TSからの百合って百合って言っていいのかな?
―せまい…暗い…でも、暖かい…安心する感じ。
―でもなんか移動させられてるの?
―ん?いやいや、なんか頭の方が壁っぽいのにぶつかってるのにまだ押されてるんだけど。
―?いや。壁っぽいけど抜けられた。あっ…
―明るい。今はそれしか分からないよ。
―てか苦しい。息が苦しい。呼吸ってどうするの!?あれ!?
『おぎゃあー!うぎゃーあ!』
―あ、生まれたのね。…あら?言葉が…まさか…
《えーと、聞こえますか?》
―聞こえてるわ。ナモネ、これってどういうことなの?
《パーソナルデータを聞かれた時にですね、女の子ってことを伝え忘れてたのです。》
―本当なの?今から直せる?
《不可能です。魂の書き換えもしてしまいましたし。
言葉遣いがそうなっているのも魂の書き換えの影響と思われます。
しかしながら、いきなり女性として成長するとしても慣れるとはいえ知識が必要かと思いますので、それぞれ年齢と体の成長に伴って魂に封印してある女性としての知識を解放するようにしておきました。
これ以上は不可能なので、我慢してください。
お願いします。ではでは( ・∇・)ノシ♪》
―ナモネ…絶対に楽しんでるわね…まあ、楽しんで成長して行きましょうか。青春は早いものですから。
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1年と半年後つまり2002年12月
私は
ママは私が本を読んでいたところを初めて見たのは1歳と3ヵ月のころだったわね。
ちなみにその時読んでいたのは六法全書だったわ。
喋るのはまだ口が動きづらくて途切れ途切れでしか喋れないし、書くのなんて握力が足りなくて無理なのだけど、読むことは出来る。
でも、天才の代償かな?
私の身体は非常に弱くて虚弱体質。
誕生から1歳半まで入退院を繰り返しているわ。
別に天才だからいいもん!関係ないもん!
でも、ママやパパが心配してくれるのは心苦しいな。
それはさておき最近、職場復帰したママの資料を見てることもあるのだけど、どうやらこの世界には、噴進誘導弾や噴進直進弾はあっても、噴進誘導魚雷がないみたいね。
まずは噴進魚雷の改良から。
私は既存の噴進魚雷を空中時は自律追尾、魚雷投下時は無誘導魚雷の試作型設計図を片手間に書いてみたの。1歳4ヵ月頃だったわ。
ママが凄いって褒めてくれたの。すごく嬉しくて、常時自律追尾型噴進魚雷の設計図を書いたわ。
そしたら大学の教授とブルーマーメイドの技術局長が入院していた私に会いに来たの。そして、なんか簡単な質問を何回か受け答えしたら…
「…どうですか?」
「間違いない、彼女は天才だ。いや、天災と言ってもいいかもしれないくらいに。しかも思考パターンから考えると恐らく指揮官向きな感じだな。分割思考も持っているようだし。」
「そうですか…では彼女はブルーマーメイド士官候補生に認定しておきます。」
とか言ってたわ。
お母さんのお仕事をこれからも手伝ってねと声をかけてから彼らは帰っていった。
この後も私は葉月型イ式重油燃焼缶や葉月型イ式超圧タービンなどいろいろな装備を開発したわ。
そんなことも相まって私は知らなかったけど、私は世界で有名になっていったみたい。
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3歳の頃
私はもう立派に話すことができるようになっていたわ。でも書きはあまり得意じゃないわね。握力が低くて綺麗に書けないの。
3歳でもやっぱり虚弱体質で入退院を繰り返しながら勉強を続けていたわ。
そうそう、私は横須賀基地所属の軽巡那珂の改修改装を任されたわ。3歳の誕生日にね。
那珂の改装前のスペックは
速力36ノット(14ノットで6,000海里)
砲力14cm単装砲6門
雷撃系61cm4連装魚雷発射管2基、爆雷投射機2基
レーダー、ソナーなどその他
となっていたものを
速力38ノット(16ノットで7,500海里)
砲力15.5cm連装砲2基4門、艦対艦多目的ミサイル『春椿』12基
雷撃系61cm連装魚雷発射管2基、常時自律追尾型噴進魚雷『霞草』6基、爆雷投射機2基
電装系も軒並み新型へ換装
私はこれを区切りに技術屋としての活動に休止符を打つことにしたわ。
やっぱり虚弱体質で長期間のドックでも作業はキツいものがあったわね。
でもどうせ、改装するだけならママでも出来るよ。だってママだって超一流だよ。
なんて言っても私の作った機関を航洋艦に載せられるようにしたり、小型改良化して積載量を増やしたりっていうの十八番ただもん。
ま、とにかく、私は一旦艤装の世界から離れたわ。
何故って?もちろんブルーマーメイドになって艦の艦長になるのが今の目標だから。
それに、もう私には働かなくても死ぬまで安泰と言えるくらいのお金があるし。
艤装以外でも便利グッズなんかを作ったりしてね。
虚弱体質のせいで入院費がかなりかかっていても、別に痛くない程には収入があった。
3歳にして年収は億単位だったからね。
今日はどんな勉強しようかな?
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艦船の艤装から離れて3ヵ月。私は幼稚園に入園したの。お金持ちの子女が来るようなところね。
入園式にはたくさんの親が来ていたわ。
みんな私を見てたわね。面白かったわね。
まあ、親は普通に上の下くらいの家庭なのに、上の上の中でも上の方しか来れない幼稚園に来れるほど「自分の収入」がすごいもの。
そんな入園式を終わり、幼稚園生活を始めた。
しかしながら
結局、私は幼稚園に入園してからちゃんと登園したのは25%に満たなかった。
虚弱って改善方法はないのかしら?
ちなみに、私の頭脳は基本的には周りより上にあるけど特に物理と数学そして、語学が最も出来るの。
つまり、医学系の事ってあまり得意じゃないわね。
他よりは出来るし、医師免許を取ることくらいなら出来るけど。
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年長の頃 5歳のとき
―私は誘拐されてしまった。
まあ、当たり前かな?開発者としては休業してるとは言え、年収1億ちょっとの5歳の虚弱か女の子なんて。逆に今まで平気だったのが驚き。
でも、これくらいは大丈夫。
私の右手の薬指にある指輪にはサファイアが付いているんだけど、これを外すと指輪からGPSビーコンが発信されるようになってるの。
結局彼らはすぐに逮捕されたわ。
でも悪夢はこれからだったわ。
彼らに捕らわれていた時に体調を崩してしまったのね。
しかも長距離移動がたたって1週間寝てたみたい。
ママとパパは血相変えてたね。
その後、虚弱体質は若干良くなったみたい。
ナモネが早くに死んでもらったら困るって言ってたからちょっとだけ改善させたのか、それともそういった運命だったのかは分からないけどね。
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6歳の頃 幼稚園の卒園式
私は幼稚園を卒園した。両親は泣いてたわね。
例の事件のあと私にはブルーマーメイドから護衛の方が付いてくれた。ありがたいわね。
そして、なんと言っても4人目の家族ができたの。家族と言うより、お母さんが預かった子って言うべきかな?
名前は「宗谷ましろ」。ブルーマーメイドの家系の子で順当に行けば私の同期になる子で、私の副官にする予定なんだって。
彼女もサポートというか副指揮官の素質があるみたい。
…まあ、不幸で不運なのが玉に瑕なんだけど。
でも、なぜか彼女といると手を繋ぎたくて、一緒にいたくて、離れてると胸がせつなくて。
元男だからかな?
やっぱり女の子が好きなのね私…
というか幼稚園を卒園したての女の子が同年代の女の子を恋愛感情で見るのはどうなのよ…
でも、このことはしばらく私の胸の中だけにしまっておくの。
だって前世でもDTだったし!そういうのちょっと慣れてないというか…
とにかく恥ずかしいの!
とりあえず生まれ変わりから幼稚園卒園まで駆け足で走り抜けました。
書いてて中身薄い?って思っちゃった。(´>∀<`)ゝ