッ!!

 

 

─────────────銃声。

 

 

「な……………!?」

 

 

「え……………!?」

 

 

隼と碧海も目を疑う。

 

 

「逃げて殺せんせー!どっか隠れて回復を!!」

 

 

─────────茅野だった。

 

 

そんな彼女に2代目は攻撃を仕掛けるが、ギリギリで回避しつつ、対先生用ナイフで攻撃をする。

 

 

「ほう………………動体視力が残っていたか」

 

 

「ダメです茅野さん!!」

 

 

柳沢の声を遮るように、殺せんせーが叫ぶ。しかし、茅野は退かない。

 

 

「ずっと後悔してた…………私のせいでクラスの楽しい時間を奪っちゃったこと。だから、せめて守らせて?先生の生徒として」

 

 

「違います!君は正しかったんです!あのお陰で皆は正しいことを学べ」

 

 

ドカッ!!

 

 

全てを言い終わる前に、殺せんせーは吹き飛ばされる。

 

 

「2代目………………殺れ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………………ハッ!!」

 

 

漸く意識を覚醒させた創真。自分の体を見れば、服は傷だらけだったが、身体は何ともなかった。創真の身体の中からホリーとデュオが憑依を解除して出てくる。

 

 

「良かった創真!意識が戻ったんだね」

 

 

「まぁ、ね。にしても、2人の力を持ってしても、奴に決定打は与えられないとはね」

 

 

「…………………やはり、アレが必要か。キバットはまだな」

 

 

ドッ!!

 

 

鈍い音がした────────────まるで、人間の体を何かが貫いたような。

 

 

「………………茅野、さん?」

 

 

茅野が2代目に殺られたと気付いたのは、血の気が退いた茅野の顔が視界に入った時だった。

 

 

「ハハハハハハハハハハハハ!!姉弟揃って俺の目の前で死にやがった!!ハハハハハハハハハハハ!!姉の代用品として飼ってやっても良かったが、あいにく穴の空いたガキには興味は無くてな!ハハハハハハハハハハハハ!!」

 

 

その言葉に殺せんせーの顔が黒に染まる。

 

 

「それだ!その黒こそが破壊生物の本性だ!その色でなければフルパワーは出せない!だが、お前の本気も2代目のさらなる力でねじ伏せられる!」

 

 

柳沢は新たな薬品を2代目に注射。2代目から強大なエネルギーの気が発生する。

 

 

「…………君は本当に救いようがない程、愚かだな」

 

 

そして、創真はスッと立ち上がる。

 

 

「ようやくお目覚めか、結城 創真!!なぁ、どんな気分だ!?自分が目覚めたら、大好きなクラスメイトが死んでた気分は!?」

 

 

「最悪だ………………柳沢。あんたは許さん」

 

 

その言葉に、柳沢はニヤリと笑う。

 

 

「そうかそうか。なら、あのモルモットよりも先にあの世へ送ってやろう!」

 

 

2代目は高速で創真に近付き、拳による一撃を───!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「させるか!!」

 

 

「グハァ!!」

 

 

第3者の体当たりが割って入る。余りの勢いに、柳沢は大きく吹き飛ばされる。

 

 

「待たせたな創真!!」

 

 

「遅かったなキバット」

 

 

「うるせぇ!大変だったんだよ、色々な!ほれ、受け取れ!」

 

 

キバットは足で持っていたカードをパスし、創真は手でキャッチする。

 

 

「ホリー、デュオ、キバット。ありがとう。後は、僕に任せろ。茅野を連れて下がってくれ」

 

 

創真の言葉に彼等は頷き、茅野を連れて創真の後ろに下がる。

 

 

「ふぅ……………………《昔、僕は自分のしたことについて後悔したことはなかった。ただ、しなかった事についてのみ、いつも後悔を感じていた》」

 

 

「何をごちゃごちゃ言っている!!」

 

 

柳沢は再び襲いかかる。

 

 

「異能力──────『月下獣・半人半虎!!』」

 

 

その瞬間、創真の持つカードが青い文字で月下獣と表示される。そして、カードから白い虎、白虎が出現して柳沢を吹き飛ばした。白虎は大きな咆哮を上げた後、創真の身体の中へと目にも留まらぬ速さで入った。その瞬間、青い文字羅列が創真の身体を包む。すると創真の姿が─────────白の襟付きシャツに、手には黒い手袋、そしてサスペンダー、ネクタイを付け、黒いズボンを履く───────変わった。

 

 

姿が変わった瞬間、創真の目の前には柳沢の拳があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

 

 

ガシッ!!

 

 

「な!?」

 

 

柳沢の手を受け止めたその手は…………虎の手と化していた。

 

 

「な、なんだその能力は!?」

 

 

「さーね。君に答える義理は無い!」

 

 

そのまま柳沢を放り投げる。そして、屋根の上に向けて目線を送る。

 

 

「今だよ、2人共!」

 

 

ダァンッ!

 

 

碧海と隼が同時に引き金を引き、放たれた弾丸は空中の柳沢の腹部と胸に突き刺さる。

 

 

「糞が!こんな弾丸でこの俺を…………ち、力が…………!!」

 

 

弾丸の効果が効いて、柳沢は膝をつく。

 

 

「このガキィ……………!!」

 

 

創真を睨み付ける柳沢。その時、白い光が視界に入った。柳沢がそちらの方を見ると、殺せんせーが白い光に包まれていた。

 

 

「な、なんだあの力は!?あんな力、モルモットに出せる筈が無い!」

 

 

「どうかな?うちの先生は、教える度に進化するもんだからね」

 

 

創真がニヤリと笑いながら呟く。

 

 

「教え子よ。安らかな卒業を」

 

 

2代目が白い光のエネルギーに包まれる。まるで、憎悪を浄化させるかのように。

 

 

「さて、こっちも終わらせるか」

 

 

「!!」

 

 

気付いたときには、創真が目の前にいた。その足も虎化しており、驚異の瞬発力で一気に間合いを詰める。

 

 

「くそがぁ!!」

 

 

柳沢も拳を振り抜くが、虎の拳の前では月とすっぽんだった。

 

 

バキッグシャア!!

 

 

右腕の骨や神経が粉々に砕ける。痛みに悶える暇もなく、アッパーカットが柳沢を襲い、空中に吹き飛ばされる。柳沢は空中で態勢を整えようとするが………突然、自分の体の上昇が止まった。そして、金縛りの如く一切動けなくなった。

 

 

「なんだこれは!?」

 

 

辺りを見回すと、鷹と隼───────フレアとメテオが全身を赤、青に光らせながらホバリングしていた。

 

 

「……………終わりだ」

 

 

「!!」

 

 

創真が跳躍し、急上昇。青く光る拳が柳沢に襲い掛かる。

 

 

「やめろ!!やめろぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 

柳沢は冷や汗をかき、そう叫ぶが、止まるわけがない。

 

 

ドゴッ!!

 

 

柳沢の腹部に虎の拳がめり込んだ。そして、くるくる回転しながら吹き飛ぶ。その先には────────対触手用バリア。

 

 

「こんな…………こんな負けかた…………嫌だァァァァァァァァ!!」

 

 

バリアを抜けた瞬間手足が引きちぎれ、そのまま落ちていった。

 

 

そして、落ちていく創真とすれ違い様に殺せんせーが対先生用ナイフを持って、ビームの衝撃で空へと舞った瀕死の2代目の方へ向かい………………ナイフを突き刺した。

 

 

何か喋っていたようだが、創真には聞き取れなかった─────────そして、2代目も粒子となって消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝ったものの、誰も歓喜の声はあげなかった。茅野が死んだから、当然だった。

 

 

「ホリー君、茅野を蘇らせれる?」

 

 

茅野を抱えている渚が尋ねる。

 

 

「無理だよ……………死んじゃったら、僕でもどうしようが無い…………」

 

 

ホリーが力なく首を振る。

 

 

「いいえ……………茅野さんは死なせません」

 

 

茅野の元に来た殺せんせーが云った。

 

 

「皆さん、犯してしまった過ちはもう変えようがありません……………先生自身も色んな過ちを犯してしまった。ですが、過ちを糧に、同じ過ちを繰り返さないことは出来ます」

 

 

すると、赤い球体が皆の前に降りてきた。

 

 

「茅野さんの細胞や血液が落ちる前に、圧縮した無菌の空気で包んでおきました……………今から、全ての細胞を繋げていきます」

 

 

「バトル中にそんなことをしてたのか!?」

 

 

デュオもこれには驚いたようだった。

 

 

「皆を守るための触手だけは温存しておきましたからね。では、始めましょう」

 

 

そして、茅野の細胞や血液を体内に戻していく。精密かつ高速に。途中、血液不足のため同じ型の血液を貰ったり、土まみれのバースデーケーキを美味しく食べたり……………と、手術はテンポよく続いていく。

 

 

そして、傷痕1つ残さず蘇生の手術を終える。

 

 

「後は心臓が動けば蘇生します。今だから言いますが、例え君達の体がばらばらになっても蘇生できるように備えていました。先生がその場にいて…………生徒を見ていさえすれば」

 

 

そして、電気ショックを与える。皆は茅野に注目する。

 

 

「…………カハッ!!」

 

 

蘇生した茅野は辺りを見回して、殺せんせーが助けてくれたと言うことを察する。

 

 

「また…………助けてもらっちゃった」

 

 

「何度でもそうしますよ。ヌルフフフフフ」

 

 

皆は襲い掛かると思えるような勢いで茅野に近付き、歓声を上げる。

 

 

そんな様子を、殺せんせーは嬉しそうに見つめるのだった。




THE NEXT story 6/1 or 2 PM 22:00


今書き終わったばかりなんで、ちょっとしたら次作について語ろうと思うんで、後で覗いてみてくださいな。


よし、決めた!次作の主人公は創真だ!


舞台は仮想世界、乃ちSAOだ!


それで、ユウキってキャラクターいるじゃないですか?


彼女の生存ルートにして、パートナー的な感じで話を進めていこうかなと検討してます。


てか、創真の名字の結城、ってひらがなで『ゆうき』って読むしこれも何かの縁だ!


天才創真君に、ユウキの病気を直してもらおっかなとか、色々考えてます!


次作は2年後を予定してますが、今から楽しみだな~!


では、残りあと2、3話の結城 創真の暗殺教室、最後までよろしくお願いします!
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