結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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唐突に始まる恋があっても良いよね?うん、全然良いよね(強引)


第40話 恋の時間

創真side

 

 

「いや~創真の家は眺めが良いな!」

 

 

キバットが天井に急遽設置した止り木にぶら下がりながら、感想を述べた。相棒となったのは良いのだが、家に同居するとはな…………まぁ、それは百歩譲って良しとしよう。しかし、問題が1つ残っている。これを氷室さんに説明するかどうかだ。

 

 

こんなのを説明してもねぇ………………

 

 

「失礼します」

 

 

キバットは瞬時に机の下へ。あとの2人は透明化した。

 

 

「創真様……………今日のご予定は?」

 

 

「い、いや特にないです」

 

 

「そうですか……………それと、誰か居ますよね?」

 

 

「え」

 

 

「私、霊感あるので……と言うか目に見えてます」

 

 

「はい!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

===================

 

「相棒…………ですか」

 

 

観念したホリーとデュオとキバットは姿を現し、いろいろ説明した。

 

 

「まぁ、特に迷惑にはならなさそうなので、私は追い出したりはしませんよ。ただ、ここはペット禁止なので…………コウモリはちょっと………」

 

 

「俺様をペット扱いするんじゃねぇ!俺様は魔族のコウモリだ!」

 

 

「………………じゃあ、そう言うことにしときますか。まぁ、あんまりどんちゃん騒ぎしないでくださいよ?」

 

 

ホリー達に釘を刺して氷室は創真の部屋を出ていった。

 

 

「いや~追い出されるかと思ったよ…………」

 

 

ホリーは地球の滅亡の危機でも回避したような表情を浮かべていた。

 

 

「あの青年は広い心の持ち主だな。我々の滞在を許可してくれるとは」

 

 

「俺様はペットじゃねぇー!」

 

 

「キバットは落ち着け…………」

 

 

♪♪♪♪♪♪♪♪

 

 

「電話……倉橋さんか。もしもし?」

 

 

『創真君?今日ね、動物園行こうと思ってるんだけど、良かったら一緒に行かない?』

 

 

「え、うーん………………まぁ、どうせやることないし良いですよ」

 

 

「良かった!じゃあ1時に会おうね!」

 

 

通話を終えると、創真はホリー達がにやにやしながら見ているのに気づいた。

 

 

「いや……何です?」

 

 

「いや……なんか良いなぁと思って……同年代の女子とデートとか」

 

 

にやけたホリーにそう言われ、珍しく創真は不思議そうな表情を浮かべた。

 

 

「これデートって言うのか?」

 

 

「え、だって同年代の女の子と2人きりでどっかに行くって、これデートって言って間違いないでしょー?創真って、頭良いのは知ってたけど、そう言うのには疎いんだねー」

 

 

「悪かったな………………」

 

 

創真のふて腐れた表情を見てホリーは笑っていたが、突然真剣な目になって尋ねる。

 

 

「ねぇ、創真。もし告白されたらどうする?」

 

 

「流石にそれは早くない?てか、初めての……………デート?で告白されるってあるの、そんなこと?」

 

 

「意外にあるぜ。俺様、恋関係の事情には誰よりも詳しいからな」

 

 

「どや顔で言うことか…………?」

 

 

創真は小声でキバットにツッコミを入れる。

 

 

「にしても、俺様その可愛娘ちゃんを見たくなってきたぜ。よっし、俺様もその動物園についていくぜ!ついでにお前のボディーガードとしてフレアとメテオも連れていくぞ!」

 

 

「なんであの2羽を?まぁ、別に良いけどキバットってコウモリでしょ?夜行性の昼に活動したら目立つよ?」

 

 

「心配すんなって。目立つような真似はしないって。それに俺様は鳥類と意思疏通できるのさ。俺様が言っておけば心配ないぜ」

 

 

「…………なら良いか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は昨日の夜に遡る。スイーツパーティーの後、矢田は一緒に帰っていた倉橋にある事を質問した。

 

 

「ねぇ、陽菜乃ちゃんって……創真君の事好き?」

 

 

「ふぇ!?なななな、何を言ってるの!?」

 

 

「陽菜乃ちゃん、その反応は分かりやすいよ……」

 

 

矢田は苦笑しながら云う。

 

 

「……うん。実は……」

 

 

「やっぱり!私は応援するよ、陽菜乃ちゃん!」

 

 

「本当?ありがとう桃花ちゃん!」

 

 

「じゃあさ、さっそく明日にでもデートに誘ってみなよ」

 

 

「う、うん。どこにすれば良いかな……?」

 

 

「動物園とかは良いんじゃない?陽菜乃ちゃんは動物詳しいし、創真君もいろいろ知ってると思うし、楽しいと思うよ!」

 

 

「なるほど…………うん、明日誘ってみるね!」

 

 

そんな会話をしていたことは誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13:00

 

 

「お待たせ、創真君!」

 

 

創真が振り向くと、可愛らしい私服を着た、倉橋がいた。

 

 

「よし、じゃ行こう!」

 

 

「ほいほい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3時間後

 

 

(……………くっそ、疲れた)

 

 

思わず心の中でそう呟いた創真。どうも人が多すぎるに加え、あちこちを倉橋の先導で飛び回り、さしもの創真も疲れ果てた模様。

 

 

「創真君、お土産買う?」

 

 

「…………ちょっと人混みに疲れたので……悪いけど、そこのベンチで休んでて良い?」

 

 

「おっけー!買ってきたらすぐ戻るね」

 

 

倉橋さんはスキップしながら販売店に入っていった。そこへずっと創真をモニタリングしていたホリー達がやって来た。

 

 

「創真~、あの姉ちゃん可愛いな~。俺様も人間だったらなぁ……」

 

 

「この調子じゃ、今日のうちにコクられるかもよ?」

 

 

キバットもホリーもにやけ顔だった。

 

 

「なぁなぁ、創真。お前は彼女が好きか?」

 

 

「好きか、だって?まぁ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

好きだな」

 

 

 

その反応に奴等(ホリーとキバット)は少しがっかり気味だった。

 

 

「……いや、お前……普通はモジモジしたり言うのを渋るもんじゃないか?」

 

 

「そうなの?」

 

 

「てか、お前はどの辺が好きなん?」

 

 

「そうね…………優しかったり、よく話し掛けてくれるし、あと笑顔が好き」

 

 

「へぇー……………普通の回答だね」

 

 

「いや、逆にダメなの、普通で?」

 

 

ホリーにツッコミを入れた瞬間、電話が鳴った。

 

 

「お、電話だぜ~!倉橋さんだろ?もしかして……愛の告……ムグムグ……!」

 

 

ホリーがキバットの口をふさいだ。

 

 

「静かに!愛の告白かも知れないんだから!」

 

 

愛の告白に期待するホリーに、創真はやれやれ、と思いながら電話に出る。

 

 

「もしもし」

 

 

『結城 創真……だな?』

 

 

「お前、倉橋さんじゃないな?」

 

 

『ご名答。彼女は無事さ。だが、我々の要求を聞かなければ、彼女の身の安全は保証しない』

 

 

「要求、ねぇ。何がお望み?」

 

 

『お前の親父の会社の最重要機密データをよこせ。期限は今日の7時に指定の場所で会おう。詳細はでメールで教える』

 

 

そして電話は一方的に切られた。それとほぼ同時に、指定場所のメールが送られてきた。

 

 

「そ、創真。愛の告白ではないな……」

 

 

「うん。機密データねぇ…………どうしようか」

 

 

「素直に渡しちゃう?」

 

 

ホリーの問い掛けに、創真は首を横に振る。

 

 

「まさか。そのデータを渡したら、会社が死ぬわ」

 

 

「じゃあ、倉橋を見捨てるのか?」

 

 

デュオの問い掛けにも、創真は首を横に振る。

 

 

「そう言う選択は、僕にはない。絶対に、な」

 

 

「なら、どうする?」

 

 

「奴等にデータも渡さずに倉橋さんを助ける」

 

 

「ほほーう。それで、アイデアはあるのか?」

 

 

キバットの問い掛けに、今度は首を縦に振る創真。

 

 

「勿論、既に考えてあるよ………クラスメイトにこんな真似をしてくれたんだ。たっぷりお返しをしてやらなくちゃねぇ」

 

 

「まったくだ。あんな可愛い女の子を誘拐するなんて、許せないな…………」

 

 

「ホリーの言う通りだぜ!俺様達でグチョグチョのギッタンギッタンにしてやるわ!なっ、デュオ!」

 

 

「……………………あぁ。それで、どういう作戦だ」

 

 

「それはね……………」

 

 

to be continue……




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