結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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#4 動き出した闇夜と正義

「『大量の魔術師が変死』…………ここもここで物騒だね」

 

 

あ、どーもこんにちは、又はこんばんは。

 

 

創真です。

 

 

今日はね、ルミアちゃん、フィーベルちゃん、リィエルちゃんにお茶会に誘われまして、僕はカフェに先に着いて新聞読みながら待ってるって感じ。

 

 

にしても、魔術師の変死……………死体が見つけられる前には必ず霧が発生している……………ふーん。

 

 

まぁ、僕を魔術師とは呼べるのかは曖昧だが、一応魔術師?それとも異能力者?

 

 

しかし、1000人近くとなると、何者かによる他殺と思われるが、誰が何のために?

 

 

これは捜査している人からすれば、大変だろうな。

 

 

「何を見ているんだ創真………………ふむ。魔術師の変死か………………」

 

 

「ま、そんなのどーでもいいっしょ。それより、今はお茶会楽しみ~!」

 

 

やれやれ。デュオとホリーはどうしてここまで違うんだか。

 

 

「しっかし、1000人ってのは規模が大きいな…………」

 

 

キバットもさすがに顔をしかめる。

 

 

「もしかして、この町でも起こるかもよ~?」

 

 

「不謹慎な事は慎めよ、ホリー。仮にここで起きても、ここには優秀な魔術師が何人もいる。危険を犯してまで、そんな所を狙うやつはいないと思うが」

 

 

「ま、そりゃそうか」

 

 

ホリーも適当に相づちをうち、この話は一段落ついた。

 

 

「ごめん、お待たせー!」

 

 

女子の皆さま、漸く登場。

 

 

「別に良いよ。ま、適当に座んなよ…………って、キョウヤもいるのか。チッ」

 

 

小さく舌打ちしやがったぞ、ホリーの奴。

 

 

「ルミア殿に誘われてのう…………儂はこういう場に来るのは初めてだから楽しみじゃ。ルークも用事がなければ来てほしかったのじゃが」

 

 

それはそれは。

 

 

ホリーも一瞬不機嫌になったが直ぐに切り換え、お茶会はスタートした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

=================

 

 

それから色々話していって、話題は創真の住む町の事についてになった。

 

 

「ねぇ、創真君が住んでる町ってどんなところ?」

 

 

「今は椚ヶ丘って所に住んでるんだよね。まぁ、別世界の地名だから知らないよね。前まで横浜って呼ばれる都会に住んでたんだよね。そこの夜景が綺麗でさ。と、言うわけで写真持ってきました」

 

 

創真は懐から写真を取りだし、ルミア達に見せる。

 

 

「凄いきれい…………!」

 

 

リィエルが目を輝かせながら云う。

 

 

「うわぁ……………こんな景色始めてみた…………」

 

 

「うん、ほんとに凄い!」

 

 

ルミアもフィーベルも、その夜景の写真に目を奪われた。

 

 

「創真殿の世界では、都市の発展が異常と呼べるくらい進んでいるのじゃな」

 

 

「まぁ……………………そうかな?僕この世界の景色もすごく好きなんだよね~」

 

 

例えば何処が、とリィエルが訊ねると創真は笑いながら答える。

 

 

「凄いのどかな風景だからね。都会じゃ中々見れない。空気も美味しいしね~」

 

 

「確かに……………ここは空気が美味しい」

 

 

デュオも神妙な様子でうんうんと首肯く。

 

 

「それと、もう1つ良いところがあるぜ」

 

 

「それは何だホリー?」

 

 

創真が尋ねると、誇らしげにホリーは云う。

 

 

「この国には、美少女がすごく多」

 

 

成敗。

 

 

ホリーは拳骨を喰らい、テーブルに顔をめり込ませる。

 

 

「まったく、お主は変わらんの」

 

 

「そういうキョウヤは、誰か好きな人とかいるのか?」

 

 

キバットに訊かれ、キョウヤは一瞬思考が停止した。

 

 

「……………そういうのは考えた事がないのう」

 

 

「ありゃ。まぁ、恋愛を推奨する訳ではないが、青春を楽しんだ方が良いよ」

 

 

「創真殿は恋人が?」

 

 

「いるよ~」

 

 

「こういう奴を、お前らの世界で言うかは知らねぇが、『リア充』と言う」

 

 

「おい、こらキバット。余計なことを吹き込むな」

 

 

しかし、キバットは達者な口を止めない。

 

 

「ちなみに、そいつがラブラブで羨ましいときは、リア充爆発しろ、って言うんだぜ」

 

 

「ん。創真、爆発して」

 

 

「何てこと言いやがる、リィエルちゃん………」

 

 

可愛らしい少女から棘のある言葉を言われたからか、創真も多少はグサッと来たらしい。

 

 

「ちょ、リィエル!ごめん、創真君!」

 

 

ルミアは慌てて創真に謝る。

 

 

「いやいや。全ての元凶はこの蝙蝠だから」

 

 

「え?」

 

 

キバットは猛烈に嫌な予感がしてきた……………!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあと、めっちゃ説教された。

 

 

当然である(?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その日の夜。

 

 

ノーネームはいつも通り仕事を終わらせていた。

 

 

「この片付け、ほんとめんどくさいんだよな……」

 

 

要は隠蔽である。血痕とか、もろもろ。

 

 

これ以上は言わせんといて。

 

 

「さぁて、そろそろ頃合いか?」

 

 

「何のだ?」

 

 

その声の方をゆっくり振り向くと、そこにはアルベルトやグレン、セラ、そしてキョウヤがいた。

 

 

「何だよ皆揃って。あ、もしかして魔術師の変死に関する事が何か分かったのか?」

 

 

「ああ。首謀者とされている男の名は『クローバー』と言う男らしい。そしてこの町に既に潜伏している………………」

 

 

アルベルトが実に事務的に告げる。

 

 

「そして、もう1つ分かったことがある」

 

 

そう言って、グレンは一瞬間を置いてから云う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その男をここに呼び寄せたのはお前だってな?」

 

 

 

「…………………………………」

 

 

「ノーネーム、いやルーク。お主はこの町で大量の死体を生むつもりか!?」

 

 

「何でこんな事を!?」

 

 

キョウヤとセラも声を荒らげるが、ノーネームは何も言わない。

 

 

「………………………………フッ」

 

 

突然、ノーネームは笑った。

 

 

「俺を止めれると思ってるのか?」

 

 

「「「!!」」」

 

 

殺気。何千人という屍を築きあげてきた殺し屋から発せられる殺気。

 

 

それはとてつもなく冷たく、残酷に感じた。

 

 

「お前………………一体何をする気だ!?」

 

 

「グレン、後ろを見てみろ」

 

 

「あ?」

 

 

後ろを見ると…………………………

 

 

「な!?」

 

 

霧が押し寄せてきていた。

 

 

そして、彼等は呑み込まれる。

 

 

「くそ………………回りが見えない!」

 

 

「それだけじゃないぜ。じゃ、頑張って生き残れよ」

 

 

そして、ノーネームの姿は消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、ついに来ましたか」

 

 

シルクハットを被った男がニヤリと笑う。

 

 

「さて……………果たしてこの町の魔術師はどうなることやら?」

 

 

彼───────────ジャティス・ロウファンはそう云った。




THE NEXT story 6/9 PM 22:00


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