結城創真の暗殺教室   作:音速のノッブ

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マシンクワガタにチートみたいな能力を入れました。


気に入って貰えたら幸いです!

ちなみにマシンクワガタに装填されてる弾は対先生コーティングの鉄の弾と言うことでお願いします!



果たして勝つのは……ではどうぞ!


第47話 クワガタの時間

(あー、やばい。正直舐めてたよ。このクモ型ロボット、意外にも隙が無さすぎる)

 

 

付いている砲台から発射させる弾を避けるのは簡単ではある。perfectbrainを入れているからだ。だが、狙いが良すぎてこちらの射程距離内に入れないのだ。

 

 

「不味いな……このままじゃエネルギー切れになるのがオチ。その間に殺せんせーが殺される可能性があるな……鉄の弾だから当たったらマシンクワガタでもやばいし」

 

 

「創真様、どうしますか?」

 

 

「こうなったら……………アレを使います」

 

 

「………アレ、ですか?調整は終えてましたがまだ実戦は愚かテストすらまだの筈ですが……」

 

 

「射程距離内に接近してあれを無力化するにはそれしかないです。こうなったら、歩くより走れ。テストも兼ねて実戦で試します」

 

 

「…………………確かに、それしか無さそうですね。少々の不安も残りますが」

 

 

「えぇ。こうなったら、やってやりますよ。そんで、シロをビックリさせてやります」

 

 

創真はスマホを取り出し、画面を高速でタップする。すると、DANGER《危険》と書かれた文字が出てくるが、創真は躊躇なく実行ボタンを押す。

 

 

『リミッター解除』

 

 

呪文のように唱えた瞬間、マシンクワガタのオレンジ色の目が血のような赤に染まった。

 

 

「何だ……………雰囲気が変わった…………?」

 

 

シロがそう呟くなか、クモ型ロボットはマシンクワガタに機関銃の如く、大量の弾を浴びせる。しかし、弾が飛んでいく先にはマシンクワガタはいなかった。クモ型ロボットは標的見失い、戸惑っているように見えた。

 

 

そして次の瞬間、足元のバランスが崩れた。

 

 

「何!?」

 

 

クモ型ロボットの足が二本無くなっていた。

 

 

「く……だが姿を捉えた」

 

 

何とかバランスを立て直して、ホバリングしているマシンクワガタに向けて射撃を開始する。弾が当たったと思われたが、それは残像だった。瞬く間に、もう二本破壊する。

 

 

「金属剥離現象。そのマシンが射っているのはこいつの残像さ。ま、要は高速移動と言った方が分かりやすいか?」

 

 

「馬鹿な……………たかが中学生にそんな技術力が」

 

 

「シロさん。あなた、勘違いしてませんか?創真様をただの中学生、と。彼は希代の天才中学生ですよ」

 

 

「そゆこと。この場に置いて1番優秀なのは僕のマシンさ」

 

 

マシンクワガタは弾を軽々と避け、目の前に近づき、カメラに向かって弾を撃ち込んだ。カメラのレンズが割れる音がし、クモ型ロボットは弾を撃たなくなった。

 

 

「カメラが無くては標的は見えない。だから撃たなくなったって所だね?これで、僕の勝ちだね」

 

 

「お見事です。創真様」

 

 

障害がいなくなり、岩影から出てくる創真と氷室。流石に分が悪いのか、じりじりと後退していくシロ。その時だった。

 

 

「おい、シロ!」

 

 

シロが声がした方向を振り向くと、寺坂がいた。

 

 

「何のようだい、寺坂君?」

 

 

「よくも俺を騙しやがったな」

 

 

「クラスで浮いてた君には丁度良いだろ?そんなに怒らないでくれ」

 

 

「ふざけんな!テメーらは許さねぇぞ!イトナ!俺と怠慢張れや!」

 

 

寺坂は水溜まりに飛び込んで、イトナと対峙する。

 

 

「ちょ、不味いですって!」

 

 

「いや、氷室さん。ここは寺坂に任せて良いです」

 

 

創真がチラッと上を見ると、カルマがニヤリと笑いながら創真の方を見ていた。それを見た創真は何か案があると直感し、寺坂に任せることにしたのだ。

 

 

「まったく……イトナ、黙らせろ」

 

 

イトナが寺坂の腹目掛けて触手の一撃を喰らわす。しかし、寺坂はなんとか意識を保った。

 

 

「よく耐えたねぇ。イトナ、もう一撃……」

 

 

「ハクション!」

 

 

唐突にイトナはくしゃみを始める。

 

 

「一体、何が…………?」

 

 

「簡単なことですよ、氷室さん。寺坂が触手を受け止めたTシャツ、染みがあることから、昨日着ていたのと同じです。恐らく、殺せんせーをおかしくさせたあのスプレーを至近距離で浴びた、ね」

 

 

「なるほど!殺せんせーが鼻水を出したのもスプレーが原因だとするなら、あのスプレーの効果はイトナ君はも通じる訳ですか!現に、イトナ君もくしゃみを連発してますね」

 

 

その間に殺せんせーは木に掴まっていた原を救助した。木が折れて、落ちるところをナイスタイミグでキャッチした。

 

 

「じゃ、皆よろしく~」

 

 

カルマの合図で皆が飛び込み、イトナに大量の水を浴びせる。言うまでもなく、イトナの触手もふやけてしまった。

 

 

「これで大分ハンデが無くなったね。で、どうするの?まだ殺るようだったら俺らも水遊びさせてもらうけど?」

 

 

「くっ…………ここは退くとしよう。イトナ、帰るよ」

 

 

イトナは悔しそうな表情をしていたが、ホバリングしているマシンクワガタをチラリと見て、次に水をかける準備が出来ている生徒らを見て、流石に形勢不利を悟ったのか帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ。これで一件落着てすね、創真様。それに、新たなマシンも見事でした」

 

 

安心した模様の氷室は創真の方を見て云う。創真はマシンクワガタを右手に持ちながらスマホを見つめていた。

 

 

「出力を大幅に上げたから、想定以上の熱が発生したか。冷却装置をもっと強力なのに改造しないとダメだね。さっきも、あと1分使っていたら熱で回路がやられてたな……………今度、色々と改造しなきゃ」

 

 

「…………………創真様、聞いてました?」

 

 

「え、何です?あぁ、一件落着か、でしたっけ?まぁ、一件落着ですね」

 

 

「聞いてたんなら反応してくださいよ……………」

 

 

氷室はやれやれ、とため息をつく。そんな一方で、寺坂は原に詰め寄られていた。

 

 

「寺坂君、ふとましいとかベビーとか散々言ってたわよね?」

 

 

「い、いやそれはだな………き、客観的に物事を」

 

 

「問答無用!動けるデブの力を見せてやるわ!」

 

 

珍しく狼狽える寺坂を見てカルマは笑う。

 

 

「ほんと、馬鹿だなぁ、寺坂。そんなんだから、人の手で上手いように使われるんだよ」

 

 

「全くだよ。もう少し、賢さと言うものを身に付けてもらいたいもんだね」

 

 

カルマの隣に来た創真もカルマに同調する。

 

 

「うっせぇ!てめぇらも上から見下してんじゃねぇ!」

 

 

そう言うと、寺坂はカルマと創真を掴んで、水溜まりに落とす。

 

 

「何すんだよ、上司に向かって!」

 

 

「シロの撃退に貢献した僕に何してくれんだよ!?」

 

 

「うっせぇ!大体、テメーら当たり前のように良いとこばっか取りに行きやがって!ムカつくんだよ!」

 

 

「あーそれは確かに」

 

 

「よくぞ言った、寺坂」

 

 

「この際、2人に泥水でも飲ませてあげようかしらね~」

 

 

何か不味い雰囲気────────創真らがそう感じた瞬間、カルマと創真に皆が一切に襲い掛かる。

 

 

「許せ、カルマ。後で何か奢ってやる」

 

 

そう言うと創真はカルマを皆の方に押し付けた。

 

 

「へ?って、俺を身代わりにすん」

 

 

言い終えるよりも前に、カルマは水溜まりに顔ごと突っ込まれた。ひと安心する創真。しかし、それが命取りとなった。

 

 

「隙ありだぜ、創真!」

 

 

後ろからこっそり接近したいた隼が創真を水溜まりに押し倒し、創真も顔から水に浸かる。

 

 

「グベ!おのれ隼、やってくれるじゃないか!なら、これでも喰らえ!」

 

 

創真は懐から複数の何かのパーツを取り出し、合体させて組み立てる。一瞬で大型の水鉄砲が完成する。そして、高圧の水が隼に直撃する。

 

 

「た、タンマタンマ!これ、威力がヤバすぎるって!」

 

 

「特製だからね!オラオラ、皆も喰らいやがれ!」

 

 

創真は水鉄砲をカルマと絡んでいる皆にも向ける。

 

 

「うおっ!?おい、水鉄砲なんてズルいぞ!」

 

 

「よーし、こっちもやり返せ!」

 

 

「面白い、なら勝負だ!」

 

 

「てか、俺にもめっちゃ当たってんだけど!?」

 

 

同じ被害者のカルマが居ようと関係なしに、水鉄砲をお見舞いする創真。その表情は晴れ晴れとしていた。

 

 

「寺坂君も皆の輪に入り、楽しそうで何よりですねぇ。ヌルフフフフフ………」

 

 

殺せんせーはニヤリと笑うのだった。




THE NEXT story 1/6 PM 22:00


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