あとがきにアンケあるので答えてくれると嬉しいです。
「あの、ミラさん。」
「何かしら?スクライア。」
ミラの家に移動をはじめ少し経って、ユーノは紹介されて居ないミラから現れた女性が気になってミラに声をかけた。
「僕の名前なんですけど、《スクライア》は部族名なんで呼ぶときは《ユーノ》でお願いしても良いですか?それとそちらの女性は・・・融合騎・・・ですよね?珍しいですね。ストレージでもインテリジェンスでも無く融合騎って言うのは。」
「分かったわ。ユーノ。そうかしら?・・・あぁ、ユーノ勘違いなさってますわ。そもそも私、ミッド式じゃなくて古代ベルカ式ですの。そして、私の融合騎《レイン》よ。他にも在るんだけどちょっと事情があって封印処理されててちょっとやそっとじゃ使えないの。レイン用に造ったアームドもうまい事、いい感じのが仕上がったし不満は無いですけどね。レイン、挨拶して。」
「はい、ミラさん。ご紹介にあずかったレインです。クリムゾン家に約3千年は勤めさせてもらっています。今はミラさんの保護者的役割も負わさせて頂いております。以後よろしくお願いしますね。」
紹介されたレインは綺麗に腰から頭を下げ、挨拶を行った。
その丁寧な仕草に顔を赤くして声を無くすユーノ。しかしなのはは、頭の上に?を沢山浮かべては居たが普通に対応していた。
「高町なのはって言います。こちらこそよろしくお願いします。で・・・いろんな単語出てきましたけど。なんですか?」
「あら。なのは、貴方は驚かないのね。」
「あーすずかちゃんやアリサちゃんのところで慣れちゃってるみたいです。えへへ・・・。」
「そうねぇ・・・どこから説明しようかしら?・・・」
そして、数あるデバイスの種類と魔法形式の違いを説明しつつ一行はミラの家に向かった。
・・・・・・・・・
第三話 休息と決意
ここでミラの家を少し紹介しておこう。
外見は極普通の2階建ての一軒家で所謂、お金持ちのお嬢様が狭いですわ。っと言いそうな感じの普通の家である。間取りは4LDK乗用車用の駐車場と道から見えない様、植木が植えられ、乗用車6台分の庭がある。ちょっと広めの敷地だがお金持ちであると考えるとあら。普通?って感じである。
地下に体育館ほどの戦闘訓練施設などが造られているが・・・
閑話休題
「どうぞ、上がってらして。なのはは家に電話、忘れないでね。
「「おじゃましまーす」」
「レイン、案内してあげて。私はひなたにギアを渡してきますわ。」
先の戦闘で問題になった封印設定などのサポート系を多少改善すべくひなたの居ると思われる情報処理室、通称ひなたの部屋へとミラは向かった。
情報処理室の通称がなぜひなたの部屋かというと、きちんとひなた用のプライベート室が用意されているにも係わらず、情報処理室に籠りっきりだからである。
「ひなた?入りますわよ?」
コンコンっとノックをし中に入るとそこはどこぞの作戦司令室のようなつくりに成っており複数の複雑で変動し続ける情報とネット経由で繋がれたスパコンのハッキング状況などが複数のモニターに映し出されて流れていた。
(相変わらず、ハッキングして何を追ってらっしゃるのやら・・・)
ミラの親戚の経営する会社グループクリムゾンとミラ本人の依頼がないもしくは受けた依頼を終わらせてあるなら情報処理室を好きにしていいとは言ってあるがまさか出てこないとは流石のミラも予想出来なかった。
ひなた。神様転生者の超一級のプログラマー。ミラとの出会いは3年前・・・
ミラの両親がレインにミラを預け第97管理外世界地球を拠点にあっちこっちの周辺世界や地球の各都市を忙しく往来していたのだが、クリムゾン専用次元航行船のテロにあい亡くなったのだ。それをたまたま観測していたひなたが地球のミラに連絡を取り、その情報をミラはすぐさま時空管理局に通報し一網打尽にした。その後、情報収集能力と機械工作能力を見込まれ情報屋として住み込みの契約を結んで現在に至る。なお、苗字は未だ教えてくれない。年齢は14で、学校には行って居ない模様である。
そんなひなたは現在。寝ていた。自分の仕事は終わったとばかりに。情報処理室の中央、作戦司令室で言えば司令官の座るべき席で堂々と。流石のミラも怒りを超えて呆れた。
「ひなた!起きなさい。貴方の仕事はまだ終わってないですわよ!」
「うみゃ・・・?もう、朝でしゅか?ミラしゃん。」
「貴方。戦闘中の会話。忘れたわけじゃないでしょうね。」
ゴゴゴ・・・
まるで地響きでも起ってそうな迫力で迫るミラ
その迫力に一気に眠気が吹き飛んだのかひなたは背筋を伸ばして
「モ・・・モチノロンデスヨミラサン。アハ・・・アハハハ・・・」
年下に攻められ冷や汗を垂らす情けないひなたの姿がそこにあった。
「では、明日の朝までに封印式が撃てる様に調整して置いて下さいな。」
ギアデバイスを手渡し去ろうとして
「戦闘中は言い過ぎましたわ。ちゃんと調整出来ていたらお仕置きは無しにして上げますから、しっかりなさってください。お姉ちゃん。」
顔を赤くして普段言わない台詞を吐き出して逃げるように去っていくミラ。
その姿を見ひなたは。
(萌え!ミラちゃんかあいいー♪萌ぇ~)
俄然やる気を出し作業に取り掛かった。ミラの作戦とも気付かずに。
・・・・・・・・
リビングに入ったミラを待っていたのは緊張した様子のなのはとユーノだった。緊張の理由はそれぞれ違ったが。
「お待たせ二人とも。なのは、家に連絡入れまして?さて明日からの事なんだけど。」
「はい「あの!」」
「何かしら?」
明日からの事を切り出した矢先にユーノが待ったを掛けた。
「あの、やっぱり僕一人で・・・」
「却下なの!(ですわ)」
「大体。一人で処理しようとして最初の一匹目でぶっ倒されてたらお話になりませんわよ」
「うぐッ」
痛いところを衝かれユーノは沈黙せざるおえなかった。
「とりあえず。今日はもう遅いですし、明日の昼、念話通信にて話し合いましょうか。よろしいですわね。レイン、客間に案内して上げて。」
「かしこまりました。どうぞこちらに。」
「ユーノ、ジュエルシードを明日ここの保管庫に移しますわ。準備してらして。では、おやすみなさい。」
そして、それぞれの就寝していった・・・ただ一人を除いて。
「よーし。やったるわぁーミラの為にやぁぁぁってやるわぁー!!!」
・・・・・・・・・
一気に日付が飛んで日曜日
ジュエルシードが飛散した翌日より収集を開始した一行。
最初こそひなたの情報網により一気に集まったが頭打ちの状態になっていた。その日までに集めた数最初の3個合わせた7個。学校や神社などに落ちていてその場その場でいろんな物に憑いて発動していて実に厄介だった。
連日の探索に疲れを見せていたなのはを気遣い今日の探索を取りやめ休息当てる事になった。
ミラはレインを伴いなのはたちに誘われた喫茶翠屋の主催するサッカーチーム翠屋JFCの試合を見に来ていた。
日傘をレインに持ってもらい試合観戦より土手での昼寝になっている。
「平和ですわねぇ・・・」
「そうですねぇ・・・」
今もどこかでジュエルシードが発動していないとも言い切れないがつかの間の休息だった。
試合が終わり結果は翠屋JFCの勝利で終わったが。相手チームの選手と翠屋JFCの選手が隅で言い争いしているのがちらりと見え
「な・・・なぜだ!俺はキャプテン翼の日向小次郎の能力を貰った転生者だぞ。なんでモブのチームに負けにゃ成らんのだ!」
「それは、俺がその翼の能力者だからだ、俺はこのままプロへと駆け上る!」
なんて、台詞が聞えてきた。
その台詞にミラはもう一度呟いていた。
「平和ですわ~・・・」
っと
その後、翠屋でお茶を楽しみつつ今日の予定を確認していた
隣では、アリサとすずかとなのはがユーノを囲んでまじまじと見ている。
「それにしても、この子改めてみるとフェレットと違わない?」
「そういえばそうかな。動物病院の院長先生もちょっと変わった子だねって言ってたし。」
「まぁえっと、ちょっと変わったフェレットって事で。ユーノ君お手。」
「キュ」
フェレットじゃないっと言われ焦ったなのははユーノにお手をさせ場を誤魔化した。
「ユーノは賢いねぇ、えらいえらい。」
「えらい、えらい。」
場を誤魔化したはいいがそのまま揉みくちゃにされるユーノ
『ゴメンね。ユーノ君ゴメンね・・・』
『だ・・・大丈夫、大丈夫・・・・』
その時お店のドアが開き選手達が出てきた。なのはの父で店長の高町士郎が今後の試合も今日の調子で頑張ろうっと激励し解散していった。
なのはは何かに気付いたように顔を上げたが気のせいだと思い顔をテーブルに戻した。
そのなのは達のテーブルの前を翠屋JFCの選手でキーパーの子がゆっくりと通り過ぎその後を女の子・多分彼女なのだろう・が追いかけ仲睦まじく歩いていった。
『なのは?ああいうのがタイプなの?』
っとミラはからかいの念話を送る
『そ、そんなんじゃないです。ジュエルシードを持っていた気がしたので・・・目で追っただけですよー』
「面白かたぁー。なのは。はい。」
アリサから手渡されたのは揉まれて目を廻したユーノだった・・・
『気になりますけど、私、家で経営会議がありますからこれで失礼しますね。』
「さて、私はそろそろ帰らせて頂きますわ。用事がありますので。では、ごきげんよう。」
そういって皆より先に帰路についたミラだった。
・・・・・・・
ミラの家の情報処理室にて会社の経営会議が通信にて行われようとしていた。だか、ミラの両親はすでに亡くなっている・・・誰が会議に出ているか。それはミラ本人である。ミラはクリムゾン家の末席の分家筋なのだが当主の資質である血統能力と魔力変換資質、そして何よりロストロギアのデバイス【フェニクスの翼】を正常稼動させられる事により次期当主に祭り上げられたのだ。そして会議に出席して経営を学ぶようにと親族からきつく言われているのだった。
デバイス【フェニクスの翼】クリムゾン家が保有するロストロギアで真っ赤で燃える様な炎の翼の形をしたデバイスである。起動すると体を包み込むかの様に大きく広がり自在に動かせ飛行魔法未使用でも空を飛行できる。
翼自体に炎熱の魔力変換機能が備わっている。物理・魔力攻撃も翼でガード無力化できる無敵のデバイスであるが欠点が一つ。
それは起動し稼動している時、常に3000℃もの高温を発するので稼動には細心の注意と管理局とクリムゾン家さらに聖王教会の三つの許可を必要とするのでおいそれとは使えない代物である。攻撃能力は物が物だけに正確な計測や使用記録が無いので未知数である。
閑話休題
「さて、今日は会議では何てこき下ろされるのやら・・・憂鬱ですわ。」
「仕方ありません、まだ、10の子供なのですから。」
毎度、この会議でミラはボロクソに貶されていた。
理由は簡単。唯でさえ管理外世界での経営は殆んど管理世界で主に活動しているグループに対する利益は少ないので敬遠されており、分家の出であり、尚且つミラの知識と喋り方が年に似合わずシッカリしているので腹が立つのだそうだ。
「次元通信きました、接続します。」
ひなたの報告が入り接続された。
『久しぶりだな。ミラ、元気しとったか?』
「はい。伯父様様。お久しぶりですわ。伯父様もお変わり無い様で」
本家の現当主でミラの父親の兄が顔を綻ばせて挨拶してきたのを返すミラ
『今日もいろいろ言われるかも知れんが、我慢してくれ。』
「分かってますわ伯父様。でも、こうお前は未熟者だから~みたいなの聞いてて会社経営の仕方みたいなの覚えれますの?」
『まぁそうだな、だがすまんが通過儀礼だと思ってくれ。』
叔父はミラの味方だ。自分の弟の子だからなのか自分の子が出来ないからなのかは不明だがミラに優しく接してくれる。
その叔父が顔を引き締め当主の顔になり、会議の開始宣言をしようって所で、それは唐突に来た。ジュエルシードの発動した感覚が一気に体を駆け抜けた。
「叔父様。スイマセンが急用が出来ましたので退出させて頂きますわ。」
その言葉に、経営陣の顔に怒りがありありと浮かんだのは言うまでも無い
『何を考えておる!貴様は次期当主なのだぞ。この会議以上に大事な用などあるはず無かろう!』
『そうです。この会議は今後のクリムゾンの行方を左右する会議、それを何も聞かずに退席するとは、次期当主としての自覚なんじゃありませんこと?』
『貴様の為に次元通信まで送ってやっておるこの会議、コレにどれだけの費用が出ているか考えた事があるのか!』
次々出る悪態に、徐々に怒りがわいてくる
自分だってこの様な事態想定していなかった訳ない
いあ。途中退席したくてする訳じゃないっと口から出そうに成るが悪態が一時終息するまで耐えるしか無かった
『ミラ。理由を聞かせて貰えるかな?皆も10の子供に何をムキに成っている。もう少し寛容に慣れんのか。』
『し、しかし!』
『今は、ミラの言い訳を聞こうじゃないか。どうだね?ミラ』
当主の叔父の言葉で場が凪いだことを感じたミラは理由を説明し始めた
「はい、叔父様。理由をお話します。現在。私の住む第97管理外世界で王の回収及び破壊リクエスト品No.02 ジュエルシードがばら撒かれる事態が進行中です。その回収を現地の魔導士と共に進めているのですが、先ほど叔父様が開始宣言なさった直後にその発動を感知しました。その為、現地に被害を出さない様すぐさま回収に向かおうと思った次第です。」
『王のリクエスト品だと!聞いてないぞそんなものが、今更発見されたなんて報告聞いてない!』
『そうです。この会議に出たくない理由にリクエスト品を出すなんて何て恥知らずな!』
理由を説明したのにも係わらず端から嘘だと決め付けに掛かる大人たち。
ミラは
「そう言えば報告した覚えありませんでしたわ」
と、どこ吹く風だ。
『証拠を見せなさい!どうせ嘘なのだろう!』
「証拠は在りますわ。皆様、現物の色形は見たこと在りますわね?レイン、現物ここに。ひなた。観測データを開示して差し上げて。』
開示されたデータと現物により再び会議出席者の大人たちは沈黙した
「現在、21個中7個まで回収し、簡易封印にて我が家で保管中です。」
『分かった。回収に行ってきなさい。』
「ありがとうございます。では行ってまいります。ひなた。回線カットそれから現地の映像だして監視してくださいな。レイン行くわよ」
「「はい。」」
遅れた分を取り戻すべく急ぎ現地へとミラは飛んだのだった。
・・・・・・・・・
ミラが家を出た頃。なのははビルの屋上で今回のジュエルシードの被害を目の当たりにしていた。
ユーノ曰く人間が強い思いと共に発動させたのだろうという。
9歳の女の子の肩に言い知れない重圧が圧し掛かっていた。
それは、昼間に見たサッカーのキーパーの子が持っていたのを気のせいと即断した為だ。
そこへ。
「お。今日は木の日だったかー。いあぁーマジで範囲広いな。」
「間に合ったー。広範囲エリアサーチいっきマーッス」
「なのはちゃーん。俺が手伝ってあげるから問題ねーですよー」
もはやお馴染みになってきた場違いな転生者だった。
これまでに出現したジュエルシードの現場には必ず彼らが居り、なのはとミラが到着するのを待っていた事もあった。暴走しているジュエルシードを放置して。
なのはの彼らへの印象は最悪と言ってもいい。
「邪魔しないで!私の責任なの、私が見逃したから・・・こんな事に・・・私達で何とかするから邪魔しないで!」
流石の転生者たちもその言葉には驚いた様子で
「な。なのはちゃん。そんな事云わずに手伝わしてよ。」
「そ、そうだよ。そのために俺らここに居るんだし。」
「あ。見つけた。なのはたんあそこに在るよ。あそこ。」
それら全てを無視し魔力をレイジングハートへ込めるなのは。
「ユーノ君。如何すればいいかな?」
「えっと封印するには接近しないといけないからまずは元となる部分を探して。でもこれだけ広いとどうやって探していいか・・・」
『なのは?対象の木全てをエリアサーチで探査なさい。貴方なら出来るわ』
突如ミラの念話通信を捉え
「分かりました。やってみます。リリカル・・マジカル・・探して!災厄の根源を!」
ピンクの魔力が方々へ飛び散った。
「見つけた!レイジングハート。シューティングモードセット!行って!捕まえて。」
こうして、今回も多少被害が出たが無事封印する事が出来たが、なのはは納得出来ていなかった。
ユーノは慰めの言葉を掛けるがなのはには全く届いていなかった。
なのはは今回の事で精一杯じゃなく。自分に出来る全力で、ミラとユーノの協力者じゃなくて自身の意思で収集しようと壊れた町並みを見ながら硬く心に誓うのであった。