では、どうぞ!
「うう……船ヤバイ……」
「大丈夫、隼君?」
「神崎さん………大丈夫……と言いたいところだけど、大丈夫じゃないです……」
見ての通り、隼は船酔いに陥った。
「あ!見えてきたよ、隼君」
「お、おお……アレが殺せんせーを殺す舞台となる普久間島か!ん?……なんか船酔い収まってきたな」
驚異の回復力である。こうして一行は普久間島に降り立った。
────────そこから遡ること24時間前。彼等よりも一足早くここに降り立った奴等がいた。
「ほえ~ここが普久間か……」
「……やはり暑いな」
「お、綺麗なお姉ちゃんがたくさんいるぜ!」
ホリー達が感想を述べる中、1日早く上陸した創真と氷室は例の車を預けていた。
───────ん?何故ライカンを持ってきたか?なんか心配なんですよね……3億ですよ?3日間、東京に置きっぱなしにして誰かにイタズラでもされたら……相手にも自分にも良いことはない。とりあえず幸運にも車両保管サービスがある店があったので、船にのせ、持ってきたという訳だ。店主の人はおじいさんなのでイタズラはしないだろう。
「創真様ー?」
「あ、すみません。ちょっと疑問に答えてました」
「は、はぁ………………それで、これからどうします?」
「取り敢えず、色々ここの地形を把握したいですね。色々歩いてみますか。ホリー、デュオ、キバット、行くよ」
「え~お姉ちゃんが俺様を呼んで……」
「遊びに来てんじゃないわ!行くぞ!!」
渋るキバットも仕方なくついてきた。こうして3時間かけて創真達は島をぐるっと一周し、森の中の危険性やら地形やらを色々確認した。
「ふぅ。やーっと終わったぜ。ホテルの中でクーラーでベストな環境で過ごしてるあいつらが羨ましいぜ……」
※あいつら=メテオとフレア
「まだ終わりじゃないよ?海中用マシンシリーズの全部のチェックしないと。ホリーとデュオも手伝ってくれる?」
「良いよー」
「構わないぞ」
今回持ってきたのは、マシンシャークに、新機体のマシンオルカ、マシンデンキウナギ、マシンタコである。
概要は、活動報告をご覧あれ。
「なー、創真。それ、あのタコを殺すための兵器だろ?」
「まー、キバットの言う通りだけど」
「で、今回の暗殺で殺せると思うか?」
キバットの質問に創真はマシンの手入れを止めて答えた。
「さー、どうだろうね。でも、僕的には全然可能性としては無くはないと思っているよ。皆さん、すこぶる優秀だからね」
「そっかー。殺せると良いねー」
ホリーの言葉に、微笑を創真は浮かべた。
「そうだね。さ、早く終わらせて遊びに行こうか?流石に南の島に来て遊ばないのは損だろ?」
「お、分かってるねー創真!早く終わらせて海に行って遊ぼう!」
「すいか割りだぜ!」
ホリーは海に。キバットはすいか割りを所望。
「デュオは?」
「そうだな………………イカ墨そうめんを食べたいな」
「そんなのあるのか……………?」
そして現在
「相変わらず遅いな、隼」
「お前が早すぎるだけだろ」
「…………まぁ、そうかもな。あ、そう言えばホテルでサービスのドリンク貰えるから行ってきたら?」
「あー……今はやめとくわ」
「なるほど。君、酔ったね?」
「げ、何故分かった……………」
そこへ神崎が来た。
「隼君。これから修学旅行の班で行動するから皆のところに行こ?」
隼は4班と行動する。神崎が誘ったのである。
「お、おう!そうだな。じゃ、また後でな!」
「へいへい。さーて、僕も行くか」
創真side
我々1班は殺せんせーとグライダーで遊んでいた。
─────殺せんせーと陽菜乃が乗ってるグライダーだけ異常に速い。
「ったく、やっぱ速すぎだろ」
「マッハ20ですもんね……」
ちなみに僕は氷室さんと乗ってる。
「そして……殺せんせー。そのコスプレはなんです?」
「これは堀越 二郎ですよ、氷室さん」
「それ作る方の人だから!」
ツッコミを入れながら、僕の目はチラッと作業を進めている渚達を目に捉えていた。
遊びの時間も終わり、砂浜で自分専用の銃の最終調整を済ませてると、陽菜乃が来た。
「創真君。そろそろご飯だよ?」
「ん?ああ、分かった。にしても……夕陽が綺麗だね」
「本当だ……いつも見てるのとは全然違うね……」
陽菜乃は隣に腰を下ろした。
「ねぇ、創真君」
「ん?」
「また帰ったらさ、どこか行かない?」
「……良いねぇ。またデート……かな?」
デート、と言う言葉に陽菜乃は頬を赤らめた。
「そ、そろそろ行かないと!それにしても、船上でご飯ってロマンチックだよね~」
「そうだね。さて、行こっか」
「うん!」
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船上レストランにて
「さーて、殺せんせー。ディナーの時間だぜ」
「なるほど。船に酔わせて戦力を削ごうと……そう言えば、隼君も酔うんでは?」
「ん?酔い止め貰ったから大丈夫だ」
けろっとした表情で隼は言った。
「ヌルフフフフ……実に正しい。ですが、気合の入った先生にとっては船酔いなど……」
「「「黒いわ!!」」」
既にお察しの通り殺せんせーは焼けて黒い。いや、焼け過ぎて黒い。
「そんなに黒いですか……こういうときは脱皮すれば………ほら、元通り」
「先生……それ……月1の奥の手じゃ……」
「そうですよ、創真君。本来ヤバイ時の奥の……」
殺せんせーは今さら自分の失態に気づいた。なぜ今までこのどじタコを殺せないのか。不思議な物だ、と創真は思った。
夕食は終わり、ついに暗殺決行の時が近づいた。ちなみに殺せんせーは結局酔った。
「さーて、会場はこちらですぜ」
前原が案内したのは水上パーティールームだった。中で待ち構えていたのは岡島と三村だ。
「殺せんせー、先ずは映画鑑賞だ」
「楽しい暗殺の前の余興さ」
「そして、映画鑑賞の後は……………お命頂戴するよ、殺せんせー?」
to be continue ……………
THE NEXT story 1/16PM 22:00
次回、暗殺決行!