結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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またもや長くなってしまいました。

いつも言ってますが、適度に休憩を挟んで読むのをおすすめします。


それではどうぞ!


第13話 両立の時間

創真side

 

 

現在ビッチ姉さんは大変ご機嫌ななめだ。ま、失敗してプライドがズタズタだろうな。さて……黒板には自習と書いて授業そっちのけでタブレットを操作してやがる。このままでは皆が困るな。僕はノー問題だが。

 

 

「先生……授業してくれないなら殺せんせーと変わってくれませんか?俺ら一応今年受験あるんで…」

 

 

磯貝が声を掛けたが、ビッチ姉さんはと言うと

 

 

「は!ガキは地球の危機と受験を比べられるなんて楽ね。あんた達…この学校の落ちこぼれでしょ?今さら勉強したって無駄よ」

 

 

───────そこらでやめた方が良いぞ。

 

 

心の中でそう念じてみるが、ビッチ姉さんはお喋りな口を止めない。

 

 

「そうだ!私が暗殺に成功したら500万ずつ分けてあげる。勉強するよりましでしょ?だから黙って私に従い……」

 

 

その瞬間ビッチ姉さんの横を消ゴムが通り、黒板に跳ね返って教卓の上に落ちた。

 

 

「出てけよ」

 

 

ここでビッチ姉さんはこの教室の険悪な雰囲気に気が付いた。

 

 

……………もう手後れだが。

 

 

「出てけ、このくそビッチ!」

 

 

「殺せんせーと代わって!」

 

 

「な!?あんた達、殺すわよ!?」

 

 

「上等だ、殺ってみろコラァ!」

 

 

「巨乳なんていらない!」

 

 

「問題そこですか、茅野さん!?」

 

 

おっと、思わずツッコミを入れてしまった。そんな様子を烏間は頭を抱えて見ていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

====================

 

職員室にて

 

 

「なんなのよ、あのガキ共!こんな良い女と居れるのよ!ありがたいと思わないわけ!?」

 

 

「ありがたくないから軽く学級崩壊してるんだろうが。ここで暗殺を続けたいなら謝ってこい」

 

 

「なんで!?私は殺し屋よ。暗殺だけに集中させてよ!」

 

 

「その考えはいけません、イリーナ先生」

 

 

そう言って職員室に氷室が入ってきた。

 

 

「イリーナ先生、ついてきて下さい。見せたいものかあります。知ってはいると思いますが烏間先生も」

 

 

「ああ」

 

 

烏間は氷室が何処に連れていきたいか分かった様子だった。

 

 

「何処に連れてくのよ?」

 

 

「それは見てのお楽しみで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

氷室は校舎の裏に連れてきた。そこには殺せんせーが何かを作っている最中だった。

 

 

「何してるのよ、あいつ」

 

 

イリーナの問いに烏間が答えた。

 

 

「テスト問題の作成だ。この時間の恒例らしい」

 

 

その様子をしばらく見ていると、イリーナがあることに気が付いた。

 

 

「………やけに遅いわね。マッハ20ならテスト問題位すぐに作れるでしょうに」

 

 

「あのテスト問題は全て問題が違うのです」

 

 

「え……?」

 

 

氷室に続いて烏間も口を開いた。

 

 

「得意不得意に合わせて問題を作っている。地球を破壊する超生物だが、教師の仕事は完璧に近い」

 

 

そして次に烏間は校庭にイリーナを連れてきた。

 

 

「あれは俺が教えた『暗殺バトミントン』だ。動く標的に正確にナイフを当てるトレーニングだ」

 

 

「イリーナ先生。ここでは『暗殺対象と教師』、『暗殺者と生徒』。ここでは誰もがその二つを両立しています。あなたはプロであることを強調しますがこの両立の出来ない者はここでは一番劣るということです」

 

 

「ここに留まるなら、生徒を見下した目で見るな。対等に接しろ。それが出来ないなら順番待ちの後ろに並び直してもらうだけだ」

 

 

2人はうつむくイリーナを置いて教室へ戻って行った。

 

 

「…………………………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創真side

 

 

皆が雑談などをしていると、いきなりあのビッチ姉さんが入ってきた。皆が注目するなか、ビッチ姉さんはチョークを手にとって英文を書いた。

 

 

「You're incredible in bed!Repeat!」

 

 

戸惑いながらも皆は英文を読んだ。

 

 

「アメリカでとあるVIPを暗殺するときにまずそいつのボディーガードに色仕掛けで近づいたときに言われた言葉よ。意味は、ベットの上での君はスゴい……!」

 

 

中学生に何て文を読ませてんだか。

 

 

「外国語を上手く且つ手早く取得するならよくその国の恋人を作るのが手っ取り早いって言われるわ。相手の気持ちを知ろうと必死に理解しようとするからね。だから私の授業では外人の口説き方を教えるわ。身につければ外人に実際に会ったときに絶対役に立つわ。受験に必要な知識はあのタコに教わんなさい。私が教えられるのは実践的な英語だけ。………もしそれでもあんた達が私を先生と思えなかったら、その時は暗殺を諦めて出ていくわ。それなら文句ないでしょ?………あと悪かったわよいろいろ」

 

 

最後に小声ではあるが、ちゃんと謝ってくれた。

 

 

皆はポカーンとしていたが、次の瞬間──────

 

 

『アハハハハ!』

 

 

─────────笑いだした。

 

 

「何ビクビクしてんだよ」

 

 

「殺すとか言ってたくせに」

 

 

大分丸くなっちゃったな、先生(・・)

 

 

「もうふつーに先生になっちゃったね」

 

 

「これじゃビッチ姉さんって呼べないね」

 

 

その言葉に先生は涙を浮かべる。

 

 

「あ、あんた達……分かってくれたのね!」

 

 

「先生に向かって失礼だったし」

 

 

「じゃあ…………ビッチ先生、かな?」

 

 

うん、そんなに変わらない な。

 

 

「えっと……き、気安くファーストネームで呼んで良いのよ?」

 

 

「えーでも本当にビッチだし……ビッチ先生で良いわ」

 

 

「創真もこう言ってるし、よろしくなビッチ先生!」

 

 

口々にビッチ先生と呼ばれ、ビッチ先生は体を震わせ…

 

 

「キーッッッッッ!やっぱり嫌いよあんた達!」

 

 

何はともあれ一件落着かな?




次回はオリジナル要素も含んでますのでお楽しみに!
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