剣?魔法?いやいや時代は運でしょ!   作:高崎瑞希

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十一話  ちょっと休憩

学校生活一日目は無事に終了。

まぁ精神的に大ダメージをくらったが…

 

「くそ…全属性使えるとかチートじゃん!とか思ってたのに…まさかあんな鬼日程組まれるとは…」

「ふっ…大変そうね。」

「おお。ルゥも頑張れよ。」

「うん。もちろん!絶対シンを抜かしてみせるんだから!」

 

やる気だな。

 

「ふっ…負けないからな。」

「こっちの台詞よ!」

「まだ中級魔法使えないくせに」ボソッ

「なっ…あ、明日の授業で習得してみせるもん!」

 

ふぅ…やっぱりルゥいじりは楽しいな。癒される。

ちなみに今は先生の話も終わり自室でくつろいでいる。

もうこのあと予定はないので風呂に入りお互い寝巻きだ。

ルゥは白いワンピースを着ている。いつもとは違い今は清楚な雰囲気が漂っている。

 

「覚悟してなさいよね!」

 

……喋らなければ美人さんなんだけどなぁ……

 

 

 

 

 

 

次の日…

 

「朝ごはんに行きましょう。」

 

今日もティアが訪ねてきた。まだうまくいってないのかな…

 

「ルゥ!行くよ!」

「ふぁーい…」

 

眠そう。制服上手に着れてないし…

 

「ほら。ちゃんとして。」

 

服を直してあげる。まだ女の子らしい膨らみはないが…柔らかいな…

 

「んっ…」

「あっ!ごめん!」

 

さわりすぎた!?しまった…ついに俺捕まるのか…

 

「んー…だいじょぶ…」

 

はぁ…良かった。にしても…静かだとやっぱりお人形みたいでかわいい。

 

「よし。行こう。」

 

直し終わり俺はティアに声をかける。

 

「むぅ…」

 

ほっぺがプクッと膨れている。こっちもかわいいな。

 

「はら。行くよ。」

 

ティアの頭を撫でる。すると…

 

「ふぁぁ…」

 

顔が緩む。ティアは俺より少し背が高いからつま先立ちしなければいけないから少し辛い。

 

「行こー!」

 

二人の手を握り歩き出す。

 

 

 

 

 

食堂で仲良く朝ごはんを食べる。

昨日は見なかった人も結構いるな。

 

「はぁ…」

 

そして相変わらず視線が痛い…

 

「いつまで続くのかな…」

 

 

 

 

教室に入ると…

 

「あ!シンちゃんだ!おはよう!」

「え…あ…うん。おはよう…」

 

皆から挨拶される。なんでだ…?

 

「今シンさんはCクラスの間で人気者なんですよ。」

 

ティアが教えてくれる。

 

「はぁ…なんで?」

 

人気になる理由が全く思い浮かばない。

 

「シンさんはすごい魔法が使えるのに威張ったりしないから。

それと優しく教えてくれたから。という理由が多いようですね。」

「は?それどこ情報?」

 

教えた記憶は無いのだが…

 

「クラスの皆さんが昨日聞きにこられました。シンさんの情報が欲しい…と。」

「その…教えたというのは…?」

「昨日の属性のことでしょう。あのときのシンさんは本当に格好よくて…」

 

あぁ。あれか。普通に教えただけなんだけどな…

 

「もうファンクラブもできてますよ。」

「はぁ!?」

 

なんで!俺のファンクラブとかなんの得にもならないだろ!

 

「まぁ作ったのは私ですが。」

「ティア!?何してくれてんの!?」

「私NO1ですよ!ファン第1号です!」

 

キャッキャッと嬉しそうにカードを見せてくれる。

この笑顔のためなら我慢も…

 

「できるか!解散!即!か!い!さ!ん!」

「無理ですよ!もうクラスの皆さん入ってますし!」

「は!?」

 

後ろを振り向く。そこではクラスの皆が…

 

「えへへ…」

 

手を振っていた。

 

「あ、あはは…」

 

手を振り返す。すると…

 

「きゃー!」

「振ってくれたよ!やった!」

 

女の子たちが喜んでハイタッチしている。

男共もなんか照れくさそうにしている。

 

「…喜んでいいのかな…?」

「ま、待って!私その話知らないんだけど!?」

 

ルゥが騒いでいる。

 

「だってルゥさんは昨日の夜私の部屋に来られなかったじゃないですか。」

「え?皆行ったの?」

「はい。昨日は皆さんでお泊まりしながらシンさんについて一晩中話してました!」

「はぁ!?なにしてんの!」

 

まだ出会って一晩だよ!?なんでそんなことになってんの…

 

「わ!私も!私も入りたい!」

「ちょ…ルゥまで…」

「はい。どうぞ。」

カードが手渡される。

「はぁ…どれどれ…」

カードには…

 

シンさんファンクラブNO32

ルゥ

 

と、手書き感満載で書かれていた。

 

「さ、32?32人もいるの?このクラスって何人だったっけ…」

「33人よ。」

「ふぁっ!?」

 

いきなり教室の扉が開きアリア先生が入ってくる。

 

「せ、先生!怪しげな集まりができてます!止めてください!」

「アルティアさん。」

「は、はい…」

 

空気が固まる。これはさすがにフォローした方が良さそう…

 

「せ、先生…多分悪気はないと…」

「私もいれてくれるかしら。」

「はい!もちろん!」

「うぉい!お前ら全員バカだろ!」

「どうぞ!」

「ありがとう!」

「作るな!渡すな!先生も受け取らないで!」

「はい。じゃあ朝のホームルームを始めます。」

「普通に始めた!なんで!?」

「先生が話してますよ。静かにしてください。」

「ティアがそれ言うの!?おかしくない!?」

「まぁまぁ。落ち着いて。」

「ルゥになだめられた!もう終わりだ!」

「は、はぁ!?なんでよ!」

「うわぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

二日目の朝。ファンクラブができました。ちなみにメンバーはクラス32人と先生の計33人です。

 

どうしてこうなった…

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