はいふり~天才な私の物語〜   作:風早 海月

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少し短めです。


12、準備しちゃった!

訓練が終わり、熊野と演習してフルボッコにしてから早くも1週間。私は危機に瀕していた。

 

 

「じゃあ、他に何かやりたい人!てーあげてー!」

 

 

明乃の声に今の戦況を読む。

…どうやら私は不利のようね。なぜこうなったのよ…

 

今しているのは、ブルーマーメイドフェスタ・ウィンターの1日目2日目の浪江中学校のブースだ。もちろん出店しない訳にはいかなかった。伝統的に2年生が出店していたため今年は模擬戦の準備と模擬店の準備が必要だった。模擬店は喫茶店ということは決定している。

 

そして今に至ると。

 

今の戦況は

属性喫茶8人

メイド喫茶5人

コスプレ喫茶7人

 

となっており、うちの学年は半数はオタクだと判明した。

属性喫茶はBL○ND・Sのキャラ喫茶で、

コスプレ喫茶は言わずもがな。

 

そして学年の総指揮を執る私は決心する。

 

「なら、こうしたらどう?

コスプレして、元キャラがいればそのキャラのいなければ服に似合いそうなキャラ属性を演じて、コスプレの中にメイド服を入れてもいいよね。」

 

「「「「「………あ」」」」」

 

「みんな気づいてなかったの……だいぶポンコツね。」

 

だいぶ呆れた今日の出来事。

 

 

――――――――――

 

 

「じゃあこの20人を3つの小隊プラス分隊1つに分けるわね。」

 

「第一小隊:隊長宗谷ましろ、以下5名。任務は会場の内装の整備。

第二小隊:隊長知名もえか、以下5名。任務は厨房の整備。

第三小隊:隊長岬明乃、以下5名。任務は資材運搬。兵站は重要。

主計分隊:隊長今井彩、以下3名。任務は資金の運営。

そして私と彩木真梨は全員分の衣装の調達。衣装の希望は私に提出。

あ、後、調理や掃除など汚れそうな時は衣装でやらないでください。

以上。総員任務につけ!」

 

「「「はいっ!」」」

 

そんな感じにまとまって浪江中学の模擬店計画は快調に進んでいった。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

20人のうち、熊野側の艦長が自分たちは厨房に立つという話を受けて、シフトを組んだ。

 

熊野側の生徒は1日目に5人、2日目に5人の2班編成。(ただし、厨房に入っていない方の班は何かあったら買い出し組)

三隈側は全員フル出撃だ。とは言え家庭の事情でましろが当日出れないので9人、なのだが。

 

ということで衣装は9人分集めることになった。ちなみに、厨房側の衣装はBL○ND・Sの店員の服をコスプレにした。

 

さて、衣装の確認をしよう。ちなみに、衣装とキャラの最終許可はほのかが出している。

 

葉月ほのか:白ゴス&妹系

岬明乃:猫耳メイド

知名もえか:バニーガール&ツンデレ

彩木真梨:艦これ青葉

中野千歳:魔法少女&ボクっ娘

今井彩:黒ゴス&ドS

丸山日菜:アイドル&ナルシスト

浅井楓:ミニスカメイド

望月梓:清楚系正統派メイド

 

となった。

 

大分濃い物ができそうな感じですね……

 

 

――――――――――

 

 

 

数日後

 

 

「で、衣装の仕入れはどこから行うんですか?」

 

「技術局よ。」

 

なんと技術局に取りに行くらしい。なんであんなところに?という疑問も棚上げして、艦長について行く。

 

私としては艦長の側にいれればどこでもついて行きますよ!

 

技術局につくと、どうやら副局長の方と話していた。けど……もしかして艦長のお母様でしょうか?2人とも葉月で、技術局の副局長と士官候補生なだけの学生が親交があるとすればそこら辺だと思う上に2人とも似ている。というか副局長の方は10代と言われても分からないような容姿をしている。

 

「それで、例の服は?」

 

「もちろん完成させたわ。制服としての申請も通ったわよ。」

 

「それは上々。ありがとう、ママ。」

 

「ふふっ、いつも少しくらい甘えなさいって言ってるでしょ?ただでさえ身体が弱いんだから。」

 

「大丈夫、本当に必要な時にしか頼らないから。」

 

「そういうことじゃないんだけど、まあいいか。それじゃあ“20着”全部横須賀の浪江ブースに送っとくわ。」

 

「お願いします。」

 

微笑んだ副局長の方の顔は10代と言われても分からない顔に母親の顔をしているという色々問題になりそうな顔になっていた。

 

 

――――――――――

 

 

 

「艦長、20着って?宗谷さんは参加出来ないんじゃ?」

 

私は少しにやっとしながら、真梨ちゃんを見る。

 

「もちろん3日目もそれで動くんだよ。」

 

歩みを止める真梨ちゃんに体を振り向かせる。

 

「もちろん模擬戦もね?」

 

「えーー!?」

 

この反応が見たかった。私の目に狂いはなかった。

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