特務警察署の日々   作:宇垣秀康

8 / 22
すみません
ラムネの人の名前を間違えてしまっていました。
重ねて謝罪します。

頑張っていきますので宜しくお願いします。


会議前に…

杉下が会議室についた頃には既に、警察庁の人間も含め数十人の姿が見える。

そして、正面には大河内、室井といった補佐官、監察官の姿が確認できる。

少し姿勢を正し、自分の割り当てられた席に座り、配布されている資料を読み始める。

どうやら、各部署の問題児の簡単なプロフィールが纏めてあるようだ。しかしそれだけなら以前にも上官となる人間に既に配布されているのだが…その中に配布禁止というところに書かれた資料が混ざっていた。

詳しく読み込むと、どうやら署員が出向してくる前の経歴などが上層部の偏見が混じった状態で配布されているようだ。

 

(面白いですねぇ…)

 

それが杉下の感想であった。

例をあげるなら正に自分、「杉下右京」を取り上げてみよう。

以前の資料では

 

杉下右京…素行問題あり。特命係として仕事を受ける場合、些細な仕事であろうと丁寧にこなすが、なにか事件となると、他の課の領分であろうが構わず動く傾向にある。それにより、自身や回りが事件の当事者となることもあった模様。鋭い観察眼には眼を光らせるものがあるが、独断専行する傾向が強い。それによりついていけない人間が次々と辞めた為、一時期、警察の人材の墓場とまで言われた程である。

しかし、近年部下として固定でついた警官がおり、ある程度緩和されてきていると思われる。

 

と、記載されていた…失礼ではあるが、冷静な判断だと思う。大方、大垣内監察官がまとめたものであろうと目星もつけていたし、自身でもいささか謙遜してしまうが納得のいく評価である。

それに対して今回の資料では、

 

杉下右京…素行に問題あり。言われた仕事しかせず、事件となると警察の領分以上であっても着手する。以前より人材の墓場といわれ、その能力は高いが、他者との連携というところに一切重きを置いていない。過度な独断専行をするため、確りと注意が必要である。また、近年自身の思い通りになる部下がつき、独断専行の気が強くなっている。

 

ここまで書かれると笑えるが…嫌われたものだ。しかしこの資料は多分配布されることなく今別室にて待機している集団がぐだぐだと言うための資料だろう。周りからも同じ資料のからくりに気づいた者達が、クスクスと笑ったり、なんとか笑わないように努力しているものも見受けられる。そして、十数分程達、残っていた特車の後藤隊長など、数人が入ってきた。遅れて警察庁の人間と共に今回の新庁舎計画を立ち上げた上層部が、部下を引き連れ数人入ってくる。そこでまだ来ていない者達について言及し始めたので署内アナウンスをかけ呼び出す。

鑑識の倉石がへらへらと笑いながら席に座り、会議の準備は終わった。

 

後は、新署長を待つだけだ。既に数人苛立ち始めているなか特に怖いのは…室井であった。

 

 

 

ー 同時刻 玄関ホーム ー

 

「ヤバイよ、ヤバイよ!もー!

先輩!急いでくださいって言ったじゃないですか!こんなんなら僕1人で来ればよかった!」

一人真新しいスーツに身を包み、慌てている男と、くたびれた何とも言えない青緑っぽい色のコートを着た男が荷物を抱えて入ってきた。

「仕方ないでしょ?明日と勘違いしてて荷造り終わってなかったんだから。いやー!新しい建物っていいね!湾岸署も大分古くなったからなぁ…お!ラーメンの自販機も種類あるし!パンまで!いやぁ真下凄いところに配属になっちゃったね!」とからからと笑いながら周りを見渡している。

「なっちゃったね…じゃないですよ!なんで間違ってたんですか!…あぁもう会議始まっちゃうよ…

先輩!ここで解散です。僕は部署が違うので、荷物はそこの人に手伝ってもらいますんで。先輩はそっちです。それじゃ!

あ!そこの君!今正面の車に荷物が積んであるから……まで届けてもらえる?宜しく!」

と大慌てで受付にいた署員に荷物を頼み、会議に飛んでいった。

一人残された男は寂しそうに

「なんだよ真下の奴…会議なんて一人いなくても大丈夫だろうに…」と呟きながら荷物を抱えて自分の部署に向かって歩きだす。

 

 

 

そして、大慌てだった男は、会議室前まで走ってつくと入る前に深呼吸をし、自分の手帳を開き愛する女性の写真を眺め眼を緩める。そして、彼女と彼女のお腹の中のまだ見ぬ我が子に気合いを分けてもらい気合いを入れ直す。

「よーし!」

 

ドアを開く。

ここから

"署長 真下正義"

のスタートだと強く踏み込んだ。

 

…資料で見た問題児達のこれから抱え込んでくるであろう問題に少し不安で、腰が引けてはいたが…

 

 

 

そして一週間後…物語は冒頭に戻り、歯車は回り始める。




すみません。少ないですが上げました。
エタらないよう頑張ります。


これから事件の方と、出会いのいざこざを書いていけるよう頑張ります。
あれです。手持ちのキャラとガチャで新しく手に入ったキャラでイベント発生!みたいな…
すみません
また、いいキャラいたら教えて下さい。頑張ります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。