思いついたら書き足しますわ
「「転移!!」」
視界が歪む。体がぐらつく。
初めての感覚。前はなすすべなく体から力が抜けていったが今は違う。
転移するために、ルゥを助けるために使っているのだ。
待ってろよ。あんなやつ吹き飛ばしてやる!
「うおぉぉぉぉぉ!!!」
「やあぁぁぁぁぁ!!!」
目の前が真っ白になる。右手に力が入る。ちゃんと横にはティアがいる。大丈夫。行ける!
「うっ…うん?えっと…ここは…」
目を開けるとそこは一面の緑…
「あっ!ティア!?」
「は、はい…大丈夫です…」
ふぅ…良かった。無事に着いたみたいだ。でもここは…
「森…ですかね…」
「そうみたいだね。」
右も左も草木に囲まれている。
どっちにいけばいいのだろうか…
ん?ちょっと草木が折れている。誰かが通ったような…
「こっちだな。行こう。」
ティアの手を引いて進む。
もちろん警戒は忘れない。いつどこからフードのやつが出てくるか…
ルゥも探さなくては。敵と会わずに助けられるのならそれがベストなのだが…
「シンさん。あれ…」
「ん?あれは…」
小屋…か?中にルゥがいればいいけど…
ゆっくり近づき、小さな窓から中を覗…
「ん?君は…」
「っ…」
後ろから誰かに話しかけられた。
ゆっくりと後ろを振り向く…と。
「エルフ…?」
長い緑色の髪の毛からのびる長い耳。
着ている服にはルゥをさらっていったあのフードがついている。
間違いない。ルゥをさらっていったやつだ。
「ティア…先に…」
「行かせると思う?ウォール!」
前方を除く三方向に壁が。すぐそこに小屋が見えてたのに…ティアだけでも先に行かせたかったのだが…
仕方ない。やるしか…ない!
でも…こいつに何なら通じる…?
仮にも無属性魔法の習得者だ。そこらの中級魔法じゃ叶わないだろう。
「突然ぼくの土地に入ってきといてさらに家まで入り込もうなんて…ずうずうしくないかい?ファイア!」
「くっそ!
風の靴でスピードを上げてから一撃で仕留める!…つもりだったのだが…
キィン!
「なかなかやるね…中級魔法を使いこなしてる。さすがは転生者だ。」
相手の刀に防がれる。おもいっきり振り下ろしたのに止められた。だったら…
バックステップ…からの…つき!
捉えた!完全に射程範囲内…
「甘いよ」
姿が消えた。突然目の前から。
「っ!」
後ろから殺気!
慌てて前に飛び出す。さっきまで俺がいた場所には大きな穴が…
これが…これが本当の魔法使いのバトルか…
正直なめていた。魔法打っときゃ勝てるだろとか甘い考えでここに来たことじたいが間違いだ。
これは本気で挑まなきゃ…
(戦法…っ…えっと…)
考えている間にもどんどん攻撃は飛んでくる。
だがほとんどが初級魔法だ。完全になめられている。
「くそ!
考える時間をよこせぇぇぇ!!!
「ルクスー?この壁なに…いやぁぁぁ!!!」
やった!なんか違うの釣り上げた!
ん?今の声は…それにあの赤髪は…
「ルゥ!?」
「ルゥさん!?」
「あちゃー…出てきちゃったか…」
良かった…生きてたか…すごい安心した…
「なんで!?なんで拘束されたの?熱い!熱いんだけど!?誰かー!助け…あれ?シンだ。何してるの?こんなところで…熱い!助けてー!」
外した…さすがはエルフだ。俺なんかとは魔法の練度が違う。
多分勝てない。ここはルゥだけでも連れて帰るのが得策…?
「仕方ないね。えっと…シンちゃん、であってるかな?
まずはうちにおいでよ。歓迎するよ。そっちの娘もね。」
…は?今まで殺そうとしといてそれはさすがに…
「ちょっとルゥに会わせたくなくてね。もう会っちゃったからしょうがない。君にも話しておくよ。ルゥにかけられた呪いについて…」
「呪い?」
壁が下がっていく。再び周りが見渡せるようになった。
フードのやつは小屋のある方に歩いていく。
怪しみながらもティアと手を繋いでゆっくりついていく。
ドアを開いて『どうぞ』と中に招き入れてくれた。
思ったより中は広い。これ…空間置換とかしてない?
なに?エルフってなんでもできるの?俺にもできるかな?
「じゃあ話そうか。」
ルゥの呪いについて…そう言って話始めた。
「ねぇ!助けて!なんで?なんで無視なの?皆だけ小屋に入ってずるくない?ねぇ?ずるくない?」
…忘れてないよ!本当だよ!
助け出してから改めて話始めた。
設定やら番外編やら含めるともう30話らしいですよ奥さん!
まぁ本当ですの?処女作だから5話程度で完結させよう!などとほざいていたあの作者がよくここまで書けたものですわね!
はい。すいません。作者です。
本当に…よくこんなに続いてんなー…と言いたいくらい楽しく続いてます。まぁ楽しいのは僕だけかもしれませんが。
さすがにそろそろ限界かな…なんて思ったりするのでそろそろ終わりも考えてます。というかムリヤリにでも終わらせます。
短い期間ですが最後まで読んでいただけるとうれしいな!