剣?魔法?いやいや時代は運でしょ!   作:高崎瑞希

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二十話  魔法祭開催

一ヶ月後…

 

「魔法祭!開催だあ!」

 

また空を飛んでいる。飛ぶの好きなのかな…あの先生は。

今俺たちはグラウンドの真ん中に集められている。

回りには多くのテントが。

上級生はお店を出せるようだ。

トーナメントに参加しない生徒も楽しめるように、とのことだ。

 

「すごい熱気だね。」

「そりゃそうよ!ついに私が一番になるときがきたのよ!」

「はいはいそうだね。ティアはトーナメントに参加するの?」

「いえ。私は参加はしません。シンさんを応援してます!」

「ありがとね。でもルゥも応援してあげてね。」

「はーい。」

「俺たちも応援してるぜ!」

「シンちゃん!頑張ってね!」

 

クラスの皆。もといファンクラブの皆が応援してくれている。

 

「うん。頑張るよ。」

「キャー!」

 

ブンブン手を振っている。これがアイドルの気持ち…なのかな?

 

「さて…と。トーナメント表を見に行こうか。」

「うん!」

「私も行きます。」

「うん。行こうか。」

 

周りから人がいなくなっていく。

どうやらもう解散していたようだ。

三人で表のあるところまで歩く。

 

「何人くらい参加してるのかな?」

「シンさんは話題になってますからね。優勝は無理だと参加しない人もいたみたいですよ。」

「え?」

 

それは申し訳ないな。なんかごめん。

 

「私は勝つわよ!」

「ふっ…望むところだ…!」

 

 

「着きましたね。」

「うん。オレの名前は…」

 

思ったより多かった。大体一、二年生合わせて30人くらいかな…?

 

「あ!私第一試合!最初ね!」

「あれ?オレの名前が…」

 

……ない……?

 

「あ、ありましたよ。」

「え?どこ?」

「一番上です。」

「は?」

 

言われて上を見る。すると…

 

「えっと…どういうこと?」

 

トーナメント表の一番上。一本だけ線が伸びている。

その上には通常は『優勝!』と書かれているのだが…

一年生のところだけは『シンとの戦い』と書かれている。

 

「気づいたか。」

「お。学園長だ。これなんですか?」

 

後ろから学園長が寄ってきた。

 

「いやな?シンが最初から参加したら確実に優勝してしまうじゃろ?」

「いや、まぁ…可能性は…無くはないですね。」

「ないわ!だって私が…」

「はいはい。静かにしててくださいね。」

 

横で二人がじゃれている。いいなぁ…俺も混じろうかな…

 

「話を続けても良いかな?」

「うぇ?あぁ、はい。」

「うむ。じゃからシンと当たってしまった生徒がかわいそうじゃからな。

最初からシン以外で戦い一番になったものがシンと戦うというのが良いと思ったのじゃ。」

「はぁ…差別ですか?」

「当たり前じゃ。お主は特別じゃからな。中級魔法を扱える一年生など今までいなかったからの。」

「でもそしたらオレ暇ですよね?」

「仲間のサポートでもしてやれば良かろう。」

「あぁ、そうですね。」

 

まぁ、お店も出てることだし…楽しめるかな。

 

「じゃあ一緒にお店を回りましょう!」

「うん。でもまずはルゥの応援だね。」

「ふっ!安心して頂点でふんぞり返ってるといいわ!

私がシンを倒してあげる!」

「うん。安心して待ってるよ。」

 

すごい自信だな。あの運で…あの運で…!

 

「さて。一試合目だったよね。」

「うん!今からよ!相手は…知らないけど…」

「私の友達です。私と同じ風属性の子ですね。」

「そっか。頑張れ!ルゥ!」

「もちろんよ!」

 

 

ついに魔法祭が始まった。

俺の出番は最後。しばらくは応援だ。

頑張れよ!ルゥ!

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