仮面ライダーW、今回の依頼は…。
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ー鳴海探偵事務所ー
亜希子「…え!? フィリップくん翔太郎くんが何の調査に言ったのか聞いてないの?」
あの事件依頼ほぼ引っ越し状態の事務所に所長の絶叫が響き渡る
叫ぶだけでなく俺の肩をガシッと掴みゆさゆさと大きく揺らした。
照井「落ち着け、所長。」
そう言い落ち着かせるように肩に手を置く
「フィリップが検索している最中に依頼が来て左が独断で動いたそうなんだ。知らないのも無理はない。」
亜希子「でも…。」
所長は納得のいかないどうすればいいのかわからないそんな顔を浮かべた
照井「それに、一番参ってるのはフィリップだろう。あいつは左が失踪する直前までドライバーで意識が繋がっていたんだからな。」
この街の顔。仮面ライダーWの一人、
左翔太郎が行方不明になってから早くも一ヶ月が
たっていた。
検索が終わり部屋から出てきたフィリップが不審に思…う事はなく、たまたま近場に寄った亜希子が俺に連絡した事で初めて事態が発覚。
すぐさま捜索願が出された。
しかし、未だに足取りは全く掴めない。
唯一とも言っていい証拠はフィリップがドライバーを通じて感じた風景。それををもとに現場を特定。
現場検証を行ったのだが…、そこには災害にあったのかと思われるほど無惨に破壊され尽くした工場であったであろうものが散乱していた。
警察も町の人間も総出で情報をかき集めているというのに…
照井「…どこにいるんだ! 左!!」
思わず俺は机に拳を叩きつけた
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同刻、リボルギャリー格納庫
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「翔太郎、君は知っているかい? モダン焼きという食べ物を!」
「あぁ!!もういい!」
降り頻る雨の中を走る、僕の記憶じゃない…これは、、、。
フィリップ「翔太郎!?」
自分の叫び声で目が覚める。
あの日のことをまた思い返していた。
僕が変身しなかった理由はアレもあるが、彼を翔太郎を信頼していだからだ。
そう考えていたわけではないが今更考えるまでもない…
フィリップ「相棒、だから。」
あの日から照井竜やあきちゃん、沢山の人の情報や話をもとに検索をかけた。全てがわかる星の本棚…すぐに見つかると確信していた。
だが、何もわからなかった。
誰かを追い詰めていた、というのは僕自身がよく知っている。
この身で感じたからだ。
問題はその後…、おそらく翔太郎は負けた、それも恐ろしい敵に。
そこまで考えて、思考を止める。
久しぶりだった「わからない」と思ったのは。
もしまたドーパントが出たのだとしたら僕は戦えるだろうか。
翔太郎、僕の相棒のいないこの町で、仮面ライダーWとして。
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???
?「Armed Plus Chip」
「その名に怯えるがいいさ、仮面ライダー。 お前には倒せない。」