創真side
お昼休み
あのビッチ姉さん……皆がビッチ姉さんと連呼しまくったら、VとBの発音が違うと言うことで、下唇をずっと噛ませるという謎の授業をしやがった。
当然僕はやるわけがない。
しかし、この状態が続いては僕は問題ないが、皆には問題ありだ。今年受験あるんだぞ…………?
その後、烏間先生と彼女は校舎裏で話していた。
「見知らぬ3人を呼び込んだそうだな」
「私の部下よ。彼等のおかげで準備完了。今日殺るわ」
そこへ殺せんせーが戻ってきた。
「イリーナ先生!ご希望していたインドのチャイです」
「まぁ、ありがとう殺せんせー!……あと殺せんせー。5時間目に体育倉庫に来てくださらない?お話があるの」
「ええ。いいですとも」
そうして殺せんせーとビッチ姉さんは去っていった。しかし、誰も気づかなかった。近くの木に僕のマシンカブトが隠れていたことに。
(特に収穫はなし……氷室さんの報告を待つか)
氷室さんにあることを調べてもらっている。あのビッチ姉さんがどんなプランをするのかを。お、次ぎは体育か。急いで着替えよっと。
今回は射撃の訓練。ま、殆ど的の中心に当たってるが。
「ねぇ、どうやったらそんなに上手く撃てるの?」
弾を装填してると速水さんが話しかけてきた。
「………練習してるからかな?」
「訓練以外でも?」
「そ。よく裏山とか家で練習してるんだ」
「へぇ。今度教えてもらっても良い?」
「暇なときにいつでもどうぞ………よし当たった」
喋りながら撃っても的の中心に当たった。
「おいおいマジか。二人で倉庫に入っていったぜ」
三村の声に倉庫の方を見ると確かに二人はしけこんでいった。
「………なーんかガッカリだよな。あんな見え見えの女に引っ掛かって」
あぁ……………その気持ち分からんでもないぞ、木村君。
「烏間先生。私達…あの女の事を好きになれません」
「すまない。プロの彼女に一任しろという指示でな」
片岡さんが皆の気持ちを代弁し、それに烏間先生が申し訳なさそうに謝った。
別に烏間先生悪くないと思うのだがな。
「創真様、暗殺の概要が分かりましたよ」
あ、氷室さん。
「それでどうでした?」
「はい、彼女が用意していた銃は全て実弾でした。銃の数は3つ。昼休みに教えてもらいました。蜂の巣にするそうで」
てか、喋ったのかい。もしや、氷室さんがイケメンだったからつい喋ったのか……………いや、そんな事はどうでも良い。
「ねぇ、渚君。今日あのビッチ姉さんに殺せんせーの鼻の事を話した?」
「え?あ、うん」
知ってて尚、その作戦か。しばらくすると、体育倉庫から銃の発砲音が聞こえた。
「まっ、無駄に終わるだろうねあの暗殺は」
「なんでそう言いきれるの?」
渚も含め、皆が興味津々のようだ。
「まず、実弾を使ってる時点でもう無理。殺せんせーに実弾は効かない。それに加えて殺せんせーは鼻が超良い。だから銃の弾の匂いも分かるだろうし、あのビッチ姉さんの部下の加齢臭すらも嗅ぎとるだろう。だから…あの倉庫に入った時点で殺せんせーは気づいてるだろうね」
───────罠って事に。
皆が納得していると、ビッチ姉さんの悲鳴とヌルヌル音が聞こえてきた。
「な、なんだ!?」
「悲鳴とヌルヌル音がしてくるぞ!」
何をされてんだかね……………しばらくしてヌルヌルも悲鳴も聞こえなくなったので、皆は倉庫に行ってみた。
すると殺せんせーが出てきた。
「殺せんせー!」
「おっぱいは!?」
余計な一言だぞ岡島。
「いやぁ、もっと楽しみたかったですが、みなさんとの授業の方が楽しみですから」
う、うん。楽しみなのは良いが何故服がボロボロ………?
遅れてビッチ姉さんも出てきた。まぁ、なんという事でしょう
(((健康でレトロな服にされてる…)))
「ま、まさかわずか1分で…肩と腰のこりをほぐされてオイルと小顔のリンパマッサージされて……まさか触手とヌルヌルであんなことをされるなんて……」
渚が殺せんせーに何をしたか聞くが、大人のやり方があるので、と答えていた。皆が教室に戻るなか、僕はビッチ姉さんに言った。
「あーあ。自信満々に殺せるとか言ってたくせに、無様に失敗しちゃったよ。恥ずかしいねぇー」
ビッチ姉さんは悔しそうな表情を見せた。そんなビッチ姉さんを置いて、僕も教室に戻って行った。
「授業位しやがれよ。まったく」
次でビッチ先生編は終わりです。
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